外壁塗装の契約書に関する注意点!チェックするべき記載事項を解説

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外壁塗装の契約書に関する注意点!チェックするべき記載事項を解説

2024.12.02 2024.12.02

外壁塗装の契約書に関する注意点をご紹介します。

外壁塗装を依頼する際に業者との間で交わす契約書ですが、これはとても大切なものです。トラブルが生じやすい外壁塗装を成功させるカギと言っても過言ではありません。

この記事では、外壁塗装の契約書に関する注意点、またチェックするべき記載事項を解説します。

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外壁塗装での工事請負契約書を確認するポイント

外壁塗装での工事請負契約書を確認するポイント

外壁塗装での工事請負契約書を確認するポイントをご紹介します。

外壁塗装の契約時には幾つかの書類を揃える必要がありますが、特に大切なのは「工事請負契約書」です。以下のポイントが確認すべき点です。

あらかじめ決められた内容が記載されますが、特にチェックすべき内容を詳しく解説します。

工事内容の記載

工事請負契約書には工事内容が記載されています。

外壁塗装の回数や塗料の製品名、量、どのような工程があるのかなど詳しく書かれています。予定していた工程がすべて含まれているか、塗料の種類に間違いはないかなど細かく見てください。

総額と見積書の金額相違

詳しい金額の内訳は請負代金内訳書が別にありますが、工事請負契約書にも総額が記載されています。

契約時に費用金額が記されている書類は、この請負契約書と請負代金内訳書、そして見積書です。全ての書類の金額に相違がないか比較して確認してください。

少しでも違いがあれば、必ず業者や担当者に確認するのが最善です。業者側が記載を間違えた場合もありますし、見積もり後からなにか変更されている場合もあります。

工期に関する記載

工期に関する記載に関してもよく確認する必要があります。

具体的には塗装工事の開始日と完了日ですが、きちんとした日付の記載がなければ、たとえ工期の遅れがあっても施主は問題に気づけません。

外壁塗装の一般的な工期は2週間程度ですが、天候やその他の予測不可能な事態によって工期が長引く可能性もあります。そのような時の対応や契約がどうなっているかもチェックしてください。

損害を受けた場合の補償

外壁塗装に関する補償は、一般的に「製品保証」と「工事保証」の2つがあります。「製品保証」はメーカーが塗料の不良に対して払うもの、「工事保証」は施工の不備に関して支払われます。

特に注意したいのは、施工不良によって塗装のやり直しが生じた場合、どの程度まで業者が補償してくれるかということ。

手厚い補償であれば、施工不良による工事のやり直し費用に加え、工事中の仮住まい費用なども保証してくれます。万が一のケースもありますので、補償の範囲や内容はきちんと確認しましょう。

工事の支払い時期

外壁塗装工事で一番トラブルになりやすいのは支払い問題ですので、支払いに関しての記載には特に注意してください。

外壁塗装の支払い時期に関しては、業者によって多少の違いがあります。施工前に半分の代金を払い、施工後に残りの支払いをするケースもありますし、施工後に全額払いをすることもあります。

施主にとって一番安全なのは施工後の全額払いですが、中には施工前に全額を要求してくる業者も存在します。もちろん違法ではありませんが、何かとトラブルに発展することがあるので要注意。

支払い時期が一番安心できる方法かどうか、事前のチェックをおすすめします。

工事全体の保証・保証期間

外壁塗装が終わったのちも、施主と塗装業者の関係は続きます。外壁塗装には定期的なメンテナンスや点検が必要だからです。

業者によって保証内容やアフターフォローは異なります。何年かに一度の点検を保証しているところもあれば、一年に一度メンテナンスを行ってくれる業者もあります。

思ったより早く劣化が見られたり、修繕が必要になった際にどう対応してくれるのか、詳細な記載がされているか確認してください。

業者の中には、「その都度相談」と記載して曖昧にするところもありますので要注意です。

外壁塗装の契約時に必要な書類の種類

外壁塗装の契約時に必要な書類の種類

外壁塗装の契約時に必要な書類の種類をご紹介します。

決して安価ではない外壁塗装工事は、正式な契約の際に内容をよく確認しなければなりません。そうしなければもしトラブルに発展した場合、迅速に解決できないからです。

以下に挙げる必要書類がきちんと揃っているか、必ずチェックしてください。

工事請負契約書

工事請負契約書とは、依頼者である施主と業者である施工主が見積もり後に取り交わす契約書を指します。双方の契約内容を証明する書類ですので、とても重要なものです。

この契約書に記載する内容は建設業法で定められているため、もし不備があれば違反となるほど重要なものです。内容はもちろん、不備がないか確認してからサインしてください。

請負契約約款

請負契約約款とは、工事請負契約書の内容をさらに詳しく記載したものです。

この中には、トラブルが発生した時の対処法やクーリングオフ制度、賠償責任に関する記載もあります。施主側の権利を守るための情報が多く記載されていますので、事前の確認は必須です。

