2025.09.09 2025.09.09
この記事では、2階の雨樋修理費用について徹底解説していきます。
「総額どのくらいかかる?」
「部分修理で済むケースもある?取り替えが必要?」
「破損の程度によっては高額だったり?放置はNG?」
といった疑問もお持ちの方も必見です。
高所作業となる2階の雨樋修理では足場の設置費用が必要で、高額にならないか心配な方も多いでしょう。
そこで記事後半では、火災保険の活用や業者選びの工夫など、費用を安く抑える方法をご紹介。2F雨樋の割れ・欠けや接続部の破損、雨水があふれるなど、各種不具合でお困りの方は、ぜひ最後までご覧ください。
目次
2階雨樋修理の費用相場はいくらくらい?3つの事例の料金総額
2階部分の雨樋修理は、高所作業のため足場を組む必要があるケースも多く、1階よりも費用が高くなりがちです。修理内容によっては数万円で済むこともあれば、足場設置や全体の交換が必要になり数十万円単位になることもあります。
ここでは、よくある3つのケースを例に挙げ、費用の目安を簡単にご紹介します。
費用事例1:2階雨樋のごく部分的な修理で済んだケース
接続部が外れていたり、一部に割れや欠けが生じていた程度であれば部分補修だけで対応できます。足場が不要な場合は2万〜6万円程度が目安で、作業も短期間で完了します。
軽度な破損であれば費用も抑えられるでしょう。
費用事例2:雨樋を全体的に取り替える必要があったケース
劣化が進行し、雨樋全体に歪みや水漏れが生じている場合は全交換が必要になります。この場合は足場設置がほぼ必須で、工事費用は25万〜60万円ほどが相場です。
撤去・処分費や新しい金具の取り付けも含まれるため、部分修理に比べ大がかりな工事となります。
費用事例3:雨樋のつまりで清掃だけで済んだケース
落ち葉やゴミの堆積で排水が滞り、水が外壁をつたって流れていたようなケースでは、清掃のみで改善できる場合があります。清掃だけなら5,000円〜2万5,000円程度と比較的安価で済むのがメリットです。
ただし、内部の詰まりや勾配不良など根本的な原因があれば追加修理が必要になる場合もあります。
- 足場費用
- 修理箇所(破損の程度や範囲)
- 雨樋の素材
- 塗装・清掃等の必要性
ここでは、実際に見積もりでよく登場する4つの要素について整理してみましょう。
足場費用
2階部分の雨樋修理では、作業員の安全確保や正確な施工のために足場を組むケースが多いです。足場の設置・撤去にそれぞれコストがかかり、トータルで10万〜20万円ほど上乗せされると想定しておきましょう。
費用の内訳 | 相場 |
---|---|
足場の組み立て | 10万〜15万円 |
足場の撤去 | 5万〜7万円 |
足場の費用は建物の大きさや形状によって前後するため、見積もりで必ず詳細を確認しましょう。
修理箇所(破損の程度や範囲)
雨樋は「竪どい」「横どい」など複数のパーツから成り立っており、破損した部位によって修理費用が変わります。部分修理で済む場合と全体交換になる場合では大きな差がある点に注意しましょう。
修理費用 | 相場 |
---|---|
金具・継ぎ手 | 3,000〜4,000円/1カ所 |
パイプ | 1万〜1万2,500円/1カ所 |
集水器 | 3,000〜4,000円/1カ所 |
部分修理と全体交換の目安は以下の通りです。
費用相場 | |
---|---|
雨樋の部分的な修理 | 3万〜5万円 |
雨樋の全体的な修理・交換 | 20万〜40万円 |
プラスチック製の雨樋は劣化が進むと部分修理では対応できず、全交換が必要になります。
雨樋の素材
雨樋に使われる素材はプラスチック(塩ビ)、金属(銅やガルバリウム鋼板)などがあり、耐久性と費用に差があります。素材によって仕上がりや寿命が変わるため、予算とあわせて選びましょう。
費用相場 | |
---|---|
銅製 | 1mあたり3,000〜5,000円 |
塩化ビニール製 | 1mあたり1,800〜2,600円 |
ガルバリウム鋼板製 | 1mあたり2,500〜3,500円 |
雨樋の交換と撤去・処分費用の相場は以下の通りです。
費用の内訳 | |
---|---|
雨樋の交換 | 20万〜40万円 |
雨樋の撤去・処分 | 1万〜2万円 |
雨樋の交換であれば撤去・処分代も必要になるため、工事全体の費用内訳に含まれているかしっかり見積もりで確認しましょう。
塗装・清掃等の必要性
雨樋の破損がなくても、詰まりや色あせなどで追加費用がかかるケースがあります。特に落ち葉やゴミが堆積している場合は清掃が必要で、外壁塗装とあわせ雨樋を塗装してもらうケースもあります。
費用の内訳 | 相場 |
---|---|
雨樋の清掃 | 1万〜3万円 |
雨樋の塗装 | 3万〜10万円 |
塗装や清掃を単独で依頼すると割高になるため、外壁や屋根の工事と同時に依頼するのが効率的です。
さらに詳しく知りたい方はこちら
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雨樋修理費用を抑えたいのに必須?2階の足場が欠かせない3つの理由
2階の雨樋修理では「足場代だけで十数万円もかかるのは高すぎるのでは?」と感じる方も多いでしょう。足場の設置は高額な費用が発生するだけでなく、安全や施工の質、さらに近隣住民への配慮にも直結する重要な工程です。
労働安全衛生法でも高所作業における足場の設置が義務付けられているため、法律上においても無視できません。ここでは、足場が欠かせない3つの理由を詳しく解説します。
作業員の安全確保のため
2階部分の雨樋は高さ5〜6メートルほどの位置にあり、はしごだけでの作業は非常に危険です。雨樋修理は手を使う細かい作業が多く、バランスを崩しやすい環境は大きなリスクが伴います。
労働安全衛生規則により、2メートルを超える高所作業には作業床が必須!
