古い照明器具

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古い照明器具からLEDに交換する方法!蛍光灯だと大変?【電気代の差まで徹底解説】

2025.01.10 2025.01.10

 

「家の照明器具が古い!新しいものに替えたい!」と、LEDへの交換を検討している方も多い昨今。しかし、古い照明器具がどんな種類かによって、単にライトを変えれば済むわけではない場合もあります。

そこで本記事では、蛍光灯など照明器具の形状別に、LEDへの交換方法を具体的に解説します。記事中では、いま交換すべき理由や、変えた後の電気代の差から丁寧にご紹介します。まだ交換するか悩んでいる方も、ぜひ最後までご覧ください。

目次

古い照明器具をLEDに交換する3大メリット【蛍光灯なら特に効果大!】

LED

古い照明器具は、下記の理由からLEDへの交換を検討した方が良いです。

  • 長寿命で環境にもお財布にもやさしい
  • 電気料金が安くなる
  • 調光機能で居心地のいい空間を作れる

それぞれのメリットについて、以下で解説します。

長寿命で環境にもお財布にもやさしい

LED照明の寿命は蛍光灯の4倍以上で、1日10時間使用しても10年以上使い続けられます。LED照明が40,000~50,000時間の長寿命であるのに対し、蛍光灯は6,000~12,000時間しか持たないためです。

さらに、2027年末には蛍光灯の製造が終了することから、LED照明への切り替えは避けられません。環境負荷を減らし、交換頻度も少なくできるLED照明への更新は、今後の必然といえるでしょう。

電気料金が安くなる

LED照明への交換で、電気料金を年間で最大75%削減できます。LEDが蛍光灯と比べて消費電力を25%まで抑えられる高効率な光源だからです。

例えば、1日10時間使用の場合、蛍光灯の月額電気料金が1,000円なら、LEDでは250円程度まで下がり、年間で9,000円もの節約となります。

将来的な経済効果を考えると、LED照明への交換は賢い投資といえるでしょう。

調光機能で居心地のいい空間を作れる

LEDシーリングライトなら、明るさと色合いを自由に調整して理想的な空間を作れます。LEDならではの調光・調色機能により、生活シーンに合わせて光環境を細かく変更できるためです。

例えば、昼間の作業時は昼光色の明るい光で、夜のくつろぎ時は電球色の柔らかな光というように、時間や用途に応じた使い分けが可能です。

古い照明器具からLEDへ交換!まずチェックすべき2大ポイント【家のライトはどのタイプ?】

古い照明器具からLEDへ交換する際に、まずは下記の2つを確認しましょう。

  • 引っ掛けシーリング・ローゼットの有無
  • 蛍光灯照明か白熱灯照明か

蛍光灯で天井から直接コードが出ていたり、ペンダントライトや照明器具コードの天井根元が陶器製など直付けだったりする場合は業者へ相談してください。

以下では、蛍光灯の種類についてを詳しく解説します。

古い蛍光灯照明の種類

古い蛍光灯照明は、主に以下の3パターンあります。

  • 円形の天井シーリングライト(リビングや寝室などに多い)
  • 長い直管蛍光灯(玄関やオフィス、倉庫などに多い)
  • 和室用照明(天井吊り下げタイプ)

引っ掛けシーリングの有無については、カバーでわからない場合がありますので、下記を参考に確認してください。引っ掛けシーリングがある場合の、自力でのLED照明への交換方法については次の項目で解説していきます。

他のケースについては近くの業者への依頼が基本です。

古い照明器具の種類や
根元の状態
それぞれの
LEDへの交換方法
天井の円形蛍光灯シーリングライト 業者へ依頼
天井直付け・埋め込みの直管蛍光灯
壁付けの短い蛍光灯(玄関灯・浴室灯など)
天井吊り下げタイプの蛍光灯(和室用照明など) ・引っ掛けシーリングがあるが、ぶら下がり式で固定されていない
または、
・引っ掛けシーリングがない(天井から直接コードが垂れているケースや、陶器製の外せないタイプなど)
業者へ依頼して引っ掛けシーリングの固定or新設
・引っ掛けシーリングがあり、
かつ、天井に固定されている
引っ掛けシーリング対応のペンダントライト購入or安全な新しい引っ掛けシーリングへの交換

