2025.10.01 2025.10.01
この記事では、天窓(トップライト)からの雨漏りについて徹底解説します。
「天窓のどの部分から雨水が入ってきてしまっている?」
「応急処置で乗り切れたりする?コーキングできる?」
「修理と交換どっち?費用はどのくらい変わる?」
天窓からの雨漏りは、部品や建物の劣化、施工不良、枠やパッキンの破損など原因はさまざま。放置すると天井や壁のカビ、木材の腐食につながってしまいます。
出来るだけ早く問題を解決するため、雨漏りの主な原因と自分でできる応急処置、修理業者へ依頼する際の流れまでをわかりやすく紹介します。火災保険の活用方法や業者選びのポイントも解説しますので、落ち着いて正しい対処法を確認していきましょう。
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目次
天窓(トップライト)から雨漏りする原因は主に4つ
天窓は採光や通風に便利な設備ですが、屋根に穴をあけて設置する構造上、ほかの場所に比べ雨漏りのリスクが高くなります。経年劣化や施工不良など、いくつかの要因が重なると雨漏りが発生するケースが多く見られます。
- 部品や建物の経年劣化
- 部品・素材の破損
- 周辺にゴミが詰まっている
- 設置時の施工不良
ここでは、天窓から雨漏りが起こる代表的な4つの原因を見ていきましょう。
部品や建物の経年劣化
天窓にはゴムパッキンやルーフィングシートなどの防水部材が使われています。これらは紫外線や雨風の影響を受けやすく、10年程度過ぎると徐々に劣化していくのが一般的です。
パッキンが硬化してひび割れが起きる、シートに隙間が生じると、そこから雨水が浸入してしまいます。築年数が経過した住宅で雨漏りが見られる場合は、まず部材の寿命を疑いましょう。
部品・素材の破損
天窓そのものが衝撃を受けて破損することもあります。台風で飛んできた枝やアンテナが当たる、強風で屋根材がぶつかると、ガラスやフレームが割れて雨水が侵入します。
特に大型台風や積雪後に雨漏りが始まった場合は、天窓自体の破損が原因になっている可能性が高いです。
周辺にゴミが詰まっている
天窓の周囲に枝や落ち葉、チリなどが溜まると、雨水の排水経路が塞がれてしまいます。行き場を失った水は隙間をつたい、室内に染み込んで雨漏りの原因となります。
天窓は屋根よりも出っ張った形状のため雨水が集まりやすく、ゴミ詰まりによるトラブルが多い!
普段は見えにくい場所なので、気付かないまま雨漏りが進行してしまうこともあります。
設置時の施工不良
築浅の住宅でも雨漏りが発生する場合は、施工不良が原因となっている可能性があります。天窓周辺のルーフィングや板金の重ね方に不備があると、防水性が十分に確保されません。
天窓は雨仕舞いの施工が難しいため、マニュアルどおりの正確な施工が求められます。工事した直後から雨漏りに悩まされている場合は、施工業者に原因調査と修理を依頼しましょう。
天窓(トップライト)から雨漏りしたときの応急処置方法
天窓から雨漏りが始まってしまった場合、すぐに本格的な修理を依頼できない場合もあります。そのまま放置すると床や家具が濡れてしまい、二次被害につながる恐れもあるため、応急的な対策を取って被害を最小限に抑えましょう。
ここでは、家庭にあるものやホームセンターで手に入るアイテムを使った、簡単にできる応急処置方法を紹介します。
バケツとタオルを使う
もっとも手軽にできるのが、漏れてくる水滴をバケツで受ける方法です。バケツの下にビニールシートを敷いておけば、跳ね返った水滴で床が濡れるのを防げます。
その際にバケツの中にタオルを入れておくと、タオルが水滴を吸収し音や飛び散りも抑えられます。応急処置としては基本的な方法ですが、床や家具を守るには効果的です。
吸水シートを敷く/雨漏り部分に貼る
市販の吸水シートを床に敷いておけば、広がる水滴をしっかり吸収してくれます。天窓の周辺に直接貼り付けるタイプもあり、一定時間は雨漏りを防いでくれます。
貼る際は脚立などを使用するため、転倒やケガには十分注意しましょう。特に夜間や天候が悪いときは無理に作業せず、床に敷くだけでも被害を軽減できます。
防水テープを活用する
防水テープは、雨水の侵入を一時的に防ぐアイテムです。天窓の枠や周辺の屋根部分に貼り付けることで、水が入り込むのを防げます。
