2025.06.20 2025.06.20
本記事では、電力量を30アンペアから40アンペアに変更する際の工事費用を解説します。
30Aの家庭も多いものの、昨今のリモートワークなどで消費電力があがっているのも事実。ましてや、オフィスの規模を拡大したい場合には、手狭に感じるでしょう。
そこで、30アンペアから40アンペアに変更する費用相場やメリットなどをご紹介します。月々の電気代の変化もお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。
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目次
30アンペアから40アンペア変更で工事費用がかかる?
30アンペアから40アンペアにアンペア容量を変更するにあたって、費用がかかるのか気になるところ。最初に、どのようなケースで費用が発生するのか解説していきます。
30アンペアから40アンペアへ変更する場合、既存のブレーカーで対応できる場合は、電力会社が無償で対応してくれます。特に、スマートメーターが設置されている家庭やオフィスでは、遠隔操作で切り替え可能なので、工事自体が不要なケースもあります。
工事費用がかかるのは、既存の電気配線が40Aに対応していない場合。もし、家の中の配線や分電盤、引き込み線が古いなら、電気工事が必要になるでしょう。電気工事を実施する必要がある場合の費用相場は、次の項で解説していきます。
アンペア変更に伴う電気工事に関しては、以下記事を参考にしてください。
さらに詳しく知りたい方はこちら
電気工事でアンペア変更しよう!家庭・オフィスの適正容量や節約のコツも
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30アンペアから40アンペアに変更する工事費用相場
では、30アンペアから40アンペアへの変更時に、工事が必要な場合の費用相場を見ていきましょう。一般家庭、オフィスそれぞれの相場を解説していきます。
一般家庭における工事費用
まず、一般家庭における費用相場を、メニューごとに表にまとめました。
工事メニュー | 内容 | 費用相場 |
---|---|---|
分電盤交換 | 約8万円~ | |
単相2線式→単相3線式切替工事 | 古い住宅などに見られる古いタイプの切替 | 約15万円~ |
引き込み線改修 | 古い門柱・線が細い場合 | 約2~10万円 |
ブレーカー交換 | 新しいブレーカーへの交換 | 約3千~2万円 |
電力会社申請手数料 | 単相3線式切替や容量変更時 | 約3~5万円 |
分電盤が古かったり、単相2線式から3線式に切り替えたりする必要があると、上記のような工事が必要になります。
設備が古い場合は、合計で10万円〜20万円程度の費用がかかるケースが多く見られます。事前に電気工事業者による現地調査を受け、相見積もりをもらうと良いでしょう。
分電盤を交換する費用相場は、以下記事で解説しています。
さらに詳しく知りたい方はこちら
分電盤(ブレーカー)の交換費用はどのくらい?料金相場や取り替え事例を徹底解説!
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オフィスにおける工事費用
次に、オフィスで工事が必要になるケースと費用相場を参考にしてください。
工事メニュー | 内容 | 費用相場 |
---|---|---|
スマートメーター設置済みでの遠隔切替 | メーターがスマートタイプの場合 | 無料 |
分電盤交換 | 古い分電盤で40A以上非対応の場合の交換 | 約5万円~15万円 |
専用回路の増設 | OA機器・エアコン増設に伴い回路の追加 | 約1万円〜/回路 |
コンセント・スイッチの増設 | コンセントやスイッチの追加 | 約6千円~/個 |
屋内配線・幹線改修 | 古い線や容量不足の引き込み線がある場合 | 数万円~(見積もり要) |
30アンペアは小規模オフィス向けの容量なので、40アンペア以上に増やしたいケースも多々あるでしょう。古い設備であれば、おおがかりな工事になるケースも少なくありませんが、スマートメーターが設置されているなら遠隔切替でスムーズに対応できます。
