2025.08.20 2025.08.20
本記事では、ガス漏れ以外でエアコンが冷えない時の対処法をご紹介します。
「エアコンが冷えない=ガス漏れ」というイメージがありますが、実は、ガス漏れ以外で冷却性が弱まっているケースも複数考えられます。
そこで、ガス漏れ以外で考えられる原因や自分でできる対処法、エアコンが冷えない事態を予防する対策などをまとめました。一方で、早めに業者に相談したほうが良いケースもお伝えしているので、ぜひ参考にしてください。
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目次
ガス漏れ以外でエアコンが冷えない原因
ガス漏れ以外でも、エアコンが冷えにくくなる理由は意外に多く存在します。まず、ガス漏れ以外でエアコンが冷えない原因を探っていきましょう。
- 部屋の広さと合っていない
- 室外機まわりの環境が悪い
- 空気が循環していない
- コンプレッサーの故障が発生している
上記4つの原因を、それぞれ解説していきます。
部屋の広さと合っていない
根本的な原因として、エアコンの性能が部屋の広さと合っていない場合があります。
エアコンには、それぞれ「適用畳数」が設定されていて、部屋がそれより広すぎると、能力が不足して十分に冷えません。つまり、10畳用のエアコンを16畳のリビングで常にフル運転させても、冷房効率があがらないわけです。それどころか、無駄に電気代が高騰する羽目に。
また、部屋の広さ以外にも、天井が高い部屋や日当たりが強い場所などでは、より高出力の機器が必要になるでしょう。建物の断熱性も影響する冷房効率は、設定や掃除で改善されないため、環境に沿った能力を持つエアコンを選ぶのが重要です。
室外機まわりの環境が悪い
エアコンの冷却効果は、室外機との熱を外に逃がす連携プレーで成り立っているため、室外機が効率よく機能するためには、室外機まわりの環境が影響します。
つまり、室外機の周囲に植木鉢や自転車、カバーなどが障害物として存在すると、空気の流れが妨げられ、熱交換に大きな支障が出てくるのです。
また、直射日光のあたる場所に室外機が設置されていると、熱がこもりやすく放熱効率が落ち、エアコンが回っても内部温度が下がらない状況になります。
故障ではないものの、室外機の設置環境を整えない限り、冷えにくさは改善しにくいと言えるでしょう。
空気が循環していない
空気がうまく循環していないのも、冷えない原因のひとつ。
エアコンの風が部屋全体に行き渡らないと、冷気が滞ります。スリープモードなどの弱風や下向き送風の設定を使うと、冷たい空気が床に溜まり、実際に生活している高さの温度が下がりにくくなるのです。
また、家具などの配置によって風が妨げられるケースも多く、冷房は動いているのに空気が動かず体感温度が下がらない現象が起こりはじめます。
コンプレッサーの故障が発生している
エアコンの心臓ともいえるコンプレッサーが故障すると、冷媒を圧縮・循環させられず冷却機能が停止します。
故障の原因には、経年劣化・ほこりの蓄積・冷媒の循環異常などが考えられます。フィルター掃除もしていて、室外機も順調に動いているにもかかわらず、うまく冷えない症状が見られる場合、コンプレッサーの不調を疑いましょう。
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ガス漏れ以外でエアコンが冷えない時の解決策
原因に心当たりがあったら、自力で解決できる対処法を試してみましょう。以下3点の解決策をご紹介します。
- フィルターや吹き出し口を掃除する
- 室外機まわりを整理する
- サーキュレーターを活用する
それぞれ、詳しく解説していきます。
フィルターや吹き出し口を掃除する
すぐにできる対策として、フィルターや吹き出し口を掃除しましょう。
エアコンのフィルターにほこりや汚れがたまると、風の通り道が狭くなり、冷気が部屋全体に行き渡りにくくなります。
汚れたフィルターをそのまま使用しているとエアコンが余計に稼働するため、結果として光熱費が5〜15%程度上がると言われているほど。
また、部屋が冷えないからと、低い温度で稼働し続けると、コンプレッサーの故障につながるうえ、本来であれば0℃前後~数℃程度に保たれる蒸発器の表面温度が下がりすぎて、蒸発器が凍結する事態も起こります。
定期的なフィルター掃除は、欠かせない対策なのです。
室外機まわりを整理する
室外機は、エアコンの放熱を担う重要な部分ですが、植物や物置などで囲まれていると通気が悪くなり、効率が低下するとお伝えしました。
排熱が滞ると、冷房効果が大きく落ちるため、室外機まわりは常に整理しておきましょう。汚れや障害物を取り除き風通しを確保するだけで、冷房性能が大きく改善されるはず。
直射日光が当たらないように、専用カバーやひさしを利用するのも効果的です。
サーキュレーターを活用する
「冷たい空気は下にたまりやすく、部屋の上部は暑いまま」という事態は、サーキュレーターで解決できます。
温度の偏りを解消するサーキュレーターをエアコンと併用すれば、冷気を部屋全体に効率よく循環させ、体感温度を均一化できるでしょう。サーキュレーターを使ったところ、冷房の効率が大きく向上し、電気代を大幅に節約できた、という実験結果もあります。
