2025.05.29 2025.05.29
本記事では、コンセントの故障や不具合などで起こる現象について解説します。
普段なにげなく使用しているコンセントですが、もし異常を感じたら、トラブル前の危険信号かもしれません。
- コンセントが熱いけれど使って平気?
- ブレーカーが落ちるのはコンセントのせい?
- 自分でコンセント修理できる?
上記のような不安に向けて、不具合の原因や異常時にすべき対処法などをまとめました。不具合を見逃さずに、大きなトラブルを防ぎましょう。
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目次
コンセントの異常チェックリスト【こんな症状は要注意!】
最初に、コンセントの異常時に起こる症状をチェックしていきましょう。以下のような現象は要注意です。
- コンセント周辺が焦げている
- コンセントや壁が熱くなる
- コンセントの差し込み口がゆるい
- コンセントが錆びている
- コンセントから緑の液体が出る
- 電源が入らない
- ブレーカーが頻繁に落ちる
順番に見ていきましょう。
コンセント周辺が焦げている
コンセントやその周辺に焦げ跡や変色が見られる場合、内部で過熱やショートが発生している恐れがあり、大変危険な状態です。
接触不良や過電流によるもので、放置すると火災を引き起こしかねません。焦げた痕跡を発見したら、直ちに使用を中止し、専門業者に相談してください。
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コンセントや壁が熱くなる
使用中のコンセントやプラグ、その周辺の壁が異常に熱を持つ場合、電気の流れに問題が生じているかもしれません。電力の使い過ぎ、もしくは電力量に異常がある証拠です。
つないでいる電化製品の電源を切って、コンセントから抜きましょう。特に、使用したてですぐに熱くなるなら、速やかに点検を依頼してください。
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コンセントの差し込み口がゆるい
プラグを差し込んだ際に、コンセントの差し込み口がゆるく感じる場合、内部の接触部が劣化しているケースが考えられます。
接触不良だけでなく、すき間にたまったほこりから引火するトラッキング現象が起きやすくなるので、要注意と言えるでしょう。
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コンセントが錆びている
コンセントの金属部分にサビが見られる場合、湿気や水分の影響で腐食が進行している恐れがあります。サビが発生すると電気の通りが悪くなり、接触不良や発熱の原因となります。特に、キッチンや洗面所など湿気の多い場所では、漏電のリスクも高まり危険度が増すでしょう。
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コンセントから緑の液体が出る
コンセントから緑色の液体が漏れているのは、コンセントの内部が錆びた緑青(ろくしょう)や樹脂などの電線を覆う絶縁素材が溶け出している現象です。
すぐさま感電などのトラブルに直結するわけではないものの、経年劣化が理由なので、早めにコンセントを交換すべきと言えるでしょう。
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家電の電源が入らない
特定のコンセントに接続した電化製品の電源が入らない場合、コンセント自体の故障や劣化、内部配線の断線が考えられます。
電源の入らない電化製品が他のコンセントで正常に動作するなら、問題のコンセントの使用を中止し、専門業者に連絡してください。
ブレーカーが頻繁に落ちる
ブレーカーが頻繁に落ちる場合、過電流や漏電が発生している確率が高いでしょう。タコ足配線のままたくさんの電力を使用していたり、ライフスタイルと契約アンペア数があっていなかったりするケースが考えられます。
また、特定のコンセントを使用するとブレーカーが落ちるなら、そのコンセントに問題があると言えます。
どちらにせよ、根本的に使用電力を見直す必要があるでしょう。
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コンセントの不具合が起こる主な原因
次に、コンセントの不具合が起こる主な原因を見ていきましょう。
- 経年劣化
- トラッキング現象
- 過電流
- 配線トラブル
- 漏電
