2025.11.09 2025.11.09
本記事では、屋根板金について依頼工事別の料金相場を分かりやすく解説。
「屋根の板金工事って総額いくらくらいかかるもの?」
「どこまで修理してもらえば安心?」
などと疑問を抱えている方も多いでしょう。
屋根板金にかかる工事費用は、棟板金(むねばんきん)や谷板金などの部位・修理範囲や、その劣化度合いによっても変わってきます。
記事後半では、大がかりな工事でも安く抑えられるコツや実績豊富な業者の選び方もご紹介。屋根の板金工事を検討している方は、ぜひ最後までご覧ください。
PR
今週No.1おすすめ優良業者!!

対応エリア埼玉県、東京都
目次
屋根板金工事の値段【施工箇所・依頼範囲別の費用相場】

屋根板金の工事は施工箇所や依頼範囲によって差が出ます。まずは以下の表で大体の費用を見てみましょう。
| 工事項目 | 費用相場 (単価・目安費用) |
説明 |
|---|---|---|
| 棟板金 (釘打ち・コーキング補修) |
約1.5〜4万円/1棟 | 釘抜けや浮きなど軽度の不具合を補修。足場不要の場合もあり。 |
| 棟板金交換工事 | 約7,000〜12,000円/m | 貫板の腐食や強風による損傷に対応。棟の長さにより総額が変動。 |
| 棟板金交換 (施工例) |
約15.4万円〜(20m相当) | 一般住宅規模の施工例。足場不要条件などで金額に差あり。 |
| 板金部材単価 (棟・雨押え・軒先・ケラバ・谷) |
棟板金:2,000〜2,500円/m 雨押え板金:2,000〜2,500円/m 軒先板金:1,500〜2,000円/m ケラバ板金:1,500〜2,000円/m 谷板金:5,000〜5,500円/m |
雨漏り防止に必要な主要板金部材の材料+施工単価。部位や長さにより増減。 |
| 谷板金交換 (瓦屋根の場合) |
約5,000〜6,000円/m | 瓦屋根の谷部分に施工。雨水が集中するため劣化しやすい。 |
次に、各工事内容の費用と内容について解説します。
屋根板金の工事箇所別の費用詳細【料金内訳・総額例も】
代表的な板金工事の費用相場の一覧を表でまとめました。
| 工事箇所 | 主な施工内容 | 費用目安 |
|---|---|---|
| 棟板金 | 交換・浮き修理・塗装・ビス留め補修など | 5〜20万円 |
| 谷板金 | 交換・カバー施工・防水補修など | 10〜20万円 |
| ケラバ捨水切板金 | 屋根端部の水切り交換・補修 | 10〜20万円 |
| 雨押さえ板金 | 壁と屋根の接合部の板金交換 | 5万円前後 |
| 軒先水切り板金 | 屋根先端部の水切り交換(屋根材撤去を伴う) | 30〜50万円 |
施工箇所による違いを把握しておけば、見積もり時に不明点がなく適正価格で修理依頼できます。
ここからは、各工事の内容について解説します。
棟板金
棟板金は屋根の最上部に取り付けられる金属板で、屋根材の継ぎ目を保護する部材です。強風や経年劣化により釘が緩み、板金が浮いたり飛散すると雨漏りの原因になります。
修理は浮いた箇所をビスで固定する簡易補修から、棟板金を撤去して新しく取り付け直す交換工事まであり、費用は5万円〜20万円が目安。また、サビ防止の塗装をする場合は追加で5万円前後かかります。
谷板金
谷板金は屋根の面と面が交わる谷の部分に設置され、雨水を効率的に排水する役割を担っています。サビや腐食、つなぎ目の劣化によって雨漏りが起こりやすく、放置すると下地や天井まで被害が及びます。
既存の谷板金を撤去して新しいものを設置する場合は20万円前後、既存の上からカバーをかける場合は10万円程度が一般的です。防水シートを併用する防水施工ではやや高額になる傾向です。
ケラバ捨水切板金
ケラバ捨水切板金は屋根の端部に設置される水切り板金で、強風や横雨による水の侵入を防ぎます。特に屋根の端は風圧を受けやすく、変形やサビが起こりやすいため定期的な点検と交換が必須。
修理では、屋根材の一部を取り外し新しい水切りを設置します。費用は10万円〜20万円が目安となります。
雨押さえ板金
雨押さえ板金は外壁と屋根の接合部に取り付けられ、隙間からの雨水の侵入を防ぐ役割があります。外壁や屋根の張り替え工事に合わせて交換され、単体での交換費用は5万円前後が相場です。
ここが劣化して隙間が生じると壁の内部に雨水が回り込むため、外壁リフォームの際は業者に確認してもらいましょう。
軒先水切り板金
軒先水切り板金は屋根の最も先端に取り付けられ、屋根材と軒樋の境界で雨水を受け流す部材です。屋根材の撤去を伴うケースが多く、工事の中でも比較的高額になりやすい箇所です。
費用は30〜50万円前後が目安で、屋根の勾配や施工面積によって変動します。軒先部分の腐食を防ぐためにも、劣化が進む前に早めの点検・交換をおすすめします。
屋根の板金工事費用を抑える方法【安く修理・リフォームするコツ5選】

