トイレウォシュレット用のコンセントを増やすには?【増設する方法や費用を解説】

border

ウォシュレット用のトイレコンセントを増設する方法!【費用もチェック】

2024.07.08 2024.10.30

本記事では、トイレにコンセントを増設する方法をご紹介します。

  • 既存のコンセントに差し込み口を増設したい
  • 配線経路や消費電力がよくわからない
  • 自分でできる配線の取り方はある?

上記のようなニーズに向け、電気工事士の資格があればDIYできるコンセント増設方法や、注意点などを詳しくお伝えします。記事の後半では、工事業者の選び方や費用相場も解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。

ウォシュレットのコンセントがない場合は増設工事が必要

ウォシュレットのコンセント増設工事

既存のコンセントが無い場合は、増設工事が必要です。増設するための配線経路を決めましょう。

  • 配線経路を確認
  • 天井から配線できるケース

コンセントを付けたいトイレの状況をチェックしつつ、確認してください。

配線経路を確認

新しくトイレにコンセントを増設する場合、分電盤から専用の回路を増やします

分電盤は、安全に電気を提供するための装置。電線から配電盤に送られる電気を、さらに照明やコンセント、モータなどへ分け与える役割を持っています。しかし、古い団地やアパートなどは、分電盤から電源を確保するのが困難なケースが多いので、専門業者に相談してみましょう

分電盤から電源が取れなくても、天井に付いている照明から電源を確保できる可能性があるので、次の項を参考にしてください。

天井から配線できるケース

トイレの照明から電源を確保し、コンセントを増設する方法もあります。分電盤から電源が取れない場合は、照明部分から確保できないかチェックしてみましょう。

消費電力の大きいウォシュレットだと、この方法では電力が足りない場合もあります。照明配線の確認作業時は感電などの恐れもあるので、天井配線が適切か否かの判断は、電気工事に精通している専門業者に相談してください

トイレで増設すべきコンセントのタイプは?

トイレで増設すべきコンセントのタイプ

トイレで増設すべきコンセントのタイプは、主に以下の2種類があります。

  • 防水コンセント
  • アース付きコンセント

それぞれの特徴やメリットを解説します。

防水コンセント

防水コンセントは、トイレのような湿気が多い環境でも安全に使用できるコンセントです。防水カバー付きや密閉構造など、水滴や湿気からコンセントを守る役割があります。素材も耐久性の高い素材が使用されています。

湿度の高いトイレに防水コンセントを使用すると、感電やショートのリスクが軽減される点がメリット。また、ウォシュレット機能などの故障防止にもつながります。

アース付きコンセント

アース付きコンセントは、地面に電流を逃がすためのアース線が接続されています。電気製品を安全に使用するために不可欠な設備で、特に湿気や水気が多いトイレなどで使用されます。

感電防止やウォシュレット製品の保護など、多くのメリットがあります。設置が義務付けられており、火災保険適用時にもチェックされる設備部分のため、必ず電気工事業者に依頼してください。

トイレ(ウォシュレット)のコンセント増設方法

トイレ(ウォシュレット)のコンセント増設方法

実際のトイレコンセントの増設方法を解説していきます。

  • 既存のコンセントの差し口を増やす場合
  • 天井から配線を引っ張る場合

それぞれチェックしてみましょう。

トイレのコンセント増設工事は、電気工事士の資格を持っていることが条件です!

既存のコンセントの差し口を増やす場合

もともと付いているコンセントの差し口を増やす工事は、資格さえあれば比較的簡単に実施できます。

-必要なもの-

  • プラス/マイナスドライバー
  • 新しく付け替えるコンセント
  • コンセントカバー

-工事手順-

Step1:コンセントを取り外す

工事するコンセントのカバーを手で外して、表に出てきた枠に付いているネジをドライバーで外します。枠がはずれると、コンセントを取り外せます。

Step2:新しいコンセントに配線する

取り外したコンセントに接続されている配線を、新しいコンセントに接続しなおします。具体的には、白い配線を先に新しいコンセントに接続してから、黒いコンセントをつなぎ直します。

Step3:コンセントを元の場所に戻す

コンセントを元通り設置し、枠やカバーを取り付けて完了です。

天井から配線を引っ張る場合

天井の照明からウォシュレットの電源が取れる場合は、天井から配線をつなげてコンセントを増設します。

-必要なもの-

  • 延長コード
  • 分岐ソケット(コンセントと電気ソケットをつなぐための道具)

-工事手順-

Step1:天井の照明を取り外す

トイレの天井に付いている照明を、電気ソケットから取り外します。

Step2:電気ソケットに分岐ソケットを接続する

電気ソケットに、用意した分岐ソケットを接続します。この作業が、接続したい電化製品との橋渡しになります。

Step3:延長コードを接続する

分岐ソケットに延長コードの片方を、ウォシュレットなど接続したい電化製品にもう片方を接続すれば、電気が流れます。

トイレにコンセントを増設する際の注意点

トイレにコンセントを増設する際の注意点

トイレのコンセントを増設する時の注意点をお伝えします。

  • 資格が必要
  • ウォシュレット取り付け不可のトイレもある

重要な点なので、事前に必ず確認しましょう。

電気工事士資格が必要

トイレにかぎらず、コンセントを増設する際には、電気工事士の資格所持が必須条件無資格者が工事を実施するのは法律違反です。

工事中は電源元に直接触れる機会が多く、感電の恐れがあります。さらに、工事に何かしらの不備があると、火災などの事故につながるケースも起こりえます。

電気工事士資格のある専門業者は、接続したい電化製品の消費電力や電源元の選定など、さまざまな電化製品を、適切な判断で工事してくれます。日々安心してトイレを使用するためにも、場数を踏んでいる業者に依頼しましょう。

