2025.04.24 2025.04.24
この記事では、コンセント修理は自分でできるかどうかを詳しく解説していきます。
「どこまで自分でコンセントを触れる?」
「無資格でコンセント修理するとどうなる?」
などの疑問をお持ちの方に向けて、DIYでできる作業、できない作業をそれぞれご紹介します。コンセント修理の費用相場や放置するリスクなどもお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。
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目次
コンセント修理工事は自分でできる?資格は必須?
結論から言うと、コンセント修理工事は資格が必須。有資格者でなければ修理できない理由や、DIY工事のリスクをお伝えします。
コンセント修理工事は資格が必須
コンセント本体は、プラグを抜き差しする差し込み口があるベース部分と、壁の内部にある電気配線とがつながっています。コンセントに限らず、電気が流れる配線を修理する作業は、国家資格である「電気工事士資格」がないと対応できません。資格がない状態で修理すると電気工事士法違反になるほど、厳重に禁止されています。
無資格者がコンセントをDIY修理するリスク
なぜ、無資格者のDIY修理が禁止されているかというと、電気が通っているコンセントの内部操作は、感電や火災のリスクに直結するため。知識がないまま配線をいじると、配線を誤って接続したり、絶縁不良を見逃してショートを引き起こしたりするのです。
実際、誤った修理による住宅火災や感電事故は、毎年多数発生しています。正しい工具や知識がないまま自己流で作業すると、建物全体の電気系統に悪影響を及ぼす恐れがある点を覚えておきましょう。
コンセント「交換」のDIY可否については、以下記事を参考にしてください。
さらに詳しく知りたい方はこちら
コンセント交換は自分でできる?DIYの可否&資格が必要なケースを解説
2025.04.08 2025.04.08
【資格がなくても自分でできる】コンセントの修理方法
コンセント修理には資格が必須とお伝えしましたが、DIYでも実施できる作業はあります。簡単な交換作業や自分でできるチェック方法をご紹介しましょう。
- プレートの交換
- コンセントプラグの交換
- ブレーカーの確認でトラブルが解消できる場合も
それぞれ、解説していきます。
プレートの交換
コンセントカバーがひび割れした、がたつく、などの破損なら、プレート自体を自分で交換できます。手順を以下に解説します。
- 既存のコンセントに対応する新しいコンセントプレートを購入する
- 感電防止のためブレーカーを落とす
- プレートの下側のすきまにマイナスドライバーを差し込み、既存のスイッチ枠を取り外す
- 新しいプレートのベースとスイッチ枠を分ける
- ドライバーでネジを外し、既存プレートのベースを取り外す
- 新しいプレートのベースをネジ留めする
- 新しいスイッチ枠を取り付ける
対応する品番はプレート裏に記載されているので、チェックしてみてください。
コンセントプラグの交換
コンセントに差し込む電源コードのプラグ部分も自分で交換可能です。ただし、正確に交換しないと火災の原因やメーカー保証の対象外となるリスクがあるので、方法や必要な工具を把握してから作業してください。具体的な交換方法は、次のとおりです。
- 電源コードをニッパーで切断し、プラグを切り落とす
- 切断した電源コードを先端から5~8cm程度割く
- セットになっている電線を2本に分ける
