2025.05.11 2025.05.11
この記事では、ぶら下がりの古い照明器具の交換方法について徹底解説します。
「古い和風の照明、自分で交換できる?」
「業者に交換をまるごと依頼した場合の費用は?」
「照明だけ交換すれば大丈夫?配線も古くて危険?」
といった疑問をお持ちの方も必見です。
記事後半では、業者依頼寺の注意点についても解説。古い照明器具の交換を検討中の方は、ぜひ最後までご覧ください。
目次
ぶら下がりの古い照明器具は自分で交換できる?
ぶら下がりの古い照明器具を交換する場合、天井に既に「引掛シーリング」や「ローゼット」が設置されていれば、照明器具の取り替えは簡単です。これらの配線器具は、照明器具をしっかりと取り付けるためのコンセントの役割を果たしており、電気配線を接続することなく、簡単に新しい照明器具を取り付けられます。
ぶらさがりの古い照明器具の交換方法【引掛シーリング既設の場合】
まず、古いペンダントライトの取り外し作業から始めます。天井とコードを繋ぐ部分にカバーがついていることも多いので、もしカバーがあればまずは取り外しましょう。構造を見ながら回転させるなどしてゆるめます。
カバーを外した後、照明本体と電源を繋いでいるコード部分を取り外します。通常、コードは引っ掛けシーリングに接続されており、側面のボタンを押しながら反時計回りに回すと外れることが多いです。蛍光灯、電球などを落下させないよう、常に照明全体を支えながら慎重に下ろしましょう。
照明を外す際、簡単に取り外しが可能な引っ掛けシーリングが見当たらない場合は、電気工事士による工事が必須です。
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新しい照明器具を取り付ける際は、ここまでと逆の手順で、照明器具の電源コードをアダプタに接続します。引っ掛けシーリング部分を隠すカバーがあれば、最後に閉じて作業完了です。
ぶら下がりの古い照明器具交換で業者依頼が必要なケース5選
ぶら下がりの古い照明器具を交換する際、簡単に自分で交換できる場合もありますが、業者に依頼する必要があるケースもあります。ここでは、特に業者に依頼した方が良い場合を5つのケースに分けて解説します。
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直結型の照明器具がついている場合
直結型の照明器具は、天井から直接配線が伸びており、照明器具に直接電源を接続するタイプの照明です。この場合、照明器具を取り外すためには、電気工事士の資格が必要です。
特に蛍光灯などの直結型照明は、安定器という装置を取り外さなければならないため、専門的な知識と技術が求められます。この作業を素人が行うのは危険であり、電気工事士に依頼することを強くおすすめします。
古い形の角形引っ掛けシーリングの場合
引掛けシーリングは、照明器具を取り付けるためのアダプタの一種で、一般的に丸形や角形があります。しかし、角形引掛けシーリングは耐荷重に制限があり、重い照明器具を取り付ける際には注意が必要です。
通常、角形シーリングでは3kg以上の重量を支えることができません。重い照明器具を取り付けたい場合、シーリングの交換や補強が必要となるため、専門の業者に依頼することをおすすめします。
引掛シーリングが天井に固定されていない場合
引掛シーリングが天井にきちんと固定されていない場合、そのまま照明器具を取り付けると、器具が落下する危険性があります。引掛シーリングが緩んでいる場合や、設置に不安がある場合は、天井にしっかりと固定する作業が必要です。
このような作業は安全性を確保するために、専門の業者に依頼した方が確実です。
電源との接続方法が不明な照明器具の場合
新しい照明器具の設置で、電源との接続方法が不明な場合、素人では正しく接続するのが難しいことがあります。照明器具には、配線が正しく接続されていないと火災の原因になる可能性があるため、接続方法に不安がある場合は、専門の電気工事業者に依頼してください。
新しい照明器具に合わせて配線を交換したい場合
新しい照明器具に合わせて、配線を交換する必要がある場合、配線工事には電気工事士の資格が必須です。照明器具を変更する際、既存の配線では新しい照明器具に対応できないことがあります。
配線の交換や修正を行うには、必ず電気工事士に依頼し、専門的な作業を行ってもらましょう。
ぶら下がりの古い照明器具を「配線器具ごと交換」した方が良い2つのケース
古い照明器具を交換する際、配線器具も一緒に交換する方が良いケースがあります。特に、照明器具自体だけでなく、その接続部分や取り付け部分が劣化している場合、安全性や機能性を確保するために、配線器具ごとの交換が必要となることがあります。
ここでは、配線器具ごと交換した方が良い2つのケースについて解説します。
配線器具が明らかに劣化している
照明器具が古くなると、配線器具の劣化も進行します。特に、配線部分や取り付け用のアダプタが劣化していると、照明器具が不安定になったり、電気の接続が不完全になって火災の原因となることがあります。