サーキュレーターの効果がもっともUPする設置位置は、エアコンの対角線上の床近く。下に溜まりかける冷気を、サーキュレーターの風が上に押し上げていくでしょう。
エアコンが冷えない時の応急処置は、以下の記事で詳しく解説しています。
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エアコンが冷えない時に専門業者に依頼すべきケース【ガス漏れ以外でも】
解決策を試してみても効果が出ない時は、早めに専門業者に相談しましょう。特に、早急に点検を依頼すべきケースを、以下に挙げました。
- 室外機から異音・異臭がする
- 水漏れが発生している
- 電源を入れても冷風が全く出ない
上記3点を、それぞれ解説していきます。
室外機から異音・異臭がする
エアコンの室外機から異音や異臭がする場合は、すぐに専門業者へ相談しましょう。
異音は、ファンの破損やモーターの不具合、そして、内部に異物が入り込んでいる恐れがあります。また、異臭の原因は、配線の焼損やオイル漏れによる焦げ臭さが考えられるため、放置すると火災などの重大なトラブルにつながりかねません。
部品交換や内部清掃など専門的な対応が必要となるケースが多いため、安全面と機器保護のために速やかに業者へ依頼してください。
水漏れが発生している
エアコン本体や周辺の水漏れは、ドレンホースの排水不良、蒸発器の汚れによる水分の付着、設置時の勾配不良による水の逆流などが原因に挙げられます。
軽度であれば清掃で改善する可能性もありますが、水が電気系統に触れるとショートや故障につながるため、放置は危険。
誤った対処で症状が悪化するリスクもあるため、専門業者に点検してもらいましょう。
電源を入れても冷風が全く出ない
電源を入れても冷風がまったく出ない場合、設定や電源の問題だけでなく、本体の不具合や設置不良、内部基板の故障が疑われます。
たとえば、冷房設定でも運転ランプの点滅やファンが動かないようであれば、即点検が必要な状態。トラップや機器に重大な不具合が潜んでいる恐れがあり、自己診断は不可能に近いでしょう。
冷媒不足のまま運転を続けると、コンプレッサーが焼き付いて修理費用が高額になるリスクもあります。放置すればするほどリスクが大きくなるのです。
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ガス漏れ以外でエアコンが冷えない事態を防ぐ対策
最後に、エアコンが冷えない事態を防ぐ対策をお伝えします。
ガス漏れやガス不足以外でもエアコンが冷えない事態は、日常のケアで予防できる場合が多く見られます。以下3点を、日頃から習慣付けてみてください。
- 室外機の設置場所を検討する
- 定期的に掃除する
- 使用シーズン前後に点検する
まず、室外機が直射日光や風通しの悪い場所に設置されてるのであれば、その他の設置場所を探してみましょう。動かすのが難しい場合は、日よけを設けるだけでも効果があります。木枠などで囲えば、美観の観点からも一石二鳥と言えますね。
フィルターや吹き出し口など、自分で掃除できる箇所をこまめに掃除するのも大切。冷却効果がUPするだけでなく、エアコンの寿命を延ばす結果にもつながります。
使用シーズンの前後には、専門業者に点検してもらうと、シーズン中のトラブルも未然に防げるでしょう。
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エアコンが冷えない!ガス漏れもガス漏れ以外も業者に相談しよう
エアコンが冷えない時の、ガス漏れ以外の原因や対策を解説しました。
エアコンが冷えないままでは、電気代が無駄になるだけでなく、酷暑へのストレスが増えて日常生活にも悪影響を及ぼします。
自分でできる対策をしても効果が出ない場合は、早い段階で専門業者に相談してみましょう。
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ガス漏れ以外でエアコンが冷えない時によくある質問
-
Q. ガス漏れ以外でも冷えない原因はありますか?
A.エアコンが冷えない事態は、ガス漏れ以外にも以下のような原因が考えられます。
- 部屋の広さと合っていない
- 室外機まわりの環境が悪い
- 空気が循環していない
- コンプレッサーの故障が発生している
詳しくは、「ガス漏れ以外でエアコンが冷えない原因」を参考にしてみてください。
-
Q. エアコンが冷えないのは故障でしょうか?
A.エアコンが冷えないのは、必ずしも故障とは限りません。フィルターや室外機まわりの汚れ、部屋の広さとの不一致、風の循環不足など、使用環境が原因の場合もあります。
ただし、異音や水漏れが発生していたり、出てくる風がまったく冷えていなかったりする場合は、故障の確率が高いでしょう。
-
Q. ガス漏れでなくても業者に依頼すべき?
A.ガス漏れでもガス漏れ以外でも、稼働しているにもかかわらず冷えない事態は、電力を浪費している状態。
放置していても改善しないので、早めに業者に点検してもらうのが得策です。