2025.01.29 2025.02.28
30坪の屋根塗装の費用相場をご紹介します。
一般的な広さと言われる30坪の屋根塗装の相場は、約30~60万円です。ただ屋根の状態や塗料などによって価格は大きく変動するため、予算を立てるためにも事前に把握しておきましょう。
この記事では、30坪の屋根塗装の費用相場に加え、価格を左右する要因を詳しく解説します。
目次
30坪の屋根塗装の費用相場は約30~60万!
30坪規模の屋根塗装にかかる費用は、一般的に30万〜60万円程度が相場です。ただこの価格帯は、選ぶ塗料の種類や屋根の状態、建物の構造などによって大きく変動します。
たとえば、使用する塗料のグレードが高ければ高いほど耐久性が増し、結果としては長期的なコストパフォーマンスは良くなりますが、初期費用は高くなる傾向に。
また屋根の塗装工事は高所作業なので、安全性確保のための足場設置が必要です。特に2階建てや3階建ての建物では、足場代も費用全体に影響を与えます。
さらに塗装業者の人件費や追加作業の有無も、最終的な見積額に反映されるため、あらかじめ予算に余裕を持つことが重要でしょう。事前に現地調査を行ってもらい、詳細な見積もりを取得してください。
30坪の屋根塗装費用を左右する要因
30坪の屋根塗装費用を左右する要因についてご紹介します。
屋根塗装の費用は、様々な要因が絡んで大きく変動するものです。少し意識するだけで金額が変わってきますので、費用を左右する要因を把握しておくだけで予算を大幅に減らすことも可能です。
以下に主な要因を詳しく解説していきます。
塗料
屋根塗装の費用を大きく左右するのは、やはり塗料の選択です。
屋根塗装において塗料は費用の2割〜3割を占める重要な要素と言われています。選ぶ塗料の種類によって単価や耐用年数が異なり、それがトータルコストに影響するため、慎重な選択が必要です。
塗料の種類 | 耐用年数 | ㎡単価の目安 |
---|---|---|
ウレタン系塗料 | 約8~10年 | 約1,800~2,500円 |
シリコン系塗料 | 約10~15年 | 約2,000~3,500円 |
フッ素系塗料 | 約15~20年 | 約3,000~4,500円 |
無機系塗料 | 約20~25年 | 約4,000~5,500円 |
扱いやすいとされているウレタン塗料は、価格が手頃で扱いやすい反面、耐用年数が短めなのが特徴。一方、無機塗料は耐用年数が長くメンテナンス頻度を減らせるため、長期的に見ると経済的でしょう。
選ぶ塗料によって、工事後の維持費や耐久性が大きく異なるため、慎重に検討してください。
屋根材
塗装を検討している屋根の材質も、塗装費用を大きく左右する要因になります。一般的によく採用されている主要な屋根材ごとの費用相場を、以下の表に示していますので比較してください。
屋根材の種類 | ㎡単価の目安 |
---|---|
スレート屋根材 | 約2,000~2,500円 |
トタン屋根材 | 約1,800~2,200円 |
ガルバリウム鋼板屋根材 | 約2,000~3,000円 |
瓦屋根材 | 約3,000~4,000円 |
スレート屋根は日本の一般的な住宅に多く採用されており、比較的塗装費用が抑えられる材質です。一方、瓦屋根は重厚感があり耐久性も高いですが、塗装費用は他のものより高額になりがち。
扱いが難しかったり、塗装に時間が掛かるなどの理由で、屋根材によっては費用も期間も他のものより必要になる場合もあります。
採用している屋根材の特徴を把握した上で適切な塗料を選ぶなら、費用を抑えることが可能でしょう。
人件費
屋根塗装の際の人件費も、工事費用全体の3割程度を占める重要な項目となります。
塗装を行う作業員の数や工事の複雑さによって増減するものですが、高圧洗浄や下地処理の丁寧さも人件費に影響します。
ですが人件費を削減しようとすると、そのぶん職人の数も減り、作業の質が落ちる可能性も然り。少ない人数ながらも質の高い作業を提供してくれる業者を選ぶことが、長期的な満足度に直結します。
足場代
