2025.08.01 2025.08.01
この記事では、ベランダに人工芝を敷くデメリットについて徹底解説していきます。
敷くだけでオシャレな雰囲気になる、人工芝。ベランダに敷けば、あっという間に趣ある素敵な空間に仕上がります。しかし、見た目の良さだけで設置してしまうと、思わぬデメリットに悩まされることも。
本記事では、ベランダに人工芝を敷く前に知っておきたいデメリットとその対策を詳しくご紹介します。記事後半では、人工芝を美しく保つコツも徹底解説。ベランダを快適でおしゃれな空間にしたい方は、後悔しないためにも、ぜひ最後までご覧ください。
目次
ベランダに人工芝を敷く5つのデメリット
ベランダに人工芝を敷く際には、以下のデメリットに注意しなければなりません。
- ゴミやホコリが溜まりやすい
- 通気性・排水性が悪くなる
- 夏場は高温になりやすい
- 経年劣化で定期的な張り替えが必要
- 初期費用が高い
ベランダに人工芝を敷くかどうか検討する際には、デメリットもしっかり考慮しましょう。
ゴミやホコリが溜まりやすい
ゴミやホコリは人工芝の間に挟まりやすく、放っておくとどんどん溜まってしまいます。最初のうちは目立たない汚れでも、時間が経つとゴミやホコリが目立ってくるでしょう。
ベランダは庭のように風通しが良いわけではないため、ゴミやホコリが溜まりやすい環境です。
通気性・排水性が悪くなる
ベランダではコンクリートの上に人工芝を敷くため、通気性や排水性が悪くなる点もデメリット。
土の上に敷いた人工芝の場合は土が水分を吸収するだけでなく風通しも良いですが、ベランダのコンクリートは水分を吸収せず、閉鎖的で風通しも悪いためです。
通気性や排水性が悪いと湿気が溜まってしまい、カビが増殖しやすくなります。また、害虫も発生しやすくなる点にも注意が必要です。
人工芝にゴキブリが発生するデメリットについては、以下の記事をご参照ください。
さらに詳しく知りたい方はこちら
人工芝のデメリットはゴキブリ発生って本当?原因や出にくくなる対策を徹底解説!
2025.05.20 2025.05.20
夏場は高温になりやすい
天然芝に比べると、合成樹脂でできている人工芝は熱を吸収しやすいのが特徴です。そのため、夏場になると高温になり裸足で歩くと火傷する危険があります。
高温になってしまうと、打ち水をするなどして温度を下げなければなりません。
経年劣化で定期的な張り替えが必要
人工芝は耐久性が高い種類も多いですが、経年劣化は避けられません。少しずつ芝が寝てしまったり抜けてしまったりするため、定期的に張り替える必要があります。
人工芝の寿命である8~10年ほどを目安にして、張り替えなければなりません。
初期費用が高い
人工芝を敷くための初期費用は、1m²あたり5,000~10,000円ほどが相場と高めです。天然芝の場合は1m²あたり2,000~7,000円ほどが相場なので、人工芝のほうが高いです。
面積が広くなればなるほど、施工にかかる初期費用は高くなります。
デメリットを解消!ベランダに人工芝を敷く際の対策法4選
では、デメリットを解消して人工芝の良さを楽しむためには、どのような対策が有効なのでしょうか。
- 水はけが良い人工芝を選ぶ
- ロールタイプを活用して敷きやすくする
- 人工芝の上になるべくモノを置かない
- こまめに掃除をしてゴミをためない
上記4つの対策方法を、それぞれ詳しくご紹介します。
水はけが良い人工芝を選ぶ
排水性を高くするためには、水はけが良い人工芝を選ぶのが重要なポイント。
排水穴が多く設置されていたり、穴の面積が広めだったりする人工芝を選びましょう。また、裏地が不織布シートになっているタイプも、水はけが良いです。
ただし、水はけの良さは実際に使ってみないと分からない部分が多いもの。
可能であればサンプルを取り寄せて、実際にベランダに置いてみましょう。上から水をかけ、排水がスムーズな種類を選ぶとベストです。
ロールタイプの人工芝を活用して敷きやすくする