- カッターナイフなどで電線を覆っているビニールに切り込みを入れる
- 回転させながらビニールを剥ぎ、中の電線を出す
- 新しいプラグのネジを外し、カバーを開ける
- プラグ内の2本のネジを外す
- 外したネジに電源コードの電線を1周(時計回り)に巻きつける
- あまった電線を切断する
- 電線を巻きつけたネジをプラグ内に戻し、ネジをしめて固定する
- プラグのカバーをつけてネジをしめる
注意点は以下2点。
- しめる電線の力加減に注意し、切れないようにする
- 2本の電線同士が触れないようにする
2本の電線が触れたままカバーをつけると、コンセントに差し込んだ瞬間にブレーカーが落ちる恐れがあります。自信が無い場合は、無理せずに電気工事サービスに相談してください。
ブレーカーの確認でトラブルが解消できる場合も
ブレーカーを確認すれば、コンセントの不具合が解消するケースもあります。
たとえば、電気の使い過ぎで安全ブレーカーが作動すると、そのエリアのコンセントが使えなくなります。一時的な過電流なら、使用している電化製品を減らしてブレーカーを戻せば、正常に電気が使えるようになるでしょう。
ただし、漏電ブレーカーが落ちている場合は漏電している恐れがあります。頻繁にブレーカーが落ちる場合も、根本的な電気設備のトラブルが疑われるため、早めに電気工事業者に連絡してください。
コンセント修理依頼時の工程【有資格ならではの作業】
電気工事サービスに依頼するコンセント修理には、どのようなケースがあるのでしょうか。よくある修理内容は以下の通りです。
- 破損したコンセントの交換
- 配線がゆるんで通電不良が起きているケースの修理
- コンセントの焦げや発熱がある場合の修理
- 漏電が疑われるコンセントの修理
それぞれ、作業の流れを見てみましょう。
破損したコンセントの交換
まず、コンセント本体が破損した場合の交換手順をご紹介します。
- ブレーカーを落とし、電源を遮断する
- コンセントプレートと本体を取り外す
- 電線の接続を確認し、新品のコンセントに付け替える
- 通電テストを実施して、ブレーカーを戻す
一般的なコンセント交換の流れは、上記の通りです。それ以外に、配線の劣化やゆるみ、焦げ付き、漏電などが影響している場合は、それぞれ処置が必要になります。
配線がゆるんで通電不良が起きているケースの修理
コンセントに電気が来たり来なかったりする不安定な症状は、配線の通電不良。経年劣化でも起こりうる症状で、修理手順の概要は以下の通りです。
- ブレーカーを落とし、問題のあるコンセントをはずす
- ゆるんでいた電線を正しく再接続・固定する
- 電圧測定・導通チェックで正常動作を確認
- 絶縁テープなどで保護してから元に戻す
ゆるんだ部分は一度すべて外して、再度確実に接続し直す必要があり、絶縁確認や通電テストを伴うため、資格がない人は手を出すべきではありません。
コンセントの焦げや発熱がある場合の修理
コンセントが焦げ付いたり発熱したりする原因も、配線がゆるんだ接触不良が考えられます。修理手順は以下の通りです。
- ブレーカーを落とし、焦げや熱の原因を調査する
- 焼損のある電線や端子を撤去し、安全な部材に交換する
- 接続箇所の増し締め・絶縁確認を実施する
- ブレーカーを戻す
焦げの原因が配線部分にある場合、該当の電線を部分的に切断し再接続する、高技術の作業が必要になります。電気工事士資格が必要であるのも納得できますね。
接触が不十分だと、スパークが起きて発火するケースも。放置は非常に危険です!