心当たりがある点を含め、それぞれ確認してください。
経年劣化
コンセントの寿命は一般的に10年程度とされています。長期間使用すると、内部の金属部品が摩耗し、接触不良や発熱の原因となります。
外観上は問題がなくても、内部の見えない箇所の劣化は進むので、古い住宅を中心に、定期的な点検が推奨されます。
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トラッキング現象
コンセントとプラグの間にほこりや湿気がたまると、微小な電流が流れ続け、絶縁部分にもかかわらず導電性を持つ「トラック」が形成されます。本来電気が流れない箇所に電流が流れるトラックによってショートや火花が発生する現象を「トラッキング現象」と呼びます。
特に、長期間タコ足配線したままの家電製品で発生しやすく、火災原因にもなる侮れない症状です。
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過電流
過電流は、コンセントに許容以上の電流が流れる現象を指します。過電流の主な原因は、ひとつのコンセントに負荷が集中するタコ足配線や、高出力の電化製品の同時使用が挙げられます。
過電流が続くと、配線が過熱し、絶縁体が溶けてショートや火災につながる恐れもある危険な状態。ブレーカーが頻繁に落ちる場合は、過電流の兆候と考えられるでしょう。
配線トラブル
コンセント内部や壁内の配線が断線、接触不良、またはそもそもの施工不良によりトラブルを起こすケースも起こりえます。電気が正常に流れないと、イレギュラーな箇所に負荷がかかり、発熱や発火を招くのは想像にたやすいでしょう。
無資格でのDIY電気工事や古い建物にありがちな原因と言えます。
漏電
漏電は、電気が本来の経路を外れて、文字通り漏れている現象です。主な原因は、絶縁体の劣化、水分の侵入、コードやプラグの損傷などが挙げられます。
漏電が発生すると、感電や火災のリスクが一気に高まります。特に、湿気の多い場所や水まわりでは、電気を通しやすい水分が媒体となって漏電する危険性が増すので、日頃から注意する必要があるでしょう。
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コンセント異常時にやってはいけないコト
コンセントに異常が見られる時にやってはいけないNG行為を3つ、挙げていきます。
- 壊れたまま使い続ける
- 自分で分解・修理しようとする
- 延長コードなどで代用する
それぞれ解説していきます。
壊れたまま使い続ける
異常の兆候があるコンセントをそのまま使用するのは、非常に危険です。
コンセントは、見た目のひび割れや焦げ付きはもちろん、目に見えない箇所でも故障している恐れが大いにありえます。内部の腐食や酸化、配線の不具合などは、素人には原因すら判断できないケースが多いので、少しでも不安がある時には、まずは使用を中止するようにしてください。
まだ使えるからもう少しだけ、などと先延ばしにすればするほど、大きな事故を招きます。
自分で分解・修理しようとする
コンセント修理・交換は、電気工事士の資格が必要です。無資格での作業は、法律違反になるだけでなく、感電や火災のリスクを伴います。誤った修理により問題が悪化し、さらなるトラブルを招くケースも少なくありません。
安全性を確保するためにも、コンセントの修理や交換は必ず資格を持った専門業者に依頼しましょう。
長期間延長コードなどで代用する
壊れたコンセントの代わりに延長コードで差し込み口を増やすのは、短絡的な解決方法と言わざるをえません。
便利な延長コードですが、あくまでも補助アイテム。壁付けのコンセントの代用にしたまま長期化すると、トラッキング現象や過電流などのトラブルに直結します。
安全のためにも、延長コードの使用は一時的なものとして、早急にコンセントの修理や交換を依頼してください。
コンセントが壊れたらすぐに業者に相談しよう
コンセントが壊れた!と思ったら、まずはすぐに専門業者に相談してください。専門業者に相談すべき理由と、具体的な費用相場をご紹介します。
専門業者に相談する理由
コンセントの修理は、電気工事士資格が必須だとお伝えしました。コンセントまわりの工事で無資格のDIYが通用するのは、コンセントカバーの交換程度。その他は、すべて要資格の工事です。
電力は、良くも悪くも大きなエネルギーを持つため、知識や経験の少ない状態で作業すべきジャンルではありません。些細なミスが大きな事故を起こしかねない点を忘れず、必ず電気工事士資格を持つ専門業者に相談してください。
