2025.09.23 2025.10.08
この記事では、雨漏り調査全般について解説していきます。
特に、調査の流れや所要時間、調査方法別の費用目安、雨漏り修理が必要な際の補修まで含めた総額事例が気になる方は必見です。
「近くで被害箇所が見れず、どのくらいひどい雨漏りか費用感が知りたい」
「雨漏りの疑いがあるあやしいシミがあって、まずは点検して欲しい」
「水がしたたっているのが雨漏りによるものなのか、原因を特定したい!」
さまざまなケースで活用される雨漏り調査。今回はそんな各ケースをカバーします。いずれのケースでも、水の被害は放置すると建物の劣化を早め、修理費用も膨らんでしまうので早めの行動が鉄則です。
雨漏りで困ったときの不安解消や業者依頼前の準備に、ぜひ本記事を参考にしてください。
PR
今週No.1おすすめ優良業者!!

対応エリア埼玉県、東京都
目次
雨漏り調査のおおまかな流れと所要時間【補修完了までの8ステップ】

雨漏りが発生したとき、原因の特定から補修工事、そして完了後のフォローまでにはいくつかの段階があります。
- 相談・問い合わせ
- 現地調査・依頼者からの聞き取り
- 雨漏り調査の見積もり
- 契約・雨漏り調査
- 調査報告
- 修理提案
- 契約・修理
- アフターフォロー
ここでは、雨漏り調査から修理完了までの一連のステップを解説します。
1.相談・問い合わせ
まずは電話やメールで相談することからスタートです。雨漏りの症状や発生状況を簡単に伝え、調査に必要な準備、訪問日時の調整を進めましょう・
初期対応の段階で、調査費用や所要時間についての概要を案内してもらえる場合もあります。
2.現地調査・依頼者からの聞き取り
現地に担当者が訪問し、雨漏りの発生状況を詳しく確認します。築年数や過去のリフォーム歴、雨漏りが起きたタイミングなどもヒアリングし、疑わしい箇所を絞り込んでいきます。
調査は目視や触診が中心で、30分から1時間ほどで終わるケースがほとんどです。
3.雨漏り調査の見積もり
現地調査をもとに、本格的な散水調査・赤外線カメラ調査が必要か判断します。その上で調査にかかる費用を見積もりとして提示。
内容を確認し納得できれば次のステップに進みます。
4.契約・雨漏り調査
見積もりに同意したら、正式に調査を開始。散水調査など状況に応じて適切な方法を採用し、雨水の侵入経路を特定します。
疑わしい箇所が複数ある場合は、一つずつ順番に確認していきます。
5.調査報告
調査終了後は、現場での観察結果や確認できた侵入経路について説明を受けます。数日から1週間程度で写真付きの調査報告書が作成され、書面で詳細が提示されます。
6.修理提案
報告書をもとに、どのような修理工事が必要か具体的に提案されます。部分補修で済むのか、外壁や屋根の大規模な改修が必要なのか判断し、併せて費用の見積もりも提示される段階です。
7.契約・修理
修理内容と金額に納得できたら契約となり、工事の日程を決定します。天候に左右されやすいため、雨天時は工事が延期となることも。
施工中は近隣や居住者に配慮しながら進められます。
8.アフターフォロー
工事完了後は、写真付きの報告書を受け取り内容を確認します。
その後は一定期間の保証や定期点検などアフターフォローが提供されるのが一般的です。
万が一再発した場合も保証の範囲で対応してもらえるため、安心してお任せしましょう。
雨漏りの調査方法6つとそれぞれの費用目安・調査精度
雨漏り調査にはいくつかの方法があり、建物の構造や症状に応じて選択されます。以下の表で代表的な調査方法と費用目安を整理しました。
| 費用目安 | 調査精度 | |
|---|---|---|
| 散水調査 | 3〜5万円 | 再現性が高い |
| 赤外線調査 (サーモグラフィー) |
2〜50万円 | 広範囲の調査が可能 |
| 電気抵抗調査 | 3〜10万円 | 乾燥時でも可能 |
| ガス調査 | 15〜35万円 | 精度が高い |
| 発光(塗料)調査 | 5〜25万円 | 複数箇所を色分け |
| 紫外線投射 発光調査 |
16〜25万円 | 非破壊で高精度 |
それぞれの調査方法について、順番に見ていきましょう。
散水調査
費用相場は3〜5万円程度です。外壁や屋根に水をかけて雨漏りを再現し、浸入口を突き止める調査方法です。
再現性が高く最も確実性のある方法ですが、症状がすぐに出ない場合は数時間から場合によっては数日にわたって作業することもあります。
赤外線(サーモグラフィー)調査
費用相場は2〜50万円と幅があります。赤外線カメラを使い建物の表面温度の違いを可視化し、雨水が溜まっている部分を特定します。
非破壊で広範囲を調査でき、複数の漏水箇所が疑われる建物に適していますが、撮影条件によって精度が左右されるため専門知識のある調査員が必要です。
電気抵抗調査
費用相場は3〜10万円です。建材の「濡れていると電気を通す」という性質を利用して、漏水箇所を探ります。
コンクリート造の建物との相性が良く、晴天続きでも調査できる点が強みです。ただし、鉄骨造では電気が構造体に流れてしまい精度が落ちることがあります。
ガス調査
費用相場は15〜35万円です。ヘリウムなどの安全なガスを注入し、検知器で漏れを確認する方法です。
非常に微細な亀裂や目に見えない侵入口でも短時間で特定できるのが魅力です。ただし、機材が高額で費用はやや高めになります。
発光(塗料)調査
費用相場は5〜25万円です。発光塗料を混ぜた水を流し込み、ブラックライトで照射し浸入経路を探る方法です。
複数の塗料を使い分けることで、同時に複数の雨漏り箇所を識別できます。室内に塗料が残らないため、生活に支障が少ない点も評価されています。
紫外線投射発光調査
費用相場は16〜25万円です。紫外線ランプで照らすと光る専用液を利用し、目視で見えない亀裂や隠れた浸入口を特定する方法です。
非破壊で調査精度も高く、大規模建物や複雑な構造物の調査に適しています。費用は比較的高いものの、確実性を重視する場合に選ばれる方法です。
さらに詳しく知りたい方はこちら
雨漏り調査の費用相場はいくらくらい?料金を安く済ませるコツまで徹底解説!
2025.09.08 2025.09.08
雨漏り調査〜補修の総額費用事例【見積り料金内訳も】

