2024.10.01 2024.12.05
本記事では、外壁塗装のDIYについて必要な道具や流れ、費用感などについて説明します。
築年数や天候などによって徐々に劣化し、剥がれてくることがあるのが家の外壁です。外壁塗装となると高さがあり作業が広範囲に及ぶため、DIYは難しいと感じるでしょう。
しかし、安全面に十分配慮しながら正しく進めると外壁塗装のDIYは可能です。
さっそく、外壁塗装をDIYする方法についてみていきましょう。
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目次
外壁塗装はDIYできる!
外壁塗装は、専門業者に頼まないと無理では…と感じてしまいますが、実際にはDIYで可能です。
家具などを作ったり古くなっている箇所をリメイクするなどDIYが人気を集めるなか、外壁という大きなものに関しても挑戦できます。
ただし、必要な道具を揃えて、手順や注意点はよく理解しておく必要があります。合わせて、自分で外壁塗装を行なう場合の費用相場も確認しておくと、より順調に進められるでしょう。
細かい点にも注目しながら、正しく・安全に外壁塗装のDIYを進めてみてください。
外壁塗装をDIYするのにかかる費用相場
想像以上に高い費用がついてしまった、業者に頼んだ方が良かったのでは…といった事態にならないよう、事前に費用相場もチェックしておきましょう。
外壁塗装のDIYでは、揃えておくと良い道具がいくつかあります。道具に加え、足場のセッティングや材料費なども発生してくるため、事前に費用相場を確認しておくことが大切です。
外壁塗装をDIYした場合、費用は30~50万円程度かかると思っておくと良いでしょう。この費用相場は、20~50坪程度と一般的な住宅の坪数から計算しています。
費用内訳については、以下をご覧ください。
費用内訳 | 費用相場 |
---|---|
道具代 | 約50,000円 |
足場費用 | 約10~20万円 |
材料費 | 約15~25万円 |
外壁の面積や使用する塗料によって金額が変動するため、上記のように幅があります。
外壁塗装をDIYするときに必要な道具
外壁塗装をDIYで行う際には、はじめに必要な道具を揃えることから始めましょう。いろいろな道具が必要になるので、自宅にあるもの・ないものを確認してホームセンターや通販で購入してください。
外壁塗装のときに必要となる道具には、主に以下が挙げられます。
- バケツ
- ブラシ
- 軍手
- 脚立
- 汚れてもいい服
- 家庭用高圧洗浄機
- 中性洗剤
- サンドペーパー
- コーキング材
- 養生テープ
- 地面を養生するためのブルーシート
- ハケ
- ローラー
- 下塗り塗料、上塗り塗料
外壁塗装をDIYで行う流れ
外壁塗装に必要な道具や費用相場を確認し準備が整ったら、いよいよ作業です。外壁塗装のDIYは、主に以下の流れで進めていきます。
- 塗装する箇所を洗浄する
- 塗装しない箇所を養生する
- 外壁の下地を補修する
- 下塗りを丁寧に行なう
- 上塗りを2回行なう
手順を詳しくみていきましょう。
①塗装する箇所を洗浄する
外壁塗装を始める際、最初に塗装する箇所をきれいに洗浄します。ブラシや高圧洗浄機を使って、壁の汚れをしっかり取り除いていきましょう。
カビや苔が生えている箇所は、中性洗剤を使ってブラシでこすると落とせます。
外壁の汚れを掃除した後は、十分に乾燥させるのも忘れないでください。乾いているのを確認してから、次の作業に移ります。
②塗装しない箇所を養生する
外壁塗装をDIYで行う場合、全部の範囲ではなく一部分を塗装するケースもあります。そこで、塗装しない箇所はシートなどで養生してください。
あらかじめ養生しておくと、塗料がうっかり飛び跳ねてしまうのを避けられます。よりきれいに仕上げるためにも、塗装しない箇所の養生は丁寧にしておきましょう。
外壁だけでなく、窓や車、植木などにも塗料が付かないよう保護しておくと安心です。
③外壁の下地を補修する
外壁の汚れを掃除したり塗装しない部分の養生までできたら、塗装する予定の外壁下地の補修が必要かどうかを調べます。
塗装する予定の箇所にヒビなどが入っている場合、その部分を補修してください。ヒビなどの傷を直さずに放置したり、その上から塗装すると、雨水が染み込んだり腐食する場合があります。
わずかなヒビや欠けについてはコーキング材を使うと無事に補修できるので、道具を揃えるときに用意しておきたいです。
コーキング材をヒビなどに使用し、その後サンドペーパーで表面を整えたら補修完了です。
外壁塗装をDIYするために道具を揃えようという段階で外壁の状態をよくチェックしておくと、状況に応じてスムーズに対応できます。
④下塗りを丁寧に行なう
外壁の下地補修までできたら、いよいよ塗料を塗っていきます。下塗りを丁寧に行なうよう意識しましょう。
外壁と上塗りの塗料をしっかり密着させるために必要となるのが「下塗り」です。下塗りは外壁が塗料を吸収するのを防ぐ役割もあるので、下塗りは重要。
