2025.04.18 2025.04.18
本記事では、毛皮のコートの買取相場を種類別に徹底解説します。
自宅のクローゼットに眠っている毛皮のコート。手放したいけれど、
「この毛皮、どれくらいで売れるの?」
「高く買い取ってもらうにはどうしたら良い?」などと悩んでいる方は多いのではないでしょうか。
着用しない毛皮のコートは買取業者で現金化するのがおすすめです。
この記事では、毛皮のコートの買取相場から高価買取のポイントを解説します。また、記事の後半では、高額買取につながる業者選びのコツも紹介しています。毛皮のコートの売却や査定を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
目次
【種類別】毛皮のコートの買取相場をチェック!
種類別の毛皮のコートの買取相場一覧は、以下の通りです。
買取相場 | |
---|---|
ミンク | 5千円~6万円程度 |
フォックス | 5千円~5万円程度 |
セーブル | 5千円~10万円程度 |
チンチラ | 3万円~10万円程度 |
ラビット | 1万円~5万円程度 |
オポッサム | 5百円~5千円程度 |
ヌートリア | 5百円~5千円程度 |
それぞれ詳しく見ていきましょう。
ミンク
ミンクの毛皮は、状態によって5千円~6万円程度と買取相場が大きく異なります。保温性と保湿性に優れ、軽くて柔らかいことから人気のある毛皮の1つです。
中でも、人気ブランドのエンバ(EMBA)製や「サガ」のラベルがある毛皮のコートは、高く売れる傾向にあります。ただし、実際の買取価格は市場の状況や商品の状態によって変動するので、注意が必要です。
手触りが良く、状態の良いミンクの毛皮のコートなら、数万円以上で売れる可能性もあります。
フォックス
フォックスのコートは、フォックスの種類によって評価が異なり、シルバーフォックスは中古市場で高い需要があります。状態が良ければ、5千円~5万円程度で買い取ってもらえるでしょう。
フォックスの毛皮は繊細なので、変色などのダメージを防ぐために、適切なお手入れと保管を心がけることが重要です。付属品を付け、売る前にクリーニングをすると、より高い価格で売れる可能性があります。
セーブル
セーブルは、イタチ科に分類される動物で薄くて軽い毛皮となっており、美しい光沢と柔らかな質感が特徴です。耐久性と保温性にも優れていて、「毛皮の王様」として知られています。
特に、シベリアや北海道などの寒い地域に生息するロシア産のセーブルは最高品質とされ、有名ブランドのロシア産セーブルのロングコートは、状態が良ければ10万円以上の買取価格がつくこともあります。
チンチラ
チンチラは、高品質な毛皮であり、毛皮市場で高く評価されています。正確な買取価格を示すことは難しいですが、セーブルと同様に高価になる可能性が高いです。
チンチラの毛皮を使用した小物でも価値が高い場合があります。状態が悪化する前に査定してもらうことが重要です。毛皮のサイズも買取価格に影響し、一般的に大きいサイズほど高くなります。
ラビット
ラビットの毛皮は、軽量で扱いやすいのが特徴です。
一般的なラビットのコートの買取相場は1万円程度ですが、レッキスラビットは肌触りが良く、ラビットの毛皮の中でも最上級とされています。毛も抜けにくく、5万円程度で取引されることも少なくありません。
ただし、他のコートと同じく、コートの状態が買取価格に大きく影響します。
オポッサム
オポッサムの毛皮の買取相場は、5百円~5千円程度です。他の毛皮のコートと比べると安価な傾向にありますが、状態の良いものは中古品でも需要があります。
ただし、取引量はあまり多くはないので、場合によっては買取不可となるケースもあるでしょう。メジャーではない種類の毛皮のコートを売るなら、専門業者に査定を依頼するのがおすすめです。
ヌートリア
保存状態が良いヌートリアの毛皮のコートは、5百円~5千円程度が買取相場です。状態が良い場合でも、1万円程度が上限となることがほとんどです。
オポッサムと同じく、流通量が少ない傾向にあるため、需要も決して多くはありません。
安価な毛皮として扱われることが多く、市場での人気はミンクやセーブルなどの高級毛皮に比べると、買取相場が低い傾向です。しかし、状態が良いものやブランド品であれば、高く売れることもあります。
毛皮のコートの買取相場を決める3つの要素