OA機器やその他機材、エアコンなどの増設を増やしたい時は、必要な容量を事前にしっかり把握するのが重要!オフィスの規模を大きくすると、40アンペアでも足りない場合があるので、電気工事業者に相談して、余裕を見たアンペア数に変更するのをおすすめします。
オフィスや店舗の電気工事については、以下記事で詳しく解説しています。
さらに詳しく知りたい方はこちら
オフィスの電気工事について|工事の手順・注意点・費用について解説
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30アンペアから40アンペアに変更するメリット【工事費用も元が取れる!】
容量変更を迷われている方に向けて、30アンペアから40アンペアに容量変更するメリットをご紹介しましょう。
- 複数の家電を同時に使ってもブレーカーが落ちにくくなる
- 家族が多い家庭や在宅ワークに適した電力容量を確保できる
- 日常生活のストレス軽減につながる
上記3点がニーズに合うなら、工事費用をかけてもメリットが上回ると言えますよ。
複数の家電を同時に使ってもブレーカーが落ちにくくなる
30アンペアの契約量では、電子レンジやドライヤー、エアコンなどを一度に使うだけですぐにブレーカーが落ちやすいですが、40アンペアに上げれば、だいぶ余裕が生まれます。
同じタイミングで使う家電製品が多く、過電流によってよくブレーカーが落ちるとお悩みなら、アンペア数を引き上げれば解消されるはず。頻繁にブレーカーが落ちなくなると、ブレーカー自体の寿命も延ばせるでしょう。
家族が多い家庭や在宅ワークに適した電力容量を確保できる
家族が多い家庭やテレワークの機会が多い環境では、複数の部屋でエアコン、パソコン、調理家電などが同時に稼働するケースも多くなります。
契約アンペア数は、大きいほど同時に使える電気量が増えるので、人数の多い世帯やオフィスでの使用では重要なポイントになります。昨今のテレワークブームでは、パソコンなどのOA機器だけでなく在宅によるエアコン稼働時間も増えているため、安定した電力供給がマストと言えるでしょう。
日常生活のストレス軽減につながる
容量が足りなくて頻繁にブレーカーが落ちる状況では、オンライン会議中にPC作業が途切れたり、料理中に調理が止まったりして、日常生活にかなりの支障が出るのは避けられません。
実際の生活の不便さは、ストレスに直結します。使用電力量に契約容量が適していない証拠なので、早めに見直しするのをおすすめします。
基本料金が多少あがるものの、電化製品やブレーカーの故障も軽減されるので、長い目で見て大きなメリットにつながるでしょう。
実際の容量変更後の電気料金の変化は、次の項で解説していきます。
30アンペアから40アンペアに変更後の電気料金は?【工事費用以外もチェック】
気になる変更後の電気料金に焦点を当ててみましょう。
- 月額の基本料金を比較してみる
- 使用量が同じなら電気代全体は大きく変わらない
上記2点を、それぞれ解説していきます。
月額の基本料金を比較してみる
まず、月額の基本料金を比較してみましょう。
契約アンペア | 月額基本料金 |
---|---|
30A | 約900円~950円 |
40A | 約1,200~1,300円 |
月々で300円程度高くなりますね。
東京電力「従量電灯B」を例にとって計算すると、30アンペア(約 935円)と40アンペア( 1,247円)で約312円/月の差が生じ、年間差は3,741円となります。
使用量が同じなら電気代全体は大きく変わらない
契約アンペアを増加すると、基本料金は上がりますが、従量料金(使った分の電気代)や再エネ賦課金は変わりません。
契約アンペアは、「瞬間で一度に使える電力量の最大値」を示すもので、料金体系に直結していません。電力使用量が同じままなら、電気代の差額は基本料金の増額分のみで、電気料金自体が割高になったり割安になったりするわけではないのです。
つまり、ライフスタイルやオフィスワークに応じた妥当な電力を、ブレーカーを落とさずに利用できるようになる点のみが大きな変化。規模を拡大したオフィスは別格とは言え、使用量が大きく変わらなければ、電気代もそこまで変動しないでしょう。
反対を言えば、必要な電力量以上のアンペア数は、基本料金の差額分が無駄になりかねません。日常利用に応じた無駄のない契約選びが重要です。
