2024.10.31 2024.12.05
個性的な黒の外壁塗装のメリットについてご紹介します。
インパクトがあって、しかもお洒落な黒の外壁塗装は年々増加しています。この記事では、黒の外壁塗装をするメリットやデメリット、カラー選びで失敗しないためのコツや注意点も解説!
黒の外壁塗装に興味ある方は、ぜひ参考にしてください。
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外壁塗装で黒を選ぶメリット
外壁塗装で黒を選ぶメリットについてご紹介します。
若い世代を中心に人気が高まりつつある黒の外壁塗装は、幾つものメリットがあることをご存じでしょうか?
- 他の家とかぶらない個性が出せる
- 高級感や洗練されたイメージになる
- 和の素材との相性が抜群
- 寒い季節は室内が暖まりやすい
それぞれを詳しく解説していきます。
他の家とかぶらない個性が出せる
黒の外壁塗装はまだまだ少ない傾向のカラーなので、周りと比べると個性的な仕上がりになります。
他の家と差別化を図りたい時には最適で、デザイン性の高い雰囲気を目指している方に向いてます。また今現在とはガラッと印象を変えたいという時にも、カラーチェンジだけで決まるのが黒。
クールでセンスの良い個性を出したい場合にピッタリでしょう。
高級感や洗練されたイメージになる
黒の外壁塗装は、高級感のある仕上がりになり、洗練されたイメージを目指す方向きです。
明るいカラーの外壁と異なり、黒色は高級感や重厚感を感じさせるカラーですので、上品で高級な雰囲気を醸し出してくれます。家のデザインにもよりますが、近代的な印象や逆に趣のある仕上がりになるのです。
お洒落ながらもシックな家を目指している方におすすめです。
和の素材との相性が抜群
黒の外壁塗料は、和の素材との相性が抜群に良い傾向があります。
特に木材の外壁は、黒の塗料を塗ると黒檀のような風合いになり、とてもシックになります。また瓦屋根や昔ながらの日本家屋のデザインともよく合い、和の雰囲気が好きな方におすすめ。
寒い季節は室内が暖まりやすい
黒色の外壁は、暑い時期には壁面が熱くなり、造りによっては室内にも影響がありますが、反対に寒い時期には室内が暖まりやすい傾向があります。
東北などの寒い季節が長い地域においては、暖房費を節約できる効果もあり、実に向いている外壁塗装です。また建築年数が古く、断熱効果の低い家にもおすすめです。
外壁塗装で黒を選ぶデメリット
外壁塗装で黒を選ぶデメリットをご紹介します。
スタイリッシュでインパクトがある黒の外壁ですが、周りの環境や特徴によってはデメリットになることも。デメリットになり得るポイントを解説します。
- 汚れが目立ちやすい
- 熱を吸収するので外壁が熱くなる
- 地域によっては景観の問題で使用できないこともある
- ツヤの度合いによっては品がなくなる
汚れが目立ちやすい
黒の外壁塗装のデメリットは、汚れが目立ちやすい特徴があることです。
ホワイト系の外壁のように黒っぽい汚れは目立たないのですが、砂埃や鳥のフンなどの白っぽい汚れは逆に目立つというわけです。そのため、周りの環境によっては合わないことも。
大きな道路が近場にあって砂埃や舞い上がるほこりが多い場所、もしくは大きな木や畑が周りにあり、多くの鳥が通過するような地域では汚れが目立つ確率が上がります。
熱を吸収するので外壁が熱くなる
もう一つの大きなデメリットは、黒色は熱を吸収しやすいため、外壁が熱くなることです。夏場の一番暑い時期であれば、触っても分かるほど温度が上がることがあります。
黒い服を着ていても同じですが、やはり黒色は太陽光を吸収してしまう性質があるため、仕方のないことです。ただこれは外壁だけで、きちんと対策を取っていれば室内に影響はありません。
断熱効果の高い断熱材を使用する、もしくは熱気がこもらないように通気のための空気層があれば、室内の温度が高くなることは避けられます。
地域によっては景観の問題で使用できないこともある
住んでいる地域の規定やルールによって、外壁のカラーを黒にすることが難しい場合もあります。
地域によっては「景観地区」と呼ばれる場所があり、外観の規制が厳しく、地域の条例に沿って外壁の色を考慮する必要があります。これは都市計画に定められる地区ですので、ある程度の強制力があります。
細かな色の規制はありませんが、黒はかなりインパクトがあり、周りからも浮いて見えるためトラブルになる可能性も。地域性をよく理解したうえで外壁カラーを決めてください。
ツヤの度合いによっては品がなくなる
ツヤのある黒の外壁にすると、テカテカしたタールのような雰囲気になってしまい、品がない印象を与えがちです。
もちろん塗料の種類やグレード、メーカーによって微妙に異なるので、ツヤの加減は難しいのですが、ツヤ消しタイプや薄めの黒色にすると圧迫感がない仕上がりになります。