漏電が疑われる場合の修理
漏電が疑われる時も、早急に電気工事サービスに点検・修理してもらうべきでしょう。手順の概要は、以下の通りです。
- 漏電箇所を特定する
- 該当コンセントまたは配線の絶縁状態を点検する
- 必要に応じてコンセント本体やケーブルを交換する
- 絶縁抵抗テストを実施後、漏電ブレーカーを復旧させる
コンセント周辺での漏電が疑われる場合、目視だけでなく専用機器を用いた漏電調査が必要です。漏電は目に見えないトラブルなので、壁や床の内部で粛々と進行しているリスクもあるのです。
見逃したまま大きなトラブルに発展する前に、早急に資格のある電気工事士に連絡してください。
コンセント修理を有資格業者に依頼する費用相場
コンセント修理や関連する工事を電気工事サービスに依頼した時の費用相場は、以下の表を参考にしてください。
施工費用内訳 | 料金相場 |
---|---|
コンセント修理・交換(1ヵ所あたり) | 3,500~5,000円 |
材料費(コンセント本体料金) | 500~1,000円 |
漏電修理 | 7,000円~30,000円 |
配線修理 | 3,000~5,000円 |
一般的なコンセント修理の工事費用は、一ヵ所あたり総額5千円~1万円ほどが相場。原因によっては、漏電や配線まわりまで工事が必要になるケースもあります。
業者によって出張費などの経費が加算されるので、複数の業者から相見積もりをもらいましょう。
コンセント修理を依頼する業者の選び方は、以下記事を参考にしてください。
さらに詳しく知りたい方はこちら
コンセントの交換・修理はどこに頼む?適切な依頼先と選び方のポイント
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コンセントを修理せず放置するリスク【早急に有資格者へ!】
最後に、コンセントを修理しないまま放置するリスクについて解説します。
- 火災の原因になる
- 漏電を引き起こす
- けがする恐れがある
重要な点なので、それぞれ参考にしてください。
火災の原因になる
コンセントの異常を放置すると、トラッキング現象などにより火災のリスクが高まります。トラッキング現象とは、ほこりや湿気がコンセントの差込口にたまり、それが電気を通して発火する危険な現象。実際に住宅火災の出火原因としても多く報告されています。
特に、長期間使用していてぐらつきがある古いコンセントは、接続不良からほこりなどに引火する確率が高くなるので危険信号と言えるでしょう。
漏電を引き起こす
コンセント内部の配線に破損や劣化があると、漏電が発生するケースも多く見られます。電気が本来通るべき回路以外の経路に流れてしまう漏電は、無駄な電力が使われ続ける状態。家電製品の故障や感電事故、さらには火災にもつながる恐れがあります。
漏電は目視での確認が難しいので、発見が遅れて被害が拡大しかねません。同じコンセントを使用すると漏電ブレーカーが落ちるなら、コンセントだけでなく配線不良や漏電も視野に入れて、早めに修理対応すべきです。
けがする恐れがある
破損したコンセントを使用し続けると、感電や火傷など、人体へ直接危険が及びます。差し込みがゆるい・ぐらつく・パチパチと連続して火花が出る、などの状態は、すでに電気トラブルが発生しているサインだと覚えておきましょう。
小さな子どもやペットがいる家庭では、誤って触れると重大な事故につながるので、特に注意が必要です。目に見える異常を「まだ使えるから」と放置せず、速やかに修理や専門業者へ相談してくださいね。
コンセントのゆるみや異音の危険性は、以下記事で詳しく解説しています。
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コンセントDIY修理はNG!『セーフリー』で有資格業者を探そう
今回は、コンセントのトラブルを自分で修理できるか否か、について解説しました。
コンセント本体の不具合に関して、DIYできる作業はほぼゼロ。コンセント修理は、基本的に電気工事士資格を持つ電気工事業者に依頼する必要があります。
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- コンセントは自分で修理できる?
- 資格が必要な修理工事は?
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コンセント修理は、
資格が必須!
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コンセントがDIY修理できるか否かに関するよくある質問
-
Q. コンセントは自分で修理できますか?
A.コンセント修理は、電気工事士資格を持つ専門業者が実施する必要があります。無資格者が作業できるのは、コンセントカバーやプラグの交換のみ。
不具合がある場合は、必ず電気工事サービスを依頼してください。
-
Q. 資格を取ればコンセント修理できますか?
A.有資格者として、しかるべき知識と工具があれば、コンセント修理のDIY作業も可能です。
ただし、コンセント修理は感電や火災のリスクが隣り合わせ。不安な場合は、場数を踏んでいる専門業者に相談するのをおすすめします。
-
Q. ホームセンターでコンセント修理してもらえますか?
A.一部のホームセンターでは、コンセント修理サービスを実施しています。ただし、専門業者への外注になるケースが多く、仲介手数料が上乗せされる可能性がある点に要注意。
詳しくは、以下の記事を参考にしてみてくださいね。
さらに詳しく知りたい方はこちら
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