2025.02.04 2025.03.01
この記事では、犬のシャンプー時の耳の洗い方を紹介します。
犬の耳は非常にデリケートで、耳を洗うときは特に耳に水が浸入してしまうのを避けなければいけません。
そのため、身体のように直にシャワーを当てることができず洗うのが難しい部位です。
被毛に覆われている後頭部側は問題ありませんが、耳介と呼ばれる外に向いている側は細心の注意を払って洗う必要があります。
ここでは、さらにシャンプー時の耳の洗い方のコツや注意点なども解説していきます。
シャンプー中に耳を洗うのが難しいという方は、ぜひ参考にしてみてください。
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目次
犬のシャンプー耳の洗い方
早速、犬のシャンプー時の耳の洗い方を紹介します。
洗う手順は以下のようになります。
- 手やスポンジで耳を軽く濡らす
- 優しく指で揉み洗いする
- 泡とシャンプー液をすすぐ・拭う
- 柔らかいタオルで水分を拭き取る
- 乾かす
1.手やスポンジで耳を軽く濡らす
濡らした手や水気を含ませて絞ったスポンジで軽く耳を濡らします。
このとき、水滴が耳の穴に入らないように、できる限り水気を飛ばしておいてください。
軽く湿らせる程度にしておくのがベスト。
2.優しく指で揉み洗いする
手にシャンプー液を極少量、1〜2適ほどつけ、手のひらや指先を擦り合わせて泡立てます。
泡立てたら指先で愛犬の耳を優しくつまみ、泡とシャンプー液で皮脂や汚れを浮かすように指先で洗ってください。
料理に塩を振りかけるように、指でもみ込むように洗うのがポイントです。
犬の耳は皮膚が薄く弱いため、長く洗ってしまうと炎症を起こしてしまうことがあります。両耳合わせておよそ1分~2分程度で切り上げるのが理想です。
3.泡とシャンプー液をすすぐ・拭う
耳を揉み洗いした後は、泡とシャンプー液を洗い流します。
後頭部側の耳を洗い流す時は、水量を減らした弱めのシャワーや手酌したお湯で泡とシャンプー液をすすいでいきます。
耳の穴がある耳介側は、濡らして絞ったタオルやコットンなどで泡とシャンプー液を拭ってください。
4.柔らかいタオルで水分を拭き取る
犬のシャンプーの一連の中で耳を洗うことになるので、耳を部分的に洗う意外であればシャンプーが終わった段階で水気を拭きとることになるでしょう。
身体をタオルドライする過程で、擦らないように優しく水分を拭きとってください。
耳の穴がある耳介側は、水が残っていると耳のトラブルの原因になるので、人差し指にタオルをかぶせて指先で拭く、コットンなどで水分を吸わせるように拭くのがベストです。
5.乾かす
タオルドライした後は、ドライヤーで乾かしてください。
耳を乾かす際は、ドライヤーの風量を弱めに設定し、少し遠間から温風を当てるのがベスト。
音が大きく聞こえやすく嫌がる原因になるので、タオルドライをしっかりとおこない、ドライヤーにかける時間を抑えて短時間で終わらせるようにしましょう。
ドライヤーを嫌がる場合の対処法はこちらで詳しく解説しています。
さらに詳しく知りたい方はこちら
犬がドライヤーを嫌がるときの対処法!嫌がる理由や便利グッズも
2025.01.27 2025.03.01
犬のシャンプー耳の洗い方のコツ
つづいて犬のシャンプー時の耳の洗い方のコツを解説します。
シャンプー時に耳を洗うときは、耳に水が入らないよう細心の注意を払う必要があります。
耳に水が入らないようにするため、以下のようなポイントを押さえておこないましょう。
- 慣れないうちは指で撫でる程度にしておく
- 立ち耳の犬は耳を伏せて洗う
- たれ耳の犬種は耳を折り返す
慣れないうちは指で撫でる程度にしておく
シャンプー時の耳を洗うのに慣れないうちは、泡やシャンプー液で洗わずに、濡らした指で軽く撫でる程度にしておくのもありです。
水が滴るほど手が濡れていると耳に水が入ることがあるので、水気を切ってから指先で優しく撫でて皮脂や汚れを取ってあげましょう。
シャンプー以外の方法で耳を洗う
シャンプーの時だけ耳を洗う必要はありません。できないときは定期的に耳掃除をしてあげる事でも清潔に保つことができます。
全体的に耳や顔周りはシャンプーが難しいので、蒸したタオルで拭くなど、シャンプー以外の方法できれいにしてあげるのもおすすめです。
愛犬の耳掃除は、こちらの記事で詳しく解説しているのでぜひご覧ください。
さらに詳しく知りたい方はこちら
犬の耳掃除のやり方と頻度!注意すべきポイントと嫌がるときの対処法
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立ち耳の犬は耳を伏せて洗う
立ち耳の犬は手で伏せて洗うのがポイントです。
洗うときもすすぐときも、耳を伏せておくことで耳を伝って落ちる水滴が耳の穴に入るのを防ぐことができます。
少々洗いづらくなりますが、耳の穴に水が入った場合のケアを考えると非常に効果的です。
たれ耳の犬種は耳を折り返す
ダックスフンドなどの大きなたれ耳の犬種は、耳を頭頂部側に折り返すと耳介を洗いやすくなります。
裏返しになった耳介部分を、指の腹全体で優しく撫でながら汚れを落としてあげましょう。
ただし、耳の穴が露出してしまうので、水が入らないように注意。
