2024.07.08 2024.09.03
本記事では、テレビのコンセント増設についてご紹介します。
- 「家族と違う番組を見たいから、自分の部屋にコンセントを新設したい」
- 「コンセントの増設は自分でもできる?」
上記のように考えている方も少なくないはず。しかし、テレビは専用の端子があり、テレビを増やす場合はコンセントの増設が必要です。
そのため、本記事ではテレビのコンセントに必要な道具や手順を詳しく解説します。専門業者に依頼するメリットや選び方もあわせてお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。
目次
テレビのコンセント増設とは【基本知識】
まず、テレビのコンセント増設に関する基本的な情報をお伝えします。
- そもそもテレビ用のコンセントとは?
- コンセントを増設してできること
- 増設せずにテレビを見られる?
順にチェックしていきましょう。
そもそもテレビ用のコンセントとは?
テレビは、テレビとアンテナの端子を両方つなげて視聴するため、テレビ用のコンセントが使われます。テレビとアンテナの端子は違う場合が多いので、テレビの種類や設備環境によって専用のコンセントを増設する必要があるのです。
以下に、アンテナ端子の種類と特徴を表にまとめました。
アンテナ端子 | 特徴 |
---|---|
F型 | 最も一般的な丸い差し込み口 差し込み口の数によって対応内容が異なる |
直付型 | ケーブルを直接固定する仕様で、現在はあまり使われていない |
フィーダー型 | Y型で、現在はあまり使われていない |
上記のように、現在主流なのは「F型」。他の家電に使用するシンプルなコンセントだけでテレビはつながりません。
F型の中でも、地デジ用やBS/CS用の種類によって差し込み口が変わります。テレビコンセントを増設する際は、取り付けたいテレビに適した端子がどれなのか、確認が必要です。
コンセントを増設してできること
テレビ用のコンセントを増設すれば、今までテレビを置いていなかった部屋にもテレビを増やせます。家族が違う番組を見たい場合でも見ることができます。
テレビとアンテナの距離が短くなることで、信号の劣化が少なくなり、テレビの映像品質が向上するメリットも。
また、コンセントの増設は専用の資格が必要なので、有資格者に依頼する流れになります。専門業者なら、見た目を重視してケーブルを見えないところに設置したり、コンクリートを貫通させたりなどの希望にも対応してもらえます。
コンセントを増設せずにテレビを見られる?
コンセントを増設せずにテレビを見るには、主に以下のような方法があります。
方法 | 詳細・特徴 |
---|---|
アンテナケーブルを延長する | 「分配器」を使ってアンテナケーブルを引き、他の部屋との電波を分ける |
無線LANを使用する | 光回線の無線LANを使って映像をテレビに飛ばす |
室内アンテナを設置する | 電波をキャッチできる範囲が限られる |
一時的にテレビを見る程度であれば問題ありませんが、画質や電波の受信状況に難がでるケースがあります。コンセントを増設したほうが、ストレスなくテレビを視聴できるでしょう。
テレビコンセントの増設はDIYできる?
テレビコンセントの増設は電気工事士資格が必須です。大前提として、資格がない状態でDIYはできません。
電気工事士資格のないDIYは、危険なだけでなく法律違反になります!
