2023.10.04 2024.12.05
毎日清潔なお湯で快適にお風呂へ入るためには、正しい方法でパーツごとの掃除をすることが大切です。この記事では、エコキュートの清掃について、簡単な方法からパーツ別の方法をご紹介します。
業者による訪問メンテナンスについても解説するので、ぜひお役立てください。
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目次
エコキュート清掃の適切な頻度【簡単お手入れ!】
エコキュートを長く使っていくためには、適切な頻度で清掃などのメンテナンスをしていくことが欠かせません。
必要な手入れを怠ると、給湯効率が下がったり故障したりすることがあるため、注意しましょう。
エコキュート清掃は、下記が適切な頻度の目安です。
- フィルター:1週間に1回
- 配管:1~2ヶ月に1回
- タンク:半年に1回
機種によっては、エコキュート本体に「洗浄ボタン」がついています。
毎日浴槽からお湯を抜く際に洗浄ボタンを押すと、簡単にお手入れができるので使ってみましょう。
さらに、「自動配管洗浄機能」が搭載されている機種の場合は、お湯を抜く際に自動で配管を洗浄してくれます。
エコキュートの清掃方法をパーツ別に解説!
エコキュートは、フィルター・配管・タンクを定期的に清掃する必要があります。
それぞれの清掃方法を、具体的に見てみましょう。
フィルター
浴槽のフィルターにゴミが溜まり詰まってしまうと、エコキュートが正しく作動しなくなることがあります。
フィルターは白や銀のカバー状になっているので、汚れているようであればその都度掃除しましょう。
- フィルターを外す
- 前面や側面などを、歯ブラシなどで洗う
- 取り付ける
フィルターは目が細かくなっているため、歯ブラシなどを使うと汚れを落としやすいです。
ふろ配管
洗浄機能がついているエコキュートなら洗浄ボタン1つで配管をキレイにしてくれますが、定期的に洗剤を使った清掃も必要です。
- 浴槽の循環口より少し高い位置まで水を入れる
- 洗剤を入れて「洗浄ボタン」を押す
- 1時間ほどしたら、洗浄をストップする
- 浴槽の水をすべて排水する
- あたらしく循環口の少し上まで水を入れる
- 「洗浄ボタン」を押して配管の中をすすぐ
- 30分ほどしたら洗浄を止め、浴槽の水を抜く
- 浴槽に残った汚れを洗い流す
洗剤は、各メーカーや機種で推奨されているものを使いましょう。
タンク
常に水が入っているタンクですが、清掃をしないと汚れが溜まってしまいます。
そこで、定期的に水を抜いてタンクの底に溜まっている汚れを排出する作業が必要です。
- 給湯タンクの中央少し下の小さな扉にある「漏電遮断器」をOFFにする
- エコキュートの貯湯タンクの下側のパネル(脚部カバー)を外す
- パネルを外したところにある給水配管の「止水栓」を縦にして閉める(赤のバルブが一般的)
- 給湯タンクの上部の小さなカバーを開けると「逃し弁」があるので、レバーを手前に引いて1分待つ
- 地面に続く排水配管の近くにある「排水栓」を「排水」側にまわして開く(薄型の場合は排水栓2ヶ所とも開く)
- 約2分ほど排水する
- 排水栓を「通常」に戻す
- 止水栓を開ける
- 排水ホースから水かお湯に空気が混じらず連続して出るようになるまで待つ
- 逃し弁レバーを戻す
- 漏電遮断器をONにする
エコキュートに清掃が必要な理由
エコキュートには、毎日の入浴の際にさまざまな汚れが付着します。
- 皮脂汚れ
- 石鹸カス
- 湯垢
- 入浴剤
これらの汚れはエコキュートの配管にも蓄積し、レジオネラ菌などの雑菌が繁殖することがあります。
レジオネラ菌を免疫力が低い人が吸い込むと、高熱や頭痛、肺炎などの症状が出て、最悪の場合は命にかかわることもあるため注意が必要です。
また、定期的な清掃をしていないと、配管などが詰まってしまい故障の原因になることもあります。
エコキュートのお風呂を毎日快適に使用するためには、定期的な清掃が欠かせません。