賃貸などで30アンペアから40アンペアに変更できない時は【工事費用以前に】
電力量が足りないと感じていても、賃貸では好きにアンペア数を変更できないケースも多いでしょう。
賃貸でアンペア変更できない最大の理由は、建物全体の電力容量に制限があるため。管理会社や大家さんからの許可が得られなければ、以下のように工夫してみてください。
- 使用電力を見直す
- 時間帯によって使用家電を分散する
- 省エネ家電に買い替える
それぞれ、解説していきます。
使用電力を見直す
契約アンペア数を超えないための第一歩は、家庭内で使用している電力を整理すること。
電化製品の消費電力を確認し、どの機器がどれだけ電気を使っているかを整理してみましょう。小さな家電でも、積み重なると全体の負荷が大きくなります。
同じような効力の家電を無駄に併用していないか、思わぬ製品が実は高出力の可能性はないか、などをチェックすると、電力の断捨離にもつながるでしょう。無理に節電しなくても、契約アンペア内に収まるようになるかもしれません。
時間帯によって使用家電を分散する
同じ時間帯に多くの家電を使用すると、瞬間的に電流が集中し、ブレーカーが落ちる原因になります。
過電流を防ぐには、使用する時間をずらすように工夫しましょう。たとえば、洗濯機を回す時間と電子レンジ使用のタイミングをずらすだけでも、電気の負荷を抑えられます。特に、朝や夕方など、家電の使用が集中しがちな時間帯は、使用家電を分散できるように心がけてみてください。
家族間で重ならないようスケジューリングしたり、ライフスタイルを少し変更したりするだけで、無理なく過電流のリスクが軽減するはずです。
省エネ家電に買い替える
古い家電は消費電力が高く、同じ機能でも電力を多く必要とするケースが多々あります。
契約アンペア数に収めるために、電気使用効率の良い省エネ家電への買い替えも効果的。最新の家電は、技術の進化で必要な電力が抑えられているうえ、運転モードに応じた出力制御も優れています。
エアコン、冷蔵庫、洗濯機など、使用頻度の高い家電から優先的に検討するのをおすすめします。結果的に電気料金の節約にもつながり、一石二鳥の対策となるでしょう。
30アンペアから40アンペア工事費用は『セーフリー』で相見積もりを
30アンペアから40アンペアへ変更する工事費用について解説しました。
10アンペア増えるだけでも、電化製品をストレスなく使用できるようになります。もし現状に不便を感じていたり、設備を増設したりする場合は、電力容量を増やす検討をしてみましょう。
ただし、変更するにあたって、必要な追加工事が発生するケースもあるので、まずは電気工事サービスに相談するのをおすすめします。
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- アンペア変更は有料?
- 電気代はどう変化する?
- どこに依頼すればいいの?
30アンペアから
40アンペアへの変更は、
電気工事業者に相談
30アンペアから40アンペア変更の工事費用に関するよくある質問
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Q. 契約アンペア変更は無料でできますか?
A.契約アンペア(電力容量)変更は、対応しているブレーカーであれば、電力会社が無料で実施してくれます。また、スマートメーターなら遠隔作業も可能。
ただし、設備が古い場合は有料工事が必要になるので、電気工事サービスに相談してみましょう。
-
Q. アンペア数を変更するのに分電盤を交換する必要がありますか?
A.30アンペアから40アンペアへ契約を上げる際、分電盤そのものは必ずしも交換しなくてはいけないわけではありません。
ただし、設備が古い、容量増加に対応できない、などのケースでは電気工事業者による交換が必要です。
-
Q. 電力会社と電気工事業者、どちらに依頼すればいいでしょうか?
A.電力容量の変更のみであれば、契約している電力会社が対応してくれます。ただし、既存の分電盤では対応できない場合は、別途電気工事を専門業者へ依頼する必要があります。
電気工事業者から電力会社への申請代行も実施してくれるので、まずは電気工事サービスで工事の有無を確認してみると良いでしょう。