2025.12.30 2025.12.30
本記事では、松の木の伐採について徹底解説します。
「管理が大変になってきた」
「伐採したほうがいいのか迷っている」
「松の木の伐採は自分でできる？」
と悩む方は多いでしょう。松の木は高木になりやすく、害虫もつきやすいため、古い家屋の庭じまいや管理の難しさ、枯れによる倒木リスクなど、放置できない事情を抱えるケースもあります。
この記事では、松の木の伐採を検討している方に向けて、松の木伐採の必要性から手順・注意点まで詳しく紹介します。費用相場や補助金の活用方法、安く抑えるコツまで触れているので、後悔しない伐採のためにぜひ参考にしてください。
| 作業内容 | 料金 |
|---|---|
| 低木（〜3m）（本） | 3,000円〜8,000円 |
| 中木（3〜5m）（本） | 8,000円〜15,000円 |
| 高木（5m以上）（本） | 15,000円〜29,999円 |
| 作業内容 | 料金 |
|---|---|
| 低木（〜3m）（本） | 4,000円〜10,000円 |
| 中木（3〜5m）（本） | 8,000円〜20,000円 |
| 高木（5m以上）（本） | 20,000円〜50,000円 |
| 作業内容 | 料金 |
|---|---|
| 小規模（直径10〜20cm）（本） | 5,000円〜10,000円 |
| 中規模（直径20〜40cm）（本） | 10,000円〜25,000円 |
| 大規模・深根（重機使用） | 25,000円〜50,000円 |
| 作業内容 | 料金 |
|---|---|
| 消毒サービス（本） | 5,000円〜 |
| 樹木への薬剤散布（毛虫・アブラムシ・ハチ等）（㎡） | 500円〜 |
| 作業内容 | 料金 |
|---|---|
| 植木・植栽管理（本） | 5,000円〜 |
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目次
松の木の伐採が必要なケース【古いおうち・庭じまいも該当】
松の木は日本庭園を象徴する存在ですが、成長とともに管理の負担や安全面の不安が大きくなります。
古いおうちの庭や庭じまいを検討している場合、これまで問題なかった松の木が、伐採を考えるべき対象になるでしょう。ここでは、松の木の伐採を検討すべき代表的なケースを解説します。
管理するのが難しい場合
松の木は剪定や害虫対策など、定期的な手入れが欠かせない樹木です。高く成長すると自分では枝に手が届かなくなり、作業そのものが危険になります。
高齢化や住環境の変化により「これまで通り管理できない」と感じ始めたタイミングは、伐採を検討する目安です。
無理に維持し続けるより、将来の負担を減らす判断も大切です。
枯れて倒木のリスクがある場合
害虫や病気、経年劣化によって松が枯れてしまうと、倒木の危険性が一気に高まります。枯れた松は内部から脆くなり、強風や台風の際に突然折れたり倒れる場合があります。
庭木であっても、倒れれば建物や車、人に被害が及ぶ恐れがあり放置は非常に危険です。枝が落ちやすくなったり、幹に異変が見られる場合は早めに伐採を検討しましょう。
松くい虫被害が発生している場合
松の木特有の問題が、松くい虫による被害です。
葉が赤茶色に変色し、幹の内部が弱っている状態はすでに回復が難しいサイン！
このまま放置すると、周囲の松へ被害が広がるケースもあります。被害が明らかな場合は景観を守るため、被害拡大を防ぐためにも早めの伐採と処理が必要です。
近隣に迷惑をかけている場合
成長した松の木は枝葉が広がりやすく、松ぼっくりや落ち葉が大量に落ちることがあります。それが隣家の敷地や道路に及ぶと、清掃の負担やトラブルの原因になりかねません。
さらに、枝が電線にかかる、根が地面や外構を持ち上げるケースもあります。
近隣から指摘を受けたり、迷惑をかけていると感じた場合は剪定だけで対応できるのか、それとも伐採が必要なのかを冷静に見極めましょう。
松の木の伐採に適した時期はいつ？
松の木を伐採する適切な時期は12月から3月です。冬場は松の生育が落ち着き、作業の安全性と効率の両面でメリットが多いためです。
害虫や蜂、毛虫などの活動もほとんど見られず、作業中のトラブルリスクもありません。また、寒さによって樹液や水分の動きが鈍くなるため、幹や枝が比較的扱いやすく切断時の負担も軽減されます。