続いて、毛皮のコートの買取相場を決める3つの要素を紹介します。買取相場に大きく関係するものなので、ぜひ最後までチェックしてください。
種類
毛皮の種類は、買取価格を決定する上で最も重要な要素の1つです。一般的に、希少価値が高く、品質が良いとされる種類ほど高値で取引されます。
例えば、ミンク・セーブル・チンチラなどは高級毛皮として知られ、状態が良ければ高額な買取が期待できます。特に、光沢や肌触りが優れているもの、耐久性が高いものは評価が高い傾向です。
フォックスも人気がありますが、種類(シルバー、ブルーなど)によって相場が異なります。一方、ラビットやオポッサム、ヌートリアなどは比較的安価な毛皮とされ、買取価格は低めです。
同じ種類でも原産地や加工方法、毛並みの状態などによって買取相場が異なることもあります。
毛皮のサイズ
毛皮のサイズは、コート全体の素材の使用量に直結するため、買取価格に影響を与えます。一般的に、大きなサイズのコートほど多くの毛皮を使用しているため、高値で取引される傾向です。
特に、毛皮のロングコートは人気があり、比較的高値がつきやすいとされています。ただし、サイズだけでなく、シルエットやデザインとのバランスも重要なポイントです。
ショートサイズのコートやショールなどでも、質の高い毛皮であれば高価買取に期待できます。
ブランド・販売元
コートのブランドや販売元も、買取相場を左右する重要な要素です。
特に、世界的に有名な高級ブランドや老舗の毛皮専門店が手がけたコートは、品質の高さやデザイン性、希少性などから高値で取引される傾向があります。高値で取引されやすいブランドは、以下の通りです。
- シャネル
- フォクシー
- フェンディ
- イヴサンローラン
- エンバ
例えば、エンバのように「サガ」といった品質保証のブランドタグが付いている場合は信頼性が高まり、査定額アップにつながるでしょう。また、限定モデルなどもプレミア価格がつく可能性があります。
ブランド服の買取については下記の記事を参考にしてください。
さらに詳しく知りたい方はこちら
2024.06.26 2025.04.08
毛皮のコートが買取相場以下になるケース【買取不可も】
次に、毛皮のコートが買取相場以下になる、あるいは買取不可となるケースについて解説します。
ワシントン条約で禁止された毛皮
ワシントン条約は、絶滅の危機にある野生動植物の保護を目的として、国際取引を規制するものです。
この条約によって商業目的の取引が禁止されている動物の毛皮を使用したコートは、当然ながら買取の対象外となります。例としては、一部の希少な野生種のヒョウ・トラ・オオヤマネコなどです。
これらの毛皮は、たとえ状態が良くても法律で取引が禁止されているため、買取業者は買い取りできません。また、これらの毛皮を所持していること自体が違法となる可能性もあるので注意しましょう。
状態が著しく低下した毛皮
毛皮のコートは、保管状態や経年劣化によってその価値が大きく損なわれます。
毛皮が劣化したり、虫食いなどによって毛が抜け落ちたりしていると、見た目の美しさを損うだけでなく、修復も困難です。買取価格は大幅に低下し、広範囲にわたる毛抜けは買取不可となるでしょう。
長期間の保管による日焼けや変色、カビ臭・タバコの臭い・香水のような強いニオイがある場合も、査定額は大きく下がる傾向です。場合によっては、買取不可にもつながります。
また、ノーブランドの毛皮のコートも買取が難しいケースがほとんどです。もちろん、ノーブランドのコートでも素材や状態が良ければ一定の評価は得られますが、ブランド品に比べると買取相場は低いでしょう。
毛皮のコートを相場より高く買い取ってもらう4つのコツ
より高額な査定をしてもらうために、毛皮のコートを相場より高く買い取ってもらうための4つのコツを解説します。ぜひ、査定前にチェックしましょう。
丁寧に保管する
毛皮のコートの価値を維持するためには、日頃の丁寧な保管が非常に重要です。直射日光や高温多湿を避け、風通しの良い場所に保管しましょう。
日光は変色や劣化の原因となり、湿気はカビの発生につながります。保管する際には、通気性のある不織布などのカバーを使用し、ビニール製のカバーは避けるべきです。
また、型崩れを防ぐために、厚みのあるハンガーや詰め物を使用することで、本来の美しいシルエットを保つことができます。防虫剤を使用する際は、毛皮に直接触れないように注意してください。
