2025.10.01 2025.10.01
この記事では、二階建ての足場設置にかかる費用について徹底解説していきます。
- 外壁塗装・屋根塗装
- 建物損傷箇所の修繕
- 高所の屋外設備工事(修理/取り付け)
- 高所の高圧洗浄
など、二階建ての建物で、人が高所の作業をする際は、足場の設置が欠かせません。どのくらい高額になってくるのか不安になる高所作業でも、事前に相場を知っておけば、ある程度上限を想定して依頼できます。
記事後半では、高額になりがちな足場設置や、足場設置を伴う各種高所作業について、安く抑えるコツもご紹介。二階建てでの足場を組む必要がありそうな方は、ぜひ最後までご覧ください。
PR
今週No.1おすすめ優良業者!!
株式会社エコファイン・ジャパン
特⻑1
防水・屋根修理に精通した職人が高品質施工を提供
特⻑2
建物の構造や気候に応じた最適な工事プランを提案
特⻑3
ビル・戸建て問わず幅広い建物に対応可能な専門業者
対応エリア東京都・千葉県・神奈川県・埼玉県・茨城県(離島は除く)
目次
二階建てだと足場は必須?費用をかける必要性
二階建て住宅の外壁や屋根の塗装や修理は高所作業になるため、必ず足場設置費用が計上されます。足場設置費用は決して安くはないため、本当に必要なのか疑問を抱くケースもあるでしょう。
そこで、まずは足場が必須な理由と主な足場の種類についてご紹介します。
足場が必須な理由
二階建て住宅での塗装や修理などに足場が必須な理由では、以下3つが挙げられます。
- 安全確保
- 施工品質の維持
- 近隣への配慮
地上から2m以上での高所作業をする際には、足場の設置をはじめとする安全対策の実施が義務です。労働安全衛生法によって定められているため、二階建て住宅での作業であれば足場設置は必須となります。
二階建て住宅の塗装や修理などの作業では、近隣への配慮も必須です。足場があると、飛散防止ネットを設置できます。飛散防止ネットによって、近隣の住宅や通行人への塗料が飛び散りを防げます。
安全かつ美しい仕上がりで、なおかつ近隣へも迷惑をかけずに施工するには、足場の設置が欠かせません。
2m以上の高所作業では足場の設置が義務!
さらに詳しく知りたい方はこちら
屋根塗装を足場なしで行うリスク!必要な理由と費用をおさえる秘訣
2024.12.02 2025.10.02
主な足場の種類
足場には、主に以下4つの種類があります。
- クサビ(ビケ)
- パイプ(単管)
- 単管ブラケット
- 枠組み
ビケ足場とも呼ばれるクサビ足場は、板幅が広く安定した環境が特徴で一般的に使われている足場です。設置や解体も効率的ですが、設置時にハンマーを使うため、騒音が気になるケースが多くなっています。
パイプ足場は、狭い場所での設置で使われるケースが多いのが特徴。パイプ2本の上に立って作業するため安定感が低く、転落のリスクも高いです。その点、狭い場所でも設置できるのがメリットです。
パイプ足場に足を乗せる板を取り付けるのが、単管ブラケット足場。パイプ足場よりも安定性が高く組み立て時の騒音が少ないですが、設置の仕方によっては揺れやすいのが難点です。
枠組み足場は、軒高10mを超えるような高い建物で使用されます。パイプとジョイントで組み立てるため強度と安全性が高いですが、費用が高いのが特徴です。
二階建ての足場費用相場
二階建て住宅での高所作業で必須となる足場は、1m²あたり700~1,000円ほどかかるのが一般的です。ただし、足場の種類や設置面積、土地の条件などにより、費用は変動します。
二階建て30坪の住宅での足場設置費用は、16万円~23万円が相場です。
二階建ての足場費用の内訳
足場の費用には、主に以下が含まれます。
- 足場の材料費
- 足場の運搬費
- 組み立て費
- 解体費
- 飛散防止ネット費
- 人件費
基本的には上記が足場費用に含まれますが、業者によって変わる場合があります。契約時には内訳をしっかり確認しましょう。