足場設置はその条件を満たす最も確実な方法です。作業員の命を守るために、足場は必須と考えましょう。
※参照元:厚生労働省
完成度を高めるため
足場があるかどうかで工事の精度は大きく変わります。はしご作業では体勢が不安定になりやすく、細部の調整や部材の取り付けに誤差が生じる可能性があります。
その結果、雨樋の勾配が狂って排水がうまく流れない、接合部の固定が甘く再び外れてしまうなどの不具合につながりかねません。足場を組むことで安定した作業環境が確保され、部材の取り付けや補修が正確にできるため、長期的に安心できる仕上がりになります。
近隣への配慮のため
2階部分の工事では資材や工具を落下させてしまうリスクがあり、もし隣家の屋根や車を傷つければトラブルにつながります。足場を組むことで作業員の動線が安定し、部材の上げ下ろしや工具の取り扱いが安全にできます。
また、養生ネットを足場に張れば工事中の粉じんや破片の飛散を防ぎ、近隣住民への迷惑を最小限に抑えられるでしょう。工事の安全と同時に近隣への信頼を守る意味でも、足場の設置は欠かせません。
2階の雨樋修理費用を安く抑える方法【依頼時のポイント】
2階の雨樋修理は費用が高額になりがちですが、依頼の仕方や業者の選び方を工夫すれば、無駄な出費を抑えられます。ここでは、費用を節約しながら確実に修理を進めるためのポイントをご紹介します。
複数業者の見積もりを比較する
雨樋修理の料金は業者ごとに幅があり、同じ工事内容でも数万円単位で差が出ることがあります。
1社だけで決めてしまうと高いまま依頼してしまう可能性があるため、必ず複数の見積もりを取り、費用の内訳や工事方法を比較しましょう。
雨樋修理・屋根修理の専門業者に依頼する
便利屋やリフォーム業者でも雨樋修理を請け負うケースはありますが、工事の質に不安があります。
専門業者は雨樋の材質や勾配の調整に精通!無駄のない作業で、長持ち施工!
結果的に再修理のリスクを減らし、長期的なコスト削減につながるでしょう。
火災保険が適用されるかチェックする
強風や雪害によって雨樋が破損した場合、火災保険が適用されるケースがあります。保険が使えれば修理費用の自己負担を大幅に減らせるため、工事前に必ず契約内容を確認しましょう。
申請に修理業者の作成する見積書や被害写真が必要になるので、依頼時に保険対応に慣れた業者を選ぶと安心です。
近くの地域密着型業者に依頼する
大手業者は広告宣伝費や下請け費用が含まれ割高になる場合があります。一方、地域密着型の業者であれば移動コストが抑えられ、出張費や対応スピードの面でもメリットが大きいです。
特に2階の修理は何度か訪問してもらう場合もあるため、近隣の業者に頼んだ方が費用・時間の両面で効率的です。
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2階の雨樋修理費用を抑えたくても!2つのNG行動
費用を少しでも安く抑えたいと思うのは当然ですが、誤った対応をしてしまうと逆に修理費用が膨らんだり、家全体に深刻なダメージを与えてしまいます。
ここでは、特に避けるべき2つの行動について見ていきましょう。
壊れたまま・外れたまま放置はNG
雨樋が壊れているのに放置してしまうと、屋根から流れる雨水が外壁を直撃し、外壁材の劣化や内部が浸水してしまう恐れがあります。さらに、水が基礎部分に集中すると建物の躯体や床下が傷み、シロアリ被害のリスクも高まります。
修理を先延ばしにすればするほど補修範囲は広がり、結果として費用も大きく跳ね上がるため、早めの対応が何より大切です。
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2階の修理でDIYはNG
2階部分の雨樋修理は高所作業を伴い、転落事故の危険性が極めて高いです。はしごを使っての作業は一見簡単そうに見えても、慣れていない方が作業すれば命に関わる大事故になりかねません。
さらに、誤った施工をすれば排水不良が続き、再度修理が必要となり無駄な出費が増えるだけです。
2階の雨樋修理はリスク大!迷わず業者依頼を!
2階の雨樋修理はセーフリーで探して費用を抑えよう!
本記事では、2階の雨樋修理にかかる費用相場や細かな内訳、実際の事例をもとに解説しました。
部分的な補修から全体交換まで内容によって金額は大きく異なり、特に高所作業では足場の設置が必要になるため費用がかさみやすいのが実情です。
とはいえ、修理を先延ばしにすると雨漏りや外壁劣化などさらに大きなトラブルにつながるため、早めの対応が安心につながります。
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2階の雨樋修理費用に関するよくある質問
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Q. 2階の雨樋修理費用が1階より高くなるのはなぜ?
A.2階は高所作業になるため、作業員の安全を確保する足場が必要です。足場の設置と撤去に10万円以上かかるため、1階の修理に比べ費用が大きくなるのが一般的です。
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Q. 雨樋修理に火災保険は使える?
A.強風や大雪といった自然災害による破損であれば、火災保険の「風災」や「雪災」で補償される可能性があります。経年劣化や施工不良が原因の破損は対象外となるため、まずは契約中の保険内容を確認しましょう。
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Q. 雨樋修理はDIYで対応できる?
A.1階部分であれば軽度な掃除・補修する方もいますが、2階の修理は高所作業になるため非常に危険です。必ず専門業者に依頼しましょう。