ベランダの大きさや形は家によってさまざまなので、自由に形をカットできるロールタイプの人工芝がオススメです。また、ロールタイプの人工芝は排水穴があるタイプが多いため、排水性の面でも推奨されています。
ロールタイプの人工芝は裏が合成ゴムでできているタイプもありますが、不織布のタイプもあります。合成ゴムのほうが耐久性は高いですが、不織布のほうが軽量でカットしやすいという特徴があります。
人工芝の上になるべくモノを置かない
せっかく排水性が良い人工芝を敷いても、上にモノを置いてしまうと排水や通気性が悪くなってしまいます。
特に、テーブルやイスなどの重たいモノを長時間同じ場所に置いていると、その部分だけ湿気が溜まってしまうだけでなく、芝が寝てしまうリスクもあります。人工芝を長く大切に使っていくためには、上になるべくモノを置かないようにしましょう。
こまめに掃除をしてゴミをためない
ゴミやホコリはどうしても人工芝の隙間にたまってしまうため、こまめに掃除をするのも重要なポイントです。ゴミやホコリが溜まるとカビや害虫が発生する原因にもなるため、1日1回など、定期的に掃除しましょう。
具体的な掃除方法については、「ベランダ用人工芝のメンテナンス方法【デメリットをカバーし美しく長く保つコツ】でご紹介します。
ベランダに人工芝を敷くメリット【デメリットだけじゃない!】
デメリットが多い人工芝ですが、一方メリットも多く挙げられます。
- 年中緑を楽しめる
- 適温なら子どもやペットが安心して遊べる
- 設置が簡単&管理がラク
天然芝は冬場に枯れてしまいますが、人工芝なら1年中青々とした緑を楽しめます。また、夏場以外であれば子どもやペットがケガのリスクなく遊べるのも大きなメリットです。
人工芝は、天然芝よりも設置が簡単な点もメリットとして挙げられます。さらに一度敷いてしまえば管理に手間がかからないので、手軽に芝を楽しめるのも大きな魅力です。
人工芝のメリットについての詳細は、以下の記事で詳しくご紹介しています。
さらに詳しく知りたい方はこちら
人工芝のメリット・デメリット完全版!12のチェックポイント【天然芝との比較も】
2025.04.04 2025.04.04
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ベランダに人工芝を敷く基本ステップ【デメリット対策は必須!】
ベランダに人工芝を敷く手順は、以下のとおりです。
- ベランダの掃除・下地チェック
- 仮置き・カット位置の確認
- 人工芝をカット&固定
- デッキブラシで芝目を立たせて仕上げ
施工する場所に汚れが残っていると、しっかり固定できなかったりデコボコになってしまったりします。カビや害虫も発生しやすくなるため、掃除はしっかりするのがポイントです。
ベランダがキレイになったら、人工芝を実際に置いてみます。ピッタリ合わせてカットする場所に印を付けていく作業です。仮置きでは、継ぎ目部分も芝の向きがそろうようにするのがポイント。ギリギリでカットするとピッタリつながります。
印を付けた場所を裏面からカットしたら、接着剤や両面テープを使ってベランダに固定しましょう。両端だけでなく、真ん中部分も固定すると人工芝が動きにくくなります。最後にデッキブラシで芝目を立たせると、美しい仕上がりになります。
デメリット対策をしっかりしつつ丁寧に施工するなら、専門業者に依頼するのがオススメです。
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ベランダに人工芝を敷く前に確認すべき注意点
ベランダに人工芝を敷くなら、以下3つの注意点を覚えておきましょう。
- マンション管理規約の確認
- 下地処理と防水対策
- 日よけなどの高温対策をする
トラブルを避けて人工芝を大切に使っていくためのポイントとなるので、それぞれしっかりチェックしていきましょう。
マンション管理規約の確認
マンションや賃貸住宅のベランダの場合、施工前に必ず管理規約を確認しましょう。集合住宅や賃貸住宅は、人工芝やウッドパネルなどの設置が禁じられている場合があるためです。