屋根の板金工事は、劣化や破損の程度、使用する素材、施工方法によって費用が大きく変動します。工事内容を工夫すれば、品質を保ちながらコストを抑えることは可能です。
ここでは、無理なく費用節約につながる5つのポイントを見ていきましょう。
火災保険を活用する
台風や突風、雪害など自然災害による屋根の破損は、火災保険の対象となる場合があります。経年劣化では適用されませんが、強風で棟板金が飛んだ、瓦がズレたといったケースでは、修理費用が保険金で全額または一部カバーされるかもしれません。
加入している火災保険や住宅総合保険の契約内容を見直し、補償範囲を確認しましょう。
保険の適用は被害発生から3年以内、修理費が20万円以上などの条件があるため早めの申請を!
素材や塗料のグレードを下げる
屋根工事に使用する素材や塗料のグレードを調整すると、費用を安く抑えられます。
塗料の場合、アクリルやウレタンは価格が手頃で初期費用を抑えやすい反面、耐久性が3〜5年と短め。一方、シリコンやフッ素、光触媒塗料などは耐用年数が10〜15年と長いですが、価格も数倍に上がります。
「今後10年以内に屋根をリフォームする予定がある」「短期間だけもたせたい」など目的を明確にしておくと、グレードの選定がしやすいです。また、屋根材もスレートやガルバリウム鋼板など、軽量でコストパフォーマンスの高いものを選ぶと工事全体の価格を抑えられます。
複数業者の見積もりを比較する
屋根修理や板金工事を依頼する際は、必ず複数業者に見積もりを依頼しましょう。同じ屋根の状態でも業者によって「どこまで修理が必要か」の判断が異なり、見積もり額に大きな差が出る場合があります。
見積もり時は金額を比べるだけでなく、修理内容や工法の提案内容にも注目しましょう。また、「どの程度の耐用年数を希望しているか」を事前に伝えておくと、オーバースペックな提案を避けやすいです。
\実績豊富なプロにまるっと相談!/
定期的なメンテナンスを欠かさない
屋根は普段目にする機会がないため、気づかないうちに劣化が進んでます。
5年に一度を目安に専門業者へ点検を依頼し、必要に応じて部分補修や塗装すると大規模な修理を防げます。
また、台風や大雪の後は屋根の破損や板金の浮きも要確認。異常が見つかった場合は早めに専門業者に相談すると、被害拡大する前に低コストで修理を済まられます。
他の足場設置工事と同時に依頼する
屋根修理は足場の設置が必要です。足場費用は10万円〜20万円ほどかかり、単独工事では負担が大きくなりがちです。
外壁塗装やベランダ補修など、同じく足場を必要とする工事を同時に依頼すれば足場代を1回分にまとめられます。結果として、総合的な工事コストを大幅に削減できます。
さらに詳しく知りたい方はこちら
二階建ての足場費用は?総額相場や料金を安く抑えるコツを徹底解説!
2025.10.01 2025.10.01
屋根板金の工事費用に関わる注意点【状態悪化・再修理を避けるために】