できる限り汚れを落とす
買取査定に出す前に、できる範囲で汚れを落としておくことも、査定額を上げるための重要なポイントです。軽いホコリや表面の汚れは、柔らかいブラシで優しくブラッシングすることで簡単に落とせます。
ただし、無理に擦ると毛皮を傷つける可能性があるため、慎重に行いましょう。目立つシミや頑固な汚れは、無理に落とそうとすると悪化するので、専門のクリーニング業者へ相談するのがおすすめです。
襟元や袖口など、皮脂汚れがつきやすい部分は念入りにチェックし、可能な範囲で拭き取っておくと良いでしょう。ただし、洗剤の使用は変色などの原因となるため避けてください。
付属品を揃える
購入時に付属していた箱・保存袋・タグ・保証書・取扱説明書・手入れ用品などは、査定に出す際にできる限り揃えて提出しましょう。
付属品は、そのコートが正規品であることを証明するだけでなく、丁寧に保管されていたことを示すため、査定額アップにつながります。特に、高級ブランドのコートの場合は付属品がないと、査定額が大きく下がる傾向です。
もし、購入時のレシートなどが残っていれば、それも一緒に提出すると、さらに信頼性が高まります。
早めに査定してもらう
毛皮のコートは、時間の経過とともに劣化が進むため、不要になったらできるだけ早めに査定に出すことが高価買取のコツです。毛皮は、時間が経つほど状態が悪化するリスクが高まります。
特に、シーズンオフの期間が長くなると、保管状態によっては品質が低下してしまうでしょう。
また、毛皮のファッションの流行は変化するため、古いデザインのものは需要が低下する傾向です。早めに査定を受けることで状態の良い間に、かつ需要があるうちに買い取ってもらえます。
毛皮のコートを売る際の業者選びのポイント
毛皮のコートを売る際の業者選びは、高価買取を実現するための重要なステップです。以下のポイントを踏まえて、信頼できる業者を選びましょう。
- 毛皮の専門知識がある業者を選ぶ
- 買取実績をチェックする
- 査定料・キャンセル料が無料か確認する
- 出張買取に対応している業者を選ぶ
- 複数の業者に査定してもらう
毛皮のコートの査定には、専門的な知識と経験が必要です。適正価格で査定をして貰いたいのであれば、専門的な知識を持つスタッフがおり、買取実績が豊富な業者を選びましょう。
また、査定料やキャンセル料がかかる業者もいるため、事前の確認が必須です。複数のコートを査定したい、手軽に買取して欲しいといった場合は、出張買取に対応しているかも確認しましょう。
その他、複数の業者に査定してもらい、査定額を比較検討することも重要なポイントです。紹介したポイントを踏まえ、後悔のないように毛皮のコートを買い取ってもらいましょう。
毛皮のコートの買取相場アップを狙うなら専門業者で比較検討を!
本記事では、毛皮のコートの買取相場について詳しく解説しました。
買取業者ごとに、査定の基準や強化している商品ジャンルなどが異なるため、高額査定を希望しているのであれば、セーフリーに掲載されている業者を比較検討しましょう。
複数の業者を比較することで、より高い査定をしてくれた業者へ売却できます。価値のある毛皮のコートを適正な価格で査定できる業者も多数掲載しているので、ぜひ条件の良い買取業者を探してみましょう。
- 昔かった高価な毛皮のコートがある
- 大切な物だから丁寧に査定して欲しい
- いろいろな毛皮をまとめて売りたい
毛皮のコートは種類によって
査定額が大きく違う!
適正な査定なら専門業者がおすすめ
毛皮のコートの買取相場に関するよくある質問
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Q. 毛皮のコートの買取相場が高くなるコツを教えて!
A.毛皮のコートの買取相場が高くなる主なコツは状態を整えて付属品を揃えることです。
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Q. 毛皮のコートを売る良いタイミングはいつですか?
A.本格的な冬を迎える前の10月中旬から11月頃に売るのがおすすめです。
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Q. 傷みのある毛皮のコートも査定してもらえますか?
A.多くの業者は査定可能ですが、場合によっては断られるケースもあります。