原因を正しく特定してから補修しなければ、費用が無駄に膨らみます。ここでは、実際の事例を交えつつ、調査と補修を含めた総額費用の目安や見積りの内訳について解説します。
事例1:外壁クラックの雨漏りを23万円で解決したケース
ある外壁に生じたひび割れからの雨漏りについて、散水調査を実施。複数の補修案を比較した結果、調査と部分補修を合わせ23万円で解決できた事例があります。
このように、原因を限定できれば大規模な改修を避け費用を抑えられます。
事例2:金属屋根の勾配不足による雨漏り
金属屋根の勾配不足で雨水が溜まりやすくなっていた例では、散水調査54,000円・補修工事29万円の見積もりになった例があります。
この事例は、調査と屋根の全面補修を含む金額であり、調査費用だけで済むケースとは異なります。
雨漏り調査の依頼前に覚えておきたい注意点4つ
雨漏り調査を依頼する前に知るべき注意点を4つ解説します。
雨の日は調査も修理もできない
基本的に雨天時は雨漏り調査はできません。建物が雨に打たれていると雨水の侵入経路が分かりにくく、正しい判断ができないからです。
屋根に上る作業も危険が伴うため、現場に立ち入ることすら難しい場合もあります。せっかく予定を空けていても中止になる可能性があるため、天候を見越したスケジュール管理が必要です。
遠方の業者は出張料金がかかる
依頼する業者が遠方の場合、基本料金に加え出張費が加算されるケースがあります。調査だけでなく補修工事まで依頼する場合は、移動コストが見積りに上乗せされてしまいます。
費用を抑えたいのであれば、なるべく地元や近隣エリアで活動している業者を選びましょう。
土地勘のある業者であれば、調査から工事までの対応もスムーズに進みます。
お住まいのエリアから
ピッタリの業者が見つかる
無料の調査では不十分な場合も
「無料調査」と聞くとお得に聞こえますが、目視だけでは原因を見逃すリスクがあります。熟練のプロであれば目視診断で大きな不具合を特定できることもありますが、必ずしも十分とは言えません。
散水調査や赤外線カメラ調査など本格的な手法は有料となるため、費用の有無だけで業者を選ぶのは避けましょう。信頼できる業者かどうか重視してください。
雨漏り調査と修理作業の費用見積りが別の場合も
調査費用と修理費用はセットになっている場合もあれば、別々に請求される場合もあります。調査と修理を一貫して対応する業者では「調査費無料」を打ち出している場合がありますが、調査だけ依頼すると費用が発生します。
一方で、調査と修理が完全に独立し、どちらも料金がかかるケースもあるので注意。どの方式を採用しているか確認してから依頼しましょう。
雨漏り調査会社の選び方