屋根板金の修理費用を「安さ」だけで判断すると、結果的に余計な費用が発生し再修理しないといけなくなる場合があります。ここでは、屋根板金の費用を正しく理解し、トラブルを防ぐ3つの注意点を紹介します。
- DIYは絶対にNG
- 見積りなどが適当な業者と契約しない
- 相場からかけ離れている業者に注意する
順番に見ていきましょう。
DIYは絶対にNG
屋根の上での作業は想像以上に危険で、DIYによる修理はおすすめできません。1階屋根でも高さは約4〜5メートル、2階になると6〜7メートルにもなります。屋根材は滑りやすく、足を踏み外した瞬間に転落してしまうリスクがあります。実際に毎年多くの転落事故が発生しており、骨折や頭部外傷に発展しているケースも。
たとえ簡単な修理でも、慣れない高所作業は命に関わる危険があると覚えておきましょう。
高所の屋根修理を自力でするのは命に関わる危険行為
見積りなどが適当な業者と契約しない
「とにかく安いから」といって、細かな見積もりを出さない業者と契約するのは危険です。見積書に「一式」や「概算」などの曖昧な表記が多い場合、実際の工事内容がわからず後から追加料金を請求される可能性が高いです。
現地調査せずに見積もりを出す業者は注意!
屋根板金の修理では、現状の劣化状況を正確に把握しなければいけません。軽度なサビやちょっとした浮きに見えても、内部の下地が腐食しているケースがあり正確な診断が求められます。
相場からかけ離れている業者に注意する
工事費用が極端に安い・または高すぎる見積もりを提示する業者は要注意です。異常に安い場合、品質の低い板金材を使っているか、下地補修を省いている可能性があります。
一方で、相場の2倍以上の見積もりを出してくる業者は、不要な工事を提案しているケースも考えられます。たとえば、棟板金の浮き補修で済むはずのところを「屋根全体の葺き替えが必要」と言い換え、数百万円の契約を迫るような悪質業者も存在します。
さらに詳しく知りたい方はこちら
2025.06.20 2025.07.03
屋根の板金工事費用は業者選定次第で抑えられる!
本記事では、屋根の板金工事費用や安く抑える方法、依頼するときの注意点について解説しました。
屋根の板金工事は部位や劣化の状態によって費用に幅があり、業者によっても金額は大きく異なります。適正価格で施工してもらうには、複数業者を比較し、見積もり内容や対応を確認しましょう。
セーフリーでは、屋根修理や板金工事に対応する業者を多数掲載中です!現地調査・見積もり無料の業者も多く、口コミや料金を比較しながら自分に合った業者を簡単に見つけられますよ。
まずはいくつか探してみて、マッチする業者に見積もり依頼してみましょう!
\安心・安全・格安の屋根工事業者が見つかる!/
お住まいのエリアから
ピッタリの業者が見つかる
- 屋根の板金工事費用が知りたい…
- 屋根の板金工事業者の選び方が分からない…
- 業者依頼する前に注意点を知っておきたい

屋根の板金工事はプロに依頼!
確かな実績のある専門業者に任せて
適正価格で工事を!
屋根板金工事の費用に関するよくある質問
-
Q. 屋根板金工事の費用総額はどのくらい?
A.一般的な住宅では5万〜50万円程度が目安です。棟板金の交換なら15万円前後、軒先や谷部分の大規模修理では30万円以上かかる場合もあります。
-
Q. 板金工事の費用を安く抑える方法は?
A.費用を抑えるには以下3点を意識しましょう。
- 複数業者から見積もりを取る
- 火災保険を活用する
- 外壁塗装など他の足場工事と同時施工する
DIYは危険で再修理のリスクが高いです。
-
Q. 板金工事はどんな症状が出たら依頼すべき?
A.以下のような症状が見られたら、早めに屋根板金工事を検討しましょう。
- 棟板金が浮いている・外れかけている
- 雨天時に屋根裏からポタポタ音がする
- 天井や壁紙にシミができている
- 屋根表面にサビや剥がれが見られる
- 強風のあとに屋根の一部が変形している



