業者や職人とよく意思の疎通を図り、仕上がりのイメージを共有できるようにしてください。
外壁塗装で黒を選ぶ時に失敗しないコツ
外壁塗装で黒を選ぶ時に失敗しないコツについてご紹介します。
人気色とはいえ、黒の外壁塗装はまだなかなか広まっていないものですから、選ぶ時には幾つかのコツを押さえる必要があります。以下の点を参考にしてください。
ツヤ消しタイプにすると違和感がない
黒の外壁は、ツヤありとツヤなしに大きな印象の違いがあります。
一般的に多いホワイトやベージュなどのカラーは、ツヤありにすると光沢があり新築のような輝きが出るのですが、黒はツヤがあるとテカリが気になるという意見も。
あまりにツヤがあると黒光りのようなチープな印象がつき、イメージからかけ離れることもあります。ですから黒を選択する時は、光沢を調整するか、ツヤ消しタイプがおすすめです。
他のカラーと組み合わせる
黒の塗料は単色塗りだとかなり迫力があるため、ワンポイントやツートンカラーなどで他の色を使うのがおすすめです。
ホワイトやグレー、ブルーなどと組み合わせるとバラエティに富み、圧迫感も消えます。黒の配分を多くするか少なくするかでかなり印象が変わりますので、カラーシミュレーションなどで比較するとよいでしょう。
カラーシミュレーションを見せてもらう
インパクトが強い外壁カラーは、実際に塗ってみると想像していたものと違う…というケースが少なくありません。ですから、事前にカラーシミュレーションで鮮明にイメージしておくことが大切です。
塗装業者の多くは、家の写真をパソコンに取り込んで、カラーのシミュレーションをしてくれます。気になる黒の塗料で幾つかのバージョンを試してもらい、比較するのもよいでしょう。
黒色の外壁塗装の実績がある業者に依頼する
外壁で黒の塗料を選ぶ予定なら、なるべく黒の外壁塗装の施工・実績がある業者に依頼してください。
塗装業者は全国に多いとはいえ、黒の外壁塗装の依頼はまだそんなに多くないため、実際には黒の外壁塗装をしたことがない業者も少なくありません。
黒の外壁塗装は通常のカラーとは異なり、気を付けるべき点や周りへの配慮などもより一層必要になる場合があります。そのため、経験豊富な業者に依頼するのが無難でしょう。
劣化が目立ちやすいので塗料のグレードをケチらない
一般的に外壁用の塗料は、濃いカラーほど色褪せが目立ちます。しかも黒色は紫外線を吸収しやすい特徴があるため、劣化が目立ちやすい難点も。
ですから、黒の塗料を選ぶときには耐久性の高いタイプを選び、グレードを下げないようにしてください。高いものならいいというわけではありませんが、なるべく耐用年数が多いものを選びましょう。
外壁塗装で黒を選ぶ時の注意点
外壁塗装で黒を選ぶ時の注意点についてご紹介します。
実際に黒の外壁を選ぶ時には、幾つかの注意点を念頭に置いておきましょう。以下のポイントをチェックしてください。
景観条例のある地域かどうかの確認をする
ある地域では、街並みとの調和を図る目的の「景観条例」が制定されている場合があります。
この場合、かなりインパクトがある黒の外壁は条例に引っかかることが多く、ある程度の色の指定がある地域も見られます。自治体によっては、事前申請や工事完了後の届け出が指示されていることも。
大抵の場合は、業者がよく条例を理解しているので、色選びの際にサポートしてくれるでしょう。
断熱性能の低い家には向かない
黒の外壁は熱を吸収しやすい性質があるため、特に暑い季節は外壁から吸収された熱が室内へと伝わりやすくなります。
一般的には黒系の壁の家は白系の家に比べ、約1℃室温が上昇するという報告もあり、黒を選ぶ時には断熱性能の高い家の方が向いていることが分かります。
築年数が古く、断熱性能が低い家であれば、黒の塗装は向いていないかもしれません。その場合は、断熱効果を上げる工夫や調整をしてから選ぶ必要があります。
外壁材によっては黒塗料と相性が悪いこともある
外壁材の種類によって塗装の仕上がりに差が出ることもあります。
思ったよりも色が濃く出る外壁材もあれば、イメージより薄い黒になる場合もあるのです。事前にシミュレーションで確認できますが、実際に目にする感覚とはまた異なるでしょう。
自分の家の外壁材を黒の塗料で塗るとどんな仕上がりになるのか、似ている家の施工事例をチェックするのもよいかもしれません。
外壁塗装で黒を選ぶならシミュレーションから!
個性的な黒の外壁塗装のメリットについてご紹介しました。
黒の塗料を選ぶ際に幾つかのポイントを理解していれば、後悔することはないでしょう。
もし塗料についてのアドバイスや専門的な知識が必要な場合は、実績経験の豊富な業者に相談するのが一番です。専門家の意見を聞きたい時には、ぜひ「セーフリー」をご活用ください。
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