業者に依頼する場合も、冬は比較的スケジュールに余裕があるため希望日に作業してもらいやすいです。
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松の木を自分で伐採する方法【必要道具・手順】
松の木は庭木の中でも成長が早く、高さや枝ぶりによっては危険を伴う作業になります。自分で伐採する場合は、準備から作業後の処理まで正しい流れを理解しておきましょう。
必要な道具、伐採手順、作業時の注意点について順に解説します。
必要道具
松の木の伐採は、作業に適した道具と身を守る装備から始めます。木の大きさや作業環境に応じて、以下の道具を準備しておきましょう。
- のこぎりまたはチェーンソー
- ヘルメット
- ゴーグル
- 防振・滑り止め付き手袋
- 安全靴
- ロープ
縁起を担ぐ方や、長年庭を守ってきた松に感謝を込めたい場合は、作業前にお清めしましょう。塩や清酒を用意し、伐採前に根元へ少量まいてから一礼することで気持ちの整理にもつながります。
伐採手順
伐採作業は以下の順番で進めましょう。
- 作業前に周囲の環境を確認し、足元の石や不要な枝を片付ける
- 木の傾きや風向きを見ながら倒す方向を決める（人や建物がないことを確認）
- 倒したい方向へロープを張り、引っ張って倒木方向をコントロール
- のこぎりやチェーンソーを使い、倒す方向側に受け口を作る
- 反対側から追い口を入れ、つるを残しながら慎重に切り進める
- 木が倒れ始めたら速やかに離れる
作業中は常に退避できる位置を意識し、無理に押したり引いたりしないことが大切です。
伐採時の注意点
松の木は松脂が多く刃が詰まりやすいため、道具の状態をこまめに確認しましょう。また、足場が不安定な場所や斜面での作業は転倒の危険が高くなります。
少しでも不安を感じた場合や、木が想像以上に大きいと感じた場合は途中で作業を中止し、業者へ依頼しましょう。
伐採後の処理方法
伐採が終わった後は、切り株や根をそのままにせず、抜根と処分までしなければいけません。
切り株を放置するとケガや新芽の発生、害虫の温床に！
伐採した幹や枝は自治体のルールに従って処分し、松くい虫の被害が疑われる場合は指定された方法で適切に対応しましょう。作業後に地面を整えると、庭の安全性と見た目も改善されます。
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伐採した庭木の処分費用はいくら？サイズ・本数別の料金相場を解説【お得な捨て方はどれ？】
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松の木の伐採を専門業者に依頼すべき理由
松の木の伐採を専門業者に依頼すべき理由は、安全性を確保するためです。現場の状況や松の傾き、周囲の障害物を踏まえたうえで、最適な伐採方法で進めてもらえます。
必要に応じてロープワークや高所作業、重機を使い分けるため、事故のリスクを最小限に抑えられます。
また、松特有の松脂や松くい虫被害への対応も、業者に任せればノーリスク。伐採後の抜根や処分まで一括で任せられる点も、手間を減らせる大きなメリットでしょう。
松の木の伐採費用相場【安く抑えるコツも】
松の木の伐採費用は、木の高さや太さだけでなく、作業場所の条件や依頼内容によって変動します。松の木は他の木に比べて伐採の難易度が高いため、費用も高額になりやすいです。
| 条件・木の高さ | 伐採費用の目安 |
|---|---|
| 高さ3m未満の庭木 | 3,000〜6,000円前後 |
| 高さ3〜5m程度 | 8,000〜15,000円前後 |
| 高さ5m以上 | 18,000〜22,000円前後 |
| 倒木・傾斜木（5m未満） | 10,000〜20,000円前後 |
| 狭小地・特殊伐採 | 20,000〜50,000円前後 |
| 重機を使う大木（10m以上） | 100,000円以上 |
上記はあくまで目安のため、正確な費用を知るには現地調査・見積もりを依頼してください。
続いて、抜根費用と安く依頼するコツを見ていきましょう。
抜根までする場合
松の木を伐採したあと、切り株を残さず撤去する場合は抜根費用が加算されます。
| 幹・根の太さ | 抜根費用の目安 |
|---|---|
| 30cm未満 | 3,000〜6,000円前後 |
