2025.10.15 2025.10.23
本記事では、室外機が1階にもかかわらずエアコンを2階に取り付けたい場合の費用相場を解説します。
2階の寝室にエアコンを設置したくても、室外機は1階にしか置けないケースも多々あるはず。
そこで、階をまたぐために発生しがちな追加費用や、室外機と離して取り付ける場合の費用を抑えるコツなどをまとめました。
無駄な出費を防ぎ、安心して工事を依頼するために、ぜひ参考にしてください。
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目次
「エアコン2階・室外機1階」取り付けパターンの費用傾向

結論から言うと、「エアコンを2階に設置し、室外機を1階に置く」パターンは、標準工事に加え追加費用が発生する傾向があります。
理由は、配管や設置環境が複雑になるため。主な費用傾向のポイントは以下の通りです。
- 配管延長費
- 配管カバーや固定金具の追加
- 高所作業費
標準の配管距離はは約4mまでが多い中、2階設置では6~8mの約倍の長さが必要になるため、その分の配管延長費がかかります。美観や安全面を考慮すると、さらにカバーやパーツを増やさなくてはなりません。
2階外壁や屋根付近での作業が必要な場合、専用の足場や梯子を使うため追加料金も考慮すべきです。
天井高や場所などでも変動しますが、費用相場の概要は、次の項で見ていきましょう。
「エアコン2階・室外機1階」取り付けパターンの費用相場

では、「エアコン2階・室外機を1階」のパターンで発生しうる費用の相場を紹介します。
| 施工メニュー | 費用相場の目安 |
|---|---|
| <参考>標準工事(配管4mまで/室内機+室外機同階) | 13,000〜17,000円 |
| 異階取付(室内機2階・室外機1階) | +10,000〜16,000円程度 |
| 配管立ちおろし(2階→1階/6〜8m想定) | +3,000〜5,000円程度/1m |
| 高所・特殊作業(脚立・足場・壁面作業) | +5,000〜15,000円程度 |
| 総額目安(上記すべてを含んだ場合) | 30,000〜60,000円 |
標準工事に比べると、階数差による配管延長や高所作業の追加料金が発生する傾向にあります。金額は配管の長さによって大きく変動するので、複数業者の設計図をチェックしてみましょう。
より効率的に配管を設置してくれる業者であれば、費用も抑えられるはずです。
次の項で、特に費用が高くなるケースについて解説していきます。
「エアコン2階・室外機1階」で費用が高くなるケース

続いて、「エアコン2階・室外機を1階」のパターンで、特に費用が高くなるケースを解説します。
- 配管の距離が長い
- 足場や高所作業が必要になる
- 電源位置・専用コンセントの引き込み工事が必要
それぞれ、参考にしてください。
配管の距離が長い
配管の距離が長いとその分費用がかさむ、とお伝えしました。
具体的に解説すると、室内機が2階、室外機が1階という「階違い設置(立ち下ろし)」の場合、冷媒配管・ドレンホース・電線の延長が必須となり、通常の同階設置に費用が上乗せされます。
配管が長くなると、冷暖房の効率低下を見越して冷媒量の増量が必要になったり、断熱処理を施したりと、施工側の技術も求められるため、「距離が長い=追加料金」は避けられません。
足場や高所作業が必要になる
2階と1階という階差がある設置では、作業員がはしごや足場などを用いて高所作業を実施します。
天井高によって2階までの高さは異なるものの、足場確保による人件費の増加は加味しておきましょう。現場の状況によっては、「特殊作業料」などの名目で、工事の難易度に沿った費用が追加されます。
電源位置・専用コンセントの引き込み工事が必要
エアコン増設の場合の二次費用として、電源の位置やコンセントの有無にも影響があります。
室外機を1階に設け、室内機を2階に設置するパターンでは、既存の電源回路ではそのまま利用できないケースも多く見受けられます。結果、専用回路の設置やコンセント増設・電線の延長などの電気工事が別途必要になるでしょう。
単なる機器設置だけでなく、電気インフラ整備が絡むと工事総額に大きく反映されるため、電源工事の有無を見積もり時に必ず確認してください。
2階にエアコン専用コンセントを増設する場合の費用は、以下の記事で詳しく解説しています。
さらに詳しく知りたい方はこちら
2階にエアコン用コンセントを増設する際の費用は?【相場や追加工事料金について解説】
2024.07.21 2025.08.26
エアコン取り付け前のチェックポイント【費用面にも影響】