エコキュート清掃でのポイント
エコキュートを清掃する際には、下記2つのポイントを押させておきましょう。
- 洗剤はメーカー推奨のものを規定量使う
- 故障を避けるなら業者への依頼も検討する
洗剤はメーカー推奨のものを規定量使う
エコキュート清掃で使う洗剤は、メーカーが推奨しているものを使いましょう。
また、使う洗剤の量も、商品それぞれで規定されている分量を守って使うことが大切です。
故障を避けるなら業者への依頼も検討する
手間がかかるからとエコキュートの清掃を怠っていると、故障につながる恐れがあります。
しかし、フィルターから配管、タンクまで清掃すべき箇所は少なくなく、なかなか手がつかないこともあるでしょう。
エコキュートの清掃は、業者へ依頼するのもおすすめです。
業者なら、エコキュートの汚れを徹底的に除去してくれます。
しばらく清掃しておらずひどい汚れになっている場合や、清掃に不安がある場合にも、ぜひ一度業者へ依頼してキレイにしてもらいしょう。
一回キレイにしてもらうと、その後の定期的な清掃がとてもラクになることもメリットです。
エコキュートは清掃のほかに業者による訪問メンテナンスも必要
エコキュートは、専門業者による訪問メンテナンスを行い不調や不具合がないかをチェックすることも重要です。
自分では見えない場所の不調や、プロの目でしか気づけない不具合もあるためです。
定期的に業者の訪問メンテナンスを受けていれば、エコキュートを長く使うことができます。
ただし、なかには「エコキュートの訪問メンテナンス」を謳う悪質な業者も存在します。
「無料」「今だけ」などの営業トークには十分気をつけ、優良な業者を選ぶことが大切です。
エコキュートは清掃のほかに点検も!
エコキュートを長く安全・快適に使っていくためには、定期的に自分で点検していくことも大切です。
特に重要な点検ポイントは、下記3ヶ所です。
- 逃し弁
- 漏電遮断機
- 配管
逃し弁
水が温まると膨張しエコキュート内が高圧になるため、これを調整するのが「逃し弁」です。
点検は下記の手順で進めます。
- 逃し弁レバーを数回上下に動かす
- レバーを上げた時にだけ水やお湯が出ることを確認する
点検の際は、配管内部には触れず、必ず沸き増しを行っていない時に行います。
点検が終了したら、逃し弁を下げて元通りにしておきましょう。
漏電遮断機
万が一漏電が発生した場合に、電気を遮断するのが「漏電遮断機」です。
作業時は感電の危険があるため、濡れた手での作業は避けてください。
- 漏電遮断機の「テスト」ボタンを押す
- 電源レバーがOFFになるかを確認する
点検終了後は、必ず電源レバーをONに戻しておきます。
配管
配管の点検では、以下の点を目視で確認します。
- 漏れしている場所はないか
- 保温材が破損している場所はないか
- 異常がある場所はないか
配管接続部のパッキン部分も劣化しやすいため、しっかりチェックしましょう。
清掃・点検でエコキュートを長く安全に使おう!
エコキュートを長く使っていくためには、定期的な清掃と点検が欠かせません。
業者による訪問メンテナンスも含め、安全で清潔な状態を維持できるよう手入れをしていきましょう。
エコキュートの清掃に不安があったり不具合があったりする際には、無理せず業者へ依頼することも大切です。
エコキュートの清掃方法と簡単お手入れ!【3つの点検箇所も解説】のよくある質問
-
Q. エコキュートの清掃は自分でできる?
A.エコキュートは、フィルター、配管、タンクそれぞれ自分で掃除できます。
ただし、不安がある場合や汚れがひどいことが予想される場合などは、業者へ依頼すると安心です。 -
Q. エコキュートはどのくらいの頻度で清掃すればいい?
A.エコキュートは、下記を目安に清掃しましょう。
・フィルター:1週間に1回
・配管:1~2ヶ月に1回
・タンク:半年に1回
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