下塗りが丁寧にできていないことで塗料が剥がれやすくなるので、ムラができないよう慎重に塗るようにしましょう。広範囲の外壁塗装ならローラーを、角など細かい部分ならハケを使って塗装してください。
⑤上塗りを2回行なう
外壁の下塗りが終わったら、次に上塗りを2回に分けて行ないます。上塗りが2回必要な理由は、1回塗るだけでは耐久性が下がりそのうちまた塗装が剥がれてくることがあるからです。
中塗りと上塗り2回の工程をしておくことで、一度塗装した外壁を長持ちさせることができます。上塗りを2回行なうと、塗りムラがなくなり仕上がりがきれいになるのもポイントです。
耐久性が上がり見た目も満足のいく形に仕上げられるので、外壁塗装のDIYでは上塗りを2回行ないましょう。
外壁塗装をDIYで行うときの注意点
外壁塗装のDIYの流れについて詳しくみていますが、手順と合わせて注意点もよく確認しておいてください。安全に外壁塗装を行なうため、また納得のいく仕上がりにするために大事な点となります。
足場なしで作業をするのは危険
外壁塗装のDIYでは、場合によっては高い場所の塗装を行なうこともあります。このとき、足場なしで作業するのは危険なので避けてください。脚立を用意し、足場を十分に固定した上で、安全を確認してから塗装に入ってください。
脚立に引っかからないよう服装に気を付ける、ヘルメットをかぶるなどの対策もしておくと安心です。2階付近や屋根に使い部分の外壁塗装をDIYする際は、慎重に作業を進めましょう。
恐怖や不安を感じたら、無理をせずに作業を中断し、専門業者に依頼するのも検討してください。
塗料は上の方から塗っていく
外壁塗装のDIYにおいて実際に塗料を塗っていくとき、上から下に向かって作業しましょう。
塗装する範囲と場所を確認して、どこから塗っていくか順番を考え、そのなかでも上の方から塗っていくときれいに仕上がります。
どこから塗るべきか迷った際は、上の方から塗るというポイントを押さえてください。
塗料を均一に塗る
外壁塗装のDIYの際に起こりがちなミスは色ムラです。そこで、塗料を均一に塗るよう、下塗りの仕方や希釈ミスに注意してください。
下塗りのときには塗装した後乾燥が不十分だと、その上から上塗りをした際にムラができてしまいます。
気温や湿度なども影響して色ムラが起きる場合があるので、状況をよく確認しながら丁寧に進めていってください。
一度にすべての面を塗らない
外壁を塗装する際、一度にすべての面を塗って完成させようとするのは避けましょう。柱など面がいくつかある場所の塗装では、何面かだけを塗って完全に乾かしてから残りの面を塗っていきます。
その方が、乾いていない箇所をうっかり触ってしまった、色ムラができたなどのリスクを回避できます。
効率よく塗装をしたいと考えますが、きちんと仕上げるためには一つずつ丁寧に進めることが大切です。
塗り残しは完全に乾燥してから行なう
DIYで外壁塗装に挑戦したけれど少し塗り残しがあるのに気が付いた、そんなときは塗料が完全に乾燥してから再度塗装していきます。
塗り残しをカバーする際は、小さな刷毛を使うとよりきれいに仕上げることが可能です。塗装が完全に乾く前に触ると塗料がヨレて外観が損なわれてしまうので、注意してください。
外壁塗装の業者をお探しなら「セーフリー」で検索
外壁塗装をDIYする方法について、必要な道具や手順、注意点までを解説しました。
自身で道具を揃えて慎重に進めることでDIYが可能な外壁塗装ですが、場所によっては危険が伴う場合があります。
事故を防ぐために、少しでも不安を感じたらDIYするのはやめて専門業者に相談してみてください。
「セーフリー」でも、外壁塗装の専門業者を数多く掲載しています。サービス内容とエリアから業者を絞れるようになっているので、状況に合う業者がスピーディーに見つかります。
ぜひ、以下から外壁塗装に対応している業者を検索してみてください。
外壁塗装はDIYでも可能!必要な道具・手順・費用など徹底解説のよくある質問
-
Q. 外壁塗装はDIYできますか?どんな道具が必要ですか?
A.外壁塗装はDIY可能です。塗装したい外壁の高さなどの状況を確認し、自身で対応できそうであれば次のものを用意しましょう。
・バケツ
・ブラシ
・軍手
・脚立
・汚れてもいい服
・家庭用高圧洗浄機
・中性洗剤
・サンドペーパー
・コーキング材
・養生テープ
・地面を養生するためのブルーシート
・ハケ
・ローラー
・下塗り塗料、上塗り塗料 -
Q. 外壁塗装DIYするのにどれくらいの費用がかかりますか?
A.外壁塗装をDIYする場合、塗る面積や坪数によって変わってきますが相場は以下の通りです。
・トータルの費用は30~50万円ていど
・材料費の他、足場代や道具代が発生してくる -
Q. 外壁塗装をDIYする流れを教えてください。
A.外壁塗装のDIYは、主に以下の流れで進めていきます。
1 塗装する箇所の洗浄
2 塗装しない箇所の養生
3 外壁の下地を補修
4 下塗り
5 上塗りを2階
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