外壁塗装工事には、足場の設置や解体、高圧洗浄の水の飛散や塗料の飛散など、トラブルの原因になりかねない状況が数多くあります。万が一の場合の責任所在を確認しておくことが大切でしょう。

見積書

通常、塗装業者は見積もり依頼を受けたのちに現地調査を行い、見積書を提出します。この見積書の費用金額や条件などを参考にして、依頼者は本格的に依頼するかどうかを決定します。

ただ正式に契約が決まった際には、契約時に他の書類と共にもう一度施主に提出し、双方で確認し合った後に契約に至る流れになるのです。

請負代金内訳書

請負代金内訳書は、外壁塗装にかかる全ての費用が記載された書類で、見積書の内容をより詳しく記しています。

正式な依頼前に受け取った事前見積もり書と相違がないか、必ずチェックしてください。金額が増えていたとしても減っていたとしても、その理由と何が変わったのかを確かめておきましょう。

また細かく費用の内訳が記されていない場合は、何にどれだけ使ったかの詳細を確認できないので、工程ごと、または作業ごとに細かく費用が記載されているか確認してください。

工事工程表

工事工程表とは、その名前の通り足場の設置から解体、引渡しまでの予定が工程ごと、こと細かに記載されているスケジュール表のようなものです。

いつどのような工事を行うのかが分かりますので、工程に合わせて自分のスケジュールや家の予定を柔軟に変更できるのが大きなメリット。契約時には抜けている工程がないが確認してください。

また施工が始まっても工程がスケジュール通りに進んでいないようなら、自身でチェックすることができます。

請求書

請求書は、施工主である塗装業者から家主にあてて発行される、工事代金の請求額を記載した書類です。工事後に発行されますが、支払いに必要な項目が掛かれているのが特徴。

請求書に記載されているのは、以下のような情報です。

  • 塗装業者の名前・住所・連絡先
  • 請求先の個人名もしくは企業名
  • 取引年月日・支払期日
  • 工事内容と塗料の単価、数量
  • 請求金額(税率ごとに分けて記載した金額)
  • 請求書番号
  • 振込先の銀行口座

請求書は、一般的には紙の形態が多いですが、エクセルやワードで作成したものや会計ソフトで発行する電子媒体のもなど、発行する業者によって異なる場合があります。

工事保証書

工事保証書とは、もし施工後にトラブルや不具合が生じた場合、無償で補修や再工事を保証する旨を書面に記載した書類です。

どんなに経験が豊富な職人が担当しても不具合が起きやすいのが外壁塗装ですので、保証の内容はしっかりと確認する必要があります。工事保証書には以下のような内容が含まれます。

  • 保証の期間
  • 保証の範囲や対象
  • 保証の条件
  • 保証できないケース(免責事項)

きちんと保証対応している優良業者は、保証書を必ず発行し、施主を安心させてくれます。逆に保証書を発行しない業者は、信頼に値しません。保証書がないなら契約は見送るべきです。

請負契約書が必要な理由

請負契約書が必要な理由

請負契約書が必要な理由についてご紹介します。

外壁塗装を行う前に必ず請負契約書を業者との間で交わしますが、これはとても大切なもので、双方が必要事項を確認し、合意したうえでサインしたもののみが有効となります。

外壁塗装において請負契約書がなければ、万が一業者との間に意見の相違やトラブルが生じた際に解決できず、契約を途中で破棄される可能性も生じるでしょう。

契約書を作成しないで施工に踏み切った場合、以下のようなトラブルが生じるかもしれません。

  • 施工の途中で業者が来なくなった
  • 見積もりの費用価格と施工後の請求額が異なる
  • 業者と連絡がつかない
  • 足場業者が見つからない

もしトラブルが起きたとしても契約書があれば、不当な費用を払う必要はなく、契約を解除することも可能です。契約書は自分の身を守るために必要な措置なのです。

業者との間で正式な契約を行えば、それは法的に効力がありますので、業者側には契約通りに工事を実行していく義務が発生し、施主側には費用を支払う義務が生じます。

外壁塗装における契約書には以下のような効力がありますので、念頭に置いておきましょう。

請負契約書の効力 概要
契約内容の確定 双方が共通の認識を持てる
共通事項を共有しやすい
トラブルの防止・抑制力 双方が合意したうえでの契約だと再認識できる
解決手段が記載されているので問題があっても解決がスムーズ
証拠残し・義務履行の促進 署名と捺印がある契約書は証拠書類となる
サインがある契約書は双方の義務履行を促進させる

契約書をきちんと確認して安全な外壁塗装を!

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外壁塗装の契約書に関する注意点をご紹介しました。

外壁塗装は大掛かりなリフォーム工事ですので、契約前には必ずチェックすべき記載事項があります。また請負契約書は絶対に必要な書類ですので、確認した後も大切に保管しましょう。

とはいえ、外壁塗装においてトラブルを避けるためには、やはり業者選びが一番の難関です。信頼できる業者に依頼したい時には、ぜひ「セーフリー」をご活用ください。

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