実際は事なきを得た場合でも、異常があった原因や予防策まできちんとクリアにしてくれるのも、長期的に役に立つ再発防止策となるでしょう。
コンセント修理費用相場
コンセント修理に関連するよくあるメニューと費用相場を、以下の表にまとめました。
修理内容 | 費用相場 | 備考 |
---|---|---|
コンセントプレートの交換 | 2,000円~5,000円 | プレートのみの交換 |
コンセント本体の交換 | 5,000円~10,000円 | 配線工事を伴う場合あり |
コンセント本体+配線の修理 | 20,000円~25,000円 | 内部ショートなどで配線交換が必要な場合 |
アース付きコンセントへの交換 | 9,500円~14,000円 | 既存のアース線がある場合 |
USB端子付き高機能コンセントへの交換 | 11,000円~18,000円 | 高機能タイプへの交換 |
埋め込み型コンセントの交換 | 20,000円前後 | 壁の補修が必要な場合 |
コンセントの増設 | 20,000円前後 | 新たにコンセントを設置する場合 |
細かい費用は業者によって異なるので、複数の業者から相見積もりをもらいましょう。出張費などの有無も、価格差に反映しますよ。
賃貸物件のコンセントの不具合は、まず管理会社もしくは大家さんに一報しましょう。経年劣化の場合は、貸主側が修理・交換費用を負担してくれるケースが一般的。自らの過失であってもまずは一度相談するようにしてください。
コンセント修理の費用相場は、以下記事で詳しく解説しています。
さらに詳しく知りたい方はこちら
2025.03.16 2025.03.24
コンセントの故障を防ぐ日常のメンテナンス方法
最後に、コンセントの故障を防ぐ日常のメンテナンス方法をご紹介しましょう。
- 定期的に掃除する
- タコ足配線を避ける
- 築10年以上なら電気点検の依頼を検討
できることから実践してみてください。
定期的に掃除する
コンセントまわりのほこりや汚れは、トラッキング現象の原因となります。定期的にプラグを抜き差ししつつ、掃除する習慣を付けましょう。
余計な家電をそのまま接続しているケースを防げる付加価値もありますよ。
タコ足配線を避ける
ひとつのコンセントに複数の家電をつなげるタコ足配線は、過電流が発生しやすい代表例。一つのコンセントに負荷が集まりやすく大変危険です。
特に、電子レンジやドライヤーなど消費電力の高い家電を同じコンセントで度々同時使用すると、内部配線に大きな負荷がかかります。
ブレーカーが落ちたりコードが異常に熱くなったりする前に、使用状況を見直しましょう。
築10年以上なら電気点検の依頼を検討
住宅のコンセントは、大きな原因がなくても、経年劣化によって内部の絶縁被膜が傷んだり、ゆるみが生じたりしはじめます。築10年以上経過した住宅では、定期的に電気工事士による点検を受けておくのも安心できる予防策と言えるでしょう。
コンセントが壊れたら『セーフリー』で業者を探そう
コンセントが壊れた時の現象や対処法をご紹介しました。
コンセントの故障は、さまざまな要因から発生します。自分では原因が判断できないケースも多いので、不具合を感じたら早めに電気工事サービスを利用してください。
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- コンセントが熱いのは危険?
- 不具合の原因がわからない
- 自分でコンセント修理できる?
コンセントが壊れた!
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コンセントの故障に関するよくある質問
-
Q. コンセントに異常があったらまずどうすべきですか?
A.コンセントに焦げや異臭、発熱などの異常を感じたら、まず使用を中止し、プラグを抜いてください。そのまま使用を続けると大きなトラブルの原因になります。
その後、速やかに電気工事サービスを依頼しましょう。
-
Q. コンセント修理は自分でできますか?
A.コンセント修理は、電気工事士の資格が必要な作業なので、無資格者が実施すると法律違反になります。
感電や火災のリスクも高まるため、たとえ軽微な不具合でも必ず専門業者に依頼しましょう。
-
Q. コンセントが壊れたのか判断がつきません。
A.電源が入らない、焦げた臭いがする、差し込みがゆるい、などの異常がある場合は故障の確率が高いでしょう。
詳しくは、「コンセントの異常チェックリスト【こんな症状は要注意!】」を参考にしてください。