なお、労働安全衛生法により、足場には飛散防止ネットも設置するのが義務化されています。
二階建ての足場設置費用事例
二階建て住宅の場合でも、広さによって足場設置費用は大幅に変動します。そこで、広さごとの足場設置費用の目安を見てみましょう。
広さ | 費用目安 |
---|---|
20坪 | 140,000~200,000円ほど |
25坪 | 150,000~210,000円ほど |
30坪 | 160,000~230,000円ほど |
35坪 | 170,000~250,000円ほど |
40坪 | 180,000~260,000円ほど |
45坪 | 190,000~270,000円ほど |
50坪 | 200,000~280,000円ほど |
ただし、周辺環境などにより費用は変動する場合があります。上記はあくまでも目安とし、詳しい費用は見積もりを取って確認しましょう。
二階建ての足場費用が高くなるケース2選
二階建ての足場費用が高くなるのは、主に以下2つのケースです。
- 足場の面積が広い
- 設置が難しい
具体的にどのような状況なのか、それぞれ詳しく解説します。
足場の面積が広い
足場費用は、設置する面積に比例して変動します。そのため、面積が広ければ広いほど、費用は高くなります。
たとえば、2階建てよりも3階建て、30坪よりも50坪など、建物の高さや広さが費用に直接影響する仕組みです。
また、3階建て以上で、より高所での作業が必要になる場合、一般的なクサビ足場ではなく強度と安全性が高い枠組み足場を使います。枠組み足場は、1m²あたりの単価がクサビ足場よりも200~300円ほど高くなります。
設置が難しい
足場の設置が難しく手間がかかるケースも、費用が高くなりがち。たとえば、以下のようなケースです。
- 土地面積が狭い
- 隣接する家との距離が狭い
- 車両が入れない土地
- 変形地
- 坂道に面した土地
- 掘り込み式ガレージがある
上記のケースでは、搬入出や設置が難しく時間がかかるため、追加費用が発生します。
二階建ての足場設置で覚えておきたいポイント【費用以外にも注目】
二階建ての足場設置の予定があるなら、費用だけでなく以下4つのポイントも覚えておきましょう。
- 瑕疵保険の対象を必ずチェックする
- 車の移動が求められるケースがある
- 近隣の敷地を使う場合がある
- 足場無料と謳う業者には要注意
業者選びのポイントにもなるため、それぞれ詳しく見ていきます。
瑕疵保険の対象を必ずチェックする
足場を設置して塗装や修理などの作業をしてもらうなら、瑕疵保険が完備されているかどうかだけでなく、対象などの内容をしっかりチェックしておきましょう。
万が一欠陥が見つかったり不具合が発生したりした場合に、十分な内容の瑕疵保険があれば安心だからです。
ポイントは、足場業者が瑕疵保険に入っていて、対象範囲にリフォーム箇所以外・工事関係者以外が含まれているかどうか。
足場の設置は、塗装や修理の業者ではなく下請け業者が入るケースもあります。そこで、塗装や修理の業者だけでなく下請け業者についても事前調査しておくのがオススメです。
車の移動が求められるケースがある
足場を設置するためには、自宅の駐車スペースを使わなければならない場合があります。駐車スペースを使う必要があるケースでは、自家用車を別の場所へ停めておかなければなりません。
また、駐車スペースは利用しないものの、足場設置や塗装・修理などの作業中に車が傷ついたり汚れたりするリスクも。
事前に業者と打ち合わせをする必要がありますが、車を別の場所へ停めておかなければならないケースがあることも、念頭に置いておきましょう。
近隣の敷地を使う場合がある
自宅の敷地が狭かったり、隣接する家との距離が近かったりすると、自宅敷地内だけでの足場設置が難しいケースもあります。自宅敷地内での設置が難しい場合には、近隣の敷地をお借りして足場を組む必要があります。
事前に業者と打ち合わせをし、敷地の持ち主からの許可を得て施工の流れが基本です。