古い白熱灯照明の種類

古い白熱灯照明からのLED化の場合は、下記を参考にしてください。

今の照明 LEDへの交換方法
天井吊り下げタイプのペンダントライト白熱灯
(陶器製の外せないタイプor壁から直接コードが垂れているケース)
引っ掛けシーリングの設置工事
もしくはLED電球への交換のみ(非推奨)
古いシャンデリアなど古い照明器具が天井に直接ついている
天井から電球ソケットが出ている

 

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古い照明器具からLEDライトへの交換手順【引っ掛けシーリングがあるケース】

古い照明器具からLEDライトへの交換

古い照明器具からLEDライトへの交換手順は、下記の流れで進めます。

  1. 照明器具を取り外す前準備
  2. 照明カバーを取り外す
  3. 電源コードと照明器具本体を取り外す
  4. アダプタを取り外す
  5. 引っ掛けシーリングと天井の確認
  6. 取り付ける照明器具の再確認
  7. アダプタの取り付け
  8. 照明器具本体の取り付け

それぞれの工程について、以下で具体的に解説します。

1.照明器具を取り外す前準備

LED照明の交換作業は、必ずブレーカーを落としてください。感電事故を防ぐための安全対策です。

次に、脚立をしっかりとロックし、足元の障害物を片付けて、転倒リスクを排除します。

2.照明カバーを取り外す

古い照明器具の取り外しは、必ずカバーの取り外しから始めてください。カバーが本体の金具に固定されており、正しい手順で外さないと破損の危険があるためです。

一般的なカバーは反時計回りに回すことでロックが解除され、安全に取り外すことができます。

3.電源コードと照明器具本体を取り外す

古い照明器具の取り外しは、電源コードと本体を慎重に外す二段階の作業が必要です。これは重量物を安全に取り扱うための重要な手順であるためです。

まず電源コードの突起を押しながら引き抜き、次に本体を両手でしっかり支えたまま中央の赤いボタンを押して固定を解除します。

照明器具は数キロの重さがあるため、両手で支えながら慎重に降ろしましょう。

4.アダプタを取り外す

天井に残った照明器具用アダプターは、両側の赤いボタンを押しながら回転させることで簡単に取り外せます。アダプターを外すと、新しい照明器具を取り付けるための引っ掛けシーリングが現れます。

5.引っ掛けシーリングと天井の確認

照明器具の交換前に、引っ掛けシーリングのぐらつきチェックと天井周辺の清掃を行いましょう。安全な取り付けの確保と、新旧器具の大きさの違いによる天井の変色跡への対応が必要となるためです。

シーリングがカタカタする場合は固定を確認し、露出する天井部分の黒ずみは可能な範囲で清掃します。

6.取り付ける照明器具の再確認

LED照明器具の取り付け前には、本体に貼付された製造年と仕様シールの確認をしましょう。照明器具の推奨交換時期や取り付け方法が製品本体にも記載されており、安全な設置のための重要な情報源となります。

特に取り付け手順は取扱説明書と本体の両方で確認し、確実な施工を心がけましょう。

7.アダプタの取り付け

LED照明用アダプターは、引っ掛けシーリングの穴位置に合わせて回転させることで確実に固定できます。適切な位置合わせと回転による取り付けで、照明器具がしっかりと固定され、安全な設置が完了します。

8.照明器具本体の取り付け

新しいLED照明器具は、アダプターの空洞部分にぴったりとはめ込むだけで簡単に取り付けられます。ただし、脚立での作業となるため、軽量とはいえバランスを崩さないよう、両手でしっかり支えながら慎重に取り付けてください。

