2024.11.06 2024.11.06
「電源プラグを挿してもすぐ抜け落ちてしまう」
「コンセントがゆるゆるで少しでも引っ張ったらすぐ抜ける……」
この記事では、そんなコンセントがゆるい時の原因や対処法について解説します。少しでもゆるいと感じたら、できるだけ早く業者へ連絡してください。ご自身での対応は、危険な事故につながる恐れがあります。
本記事では、自分でできる一時的な対処法もあわせて解説します。今すぐ業者に相談すべき危険な症状も解説するので、必ず確認しておきましょう。
目次
コンセントがゆるくなる原因【すぐ抜ける場合も】
基本的にコンセントがゆるくなる原因は、プラグの抜き差しによる摩擦です。摩擦が繰り返されることで、コンセントとプラグが徐々にすり減っていきます。その結果、ゆるく抜け落ちてしまう状態に陥るのです。
特にドライヤーやスマホの充電器など、頻繁に抜き差しを繰り返すコンセントがゆるくなる傾向にあります。逆に言えば、冷蔵庫やテレビなど、抜き差しを行わないコンセントとプラグでは摩擦が起きず、ゆるくなりにくいです。
それでは、ゆるいとなぜ危険なのか、どのくらい危険なのかなどについて、次の項目で見ていきましょう。
コンセントがゆるいと危険な理由【ゆるゆるならなおさら!】
コンセントがゆるいと、隙間にほこりが溜まりやすくなります。溜まったほこりが水分を吸収すると、漏電や発火が起こる可能性が高いです。
特に、キッチンや洗面台などは湿気が多く、コンセントの発火による火災が起こりやすくなります。
また、火災は起きなくても、小さい子どもやペットが挿さったままのプラグ部分に触れてしまい、やけどをするリスクも。さらに、集合住宅の場合、自分の部屋が燃えてしまうのはもちろん、他の人を巻き込む重大な火災につながる可能性もあり、早めの対処が必要です。
コンセントのゆるゆるを直す修理には資格が必要【すぐ抜けないように】
壁に埋め込まれているコンセント本体を修理するには、電気工事に関する専門的な資格が必須です。
無資格な状態でコンセントの修理を行うと、万が一火災が起きた際でも保険を使えず、自身で多額の賠償金を支払わなければいけません。
また、中には資格を持たない業者もいる可能性があるため、工事業者を探す際は、ホームページで資格の有無を確認すると安心です。
コンセントがゆるい!電気工事士の資格不要で行える対処法
基本的にコンセント本体を修理する場合は、電気工事士の資格が必須です。ただし、少しゆるい程度なら、以下のような資格を持っていなくても行える対処法でカバーできます。
- プラグの差込部分を広げる
- トラッキング防止カバーを取付ける
- 配線カバーを取付ける
自分でも実践できる方法がないか見ていきましょう。
プラグの差込部分を広げる
プラグの差込部分を広げてコンセントの形状に合わせると、コンセントのゆるさを軽減できます。
この方法なら、専門の業者に依頼したり、別途で何か購入したりする必要もないため、費用がかかりません。また、誰でも簡単に行える対処法なため、コンセントがゆるいと感じた場合は、はじめに試してみると良いでしょう。
しかし、プラグの差込部分を広げすぎると破損してしまい、電化製品が使用できなくなるリスクもあるので無理に広げるのは避けるべきです。
トラッキング防止カバーを取付ける
コンセントがゆるい時の対処法として、トラッキング防止カバーの取付けは効果的です。トラッキング防止カバーを取り付けると、以下のようなメリットがあります。
- コンセントのゆるみを補正してくれる
- トラッキング現象が起こりにくい
- ほこりや異物の侵入を防いでくれる
トラッキング防止カバーは100均やホームセンターで手軽に購入でき、取り付け方も簡単です。
ただし、あくまでも一時的な対処法で、根本的な解決にはなりません。コンセントのゆるみ度合いが大きい、コンセント本体が破損しているなどの場合は、専門の業者に相談しましょう。
配線カバーを取付ける
配線カバーは、天井や床、天井から床にかけてなど、部屋の角に取り付けてプラグのコードをまとめて保護できるアイテムです。実際に配線カバーを取付けると、コードをまとめて見た目がすっきりするだけではなく、足や物でひっかけて無理やり抜いてしまうこともありません。
足や物でひっかけて無理やり抜いてしまうと、プラグが曲がったり、過度な摩擦で大きくすり減ったりします。配線カバーでまとめれば、上記のような不慮の事故を防ぎつつ、コンセントのゆるみに対処できます。
コンセントがゆるいなら!即業者に頼むべき症状
単にコンセントがゆるいだけなら、自宅で対処できる場合もあります。しかし、以下のような症状が見られるなら、すぐに専門の業者に相談すべきです。
- コンセントにひびが入っている
- コンセントに焼け焦げた跡がある
上記のような場合、漏電や発火による火災を防ぐために、コンセント本体を取り替える必要があります。自宅にあるコンセントの症状に当てはまっていないか、見ていきましょう。
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コンセントにひびが入っている
コンセントにひびが入っている場合は、自分で対処せずに専門の業者に依頼すべきです。本体にひびが入っていると、衝撃が加わった際に変形してショートしたり、破片で怪我をしたりするリスクがあります。
コンセント本体にひびが入っていることを確認したら、素手で触らず放置し、すぐに専門の業者に相談しましょう。
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コンセントに焼け焦げた跡がある
コンセントに焼け焦げた跡がある場合は、危険な状態です。すぐに専門の電気工事業者に依頼しましょう。
焼け焦げた跡のあるコンセントは、一度内部でショートや接触不良を起こした可能性があります。使用を続けていると、火災や感電が起こるリスクがあります。
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コンセントのゆるみは放置せず対処しよう【ゆるゆるというほどでなくても】
コンセントのゆるみをそのまま放置するのは、電源コードの発火やトラッキング現象を起こす可能性があるため、大変危険です。ですので、少しでもゆるいと感じたら業者に相談しましょう。
セーフリーでは、コンセント工事の専門業者を多数掲載しています。お近くのエリアで絞れ込めるので、緊急の場合にもすぐに対応してくれる業者が見つかるでしょう。まずはご相談を。
コンセントがゆるいときのよくある質問
-
Q. コンセントがゆるいのは危険ですか?
A.ショートを起こす可能性があり、危険です。
-
Q. コンセントがゆるい場合に自分で修理できますか?
A.電気配線を触る作業には「電気工事士」の資格が必要です。自身でできるのは、応急処置程度です。
-
Q. コンセントがゆるいときの一時的な対処法はありますか?
A.「プラグの差込部分を広げる」「トラッキング防止カバーを取付ける」「配線カバーを取付ける」などの方法があります。
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