2025.09.03 2025.09.03
この記事では、巻き上げ式シャッターの塗装について徹底解説していきます。
塗装が剥げたりサビてしまうことも多い巻き上げ式シャッターは、定期的に塗り直す必要があります。しかし、知識なしに作業すると美しく仕上がらないだけでなく、故障の原因になる点に注意が必要です。
「巻き上げ式シャッターの塗装依頼にかかる費用は?」
「塗装すべきタイミング?劣化状況の確認方法が知りたい!」
「シャッターの塗料は何年もつ?メンテナンスの少ないおすすめ塗料は?」
以下、そんな疑問にしっかり答えていきます。
記事後半では、自力での塗装を検討している方向けに、DIYの手順や仕上がりの違い・難易度まで詳しくご紹介。巻き上げシャッターの塗装可能範囲や施工の流れが知りたい方も、ぜひ最後までご覧ください。
目次
巻き上げ式シャッターの塗装タイミングとは?塗り直すべき劣化状況5選
巻き上げ式シャッターの塗膜は経年劣化するため、定期的な塗り直しが必要です。塗装すべきタイミングでは、主に以下のケースが挙げられます。
- 塗装が色褪せてきている
- チョーキング現象が発生している
- 塗膜が剥がれている
- 錆びている
- 塗装から5~10年経過している
該当する項目がないか、自宅のシャッターと照らし合わせてみましょう。
塗装が色褪せてきている
色褪せてくるのは、塗装が劣化してきている証拠です。塗膜が薄くなり、症状が進むと剥がれてきてしまいます。
塗装が色褪せてくると、外観が悪くなってしまうだけでなく、塗装による保護効果も薄くなります。緊急性は高くないですが、症状が進む前に早めの塗装が必要です。
チョーキング現象が発生している
塗膜の劣化が進むと、表面に白い粉が発生します。白い粉は塗料に含まれる成分が劣化して粉状になったもので、これは「チョーキング現象」と呼ばれる現象です。
チョーキング現象が発生していると、シャッターに触れると手に白い粉が付着します。触れる度に手が汚れるだけでなく塗装の劣化が進んでいるサインなので、できるだけ早く塗装をする必要があります。
塗膜が剥がれている
塗膜がところどころ剥がれてしまっているのは、劣化症状がかなり進んでいる証拠です。
全体的に見栄えが悪くなるだけでなく、塗膜が剥がれている部分はシャッターの素材がむき出しの状態になっているので早めに対処しなければなりません。
錆びている
錆びが発生するのは、塗膜が剥がれて防水性がなくなってしまうのが原因です。シャッターの素材が雨水の影響を直接受け、錆びてしまいます。
最初は一部だけの錆びであっても、徐々に広がり変形したり腐食が進んで穴が開いたりするケースもあります。大がかりな修復が必要になる可能性もあるため、早急に対処しましょう。
塗装から5~10年経過している
気になる劣化症状がない場合でも、塗装から5~10年経過しているなら塗り直しを検討する時期。目に見える症状はなくても、少しずつ劣化は進んでいるためです。
再塗装時期は、使用している塗料によって異なります。
巻き上げ式シャッターの塗装費用はいくらくらい?業者施工の料金相場まとめ
巻き上げ式シャッターの塗装を業者に依頼した場合の料金相場は、以下のとおりです。
- 車庫ガレージのシャッター:2,000円/m²
- 店舗や倉庫のシャッター:1,500~3,000円/m²
- 窓のシャッター:8,000~12,000円/枚
高所作業で足場が必要な場合には、600~800円/m²が追加で必要です。また、状況により費用は変動するので詳しい料金は見積もりを取って確認しましょう。
巻き上げ式シャッター塗装はDIY可能?作業難易度と施工手順5ステップ
巻き上げ式シャッターの塗装を自分で施工するなら、ここで作業難易度と施工手順について知っておきましょう。
巻き上げ式シャッターの塗装は難しい
巻き上げ式シャッターは、表面が平らではないのが大きな特徴。平らではない面をキレイに塗装するには高い技術力が必要です。
また、塗料選びが難しい点もポイント。シャッターの種類に合わせて適切な種類を選ばないと塗装効果が低くなってしまうため、塗料選びはとても重要です。特にアルミ製のシャッターは塗料が付着しにくいため、塗料選びに苦戦しがちです。
隣家や隣接する店舗とのトラブルが起きやすい点にも配慮しなければなりません。塗料が風に流されてしまうと、思わぬ場所に塗料が付着してしまうためです。
ちなみに、塗料の種類や施工時期によって乾燥時間が違う点も覚えておくべきポイントです。一般的には3~6時間ほどで乾燥しますが、場合によっては24時間ほど必要なケースもあり、その間はシャッターを動かせなくなります。
上記の理由で、巻き上げ式シャッターのDIYは難しいとされています。自分で施工する場合には、十分に下準備をしてリスクを最小限に抑える工夫が必要です。なるべくプロに相談することをおすすめします。
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DIYでの作業手順
自分でシャッターを塗装するなら、以下の手順で進めましょう。
- 汚れやサビをしっかり落とす
- 水で洗い流して乾燥させる
- 養生をする
- 下塗り・中塗り・上塗りをする
- 養生をはがして乾燥させる
シャッターボックスも一緒に塗装すると、一体感があり美しい仕上がりになります。
1.汚れやサビをしっかり落とす
最初に、シャッター表面の下地処理である「ケレン」作業をします。汚れやサビを丁寧に落として表面のコンディションを整えておくと、塗料がしっかり密着して剥がれにくくなります。
