2025.05.30 2025.06.09
この記事では、外玄関に人感センサーの照明を後付けする方法や費用について徹底解説していきます。
「自分で取り付けできる?それとも業者に頼むべき?」
「設置位置はどのあたりだとセンサーの反応がいい?」
「そもそも人感センサーの照明は玄関使用におすすめ?」
といった疑問をお持ちの方に向けて解説します。
防犯対策や転倒防止、省エネにも役立つ人感センサー照明。なにより、近づくだけで照らしてくれるので、夜間の帰宅時に手元を照らしてくれて便利です。
記事後半では、外玄関での使用におすすめの人感センサーライトの選び方もご紹介。安全で快適な玄関まわりを整えたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
目次
外玄関の照明に人感センサーを後付けできるケース
外玄関の照明に人感センサーを後付けすることで、夜間の利便性と防犯性を高めることができます。ただし、どんな住宅でも後付けが可能とは限りません。
人感センサーの設置可否は、既存の照明器具の仕様や配線の状態に大きく左右されます。以下で、後付けできるかどうかを見極める際の具体的なポイントを解説していきます。
現在の照明器具が対応しているか?
まず確認すべきは、現在使用している照明器具が人感センサーに対応しているかどうかです。既にセンサー内蔵型の照明であれば交換のみで済みますが、非対応の器具ではセンサー付きのものに交換する必要があります。
また、センサーの後付けが可能な機種も一部存在するため、メーカーの仕様書を確認しておきましょう。既設照明の型番や取り付け方法によって、センサーのみの追加が可能かどうかが判断できます。
配線状態で後付けの可否が決まる
照明器具が対応していても、配線の状態によっては後付けが難しい場合があります。人感センサーを設置するには、電源の入り切りを制御する適切なスイッチ配線が必要です。
特に古い住宅では、壁スイッチから直接電源が供給されているだけの簡易配線になっていることが多く、センサーの設置に対応していないケースもあります。
分岐が必要な場合や新たな配線工事が必要な場合は、電気工事士による確認と施工が必須です。
外玄関に人感センサー照明を後付けする方法
外玄関に人感センサー付き照明を後付けする方法にはDIYと業者依頼の2通りがあります。住宅の構造や電気配線の状況によっては適した方法が異なります。
以下では、それぞれの取り付け手順や注意点を詳しく解説していきます。
DIYで取り付ける際の手順
DIYでの取り付けは、既存の照明器具が交換可能な場合や、センサー付き照明をそのまま取り付けられる配線が整っているケースに限られます。作業手順は、以下のとおりです。
- ブレーカーを落とす
- 既存照明の取り外し
- 新しいセンサー付き照明を取り付け
- ブレーカーを戻して動作確認
防水処理や漏電対策も必要なため、施工マニュアルをよく確認しましょう。
DIYでは対応できないケース
DIYでの後付けが難しいケースも多くあります。たとえば、配線が壁の中に隠れていてセンサーへの電源供給ができない場合や、照明の位置を移動したい場合などは、配線の延長や新設が必要になるため、専門的な電気工事が必要です。
また、屋外での施工には防水性・耐候性を確保する工夫が求められ、施工ミスがあると漏電や火災のリスクも伴います。
業者に依頼するメリット
業者に依頼する最大のメリットは、安全かつ確実な施工が受けられる点です。配線の状態を事前に調査して最適な取り付け方法を提案してくれるため、設置後のトラブルも防ぎやすくなります。
また、防水加工や屋外使用に適した製品選定などもプロの視点で対応してくれます。さらに、自治体によっては防犯対策として補助金が出るケースもあり、業者がその申請をサポートしてくれることもあります。
外玄関に人感センサー照明を後付けしてもらう際の依頼費用目安
設置場所や配線の状態によって異なりますが、外玄関に人感センサー付き照明を後付けする費用は1万5,000円〜3万円程度が目安です。工事内容には既存照明の撤去、配線調整、防水処理が含まれることが多く、状況によって追加費用が発生します。