雨漏り調査を依頼するとき、どの会社に任せるかで費用や仕上がりの満足度は大きく変わります。ここでは、依頼前に確認したい基準を見ていきましょう。
調査だけでなく修理対応まで自社対応の業者を選ぶ
調査と修理をそれぞれ別会社に依頼すると、責任の所在が曖昧になり、追加費用が発生する場合があります。
一方で、調査から修理まで一貫して対応できる会社であれば、原因の特定から補修までスムーズに進み、費用面でも無駄が少なくなります。
調査費用を修理費用に組み込む形で割引してくれる業者もあるため、コストを抑えたい方は調査と修理に対応している業者を選びましょう。
近くの業者を選ぶ
遠方の会社に依頼すると出張費用がかかるだけでなく、緊急時の対応が遅れるリスクもあります。
地元や近隣に拠点をもつ業者なら、移動時間やコストを抑えられ、調査から工事までスピーディーに進めやすいのがメリット。
土地の気候や建物の特徴を理解している点も安心材料となるでしょう。
お住まいのエリアから
ピッタリの業者が見つかる
雨漏り調査・修理の実績をチェックする
これまでにどのような建物で調査・修理してきたのか実績を確認しましょう。雨漏りは建物の構造によって原因が異なるため、戸建て・マンション・ビルなど幅広い実績をもつ業者の方が柔軟に対応できます。
実績を公開している業者であれば、施工事例や写真を参考にすることで技術力を見極められます。
さらに詳しく知りたい方はこちら
雨漏り調査会社おすすめ3選!業者選びのポイントや安く抑えるコツも徹底解説
2025.09.08 2025.09.08
複数業者の見積もりを比較する
1社だけの見積もりで決めてしまうと、相場より高額な費用を支払ってしまう可能性があります。少なくとも2〜3社に見積もり依頼し、調査方法や料金、保証内容を比較しましょう。
費用だけでなく説明が丁寧かどうか、対応の速さや信頼感も業者選びの判断基準にすると安心です。
さらに詳しく知りたい方はこちら
雨漏り修理はどこに頼む?おすすめの依頼先4選!安い業者比較・絞り込みのポイントも解説
2025.09.08 2025.09.08
雨漏りの調査依頼は早急に!補修まで頼める業者へ!
雨漏りは小さな染みや天井の変色から始まり、気づかないうちに木材の腐食やカビの発生、電気配線への影響など深刻な被害につながります。放置するほど被害範囲が広がり、修理にかかる費用や工期も増えてしまうため、早めの対応が何より大切です。
少しでも異変を感じたら、専門業者に相談し雨漏り調査を受けましょう。
セーフリーでは、雨漏り調査から修理まで対応可能な業者を多数掲載!現地調査・見積もり無料の業者や、土日祝・即日対応が可能な業者も多く、口コミや料金を比較しながら信頼できる業者を簡単に見つけられます。
3社程度気になる業者を見つけたら、無料見積もりで比較してみましょう!
\調査から補修まで一貫対応!/
- 雨漏りしているからすぐに直したい
- 雨漏りの発生源が分からない…
- 雨漏りの勢いがひどくなってきた…

雨漏りを発見したらすぐに調査・修理!
放置してカビや劣化が進む前に
専門業者に相談を!
雨漏り調査に関するよくある質問
-
Q. 雨漏り調査にはどのくらい時間がかかる?
A.調査の内容や建物の規模によって異なりますが、現地での基本的な目視や聞き取りだけであれば30分〜1時間ほどで終わります。
-
Q. 雨漏り調査の費用はどのくらい?
A.目視や簡単なチェックであれば数千円〜1万円程度です。散水調査では3〜5万円、赤外線カメラ調査やガス調査のような特殊な手法では数十万円に及ぶ場合もあります。
-
Q. 無料調査してくれるところでOK?
A.熟練の業者であれば目視だけでもある程度判断できますが、確実に原因を突き止めたいなら有料の散水調査や赤外線調査を検討した方が安心です。


