また、垂れた状態で軽く握るように洗うのもおすすめです。水が耳に入るのを防ぎつつ満遍なく耳を洗うことができます。
愛犬の耳の形状に合わせてトライしてみてください。
犬シャンプーで耳を洗うときの注意点
続いて犬のシャンプーで耳を洗うときの注意点を紹介します。
耳をシャンプーするときは以下に注意して耳を洗ってあげましょう。
- 耳の中に水が入らないようにする
- ごしごし洗わない
- 擦るように拭かない
耳の中に水が入らないようにする
シャンプー時に耳を洗うときは、耳に水が入らないようにすることが最大の注意点です。
犬の耳は、人の耳と異なる構造をしており、水が一旦入ってしまうと外から水を排出するのが困難です。
耳の奥で残った水が腐ったり、水気で蒸れたりすると細菌が繁殖して、中耳炎などの耳のトラブルの原因になります。
難しいと感じるときは、思い切って耳をシャンプーしないことも選択の一つです。その場合は、シャンプーシートや耳掃除用のシートで拭くなどで対応しましょう。
ごしごし洗わない
耳は皮膚が薄くダメージを受けやすいため、汚れがなかなか落ちないからとゴシゴシ洗ってはいけません。
指の腹を使って泡とシャンプー液で皮脂汚れを浮かし、優しくマッサージするように洗ってあげましょう。
擦るように拭かない
シャンプー後にタオルドライするときは、耳を擦るように拭かないようにしましょう。
皮膚が薄いのもあり、洗濯後のパリパリに固くなったタオルで拭くと皮膚を傷めてしまいかねません。
できる限りフワフワで柔らかめのタオルで、耳の水分を拭きあげるようにしましょう。
犬の耳に水を入れないワケ
ここでは、犬の耳に水を入れないようにするワケについて解説します。
水が入った瞬間は何もありませんが後々、さまざまな耳トラブルを引き起こす可能性があります。
耳の構造水が排出しづらいから
犬の耳はとてもデリケートで、皮膚が薄く弱いうえに、中耳に達する耳道の構造が「L字」のようになっています。
そのため、一旦水が入ってしまうと排出しづらく、蒸れやすい耳の造りをしているのです。
多くは犬が自発的に体を震わせて、ブルブルすることで水を排出することができます。
しかし、わずかな水分が残って蒸れたり、水が腐ったりすればさまざまな耳トラブルにつながります。
対処にも多くの時間を取られることや愛犬の負担にもなるので、耳に水が入らないよう徹底してシャンプーをしてあげましょう。
耳の病気のリスクがあるから
耳に水が入ることでさまざまな耳の病気のリスクがあります。
耳に水が入ると、以下の箇所に炎症が起こる可能性があります。
- 外耳
- 中耳
- 内耳
耳のトラブルは、細菌による悪さで引き起こされるケースが多く、耳に残った水の腐敗や蒸れることで耳の環境バランスが崩れると細菌が繁殖しやすく炎症の原因になります。
特に内耳は、身体のバランスを保つ重要な器官です。
内耳炎になると、斜頸(頭の傾き)や一定方向にグルグル回る旋回行動、平衡感覚が失われ立てない、歩けないなどの症状が現れます。
愛犬の生活の大半を奪ってしまい、治療に多くの時間と労力、愛犬の負担になるので細心の注意を払って耳を洗うようにしましょう。
シャンプー時に耳に水が入った時の対処法
最後は、シャンプー時に耳に水が入った時の対処法を紹介します。
大前提として、自己判断で綿棒などで耳の中の水分を取るのはNGです。力加減もわからないので、耳道を傷つけてしまいかねません。
更なる耳トラブルを呼び込む可能性があるので注意してください。
様子を見る
耳のシャンプー後や乾かした後、一旦犬の様子を見ておきましょう。
耳に水が入ると犬は、不快感から自発的に体を震わせてブルブルして水を排出しようとします。
ブルブルしても、水が耳に残っている不快感があるときは、首を振ったり耳を前足で掻く動作をしたりすることがあります。
そういった行動が見られたら、ブルブルを促して耳周りに付着した水分を拭いてあげてください。犬がブルブルしない場合は、耳に息を吹きかけるとブルブルすることがあります。
それでも首を振る、耳を掻く動作があれば動物病院で診てもらうようにしましょう。
動物病院に連れていく
耳に水が入ってしまったら、動物病院で診てもらうのが最善策です。獣医師の指導を受けてから、耳の中の水分を取るようにしましょう。
決して、自己判断で耳の中の水分を取り除かないようにしてください。
耳も含めたトータルケアならサロンでプロに頼もう
犬のシャンプー中の耳の洗い方を紹介しました。
身体をシャンプーする過程で耳を洗うことになり、両耳だけに限れば数分でシャンプーし終わります。
しかし、耳を洗う過程で水が入って残ってしまうと、後々の耳トラブルに繋がるので、注意して洗う必要があります。
意識しすぎても良くありませんが、シャンプー中に耳を洗わないという選択もありです。
濡れタオルで耳を拭くだけ、別のタイミングで耳を掃除してあげるなど、シャンプー以外の方法で耳のケアも考えてみましょう。
また、もう一つの選択肢として、トリミングサロンでプロに頼む方法があります。
トリミングサロンでは、耳や顔周りなど洗うのが難しい部位、全身に渡ってのトータルケアをすることができます。
犬に対する豊富なグルーミング知識から、想像以上のケアを提供してくれること請け合いです。
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