2024.10.22 2024.10.22
本記事では、耕運機の買取相場について詳しく解説します。
畑を耕すうえで欠かせない存在の耕運機ですが、買い替えや規模の縮小で売却を検討している方もいらっしゃるでしょう。
耕運機は中古需要が高く、買取を強化している業者も多く存在します。具体的な買取相場に加えて、売却のコツや買取業者の選び方もお伝えしますので、お得に処分したい方はぜひ参考にしてください。
目次
耕運機の買取相場傾向は?
耕運機は、2万円前後で購入できるものから20万円以上するものまで、大きさや機能によって販売価格が幅広く設定されています。必然的に買取金額も差が開きますが、パワーのある耕運機やトップメーカーの人気モデルは、10万円以上で買取してもらえるケースも珍しくありません。
特に高価買取してもらいやすいのは、下記のメーカーです。
- クボタ
- イセキ
- ヤンマー
- ホンダ
- 三菱
上記のような人気メーカーの耕運機は、動作確認が取れるなら定価の3割前後が買取金額の目安となるでしょう。次の項で、具体的な買取相場を解説していきます。
耕運機の買取相場【メーカー別】
では、人気メーカー別の耕運機の買取相場を見ていきましょう。
- クボタ
- ヤンマー
- イセキ
- ホンダ
- マキタ
買取相場が高くなるメーカーは、やはり農耕具全般の製造に特化しているブランドが名を連ねます。
クボタ
知名度・売上実績ともに知られているクボタ。
ハードな作業に適用できる農機具を多数販売しているクボタは、耕運機のバリエーションも豊富。大型でパワフルなプロ仕様の耕運機に加えて、家庭で使えるミニ耕運機も販売しています。
モデル | 買取相場 |
---|---|
クボタTR6000 | 12万円程度 |
クボタTR9000 | 6万円程度 |
はじめての家庭菜園でどれを選んでいいか分からない方にも安心できる商品として、中古市場でも幅広く出回っています。
ヤンマー
エネルギー関連などにも幅広く活躍するヤンマーですが、なかでも農機具が占める割合は高く、主力事業のひとつ。
モデル | 買取相場 |
---|---|
ヤンマーYK450SK | 12万円程度 |
ヤンマーYA606 | 10万円程度 |
ヤンマーは、シンプルな操作性と故障のしにくさが特徴。初心者からプロまで、幅広い層から支持されており、買取価格も安定しています。
イセキ
ヤンマーと並ぶ国内シェアを獲得しているイセキ(井関農機)は、積極的に技術開発し続ける農機具メーカー。耕運機に目立つ機能はないものの、故障の少ない安定した性能に定評があります。
モデル | 買取相場 |
---|---|
イセキKCR657 | 7万円程度 |
イセキS5D | 2万5千円程度 |
家庭用から大型まで幅広く展開していますが、特にプロからの需要が多いと言えるでしょう。
ホンダ
自動車メーカーとして名高いホンダですが、農耕具や除雪機などの分野でも活躍しています。特に、車軸ローター式の耕運機は有名で、高値買取が狙えるでしょう。
モデル | 買取相場 |
---|---|
ホンダF220 | 3万円程度 |
ホンダFF300 | 7万円程度 |
寒冷地仕様の農耕具にも、安定した査定額がついています。
マキタ
総合電動工具メーカーのマキタは、充電式の家庭・業務用掃除機で有名ですね。農作業ではパワー不足が懸念される充電式にもかかわらず、エンジンに匹敵するほどのパワーが出せる耕運機が開発されています。
モデル | 買取相場 |
---|---|
マキタMKR0761R | 8万円程度 |
マキタMUR360D | 2万円程度 |
家電で使い慣れているメーカーで揃えたい方々にも手が出しやすい機種と言えるでしょう。
耕運機の買取相場【性能別】
耕運機の買取相場は、性能によっても変動します。プロ用、家庭用それぞれの性能をベースにチェックしていきましょう。
- 馬力の強いプロ用
- ミニ耕運機(家庭菜園用)
馬力の強いプロ用
農機具メーカーの中でも、特にクボタやイセキなどは、馬力が強く土の性質に左右されない安定した機能を搭載したモデルが多く販売されています。
