電気工事の悪徳業者に注意!

電気工事の悪徳業者に注意!見分けるポイントとキャンセル方法について解説

2024.06.26 2024.09.03

 

電気工事を依頼するときは、良い業者の見極めが重要です。残念ながら、高額な請求をしたり、雑な作業をする悪徳業者がいるのが現実なのです。

この記事では、業者選びで失敗しないための、悪徳業者の特徴について解説します。悪徳業者と分かったときの断り方も解説しますので、ぜひ参考にしてください。

電気工事の悪徳業者の特徴は4つ!

電気工事の悪徳業者は、以下のような特徴があります。

  • 契約を急がせる
  • 見積もり内容が細分化されていない
  • 実績を提示しない
  • 電気工事に必要な資格を保有していない

いずれかが当てはまっている業者は、悪質な可能性があるので注意が必要です。具体的な理由について、以下で解説します。

契約を急がせる

悪質な電気工事業者は無料点検を口実に突然訪問し、顧客の不安を煽る手法で契約を急かしてきます。中には、まず営業担当が来訪し、その後で職人が現れるという二段階のアプローチを取る業者もいます。

顧客の安全や利益を軽視し、ただ契約を取ることだけにフォーカスしている可能性が高いので、このような営業を感じたら、慎重に対応しましょう。

見積もり内容が細分化されていない

同じ種類の取り付け工事であっても、使用する材料や施工方法によって、各項目の費用は大きく変わります。しかし、一部の業者は「工事一式」として大まかにまとめた見積もりを提示することがあります。

このような業者は、顧客への敬意や誠実さが欠如している可能性が高く、高額請求をしてくるかもしれません。

信頼できる業者は、顧客の理解を深めるため、何にいくら必要かを明確に示し、透明性のある見積もりを提供してくれます

実績を提示しない

電気工事の仕上がりについて具体的な質問をした際、明確な回答や詳細な説明ができない業者には注意が必要です。信頼できる業者は、豊富な経験と高い技術力をもっているため、過去の施工例を示す写真を提示し、工事の細部にわたって丁寧に説明できます。

一方、曖昧な説明しかできない、あるいは具体的な仕上がりイメージを示せない業者は、技術力に不安がある可能性が高いと考えて良いでしょう。

電気工事に必要な資格を保有していない

電気工事を依頼する際は、業者が必要な資格を持っているか確認しましょう。悪徳業者は安価な見積もりや迅速な対応を強調しますが、資格がないと技術や知識が不足し、火災や感電などの事故が起こるリスクがあります。

確認しておくべき資格は、以下の2つです。

  • 第一種電気工事
  • 第二種電気工事

そもそも、資格がないまま電気工事するのは法律違反ですので、覚えておきましょう。

電気工事の優良業者はどんな特徴がある?【悪徳に騙されないために】

電気工事の優良業者

優良な電気工事業者には、以下のような特徴があります。

  • 工事内容を事前に詳細かつ分かりやすく説明する
  • 強引な勧誘をしない
  • 見積もり後の追加料金が発生しない

上記で解説した悪徳業者とは反対に、顧客との透明性の高いコミュニケーション、確かな技術力をもち合わせています。これらを参考にし、見積もりや相談時に優良業者かどうかを見極めましょう。

電気工事の悪徳業者を見分けるポイントは6つ

電気工事の悪徳業者を見分けるポイント

電気工事の悪徳業者を見分けるには、以下のポイントを意識してください。

  • 現場調査して丁寧に工事内容を説明してくれるか
  • 見積もりが工事内容別に記載されているか
  • 電気工事に関する知識が十分にあるか
  • 口コミや評判が悪くないか
  • アフターフォローは充実しているか
  • 施工実績は豊富か

それぞれの項目を意識しておけば、悪徳業者との契約を防げます。どのように確認すべきか、以下で解説します。

現場調査して丁寧に工事内容を説明してくれるか

悪徳業者を見分けるポイントの一つは、現場調査を行い、丁寧に工事内容を説明してくれるかどうかです。信頼できる業者は、詳細な調査を行い、必要な工事やその理由を明確に説明してくれます。

そのため、少しでも「わかりづらい」や「具体的な説明がない」と感じたら悪徳業者の可能性を疑って良いでしょう。その際、質問しても明確な返答がない場合は、他の業者への依頼をおすすめします。