ただし、貼り付ける位置が的確でないと効果が薄く、室内側に貼っても水が別の箇所へ流れてしまうことがあります。外で作業する必要があるため、安全を確保できる場合に限り作業しましょう。
あくまで応急処置ですので、根本的な修理は専門業者に依頼してください。
\天窓トップライト対応!/
天窓(トップライト)から雨漏りしたときの対処法3ステップ【焦らず!】
天窓から突然雨漏りが始まると、不安や焦りでどう動けば良いか分からなくなる方も多いでしょう。落ち着いて順序立てて対応し、被害を最小限に抑えましょう。
- 応急処置する
- 修理業者を選定する
- 修理・アフターフォロー
ここでは、天窓から雨漏りしたときに取るべき3つのステップを紹介します。
1.応急処置する
まずは室内への被害を防ぐことが優先です。バケツやタオルを使って水滴を受け止める、吸水シートを床に敷いて周辺が濡れないようにしましょう。
防水テープを使って一時的に水の侵入を止める方法もありますが、あくまで応急的な対応で長期間の効果は期待できません。できる範囲で水の広がりを抑えつつ、後の本格的な修理につなげましょう。
2.修理業者を選定する
応急処置したら、速やかに専門業者へ相談しましょう。天窓は屋根の一部に組み込まれているため、原因が天窓そのものなのか、周囲の屋根材や防水シートなのか正確に判断する必要があります。
実績のある屋根修理業者や天窓工事に慣れている業者を選ぶことで、的確な診断と適正な費用で修理してもらえます。複数社から見積もりを取り、金額だけでなく説明の分かりやすさや対応力も比較すると安心です。
さらに詳しく知りたい方はこちら
雨漏り修理はどこに頼む?おすすめの依頼先4選!安い業者比較・絞り込みのポイントも解説
2025.09.08 2025.09.08
3.修理・アフターフォロー
修理では天窓の周囲の屋根材を外し、防水シートや板金を補強した上で天窓を再度取り付けるのが一般的です。原因によっては天窓本体の交換や撤去も選択肢になります。
工事が完了したあとは、業者によるアフターフォローがあるかどうかも確認しましょう。定期的な点検や修理後の保証がついていると、再び雨漏りが発生したときも安心です。
天窓(トップライト)の雨漏りは修理と交換どっち?よくある4つのケースについて
天窓からの雨漏りは原因によって「部分的な修理で済むケース」と「天窓自体を交換しなければならないケース」に分かれます。せっかく修理したのにすぐ再発した、といったことにならないよう基準を覚えておきましょう。
「修理」で済むことが多いケース | 「交換」が通常必要とされるケース | |
---|---|---|
雨漏り状況 | ・パッキン・コーキングの経年劣化 ・防水シート・エプロンの経年劣化 |
・枠が腐食した/歪んでいる ・ガラスが割れた |
ここでは、実際によく見られる4つのケースを取り上げ、それぞれ修理と交換どちらが適しているのかを解説します。
パッキン・コーキングの経年劣化【→修理】
天窓からの雨漏りで最も多い原因が、パッキンやコーキングの劣化です。パッキンは天窓のガラスと枠のすき間を防ぐ役割があり、コーキングは枠の継ぎ目からの浸水を防いでいます。
コーキングを打ち直す、パッキンを交換することで雨漏りは改善されるので、修理対応で十分に止水できます。
防水シート・エプロンの経年劣化【→修理】
天窓は屋根に穴をあけて設置するため、周囲に必ず防水シートやエプロンと呼ばれる金属板が施工されています。これらが劣化すると、屋根を流れる雨水が天窓のすき間に入り込み、雨漏りを引き起こします。
この場合は天窓周辺の屋根材を一度外し、防水シートや板金を補修・交換する工事を実施。施工範囲はやや広くなりますが、天窓本体の交換までは必要なく、修理で対応できるケースがほとんどです。
枠が腐食した/歪んでいる【→交換】
天窓の枠が腐食したり歪んでしまうと、補修では対応が難しくなります。木製や金属製の枠が劣化して変形すると隙間が生まれ、そこから大量の雨水が浸入します。
雨染みが広がったりクロスが剥がれている場合は、すでに内部の下地材まで傷んでいるケースも多いです。こうなると天窓を丸ごと交換するのが現実的な解決策になります。
新しい天窓は防水性能や断熱性能も向上しているため、住環境の快適さを取り戻すきっかけにもなります。
ガラスが割れた【→交換】
