2025.04.03 2025.04.03
外構工事の見積もり時のポイントをご紹介します。
外構工事の見積もり時には、施工内容や費用の内訳などを事前に把握しておくことで後悔しない施工が可能です。本記事では、見積もり時にチェックすべき点や費用、注意点を解説します。
この記事を読むことで、悪徳業者に引っかかる可能性を事前に回避でき、外構工事の依頼で損をしないコツについて学べます。外構工事の見積もりを取る際は、参考にしてください。
目次
外構工事の見積もり時にチェックすべき項目
外構工事の見積もり時にチェックすべき項目についてご紹介します。
業者が提示してくれた外構工事の見積もりを受け取ったら、まずは幾つかの項目を重点的にチェックしましょう。この部分で手を抜かなければ、後々業者とトラブルになる事態も防げます。
まず以下に挙げた項目を確認してください。
工事の範囲と内容
まず一番最初に確認すべきなのは、外構工事がどの範囲まで含まれているのかという点です。
たとえば、門扉・フェンス・アプローチ・駐車場・庭・照明など、希望した、もしくは依頼した箇所すべてが対象になっているかを明確にしましょう。抜けている箇所があればその場で担当者に伝えます。
口頭で伝える方法だけではなく、図面やイメージ図を元にして打ち合わせを進めると、双方の認識にズレが生じにくくなるので、おすすめ。
確認項目の中には、工事内容の細部事項も含まれます。同じ「アプローチの舗装」と言っても、使用する素材や面積によって費用は大きく変動するもの。
施工方法による差異もあるため、可能であれば見積もり時に施工事例を確認すると正確です。
材料費・人件費などの内訳
外構工事の見積書は、材料費と人件費を分けて記載しているのが理想的。材料費の中には、コンクリート、ブロック、タイルなどの単価や数量が明記されているはずです。
また人件費は、計算方法があっているかどうかの確認が必要です。日当制なのか、工程ごとの請負なのかによって人件費の計算方法は異なります。計算方法と内容が正確に記載されているか確認してください。
その他、通常は見落としやすい重機の使用費や搬入出費など、コスト全般がどのように組み込まれているか、分からない場合はしっかり説明を求めることが大切です。
追加費用の有無
追加費用の有無があるかどうかも、事前にきちんと確認しておきましょう。工事が始まってから追加工事を提案され、流されて許可しているうちに、思ってもいなかった金額に膨らんでいることも珍しくありません。
このような金銭トラブルを避けるためにも、あらかじめ「追加が発生しそうな箇所」があるかどうかを確認しておくことで、予算オーバーのリスクを軽減できます。
もし業者が「そのような箇所がない」と言い切ったのであれば、可能ならそのことを契約書に書いてもらうと安心です。後々トラブルを避けるためにも、口約束ではなく文面で確認しておくと安心です。
外構工事の見積もりを依頼する際の流れ
外構工事の見積もりを依頼する際の流れについてご紹介します。
外構工事を検討中の方は、業者を決める前にまず見積もりを取って、情報を比較検討する必要があります。以下のような手順で見積もりを依頼しましょう。
- 施工業者を選ぶ
- 見積もりを依頼する
- 業者と細かな打ち合わせをする
- 希望のデザインや予算を伝える
- 業者による現地調査
- 見積もりを提示してもらう
- 納得できれば契約
まずは信頼できる施工業者をインターネットの口コミやSNSなどで探し、具体的な見積もりを依頼します。その際は要望を伝えるだけでなく、可能な範囲で敷地の図面や写真を用意しておくとスムーズ。
見積もり前の打ち合わせでは、施工箇所や使いたい素材、理想のイメージを具体的に伝えることが肝心です。曖昧な指示では正確な見積もりが出にくく、予算に関わるのでなるべく詳細に伝えてください。
また施工の優先順位を明確にしておくと効果的。手を抜きたくない箇所と予算内である程度妥協できる箇所を提示しておきます。限られた費用内で最大限の仕上がりを実現するために欠かせない段階です。
その後、業者による現地調査をしてもらい、正式な見積もりが提示され、問題なければ契約に進むことになります。万が一に備えて、契約書はコピーを保管しておきましょう。
外構工事の見積もりをチェックする際の注意点
外構工事の見積もりをチェックする際の注意点についてご紹介します。
外構工事の見積もりのチェックには、幾つかのポイントがあります。以下のポイントを意識して確認すれば、後から業者選びを後悔するリスクを減らせるでしょう。
安価すぎる提示価格には注意
できるだけ外構工事をリーズナブルな価格で済ませたいと思う家主は多いはずですが、他社と比べて極端に安い見積もりには注意が必要です。
通常の費用相場より安いということは、それなりの理由があると考えて間違いありません。たとえば、材料の品質が低かったり、作業工程が省略されていたりする可能性があります。
もし安い金額で工事を行えたとしても、結局工事の質が悪くて補修が必要になり、何年か後にまた工事をし直さなければならなくなるケースも少なくありません。
適正価格を把握した上で、工事内容とのバランスをとって決定することが重要です。
保証やアフターケアがある業者を選ぶ
見積りを確認する時は、保証やアフターケアをきちんと約束している業者を選ぶようにして、曖昧にしている業者には警戒すべきです。
工事後に不具合が発生した場合の対応は実に大切です。外構工事の費用は決して安い金額ではありませんから、保証期間やアフターサービスの有無、連絡体制などを事前にチェックしておきましょう。