見積もりが工事内容別に記載されているか

見積もりが詳細に記載されているかも重要です。工事内容が、具体的に分かれて記載されている見積もりを提出する業者は、透明性が高く信頼できます

不明瞭な見積もりは、追加請求される恐れがあるので注意してください。

電気工事に関する知識が十分にあるか

業者の電気工事に関する知識が豊富かどうかも確認ポイント。質問に対し、専門的かつ分かりやすく答えられる業者は、知識が豊富で信頼できる可能性が高いです。

また、その後のメンテナンスや使い方についてもアドバイスしてくれる業者であれば、なお良いでしょう。

口コミや評判が悪くないか

業者の口コミや評判も重要なチェックポイント。インターネットのレビューや知人からの紹介などで、悪評が多くないかを確認しましょう。

ただし、悪い口コミには注意してください。個人の感覚で書き込んでいる可能性があります。

ですから、口コミはあくまで参考程度に留めておきましょう。

アフターフォローは充実しているか

アフターフォローが充実しているかも見分けるポイントです。工事後のトラブル対応や定期的な点検を提供している業者は、顧客満足度を重視している証拠です。

反対に、アフターフォローを断ったり、高額な見積もりを出す場合は、悪徳業者の可能性があります。

施工実績は豊富か

業者の施工実績もチェックしましょう。豊富な実績がある業者は、経験豊かで信頼性が高いです。

過去の実績や事例を確認することで、その業者の実力を把握できるので、ホームページなどを確認しておきましょう。

電気工事の悪徳業者に依頼リスクとは?【機器の不具合や事例について】

電気工事の悪徳業者に依頼すると、機器の不具合などが発生する恐れがあります。なぜなら、技術レベルが低かったり雑な仕事をするからです。

特に気を付けておくべき不具合について、以下で解説します。

エアコンの不具合

エアコン設置時の適切な手順を怠ると、さまざまな問題が発生する可能性があります。設置前のエアコン内部には水分やゴミが付着しているため、これらを除去せずに稼働させると、内部が凍結して損傷する恐れがあります。

そのため、信頼できる業者は「真空引き」という重要な作業を行います。しかし、悪徳業者の中には時間と労力を省くためにこの手順を省略することがあり、その結果、エアコンの性能低下や故障につながります。

さらに、配管工事のミスによってガス漏れ、水漏れ、漏電といった深刻な問題が発生するケースもあるでしょう。

エコキュートの不具合

エコキュートの設置において、特に注意すべきなのがエコキュート本体の傾きです。この傾きは単なる見た目の問題にとどまらず、機器の長期的な性能と耐久性に深刻な影響を及ぼす可能性があります。

傾いた状態で設置されたエコキュートは、時間の経過とともに被膜の劣化を引き起こす恐れがあります。劣化は機器の保護機能を低下させ、内部構造にダメージを与える可能性があるでしょう。

結果として、エコキュートの寿命が短くなったり、効率が低下したりする可能性があります。

コンセントの不具合

コンセントの設置は、電気工事の基本でありながら、細心の注意が必要な作業です。しかし、悪徳業者による不適切な施工は、さまざまな問題を引き起こします。

まず、コンセントが傾いて設置されると、見た目が悪いだけでなく、プラグの挿入や抜き取りに支障をきたす可能性があります。また、壁から浮いて隙間がある場合、感電のリスクが高まり、埃の侵入によって火災の危険性も増すでしょう。

さらに、事前の相談なく、当初の希望と異なる場所にコンセントが増設されていれば、使い勝手が悪くなるだけでなく、追加工事の費用が発生する可能性もあります。

IHクッキングヒーターの不具合

IHクッキングヒーターの施工には高度な専門知識と技術が必要ですが、悪徳業者による不適切な設置は深刻な問題を引き起こします。

最も危険なのは接地工事の不良による感電リスク。また、外壁の電線処理が雑な場合、美観を損ねるだけでなく、電線の早期劣化を招きます。

さらに、全体的に見た目が悪いことは、キッチンの美観を損ない、住宅の価値にも悪影響を及ぼすでしょう。

浴室テレビの不具合

浴室テレビの設置は、湿気の多い環境で、電気機器の使用という特殊な条件下で行われる繊細な作業です。しかし、悪徳業者による不適切な施工は、深刻な問題を引き起こします。

最も重要な問題は、防水処理の不備。適切な防水が施されていないと、湿気や水がテレビ本体や配線に侵入し、機器の故障や短絡を引き起こす危険性があります。

さらに、水漏れは周囲の金属部品や木材の腐食を招き、浴室全体の構造にダメージを与える可能性があります。

電気工事の悪徳業者をキャンセルする方法

電気工事の悪徳業者をキャンセルするには、クーリングオフ制度を使いましょう。

クーリングオフ制度は、特定商取引法に基づき、訪問販売などで結んだ契約を解約できる消費者保護制度です。電気工事の契約でも、訪問販売で締結した場合は、この制度の対象となります。

ただし、適用には条件があります。

  • 訪問販売での契約である
  • 契約日から8日以内
  • 個人での契約である

上記が主な要件です。しかし、業者の店舗での契約や消費者が業者を呼んだ場合、8日を過ぎた場合、法人契約の場合はクーリングオフできません。

ただし、業者による虚偽説明や威圧的な態度、契約書面の不備がある場合は、8日を過ぎても適用される可能性があります。

電気工事業者は悪徳か優良かしっかり見極めてから依頼を!

電気工事は、安全かつ丁寧に作業してくれる優良業者を選びましょう。悪徳業者を断ることもできますが、そもそも依頼しないように見極められた方が良いです。

しかし、ご自身で業者を比較検討するのは、手間や時間もかかってしまうかと思いますので、その際はぜひ

セーフリーをご活用ください。セーフリーでは多数の業者を掲載していますので、比較検討しやすいです。ご自身のニーズからも検索できるので、ぜひ電気工事依頼の際にご利用ください。無料見積もりも依頼できるので、まずは気軽に見積もりを出してもらいましょう!

電気工事の悪徳業者に注意!見分けるポイントとキャンセル方法について解説のよくある質問

  • Q. 電気工事を悪徳業者に依頼するとどのようなリスクがありますか?

    安全性と品質の低下、追加費用、法的トラブルのリスクがあります。

  • Q. 電気工事の悪徳業者を見分ける主なポイントはありますか?

    見積もりの不透明さと強引な勧誘に注意しましょう。

  • Q. 電気工事の優良業者はどのように見つけたら良いですか?

    資格、実績、口コミを確認して選んでください。