| 30〜50cm未満 | 8,000〜20,000円前後 |
| 50〜80cm未満 | 25,000〜35,000円前後 |
| 80cm以上 | 要見積り（重機使用の可能性あり） |
見積もり時は処分費が含まれているか必ず確認しておきましょう。
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費用を安く抑えるコツ
「費用をできるだけ抑えたい」「安く依頼できる業者を探すコツが知りたい」とお考えの方は、以下4点を意識してみてください
- 松の木が大きくなる前に早めに伐採する
- 伐採のみか抜根まで依頼するか整理する
- 複数業者から見積もりを取り内容を比較する
- 補助金や助成金の対象になるか自治体に確認する
松の木の伐採は、判断を先延ばしにするほど費用が高くなりがちです。
安全面とコストの両方を考え、状況に合ったタイミングで計画的に進めましょう。
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松の木伐採に補助金・助成金が使える？
松の木伐採に補助金や助成金を支給している自治体があります。長野県安曇野市と秋田県由利本荘市の事例を見ていきましょう。
長野県安曇野市｜令和7年度 松くい虫被害防除対策事業補助金
長野県の安曇野市では、令和7年度に松くい虫被害防除対策事業補助金が実施されています。枯れた松の伐採や処分に対して費用の一部が補助される仕組みが用意されました。
枯死した松のみを伐採・処分する場合は費用の半額が補助対象となり、健全な松を含め伐採するケースでも一定割合の補助が受けられる内容です。
また、被害拡大を防ぐ目的にする樹幹注入薬剤の購入についても補助対象となっており、伐採以外の対策にも活用できる点が特徴です。
申請は事業計画書や実績報告書などの提出が必要で、受付期間や対象事業が年度ごとに異なります。
※参照元：安曇野市
秋田県由利本荘市｜松くい虫被害拡大防止事業費補助金
秋田県の由利本荘市では、松くい虫被害拡大防止事業費補助金が設けられています。
庭木などにある松が松くい虫被害によって枯れている場合、伐倒や処分にかかる費用の一部が補助され、上限額も比較的高く設定されています。
ただし、対象となるのは山林以外の土地に生えている松であること、松くい虫被害木であることを証明する必要があります。予算に達すると受付が終了するため、該当しそうな場合は早めに相談しましょう。
※参照元：由利本荘市
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木の伐採に補助金が出る？対象条件・申請手順・注意点をわかりやすく解説！
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松の木の伐採はプロに依頼するのが安全！じっくり業者探しを！
本記事では、松の木の伐採が必要になる理由、自力で作業するときのポイントや、業者へ依頼すべき状況まで解説しました。
松は高さや枝ぶりが大きいため、成長すると管理が難しくなり、倒木リスクや病害の不安も高まります。自分で対応するより、専門知識を持つプロに任せるのがもっとも安全です。
セーフリーでは、伐採・抜根に対応する業者を多数掲載しています！現地調査・見積もり無料、土日祝・即日対応の業者も豊富です。口コミや料金を確認しながら、条件に合う業者を簡単に比較できますよ。
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松の木の伐採に関するよくある質問
-
Q. 松の木はどんな場合に伐採が必要？
A.枯れや傾きが見られ倒木の危険がある場合、松くい虫被害で回復が見込めない場合は伐採を検討すべきです。枝や根が伸びすぎて近隣に迷惑をかけている場合も、早めの対応が安心につながります。
-
Q. 松の木の伐採は自分でもできる？
A.小さく周囲に障害物がない松であれば可能ですが、高さがある場合や斜面、建物・電線が近い環境は危険です。少しでも不安があれば専門業者に依頼しましょう。
-
Q. 松の木の伐採に補助金は使える？
A.自治体によっては、松くい虫被害対策や倒木防止を目的として、伐採や処分費用の一部を補助する制度があります。対象条件や受付期間は地域ごとに異なるため、市町村の公式情報を確認しましょう。