以下では、有資格者であれば可能なDIY方法を解説します。
必要道具・手順
-必要道具-
- 新しいコンセント
- 同軸ケーブル
- F型コネクタ
- 配線
- 工具
-手順-
- 増設する場所を決定し、配線を引く
- 新たにコンセントを取り付ける
- テレビを接続する
Step1:増設する場所を決定し、配線を引く
配線は壁の中を通すのが一般的ですが、壁の構造や材質によっては表面配線になります。もし美観にもこだわりたければ、専門業者に相談してみましょう。
Step2:新たにコンセントを取り付ける
配線が終わったら、新たなコンセントを取り付けます。具体的には、取付枠にテレビコンセント用直列ユニットを取り付けてから、同軸ケーブルを接続します。
Step3:テレビを接続する
テレビと新たなコンセントを接続し、テレビの映りを確認します。
テレビコンセントを増設しても映らない!【3つの対処法】
コンセントを増設して視聴するテレビの台数が増えると、1台当たりの電波の供給量が減ります。電波の弱さからテレビの画像が悪くなる、などのトラブルが発生した場合の対処法をお伝えします。
- 受信感度が良いアンテナに交換する
- ブースターを設置する
- 専門業者に依頼する
上記3点を試してみましょう。
受信感度が良いアンテナに交換する
受信感度の高いアンテナに取り換えると、受信する電波レベルが上がります。例えば、パラスタックアンテナは通常アンテナよりも電波を受信する素子数が多く、より多くの電波をキャッチできます。
そもそも既存のアンテナが古い場合は経年劣化の可能性もあるので、アンテナ自体の取り換えを視野に入れましょう。
ブースターを設置する
ブースターは、アンテナが受信した電波を増幅させる機械。ブースターを設置すると、端子を増やして現象した電波が回復できます。
しかし、ブースターの設置場所は点検口内や屋根裏など、資格があったとしても場数を踏んでいない素人には難しいので、専門業者に相談してください。
専門業者に依頼する
やはり一番安心なのは、専門業者に依頼すること。コンセントの増設やアンテナまわりの工事は、わずかなミスで漏電などが発生しやすく、火災などの原因になりかねません。
資格を持っていたとしても、家の構造や設備によってさまざまなケースがあります。実績の多いプロに依頼したほうが、長い目でみても安全と言えるでしょう。
テレビコンセントの増設はどこに依頼する?【依頼先3つ】
テレビコンセントの増設は、場数を踏んでいる業者に依頼すべきとお伝えしました。依頼できる先を具体的に挙げていきます。
- 近隣の家電量販店・ホームセンター
- 建築時のハウスメーカー
- 電気工事業者
それぞれ解説します。
近隣の家電量販店・ホームセンター
家電量販店やホームセンターで、テレビ用コンセントの増設工事を受け付けている場合もあります。
一方で、受付窓口と実際の工事業者が異なるため、緊急の修理や調整が時間を要する可能性があります。外注業者を仲介する手数料が費用に上乗せされるケースも多いため、他の依頼先と見積もりを見比べると良いでしょう。
建築時のハウスメーカー
ハウスメーカーを通じコンセント増設工事を依頼する方法もあります。電気工事業者とのコネクションが幅広いだけでなく、例えば自宅の建築を依頼したハウスメーカーであれば、家の内部構造に配慮した施工が期待できるでしょう。
しかし、ハウスメーカーを経由すると外注費用などが加算されるため、料金が専門業者に比べて割高になる点は否めません。
コンセント工事を得意とする電気工事業者
コンセント工事に長けている専門業者に依頼するのは、最も安心できる選択と言えるでしょう。
家電量販店やハウスメーカーにはないメリットも複数あります。
- 専門知識や技術をもっている
- 余計な手数料がかからず他依頼先よりコストパフォーマンスが高い
- 施工後のアフターフォローも安心
次の項では、電気工事の専門業者に依頼すべき理由もお伝えしていきます。
テレビコンセントの増設を電気工事業者に依頼すべき3つの理由
テレビコンセントの増設を専門業者に依頼すべき理由を、詳しくお伝えします。
- 正確で安全な工事を実施してくれる
- 仕上がりの見た目がキレイ
- 増設後の不具合にも対応してくれる
順番に解説します。
正確で安全な工事を実施してくれる
テレビコンセントの増設には、電気工事士資格が必須です。電気工事士資格を有する業者は、電気工事に関する法律や規則を遵守しているので、迅速で安全な工事が約束されています。