施工前に、管理会社に確認の連絡を入れておくと安心です。
下地処理と防水対策
人工芝の耐久性を下げず、湿気を溜めないように施工するためには、下地処理も欠かせません。コンクリートに亀裂やデコボコしている部分がないか、細かくチェックしましょう。
亀裂やデコボコした部分があるなら、防水シートを敷くなどして防水対策をする必要があります。
日よけなどの高温対策をする
熱に弱い人工芝を設置するなら、日よけなどを設置して夏場の高温対策をしておきましょう。誤って素足で人工芝に触れてしまうと、火傷するリスクがあります。
日よけのほか、パラソルやテントなどを活用するのも選択肢です。
ベランダ用人工芝を長持ちさせるメンテナンス方法【デメリットをカバーし美しく長く保つコツ】
最後に、ベランダの人工芝を美しく保つためのメンテナンス方法もご紹介します。
- 日常的な清掃
- 月1回の定期清掃
- 劣化チェックと交換目安
お手入れや交換時期などの知識があれば、人工芝を長く愛用できるでしょう。
日常的な清掃
日常的な清掃では、ゴミやホコリを除去します。ほうきや熊手を使うのが一般的ですが、掃除機やブロワーなどを使う方法も良いでしょう。
飲み物やペットの粗相などによる汚れは、すぐに水洗いして除去します。また、週に1回ほどは水を全体的に少量かけて細かい汚れを落とすのがオススメです。
月1回の定期清掃
1ヶ月に1回ほどは、しっかりとした清掃をします。
- ブラッシング
- 水での洗浄
必要なのは、上記の2ステップ。デッキブラシを使って芝目を立たせるブラッシングにより、見た目を美しくできるだけでなくクッション性も回復できます。
水での洗浄では、ホースやスプレーなどを使って水を全体的にかけながらデッキブラシでこすり洗いします。
頑固な汚れがある場合は、中性洗剤を薄めて使用すると効果的です。洗剤を使った後は、必ず水洗いして洗剤成分を残さないようにしましょう。
劣化チェックと交換目安
人工芝の寿命は8~10年ほどと言われますが、使用状況や芝の種類などによって劣化具合は異なります。
- 芝が全体的に寝てしまっている
- 全体的に色褪せている
- 弾力がなくなっている
- ザラザラして不快な感触になっている
- 初期よりも明らかに水はけが悪くなっている
上記の症状があるなら、劣化が進んでいて張り替えるべき時期と言えるでしょう。寿命は単なる目安でしかないため、自宅の人工芝の状態を見て最適なタイミングで交換するのが大切です。
ベランダに人工芝を敷くならプロに相談!デメリットを最小限に抑えよう!
ベランダに敷くなら、水はけが良い人工芝を選ぶのが重要です。とはいえ、排水や通気性の確保、カビや虫の対策などを自分で完璧に行うのは意外と難しいもの。だからこそ、プロに施工してもらうのがベストです。
専門業者なら、ベランダの状況に合わせた最適な人工芝を選び、丁寧に施工してくれるので、見た目も使い心地もよいでしょう。まずは複数の業者から相見積もりを取って、料金やサービス内容を比較してみるのがオススメです。
- 人工芝を敷くデメリットをなくしたい
- カビや虫は発生しにくくしたい…
- ベランダをオシャレにしたい!
ベランダに人工芝敷くなら
コツと知識が必要!
プロに任せるのがベスト!
ベランダに人工芝を敷くデメリットに関するよくある質問
-
Q. ベランダに人工芝を敷くデメリットは?
A.ベランダに人工芝を敷くデメリットでは、「通気性・排水性が悪くなる」「経年劣化が発生するため定期的な張り替えが必要」「初期費用が高い」などが挙げられます。
-
Q. ベランダに人工芝を敷くメリットはある?
A.ベランダに人工芝を敷くメリットは、「年中緑を楽しめる」「適温なら子どもやペットが安心して遊べる」「管理に手間がかからない」などです。
-
Q. ベランダに人工芝を敷く際のデメリット対策は?
A.ベランダに人工芝を敷く際のデメリット対策としては、「水はけが良い人工芝を選ぶ」ことや「人工芝の上になるべくモノを置かない」ことなどが有効です。