台風で飛来物が当たったり、網入りガラスのワイヤーが熱膨張してヒビが入るなど、ガラス自体の破損が原因となるケースもあります。
「ガラスだけを交換すればいいのでは」と思われがちですが、天窓は外壁の窓より構造が複雑で、ガラスのみを簡単に脱着できない場合がほとんどです。
メーカーによっては交換用ガラスユニットが用意されているケースもありますが、基本的には天窓ごとの交換が推奨されます。安全性や防水性を考えても、新しい天窓にリニューアルするのが望ましいです。
天窓(トップライト)の雨漏り修理費用相場【3事例の総額目安】
天窓から雨漏りが発生した場合、修理の内容によって費用は変わります。ここでは「天窓を残して修理する」「天窓を交換する」「天窓を撤去する」という3つの代表的なケースについて、それぞれの費用相場をまとめました。
施工内容の例 | 費用相場 | |
---|---|---|
天窓を残して修理する場合 | パッキン・コーキングの打ち直し、防水シートやエプロンの補修、周辺清掃など | 約3万円〜25万円 |
天窓を交換する場合 | 古い天窓を撤去し、新しい製品に入れ替え。防水処理や周囲の屋根材も調整 | 約20万円〜40万円 |
天窓を撤去する場合 | 天窓を取り外し、屋根の穴を塞いで葺き替えや重ね葺きを実施 | 約30万円〜40万円 |
部分補修であれば10万円以下で収まることもありますが、交換や撤去を選ぶと総額は数十万円単位になるでしょう。これらの費用に加えて足場代(20万円前後)が別途必要になるケースもあるため、見積もり時に必ず確認しましょう。
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天窓(トップライト)の雨漏り修理時の6つのポイント【安く抑えるコツも】
天窓の雨漏り修理は費用がかさみやすい工事ですが、工夫次第で無駄な出費を抑えられます。費用を安く抑えるためのポイントは、以下をチェックしてください。
- 複数業者に見積もり依頼する
- 火災保険を活用する
- 近くの業者に依頼する
- 撤去も検討する
- 天窓のメンテナンスを欠かさない
- 定期点検を依頼する
修理費用を抑えるには、まず複数業者に見積もりを取りましょう。また、台風や大雪といった自然災害が原因なら火災保険を使える場合があり、自己負担を減らせる可能性があります。
また、依頼先はなるべく近くの業者を選べば出張費を節約でき、再点検の際も安心です。
さらに詳しく知りたい方はこちら
2025.06.20 2025.07.03
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天窓(トップライト)からの雨漏りはプロに頼って早急に修理を!
本記事では、天窓(トップライト)から雨漏りしているときの応急処置、修理依頼のSTEP、費用などについて解説しました。
天窓の雨漏りは放置すると室内の劣化やカビの発生につながり、被害が拡大してしまいます。まずは応急処置で被害を最小限に、次に信頼できる修理業者へ早めに相談しましょう。
セーフリーでは、天窓修理に対応できる業者を多数掲載しており、現地調査・見積もり無料や即日対応の業者も豊富です!口コミや料金を比較しながら、自分に合った依頼先を見つけ安心の修理につなげましょう。
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天窓(トップライト)の雨漏りに関するよくある質問
-
Q. 天窓の雨漏り修理費用はどのくらいかかる?
A.天窓の雨漏り修理費用は、修理の規模や方法によって幅があります。
- コーキングやパッキンの打ち直しといった部分補修:3万円〜25万円程度
- 天窓本体の交換や撤去:20万円〜40万円前後
-
Q. 天窓の雨漏りに火災保険は適用される?
A.台風や大雪、雹などの自然災害が原因で天窓が破損し、雨漏りが発生した場合は火災保険が適用される場合があります。ただし、経年劣化や施工不良が原因の雨漏りは保険対象外です。
-
Q. 修理と交換はどのように判断すれば良い?
A.判断の目安は「劣化の範囲と天窓の寿命」です。パッキンやコーキング、防水シートなど限られた部分の劣化であれば補修で対応できるケースが多いですが、枠が歪んでいる・腐食している、ガラスが割れているといった場合は交換が推奨されます。