特に、配線の取り扱いやコンセントの取り付け方は、誤った手順を踏むと火災の原因となる恐れも。テレビの映像品質の悪化にもつながるので、豊富な実績のある専門業者に依頼しましょう。
仕上がりの見た目がキレイ
テレビ用のコンセントは、壁面の状態によって増設の難易度が大きく異なります。
たとえば、壁の内側に配線する隠蔽仕上げや、鉄筋コンクリート造の壁に貫通孔を通す施工などは、専門業者ならではの技術でしょう。
仕上がりをキレイにするためにも、専門業者に依頼すべきだと言えます。
増設後の不具合にも対応してくれる
いざコンセントを増設してテレビを付けてみたら上手く映らない、ノイズが入る、などの不具合もないとは言い切れません。しかし、多くの家の設備を把握している専門業者であれば、不具合にも適切に対応してくれるはずです。
アフターフォローが充実している業者に依頼すると安心ですね。
テレビコンセントの増設を依頼する業者の選び方
最後に、安心できる専門業者の選び方をご紹介します。
- 電気工事の資格を有しているか
- 実績が豊富か
- 見積もりが明確か
- 保証サービスを提供しているか
重要なポイントなので、ぜひ参考にしてください。
電気工事の資格を有しているか
必須条件として、電気工事の資格を持っている点が挙げられます。電気工事専門業者なら有資格が当然と言えますが、中には無資格の悪徳業者の存在もします。
公式ホームページなどで、必ず確認しましょう。
実績が豊富か
テレビまわりのコンセント増設など、実績が豊富な業者を選びましょう。家の美観に直結するテレビ用コンセントは、配線技術も重要ポイント。経験や実績の多さが満足度に比例すると言えます。
見積もりが明確か
素人が見ても分かりやすい見積もりを作成してくれるかどうかも重要。不明瞭な点は、しっかり確認してください。
優良業者であればしっかり説明してくれるので、その点でも信頼できる業者か判断できるでしょう。
保証サービスを提供しているか
コンセントを増設したあと、万が一テレビの映り具合が悪い場合でも安心して相談できるように、保証サービスの有無も確認しましょう。
自社の技術力や知識に自信がある業者は、アフターフォローも充実させているはずです。
テレビコンセントの増設を検討中ならセーフリーで業者を探そう!
テレビのコンセントを増設する方法や費用、依頼先などについてご紹介しました。
テレビの台数を増やしたい、アンテナの差し込み口がない部屋でテレビを見る場合は、コンセントの増設が必要です。資格が必要な作業もあるため、DIYではなく実績豊富な電気工事業者に依頼すべきでしょう。
業者探しは、複数業者を比較できるセーフリー
がおすすめ。多くの電気工事業者の概要や口コミが掲載されているので、比較検討がとてもスムーズ。気になる業者が見つかったら、まずは気軽に問い合わせてみてください!
テレビコンセントを増設するには?【DIYか業者依頼か徹底比較】のよくある質問
-
Q. テレビのコンセント増設には資格が必要ですか?
A.第二種電気工事士の資格が必要です。資格がない状態で工事するのは違反行為です。必ず有資格業者に工事を依頼してください。
-
Q. テレビのコンセントにつなげても上手く映りません。
A.コンセントを増設したために、電波が弱くなるなどの現象が考えられます。ブースターの設置やアンテナの調整などで改善するケースがあるので、専門業者に相談しましょう。
-
Q. 電気工事業者を簡単に選定できる方法はありますか?
A.「セーフリー」は、多くの電気工事業者を比較検討できるサービスです。希望する工事の実績や口コミをスムーズに確認でき、複数業者の一括見積もりも可能。ぜひ活用してください。
コンセント工事の
地域からおすすめ業者を探す
コンセント工事の関連記事
-
マンションのコンセント増設は可能?許可の取り方や具体的な流れを解説
-
2階にエアコン用コンセントを増設する際の費用は?【相場や追加工事料金について解説】
-
床コンセントのデメリットとは?メリット弱点徹底比較!【スマートな解消方法も解説】
-
壁の中を通してコンセントを増設する方法【配線工事の費用相場や安く抑えるコツも】
-
キッチンのコンセントを増設したい!おすすめの設置場所や費用相場を解説
-
コンセントにアース線がないときはどうする?問題ない?【適切な対処法・取り付け方について】
-
コンセントの高さには適切な位置がある?【部屋別・用途別に徹底解説】
-
コンセントの交換・修理はどこに頼む?適切な依頼先と選び方のポイント
-
コンセント交換費用の相場は?値段を抑えるコツと料金表【取替え工事の流れも解説】
-
IHに切り替えるにはコンセントが必要?工事の流れや費用目安を解説