2.水で洗い流して乾燥させる
汚れやサビを落としたら、高圧洗浄で丁寧に洗い流します。汚れやサビと一緒に、古い塗料も丁寧に落としておくのがポイントです。
洗い流したら、十分時間を置いて乾燥させましょう。
さらに詳しく知りたい方はこちら
シャッターの掃除方法を徹底解説【車庫ガレージ・倉庫・店舗など】
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3.養生をする
下準備が整ったら、塗装しない部分をテープやビニールで養生します。
シャッターやシャッターボックス周辺の外壁は塗料が飛び散りやすいため、丁寧に養生しましょう。
4.下塗り・中塗り・上塗りをする
塗料は、3回に分けて塗るのが基本です。下塗りはサビ止め効果がある塗料を使い、色を含めて自分が希望した塗料は中塗り・上塗りで使用します。
下塗り・中塗り・上塗りは、それぞれ塗った後にしっかり乾燥させるのも重要なポイントです。
5.養生をはがして乾燥させる
上塗りが終わったら、養生をはがしてしっかり乾燥させます。
塗料が手に付かず完全に乾燥したら、シャッターが問題なく稼働するかをチェックして作業は完了です。
巻き上げ式シャッター自力塗装時の要注意ポイント5つ【プロ依頼ならお任せ!】
自分でシャッターを塗装するなら、ここでご紹介する5つのポイントを押さえておきましょう。
- 晴れていて風がない日に実施する
- 人が通らないタイミングに作業する
- サビ止め効果が高い塗料を選ぶ
- 汚れやサビはできるだけ落としておく
- 厚塗りすると故障のリスクがある
シャッターは自分での塗装も可能ですが、上記のように注意点が多いのも特徴です。塗装による効果を最大限発揮させてシャッターの稼働も問題なく、さらに美しく仕上げるならプロにお任せするのがオススメです。
晴れていて風がない日に実施する
晴れていて風がない日なら、塗料が乾燥しやすく汚れも入りにくいです。
日光が不十分だと乾燥するまでの時間が長くなり、その間に砂やホコリなどが付着しやすくなります。風が強いと砂などの汚れが付着しやすいため、美しく仕上がりません。
万が一途中で雨が降ってしまった場合には、塗りムラが発生したり雨水の跡が残ってしまったりするため、天気には注意して作業日を選ぶ必要があります。
人が通らないタイミングに作業する
シャッターは、道路に面した場所に設置してあるケースが多いです。
塗装時にはニオイが強く周囲からのクレームを受けやすいため、できるだけ人が通らないタイミングを見計らって作業しましょう。
サビ止め効果が高い塗料を選ぶ
サビ止め効果が高い塗料を選べば、シャッターのサビを予防しやすいです。
塗料にはさまざまな種類がありますが、料金や色だけでなくサビ止め効果にも注目しましょう。
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汚れやサビはできるだけ落としておく
塗装作業で重要なのは、汚れやサビをできるだけ丁寧に落とす工程です。
汚れやサビが残っていると剥がれの原因になるため、塗料を塗る前の下地処理は、できるだけ入念に作業しておきましょう。
厚塗りすると故障のリスクがある
下塗り・中塗り・上塗りと3回に分けて塗る必要はありますが、厚塗りするとスムーズに巻き上げられなくなったり巻き上げの際の音が大きくなったりします。
厚塗りしすぎると故障するリスクもあるため、薄く塗るのが重要なポイントです。
巻き上げ式シャッターの塗装メンテはプロ依頼!実績豊富な業者に相談を!
厚く塗りすぎると正常に動作しなくなる巻き上げ式シャッターは、プロにまかせて美しく仕上げるのがオススメです。特に店舗の場合は、シャッターまで美しくしておけばお客様からの評価も良くなりやすいです。
巻き上げ式シャッターの塗装は、プロである専門業者に任せましょう。
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- シャッターの塗装が剥げてきた…
- 塗装を美しく仕上げたい!
- 巻き上げ式シャッターを長く使いたい!
巻き上げ式シャッターの塗装は難しい!
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プロに相談を!
巻き上げ式シャッターの塗装に関するよくある質問
-
Q. 巻き上げ式シャッターの塗装はDIYできる?難しい?
A.巻き上げ式シャッターの塗装は、自分での作業も可能。ただし、表面が平らでないシャッターを塗装するのは難しいです。また、厚塗りすると故障するリスクがあるため、専門業者へ依頼するのがベストです。
-
Q. 巻き上げ式シャッターの塗装を頼むといくらくらいかかる?
A.巻き上げ式シャッターの塗装を業者に依頼した場合の費用は、以下が目安です。
- 車庫ガレージのシャッター:2,000円/m²
- 店舗や倉庫のシャッター:1,500~3,000円/m²
- 窓のシャッター:8,000~12,000円/枚
足場が必要な場合は、別途で600~800円/m²が必要です。
-
Q. 巻き上げ式シャッターを塗装すべきタイミングは?一度塗装すると何年もつ?
A.巻き上げ式シャッターを塗装すべきタイミングは、以下です。
- 塗装が色褪せてきている
- チョーキング現象が発生している
- 塗膜が剥がれている
- 錆びている
- 塗装から5~10年経過している
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