業者によっては、お借りする敷地の持ち主への挨拶や相談、説明に同行してくれます。近隣住民との関係性は施工後も続くため、細かい部分まで配慮してくれる業者を選ぶと良いでしょう。
足場無料と謳う業者には要注意
塗装や修理の業者の中には、「足場設置無料」を掲げている会社があります。足場費用は決して安くないため、無料になると出費を大きく抑えられるでしょう。
ただし、足場の設置は法律で定められた義務であり、安全かつ丁寧でしっかりした施工には欠かせません。設置には材料費や運搬費、人件費も含まれるため、無料はまずありえないと言えるでしょう。
「足場設置無料」と謳う業者は、塗装や修理など、他の項目に足場設置費用を上乗せしていたり、後から追加請求したりするケースが多いです。詐欺を行うような危険な業者も存在しますので、十分注意してください。
さらに詳しく知りたい方はこちら
外壁塗装の詐欺・しつこい営業に注意!対処法と業者選びのポイント
2025.07.03 2025.07.03
二階建ての足場費用を安く抑える2つのコツ
足場設置にはまとまった費用がかかるため、少しでも出費を抑えるなら以下のコツを実践してみましょう。
- 高所の塗装・修理・掃除などをまとめて依頼する
- 相見積もりを取る
足場費用は、大切な建物を長く使っていくために欠かせない出費です。「足場無料」を掲げる要注意業者を選ぶのではなく、工夫して賢く出費を抑えましょう。
高所の塗装・修理・掃除などをまとめて依頼する
足場の設置が必要なのは、高所での塗装や修理、掃除などの作業。それぞれの作業をそれぞれの箇所で依頼すると、その都度足場設置費用がかかってしまいます。
そこで、高所作業はできるだけまとめて依頼するのがオススメ。塗装と修理、掃除をまとめて依頼すすれば、足場設置費用を節約できます。また、屋根、外壁、付帯部など複数の作業箇所をまとめて依頼するのも有効です。
さらに詳しく知りたい方はこちら
屋根+外壁塗装の費用相場と内訳!費用を左右する要素や安くするコツまで
2024.10.02 2025.09.09
さらに詳しく知りたい方はこちら
2階の雨樋修理の相場は?工事費用を安く抑える方法も徹底解説!
2025.09.09 2025.09.09
さらに詳しく知りたい方はこちら
雨樋(あまどい)掃除の料金相場はどれくらい?費用を抑える方法や安い清掃業者の選び方も解説
2024.07.08 2025.09.09
相見積もりを取る
足場の設置にかかる費用には相場こそあるものの、業者それぞれで具体的な料金は異なります。少しでも出費を抑えるなら、3社以上から見積もりを取って比較するのが有効です。
相見積もりを取る際は、費用面だけでなく、費用に含まれる作業範囲や保険の有無などを総合的に比較検討するのがポイント。料金面だけでなくトータルで判断し、納得できる業者に依頼しましょう。
二階建ての足場費用は相見積もりで抑えるのがオススメ!
二階建ての足場費用は、塗装などとあわせて依頼すると費用を抑えられます。また、3社以上から見積もりを取って比較すれば、コストを抑えられる業者を見つけやすくなるのがポイントです。
相見積もりを取ったら、費用だけでなくサービス内容などもあわせて比較検討してみましょう。
- 足場が高くなりそうで不安…
- できるだけ安く抑えたい…
- 建物を万全な状態にしたい!
足場の設置は必須!
費用を抑えるなら
相見積もりで比較検討!
二階建ての足場費用に関するよくある質問
-
Q. 二階建ての足場費用はどれくらい?
A.二階建ての足場費用は、1m²あたり700~1,000円ほどが相場です。
-
Q. 足場費用が高くなるケースとは?
A.足場費用が高くなるのは、設置面積が広かったり設置が難しかったりするケースです。
-
Q. 足場費用を安く抑える方法は?
A.足場費用を安く抑えるなら、高所の塗装・修理・掃除などをまとめて依頼したり相見積もりを取ったりするのが有効です。