高所の作業となる屋根塗装では、必ず足場の設置が必要となります。特に足場代は、建物の高さや周囲の環境によって異なり、費用全体の2割程度を占めると言われています。
屋根塗装における足場の平米単価は約800〜1,200円が相場ですが、高層住宅や傾斜地に建つ家では足場設置の難易度が増し、費用が高くなる傾向があるでしょう。
とはいえ省くことのできない費用ですので、安全面のリスクを負わないためにも無理に削減することは避けてください。
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屋根塗装の費用が相場より高額になるパターン
屋根塗装の費用が相場より高額になるパターンについてご紹介します。
一般的な屋根塗装には費用の相場が決まっていますが、場合によっては費用が相場を超えてしまうことも。様々な理由が関係しますので、自身のケースに当てはまるかどうか検討してみてください。
大掛かりな補修が必要な場合
もし大掛かりな補修が必要な屋根を塗装したい場合は、費用が相場価格を超える可能性があります。
屋根材の劣化が進んでいる場合、部分的な補修では済まず、全面的な葺き替えが必要になるケースがあります。この場合、たとえ30坪程度の屋根だったとしても費用が100万円以上に達することも。
大掛かりな補修が必要な場合、まず塗装よりも補修が先に行われますので、塗装は後回しになります。屋根の状態を専門家によく調査してもらい、補修が必要がどうか見てもらいましょう。
特殊な塗料を使用する場合
一般的な塗料ではなく、特殊な塗料を使用する場合も費用が高額になりがちです。
特に遮熱や断熱効果が高い特殊塗料は一般的な塗料よりも高価です。もちろん塗料による継続的な効果は期待できるものの、初期費用がかさむのは事実。
たとえば夏場の冷房費を削減したい家庭なら、遮熱塗料の導入を検討する価値がありますが、塗装時に高額な費用が必要になりますので、予算を事前に組んでおくべきです。
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塗装が難しい形状の屋根の場合
塗装が難しい特殊な形状の屋根の場合、費用がかさみがちです。
凹凸が多い屋根や傾斜の急な屋根では、安全面のため作業員の数も増えますし、作業工程が増えるため費用が高くなります。
また複雑な形状の屋根は、塗料の無駄が出やすい点もコスト増加の要因となり得るようです。
屋根のサイズが大きい場合
屋根のサイズが大きい場合も、費用が相場を超える可能性があります。
屋根の面積が広がれば広がるほど、費用が上がるのは当然の事です。必要な塗料や作業時間が割増しになりますし、設置する足場の数も増加します。そのため費用も比例して上昇するでしょう。
もちろん塗装前の見積もりで、業者が屋根の正確な面積を計算し価格を提示してくれますが、業者によって多少の違いもあるので、相見積もりで比較するのもおすすめです。
階数が高い場合
平屋や2階建ての家の屋根とは異なり、3階建て以上の階数が高い建物では塗装費用の相場を超える可能性があります。
階数が増えるぶん、足場設置費用や作業の難易度が増し、コストが上がるからです。高所作業が増えることで、リスク管理のための追加費用も発生し、相場内では収まらなくなるでしょう。
建物の立地条件が悪い場合
建物の立地条件も費用に直結します。
特に狭小地や傾斜地などの特殊な立地では、作業が難しくなるため追加費用が発生し、相場内の金額では収まらないでしょう。
また交通の便が悪かったり、駐車場がない場所では、業者の移動費や駐車場代が上乗せされる場合があり、作業以外の諸経費もかさんでいきます。
30坪の屋根塗装をお得にする方法
30坪の屋根塗装をお得にする方法についてご紹介します。
屋根塗装の費用は決して安くはありませんから、できるだけ節約したいと考える家主は多いものです。ここからは、屋根塗装の費用を抑えるための具体的な方法を解説していきます。
相見積もりを取る
塗装の着手する前に欠かせない準備として挙げられるのが、複数の業者に見積もりを依頼する「相見積もり」です。