では、エアコン取り付け前のチェックポイントを3点、ご紹介します。
- エアコン専用コンセントの増設が必要か
- 見積書に「立ち下ろし費用」が入っているか
- 業者ごとのアフターサービスも比較しよう
事前に確認してみましょう。
エアコン専用コンセントの増設が必要か
まず、エアコン専用コンセントの増設が必要か、チェックする必要があります。
エアコンは大きな電力を消費するため、一般のコンセントや回路をそのまま流用すると、分電盤に負荷がかかり、過熱や火災のリスクにつながります。
法令上、専用コンセント・専用回路の設置が義務というわけではありませんが、実際には「専用回路を設けるべき」という民間規格があり、通常回路のまま使用しようとすると設置を拒否される場合も。
取り付け費用だけでなく、安全面にも直結する点なので、工事の有無を事前に確認するようにしてください。
見積書に「立ち下ろし費用」が入っているか
エアコンの取り付け工事において、室内機が2階で室外機を1階に設置する「立ち下ろし(直下配管・下階設置)」と呼ばれる工法は、追加の工事費用が発生するとお伝えしました。
「立ち下ろし費用」「階違い設置」「高所作業料」などの文言が見積書に含まれていないと、施工後に予想以上の請求が来る恐れがあるため、工事前に内容をしっかり確認しましょう。
あいまいな見積もりのまま作業を依頼すると、トラブルのもとになりかねません。
業者ごとのアフターサービスも比較しよう
室外機との配管が長い場合、取り付け後の使用で不具合が発生する確率も低くはありません。万が一異音や水漏れ、効率低下などのトラブルが起きた場合を想定して、設置業者ごとのアフターサービスを比較してみましょう。
見積書や契約書に「工事保証期間」「訪問修理対応」「部品交換の範囲」「メンテナンス頻度」などが明記されているかどうかを確認して、不明点があれば事前に問い合わせておくのをおすすめします。
エアコン2階・室外機1階の高価ケースでも費用を抑えるコツ

最後に、「エアコン2階・室外機を1階」のような高額になりやすいエアコン設置で、費用を抑えるコツをお伝えします。
- 既存の配管や金具を再利用してもらう
- 取り付け時期を考慮して依頼する
- 複数業者の見積もりを比べる
上記3点、それぞれ参考にしてください。
既存の配管や金具を再利用してもらう
異なる階での立ち下ろし設置で費用を抑える手段として、既にある配管・金具を使えるかどうかを確認してみましょう。
既存配管や金具が劣化していたり、設置環境を全体的に変更したりする場合には、安全上・性能上の理由で再利用ができないケースも多いものの、うまく再利用できると費用面を軽減できます。
再利用できそうだから、という根拠のない判断ではなく、ガス漏れ・性能低下などのリスクがないか、プロに必ず検証してもらってください。
取り付け時期を考慮して依頼する
2階から1階室外機への立ちおろしなどの特殊な設置条件では、工事費用自体に追加費用がかかりやすいため、依頼時期の観点から節約を試みるのもおすすめです。
梅雨~夏の冷房需要ピーク時や年末年始など、業者が工事集中する時期を避けて、春や秋などの閑散期を狙うと、業者の繁忙期割増を避けてコストを抑えられるはず。
工程的にも余裕があるため、細かい要望を反映してもらえたり、価格交渉に応じてもらえたりする傾向にあります。
複数業者の見積もりを比べる
「エアコン2階・室外機1階」パターンの設置は、環境条件でのデメリットがあるからこそ、デメリット軽減まで考慮してくれる経験豊富な業者に依頼するのが大切。
階をまたぐような施工の難易度が上がるケースでは、業者によって費用相場に差が出てきます。施工実績が多い業者なら、最短の距離で効率よく配管作業を実施してくれ、その分費用にも影響するでしょう。
納得の行くアドバイスや明瞭に記載された見積もりを提出してくれる業者を比較検討すれば、実際に必要な工事や適正な費用相場が判断できますよ。
さらに詳しく知りたい方はこちら
エアコン取り付けはどこに頼む?電気屋さん?失敗しない工事業者の選び方も解説
2024.09.03 2025.08.24
「エアコン2階・室外機1階」パターンでも安心!セーフリーで業者探し
室外機は1階のまま、エアコンを2階に取り付ける場合の費用相場を解説しました。
配管の長さや設置場所の高さによって、追加費用が発生しがちではあるものの、室外機が2階に取り付けられなくても大丈夫。エアコン取り付けの場数を踏んでいる業者に依頼すれば迅速に対応してくれます。
複数の業者がら見積もりをもらって、費用やサービス内容を比較検討してみましょう。
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エアコン2階室外機2階でも
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「エアコン2階・室外機1階」取り付けパターンでよくある質問
-
Q. 2階に室外機が設置できないのですが、2階にエアコンを取り付けられますか?
A.2階に室外機を設置できなくても、エアコンの取り付けは可能です。
具体的な設置工事として、1階に室外機を置き、配管を延長して2階の室内機と接続します。同階で収まる標準工事と比べて、配管の長さに比例する追加費用が発生するでしょう。
新規専用コンセントの増設費用が加算されるケースもあるので、複数の業者の見積もりを比較検討してみてください。
-
Q. 室外機と本体が離れると高額になりますか?
A.室外機と室内機が離れるほど、その分設置費用は高くなります。
配管の延長が必要になるため、配管材料費や施工時間が増加します。冷媒ガスの追加や断熱処理が必要になる場合もあるでしょう。
高所作業費や美観を意識した配管カバーの取り付けなども含めると、費用は数万円単位で増える傾向にあります。
-
Q. 2階にエアコン・1階に室外機のケースで、費用を抑えるコツはありますか?
A.費用面に大きく影響する配管の長さを、最短距離で施工してくれる業者を探しましょう。また、既存の部品や配管穴など再利用できるパーツを提案してもらえると、費用を抑えられるはずです。
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