その分定価は20万円以上するタイプも多いため、状態の良い中古品は需要が高いでしょう。10万円以上の高値買取が狙えますが、需要が限られます。査定に出すなら、農機具買取に注力している専門性の高い買取店を選ぶと、適正査定につながるはずです。
ミニ耕運機(家庭菜園用)
家庭菜園も人気の昨今は、一般家庭でも使いやすい小型の耕運機の需要も増えています。定価が10万円程度の型落ちモデルであれば、3万円前後の査定額になるでしょう。
クボタやイセキなど、高価買取が狙える人気メーカーで使用感が少ないモデルは、定価の6~7割程度まで高値が付くケースも少なくありません。
耕運機の買取相場に影響するポイント
耕運機の買取相場に影響するポイントを見ていきましょう。
- 製造年月
- ブランド
- 耕幅・馬力
- 適応アタッチメントの種類
上記4つを順に解説しますので、お持ちの耕運機と照らし合わせてみてください。
製造年月
耕運機などの農業機械の耐用年数は、平成20年度の税改正により、種類を問わず「一律7年」と定められました。これは、トラクターやコンバインなど、主要な農機具にも適用されています。
エアコンなどの家電と違い、新機能が続々と出る機具ではないものの、製造年月が10年以上経過するモデルは、買取額が下がる傾向にあります。
ブランド
クボタやイセキなど、耕運機などの農耕具全般を網羅しているブランドは、その名だけで安定した買取価格が付くでしょう。
本来は価格すらつかなくてもおかしくない、型番もわからず状態も古いホンダの耕運機に、3,000円という買取価格がついた例もあるので、ブランドバリューの影響力が一目瞭然ですね。
耕幅・馬力
耕幅(一列で耕せる土の幅)や馬力は、耕運機によってバリエーションがあります。
馬力が大きければ大きいほどパワーが強くなり、幅の広い耕運が可能になるだけでなく、硬い土や粘土質の土もしっかりと耕せます。定価も高いため買取価格も一定の水準が見込めますが、主にプロ向けの需要が多いでしょう。
適応アタッチメントの種類
耕運機に付属するアタッチメントの種類の多さも、買取査定に影響します。
- 土地の状況や広さに合わせた「耕運」
- 作物の生育に必須となる「整地」
- 作業効率が一気に上がる「うね立て・マルチ」
- 生育途中に重要な「中耕・培土」
- 自宅の庭や果樹園に便利な「除草」
その他にも、豪雪地帯に嬉しい除雪作業が可能なタイプなど、土地の特性に便利なアタッチメントがあると、地域によって査定額がUPするでしょう。
耕運機を買取相場以上で売却するコツ
耕運機をより高く買取してもらうためのコツを、5つご紹介します。
- 動作確認しておく
- アタッチメントを揃える
- 売却前に掃除する
- できるだけ早く売る
- 複数の買取業者で査定する
それぞれ解説していきますので、ぜひ参考にしてください。
動作確認しておく
しばらく使っていなかった耕運機を買取してもらう場合は、事前に動作確認しておきましょう。
倉庫にしまっているだけの耕運機は、見た目がキレイなままでも、気付かぬうちに動かなくなっているケースも。正常に動くか否かは買取価格に大きく影響します。
事前査定では数万円の買取価格だったものの、引取り時に動かないと買取価格が大幅に低下するので、事前に動かせる状態にメンテナンスしてから買取してもらいましょう。
アタッチメントを揃える
もし、アタッチメントが付属しているモデルは、全てのアタッチメントを揃えて査定に出しましょう。アタッチメントのバリエーションの多さは、そのまま買取金額に比例すると言えます。
売却前に掃除する
見た目の印象も、もちろん良いに越したことはありません。耕運機のような農耕具は、日々のメンテナンスや保管状況が買取相場に大きく影響します。
最低限のケアとして、目に見える土やほこりは落としておくのが得策です。油を差したりさび取りしたりすると、買取価格が上がるケースもありますよ。
できるだけ早く売る
耕運機は、頻繁に新モデルが発売されるわけではありませんが、マイナーチェンジは定期的に実施されます。大幅なモデルチェンジの予告もないため、タイミングが悪いと買取価格が下がってしまう場合も少なくありません。