ウォシュレット取り付け不可のトイレもある

独立した便器・タンク・便座が組み合わさっている一般的な洋式トイレであれば、ウォシュレットの設置は可能です。一方で、設備上取り付けられない種類のトイレがあるので、以下の形状を事前にチェックしてください。

トイレの種類 ウォシュレット設置の可否
便器・タンク・便座が独立している洋式トイレ 設置可能
隅付タンク式腰掛トイレ 止水栓とタンクまでの距離が12cm以上なら可能
12cm以下なら、接続用分岐金具の購入が必要
40年以上前に設置されたトイレ 当時の仕様にはまらないケースが多い
個性的なデザイン、または海外製のトイレ ウォシュレットの形状がはまらないケースが多い

 

後付けが不可能なトイレは、便器ごと取り替えればウォシュレットを設置できます。コンセント増設とあわせて、トイレ交換を相談してみましょう。

トイレのコンセント増設を依頼する業者の選び方

トイレのコンセント増設を依頼できる業者

電気工事士資格が必須なトイレのコンセント増設は、信頼できる業者に依頼しましょう。

  • 電気工事の実績が豊富
  • 分かりやすい見積もりを出してくれる
  • 口コミ評価が高い

専門業者の選び方を、3つお伝えしていきます。

電気工事の実績が豊富

まず、電気工事の実績が豊富かどうかをチェックしましょう。特に、トイレのコンセント増設は湿気や水漏れのリスクがあるため、専門知識や資格、技術が必須です。実績豊富な業者は、あらゆるリスクに対する対策も熟知しており、安心してお任せできるでしょう。

公式ホームページで会社概要や施工事例を確認し、実績を判断しましょう

わかりやすい見積もりを出してくれる

素人にわかりやすい見積もりを作成してくれる業者を選ぶのも、重要なポイントです。

工事にかかる全体の費用を、細かく項目に分けて明記している見積もりが理想です。費用の内訳や必要な作業内容が理解しやすいでしょう。不明瞭な点を事前に確認しておけば、作業後に想定外の追加料金が発生するのも防げるはず。

複数の業者から見積もりをもらえば、本当に必要な工程を比較検討しやすくなります。

口コミ評価が高い

実際の利用者のリアルな声を反映した口コミも参考にしましょう。

評価の高さだけでなく、口コミ数の多さもあわせて比較してください。業者のサービス品質や対応の良し悪しに加え、トイレのコンセント増設工事の実績が多いかどうかも判断できます。

トイレのコンセント増設を業者に依頼する費用相場

トイレのコンセント増設を業者に依頼する費用相場

トイレのコンセント増設の費用相場を、以下の表にまとめました。

工事メニュー 工事内容 費用相場
差し口の増加 既存のコンセントに差し口のみ増加 10,000円程度
ボルト数の変更 既存のウォシュレットを
電力量の多いタイプに変更する
7,000円程度
コンセント増設 コンセント自体を増設 20,000円~50,000円

 

コンセントがない状態から新しく新設する方法か、既存コンセントの差込口やボルト数を変える方法かで価格が変動します。コンセントの有無にあわせて、業者に相談してみてください。

トイレ(ウォシュレット)のコンセントを増設したいなら

トイレにコンセントを増設する方法や注意点、工事費用などをご紹介しました。

電気工事は資格が必要であることに加え、トイレの状態によってはウォシュレットの取り付けができないケースもあります。判断基準に迷うなら、一度電気工事業者に見てもらうと良いでしょう。

業者探しは、簡単に検索ができるセーフリー

がおすすめ。各地域で営業している電気工事業者の概要や口コミが掲載されていて、ニーズに合う業者を探しやすいです。気になる業者が見つかったら、まずは問い合わせてみてください!

ウォシュレット用のトイレコンセントを増設する方法!【費用もチェック】のよくある質問

  • Q. ウォシュレットを使用するのにコンセントは必須ですか?

    A.

    トイレのウォシュレットはコンセントが必須です。ウォシュレットは、温水の供給や暖房機能、操作パネルなどに電力を使うため、電源の供給が不可欠です。

  • Q. ウォシュレットが増設できないトイレの形はありますか?

    A.

    古いモデルや、デザイン性を重視した特殊形状の便器は、ウォシュレットの取り付けが難しいでしょう。自分で判断が難しい場合は、専門業者に相談してください。

  • Q. 電気工事業者の探し方を教えてください。

    A.

    数ある電気工事業者からニーズにあった業者を選ぶには、複数の業者を比較検討すべきです。「セーフリー」では、業者ごとの実績や口コミをスムーズに比較できます。一括見積もりも依頼できるので、ぜひ活用してください。

信頼できるくの業者

探せる! 見つかる!

  • 近所の業者を
    探せる

  • 口コミから
    評価比較

  • 即対応可能な
    業者アリ

まずはカテゴリーを見る

コンセント工事の

地域からおすすめ業者を探す

北海道・東北 北海道 | 青森 | 秋田 | 岩手 | 宮城 | 山形 | 福島
首都圏 東京 | 神奈川 | 埼玉 | 千葉 | 茨城 | 栃木 | 群馬
北陸・甲信越 富山 | 石川 | 福井 | 新潟 | 山梨 | 長野
東海 愛知 | 岐阜 | 三重 | 静岡
近畿 大阪 | 兵庫 | 京都 | 滋賀 | 奈良 | 和歌山
中国・四国 広島 | 鳥取 | 島根 | 岡山 | 山口 | 徳島 | 香川 | 愛媛 | 高知
九州・沖縄 福岡 | 佐賀 | 長崎 | 熊本 | 大分 | 宮崎 | 鹿児島 | 沖縄