信頼できる業者であれば、保証内容も明確でアフターケア体制も整っています。施工直後だけでなく、数年後まで見据えた選択が求められるのです。
追加料金がないか確認しておく
見積もりには含まれていない作業や資材が後で追加されると、当初の予算を超える可能性があります。工事開始前に全て確認できればよいのですが、現地調査後に増えることもあるので要注意です。
特に外構工事において、配線や排水の工事は見積もりに含まれていないケースが多いため、注意して確認しておいてください。
不明点はその場で解決する
外構工事の内容や用語は、素人にとっては難しいものばかりです。でもだからと言って不明のままにしておけば、人によっては費用や契約の説明の際に言いくるめられてしまう可能性も。
そうならないように、専門用語が多くて理解が追いつかない時は遠慮せずに質問してください。分からないまま契約してしまうと、後で後悔するリスクが高まります。
本当に信頼できる業者であれば、素人が分からないことも丁寧に説明してくれますし、難しい専門用語を使用せず、理解しやすいように配慮してくれます。不明点はその場でクリアにしておきましょう。
外構工事の費用相場
外構工事の費用相場についてご紹介します。
一言で外構工事の費用と言えども、工事の規模や内容によって金額は大きく変動します。小規模な工事から大規模な工事まで様々ですが、相場価格を知っておくと予算などの計画を立てやすくなるでしょう。
以下から、外構工事の費用相場を規模別に解説していきます。
小規模外構工事
外構施工における小規模工事とは、玄関周りや門扉、簡単なアプローチの施工などが含まれます。比較的工事の規模が小さいこともあり、費用の目安は約30万〜100万円ほど。
使う素材やデザイン、補修状態によって変動しますが、比較的低予算でも対応可能です。全体の工期も短く済むため、引っ越し前に済ませたい人にも適しています。
中規模外構工事
外構施工における中規模工事とは、駐車場の設置やフェンス、庭の整備などが含まれます。ある程度の期間が必要になり、約100万〜250万円が一般的な相場です。
デザインがかなり凝っている場合や近隣との境目に施工が必要な作業、複数のエリアに施工が必要な場合はこの規模になります。それなりに費用はかかりますが、住まい全体の印象が大きく向上するでしょう。
大規模外構工事
外構施工における大規模工事とは、敷地全体をフルリノベーションするような作業内容です。工事の内容にもよりますが、全ての費用を含むと総額で約300万円以上かかることも。
新築住宅の外構工事の場合や何十年も経過して修繕が必要な住宅の外構リノベーションの際に行うものです。
設計事務所を通じたデザイン依頼や、特注の素材使用が含まれると、さらに費用が跳ね上がることもあります。工期も長くなりますので、計画的にスケジュールを立てる必要があるでしょう。
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2025.03.03 2025.04.03
外構工事の見積もりは信頼できる優良業者で!
外構工事の見積もり時のポイントをご紹介しました。
外構工事の費用は決して安いものではありませんので、まず見積もり時のチェックは欠かせない準備作業となります。とはいえ専門的な施工なので、工事内容や費用の内訳はよく確認しておきましょう。
単に見積もり金額を確認するだけではなく、必要な工事と不必要な工事の見分け、業者との信頼関係、費用の妥当性をしっかり見極めてください。
どうしても分からない箇所があったり、疑問に感じることがあれば、ためらわずにすぐに質問しておきましょう。相手が素人であっても、丁寧な説明と明確な見積書を提供してくれる業者こそ信頼に値します。
もしそのような信頼できる業者を見つけることに不安があるなら、ぜひ業者比較サイト「セーフリー」をご活用ください。
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外構工事の見積もりに関するよくある質問
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Q. 外構工事の見積もりは無料ですか?
A.ほとんどの外構工事業者が無料で見積もりを行ってくれます。現地調査も無料の場合がほとんどなので安心です。
いくつかの業者に同時に見積もりを依頼し、よく内容を比較してから契約に踏み切っても遅くないでしょう。
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Q. 外構工事の見積もりは最低でも何社から貰うとよいですか?
A.一般的には、外構工事の相見積もりは3社程度の見積もりを比較するとよいと言われています。何社と決まっているわけではありませんが、少ないと情報が不足しますし、多すぎると絞るのが困難になります。
5社以上になると、すべてを集めるのに時間も掛かりますので、ある程度の数で留めておくとよいかもしれません。
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Q. 外構工事の見積もりを依頼するタイミングはいつですか?
A.業者にもよりますが、一般的に見積もりを依頼してから提示されるまでに1週間~1ヵ月程度かかります。すぐその場で出してもらえるわけではないので、スケジュールをある程度組んでから依頼しましょう。
いつまでに施工を完成させたいかなども視野に入れて、逆算して依頼してください。