時期を図りづらいアイテムではありますが、古くなればなるほど買取価格が下がるのは事実。買取を検討している時期こそが最も買取価格の高い時期だと考え、できるだけ早く買い取ってもらうのをおすすめします。
複数の買取業者で査定する
耕運機をはじめとした農耕具は、買取の得手不得手が分かれるジャンルです。ある業者では買取してもらえないモデルでも、ほかの業者なら買取対象となるケースも多く見られます。
耕運機を適正相場で買取してくれる業者の選び方
最後に、耕運機の買取を依頼する業者の選び方をお伝えします。
- 農機具の買取実績が多い
- 引取に対応しているか
- 手数料の有無を比較
農機具の買取実績が多い
買取業者を選ぶ際の大きなポイントとして、必ず農耕具の買取実績が多い店舗を選びましょう。
農機具のようなマイノリティーな分野は、農機具一つひとつに関する知識が必須であり、買取実績数のような明確な経験値が適正査定に直結する、と言っても過言ではありません。
プロ用の耕運機買取に特化していたり、一般家庭でも使える小型耕運機まで幅広く扱っていたり、業者によって強化アイテムが異なるので、手放したい耕運機の機種の買取実績をベースに選ぶのもおすすめです。
引取に対応しているか
買取方法は大きく分けると店頭・宅配・出張の3つに分けられます。それぞれにメリット・デメリットがありますが、例えば、大型の耕運機は物理的に宅配買取は不可能ですよね。近くに適切な買取業者がない場合は、店頭持ち込みも現実的ではありません。
出張買取や引取サービスを提供している店舗など、売却する商品や環境に合った買取方法に対応している業者をあらかじめ選択条件に入れましょう。
手数料の有無を比較
手数料も、買取業者によって幅があります。主に以下のような項目が一般的です。
- 見積もり料金
- 出張料金
- 引取料金
- 振込手数料 など
上記の手数料は、業者によって無料で対応してくれるケースもあるので、事前にチェックすると良いでしょう。ただし、手数料がかからない代わりに、査定額が極端に低い業者も存在するので、必ず相見積もりで比較してみてくださいね。
耕運機の買取相場はセーフリーで比較検討しよう
耕運機の買取相場や売却のコツなどをご紹介しました。
家庭菜園する方も増えてきた昨今では、中古耕運機の需要も高まっています。不要になった耕運機は、早めに買取業者に査定してもらうのが得策です。
セーフリーは、全国の買取業者を多数掲載しています。農耕具の買取実績が多い店舗や口コミなどを比較検討できるので、絞り込み検索でニーズにあった買取店を探してみましょう!
耕運機の買取相場を徹底解説!高値売却のコツや業者の選び方ものよくある質問
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Q. 古い耕運機でも買取してもらえますか?
A.はい、古い耕運機でも動作確認ができれば買取してもらえる可能性が高いでしょう。特に、人気メーカーのタイプなら、相場より高値が付くので、まずは査定に出してみてください。
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Q. 家庭用の小さい耕運機でも買取してもらえますか?
A.はい、家庭菜園用のミニ耕運機は、昨今需要が増えてきているので、買取強化している業者も多く見受けられます。。人気ブランドや比較的新しいモデルの売却を検討しているなら、早めに買取してもらうのをおすすめします。
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Q. 耕運機を査定に出すには、自力で持ち込まないとダメでしょうか?
A.買取業者の中には、引取サービスや出張買取を実施している店舗も多数存在します。大型耕運機の査定や運搬手段に悩まれる場合には、そのようなサービスを提供している業者を選びましょう。
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