それぞれの業者の見積もりを比較することで、相場金額や適正価格を把握し、よりコストパフォーマンスの良い業者を選ぶことが可能になります。
また、業者ごとのサービス内容や施工技術の違いを確認することもできるので、より質の高いサービスを提供してくれる選ぶことができ、自分の希望に沿った業者を見つけることができるのです。
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外壁塗装と同時に施工する
屋根塗装と外壁塗装を同時に依頼する方法もおすすめです。
屋根塗装をする時に一緒に外壁塗装もしてしまえば、足場代を別々に出す必要がなく、トータルで考えて費用を抑えられます。同時施工によるコスト削減の効果は大きいのです。
もちろん、外壁と屋根の塗装のタイミングが同じとは限りませんが、もし調整できるなら時期を合わせるように検討してみましょう。
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リフォーム支援制度を活用する
リフォーム支援制度を活用して費用を抑えることも可能です。
自治体によってはリフォームに関連した補助金や助成金を提供していることがあり、上手に活用することで、経済的な負担を軽減できます。
様々な助成金のカテゴリがありますが、特に遮熱塗料や断熱塗料を使用した場合に適用されるケースが多いため、役所や関連機関で事前に確認すると良いでしょう。
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お得な屋根塗装業者は「セーフリー」で見つかる!
30坪の屋根塗装の費用相場についてご紹介しました。
30坪の屋根塗装の費用相場は一般的に約30万〜60万円ですが、塗料や屋根材、人件費、足場代などの要因が価格に影響を与えます。
できるだけ塗装費用を抑えるには、相見積もりの取得や補助金の活用などが効果的です。さらに外壁との同時施工や適切な業者選びによって、コストパフォーマンスを最大限に高めることが可能でしょう。
ただ適切な業者選びと言っても、素人には優良の塗装業者を見つけることは簡単ではありません。ですから、信頼できる業者に依頼したい時にはぜひ「セーフリー」をご活用ください。
「セーフリー」には多数の屋根塗装業者が掲載されており、その中から業者を選んで比較検討し、自分にあった業者を見つけることが可能です!初めての業者探しでも安心。
屋根塗装を検討中の方は、ぜひご活用ください。
- 近隣に迷惑をかけたくない
- 屋根塗装の適切な時期が分からない
- できるだけ安く済ませたい
塗料などを相談できる業者がおすすめまずは屋根の事前調査から!
屋根塗装に関するよくある質問
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Q. 屋根塗装がしやすい時期はいつですか?
A.一番屋根塗装に向いているのは、塗装シーズンとも言われる春と秋です。気温や湿度も安定しているので、職人も作業しやすい時期でしょう。注意すべきなのは、雨が多くなる雨季や台風の季節、極寒の地域などでは塗料の乾き具合が落ちるので、天候は大きな問題です。
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Q. 高圧洗浄代を浮かしたいのですが、自分でしてもいいですか?
A.もちろんセルフでも可能ですが、推奨はされていません。塗装前に高圧洗浄をするのは、汚れを取って塗料の密着度を上げるためです。これには思った以上に技術が必要であり、綺麗に汚れを取らなければ洗浄の意味がありません。プロに任せることをおすすめします。
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Q. 塗装前に近所に挨拶に行ってもらえますか?
A.多くの塗装業者は、作業に入る前に近隣への挨拶回りを行います。家主と一緒に回る場合もありますが、業者だけで対応することもあります。不安な場合は、契約時に近隣への挨拶が必須であることを伝え、徹底してもらえるように依頼しておきましょう。