特に、配線がむき出しになっている場合や、アダプタ部分が緩んでいる場合は、照明器具が重さに耐えきれず落下する可能性もあります。劣化した配線器具は、取り付けた照明器具がしっかりと支えられなくなる原因となるため、配線器具ごと交換してください。
和室で天井に凹凸がある
和室の天井は、通常、木材や和風の仕上げ材を使用しており、天井に凹凸がある場合があります。こうした天井では、照明器具の取り付けが不安定になりやすく、特に引掛けシーリングやローゼットの設置が難しいことがあります。
天井の凹凸が原因で配線器具がしっかりと取り付けられない場合、照明器具がしっかり固定されず、落下の危険性があります。このような場合も、配線器具ごと交換し、専用のアダプタや取り付け具を使用して、しっかりと取り付け直すことが大切です。
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ぶら下がりの古い照明器具交換を業者に依頼した場合の費用目安
ぶら下がりの古い照明器具交換で業者に依頼する場合、工事費用は約5,000円〜10,000円が相場です。内訳は以下のとおりです。
材料費 | 1,500円〜3,000円 |
---|---|
取り付け作業料金 | 1,500円〜3,000円 |
出張料金 | 2,000円〜3,000円 |
高所作業が必要な場合は、別途高所作業料金が加算されることがあります。事前に見積もりを依頼し、予算内で完了できるよう確認しておきましょう。
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ぶら下がりの古い照明器具交換を業者に依頼する際の注意点4つ
ぶら下がりの古い照明器具を交換する際、業者に依頼することで安全かつ確実に作業を進められます。しかし、業者選びには注意が必要です。
以下の4つのポイントを押さえておきましょう。
電気工事士の資格保有者がいる業者を選ぶ
照明器具の交換作業は、電気配線に関わる作業であるため、作業の安全性が非常に重要です。そのため、電気工事士の資格を持っている業者を選びましょう。
資格を持つ専門家がいる業者であれば、適切な方法で作業が行われ、万が一の不具合や事故を防ぐことができます。無資格で作業を行う業者の場合、配線ミスや安全基準を無視した作業が行われるリスクが高く、火災や感電事故を引き起こす可能性があります。必要であれば証明書を見せてもらいましょう。
照明器具交換にかかる費用相場を調べておく
照明器具の交換には、器具自体の価格に加えて、工事費用がかかります。依頼する業者によって料金設定が異なるため、事前に費用相場を調べておきましょう。
相場を知らずに業者に依頼すると、想定以上の料金が請求される可能性があります。料金相場を調べることで、見積もりが適正かどうかを判断する材料になり、必要以上に高額な料金を支払うリスクを避けることができます。
見積もり依頼時の対応をチェックしておく
業者を選ぶ際には、見積もり依頼時の対応も非常に重要です。業者の対応が迅速で丁寧であるかどうかをチェックすることで、信頼できる業者を見極めることができます。
もし見積もり時に対応が遅かったり、質問に対して曖昧な返答をする業者であれば、作業中に問題が発生した際の対応も不安です。また、電話やメールでの対応も含め、業者の対応の仕方がプロフェッショナルかどうかをよく観察しましょう。
依頼する業者が信頼できるかどうかは、最初のやり取りで分かることが多いため、見積もりの際に細かい点を確認し、スムーズに対応してくれる業者を選ぶことが大切です。
サポート体制を確認しておく
照明器具を交換した後に問題が発生することもあります。例えば、取り付けた照明器具がうまく動作しない、取り付けに不具合があった場合などです。これらの問題に対して迅速に対応してくれる業者を選ぶために、業者のサポート体制を確認しておきましょう。
保証期間やアフターサポートの有無、問題が発生した際の対応方法など、サポートが充実している業者は安心して依頼できます。特に長期保証がついている業者は、作業後も安心できるため、依頼前にサポート内容をしっかりと確認しましょう。
ぶら下がりの古い照明器具を交換するなら!電気工事のプロを頼ろう!
ぶら下がりの古い照明器具の交換は、自分でもできます。しかし、配線器具の交換が必要な場合は、専門の業者に依頼してください。その際は、資格の有無も確認しておくと良いです。
セーフリーでは、照明器具の交換・修理を専門とする業者を多数掲載しています。お近くの業者を検索できますので、気になる業者がいれば相談してみましょう。
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ぶら下がりの古い照明器具を交換する際のよくある質問
-
Q. 古い照明器具をそのまま使い続けると危険ですか?
A.経年劣化により、事故のリスクが高まります。
-
Q. 照明器具の交換目安はどの位ですか?
A.一般的に8年~10年と言われています。劣化している場合は、火災のリスクが高まるので、業者に依頼して交換してもらいましょう。
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Q. ぶらさがりの古い照明器具は自分でも交換できますか?
A.引掛シーリング既設の場合であれば、自分でも交換できます。