古い照明器具をLEDに交換する際の3つの注意事項

古い照明器具をLEDに交換

古い照明器具をLEDに交換する際には、下記3つの注意事項を覚えておきましょう。

  • LEDランプと照明器具の組合せが適切か
  • 照明器具メーカーの製品保証が適用外になる
  • LEDランプは永久に使えるわけではない

以下で、それぞれについて具体的に解説します。

LEDランプと照明器具の組合せが適切か

LEDランプは照明器具と適切に組み合わせないと性能を発揮できません。器具の形状や電圧が合わないと発光不良や故障の原因になるためです。

例えば、蛍光灯型LEDを使用する際、既存の器具に対応するタイプを選ばないと点灯しないケースがあります。器具の仕様を確認し、適切なLEDランプを選びましょう。

照明器具メーカーの製品保証が適用外になる

既存の照明器具にLEDランプを使用すると保証が無効になる可能性があります。メーカーは指定されたランプ以外の使用を保証の範囲外とする場合が多いためです。

例えばLEDに対応していない器具に取り付けた場合、故障しても修理費用が自己負担になります。交換前に保証条件を確認し、適切な選択をしましょう。

LEDランプは永久に使えるわけではない

LEDランプにも寿命があり、永続的に使えるわけではありません。LEDランプの寿命は点灯時間や使用環境によって異なり、通常2万~5万時間程度です。

また、埃や湿気が多い場所では寿命が短くなることがあります。

古い照明器具をLEDへ交換する際の費用相場【引っ掛けシーリング工事が必要なケース】

古い照明器具からLEDへの交換工事は、特に直管型蛍光灯の場合、必ず専門的な工事が必要で、1カ所あたり4,000~8,000円の費用がかかります。

内訳は以下のとおりです。

  • LEDランプ本体:1,000~3,000円
  • 安定器のバイパス工事や器具交換などの工事費用:3,000~5,000円

設置場所が10カ所の場合は総額4万~8万円となります。

さらに詳しく知りたい方はこちら

古い照明器具からLEDへの交換工事業者の選び方【4つのチェックポイント】

古い照明器具からLEDへの交換工事業者選びは、以下のポイントを確認しておきましょう。

  • 実績のある業者に依頼をする
  • 電気工事士の資格があるか確認する
  • 見積もり内容が明確であるか
  • 損害保険に加入しているか

それぞれの重要性について、詳しく解説します。

実績のある業者に依頼をする

照明器具交換は実績のある業者に依頼しましょう。実績豊富な業者はトラブル対応や効率的な作業に慣れているため、安心して任せられます。

例えば、施工事例を公開している業者は信頼性が高く、実際の工事内容を確認できます。業者の実績を調べ、安心できるサービスを選んでください。

電気工事士の資格があるか確認する

LED照明への交換工事は、必ず電気工事士の資格を持つ業者に依頼しましょう。LEDへの交換が専門的な電気工事を伴い、法律で資格保有者による施工が義務付けられているためです。

無資格者による工事は違法であり、事故やトラブルの原因となる危険性が高くなります。

見積もり内容が明確であるか

見積もりをとる際には、細かい内容が明確な業者を選びましょう。費用や工事内容が曖昧だと、後から追加料金を請求される可能性があります。

明細に「工事費・材料費・諸経費」などが具体的に記載されているかを確認してください。詳細な見積もりを提示する業者に依頼し、予算内で安心して工事を進めましょう。

損害保険に加入しているか

業者が損害保険に加入しているか確認することも大切です。工事中の事故や破損があった場合、保険未加入だと補償が受けられません。

例えば、照明器具や建物が破損した際に保険で補償がされるかどうかは大きな安心材料です。保険加入の有無を確認し、安全に工事を依頼しましょう。

古い照明器具のLED化はほぼ必須!安全に進めよう

今回、解説したように蛍光灯の製造は終了してしまいます。そのため、早い段階でLEDへ切り替えましょう。

セーフリーでは、電気工事に特化した業者を多数掲載しています。お近くの業者で検索できますので、ご家庭やオフィス周辺の業者に状況を説明して、まずは見積もりを取ってみてください。

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古い照明器具をLEDに交換する際のよくある質問

  • Q. 蛍光灯器具をLEDに変えても大丈夫ですか?

    A.

    蛍光灯器具をLEDに変えることは可能ですが、照明の形状や器具の点灯方式、組み合わせなどによって注意が必要です。

  • Q. 照明器具をLEDに交換する費用はいくらですか?

  • Q. LED電球のみ交換できますか?

    A.

    ほとんどの場合は問題ありませんが、念のため確認しておきましょう。

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