たとえば、新たに配線が必要な場合は2万円以上かかることもあります。照明本体の価格は別途必要で、製品選びによって総額が変動します。
外玄関に人感センサー照明を後付けすべき理由
外玄関への人感センサー照明の後付けは、防犯・安全・省エネの面で多くのメリットがあります。暗い場所に人が近づくと自動で照明が点灯するため、常時点灯の必要がなく、効率的に明かりを活用できます。
以下で、設置すべき具体的な理由を解説します。
防犯対策として効果的
人感センサー照明は、不審者の接近を抑止する防犯対策として有効です。夜間、玄関周辺が突然明るくなることで、侵入を企てる人物に心理的な圧力を与えます。
また、周囲からの視認性も高まるため、空き巣や不審者の行動が目につきやすくなります。留守中や就寝時の安心感を高めたい方にとって、設置する価値は十分にあるでしょう。
暗がりでの転倒防止にもつながる
照明が自動で点灯することで、夜間の帰宅時に足元をしっかりと照らせます。買い物袋を持っていたり、傘を差していたりして手がふさがっているときでも、スイッチ操作の必要がありません。
段差や階段のある玄関では、つまずきや転倒のリスクを減らす効果も期待できます。
節電・省エネにも貢献
人感センサー照明は、必要なときだけ点灯するため、無駄な電力消費を防げます。従来の常時点灯型と比べて消費電力を抑えられ、電気代の節約にもつながります。
近年ではLEDとの組み合わせが主流となっており、さらに効率的に使用できます。
外玄関に後付けする人感センサー照明の選び方【3つのポイント】
後付けで外玄関に人感センサー照明を設置する際は、屋外ならではの環境や使い方を踏まえて、適した製品を選びましょう。
特に、
「感知性能」
「耐候性」
「光の性質」
の3点を押さえると、使い勝手と安全性が大きく向上します。以下で、それぞれのポイントについて解説します。
センサーの感度と範囲
照明の反応が鈍いと、近づいても点灯せず意味をなさなくなります。選ぶ際は、人や車をどの距離・角度で感知するかを確認しましょう。
特に、玄関前のアプローチや駐車スペースが広い場合には、左右に広く感知する広角タイプや、遠距離でも反応する高感度タイプが便利です。
防水・防塵性能
外玄関に設置する照明は、雨風や砂埃にさらされます。そのため、防水・防塵性能を示す「IP規格」の数値を必ず確認しましょう。
屋外用途であれば、最低でも「IP44」以上が推奨されます。設置する高さや環境に応じて、より高い防水等級(例:IP65など)を選ぶことで、故障や漏電のリスクを軽減できます。
明るさや光色
夜間の視認性や防犯効果を高めるには、照明の明るさ(ルーメン値)や光の色も重要です。明るすぎるとまぶしさを感じることがあるため、玄関の広さや照らす範囲に合った明るさを選びましょう。
また、白色系の光は防犯効果に優れ、暖色系は落ち着いた雰囲気を演出します。デザインや周囲の照明とバランスを取ることも大切です。
人感センサー照明の後付けで玄関をもっと安心・快適に
防犯や安全性の向上だけでなく、省エネ効果も得られる人感センサー照明。自分でできる簡易タイプもありますが、迷ったときや不安なときは、専門業者に相談して快適で安全な玄関まわりを整備しましょう。
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外玄関に人感センサー照明を後付けする際のよくある質問
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Q. どんな場合でも人感センサー照明は後付けできますか?
A.現在の照明器具や配線状態によって異なります。
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Q. 人感センサー照明は自分で取り付けできますか?
A.既存の照明器具が交換可能な場合や、センサー付き照明をそのまま取り付けられる配線が整っているケースに限られます。
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Q. 人感センサー照明の後付けにかかる費用はどの位ですか?
A.外玄関に人感センサー付き照明を後付けする費用は1万5,000円〜3万円程度が目安です。