2025.11.30 2025.11.30
本記事では、でこぼこの庭を整地して平らにする方法を紹介します。
庭がでこぼこしていると、水たまりや歩きづらさの原因になり、見た目にも影響します。
「自分で平らにする方法はある?」
「整地に必要な道具は?」
「整地の費用はどれくらいかかる?」
などと悩む方も多いでしょう。
そこで今回は、DIYで整地する手順や必要な道具、プロに整地を依頼する場合の費用相場をまとめています。でこぼこの庭に悩む方は、ぜひ参考にしてください。
目次
でこぼこの庭を平らに整地するための準備【必要な道具や資材】

DIYで庭を整地する際に最低限必要となる道具や資材は以下の通りです。
- スコップ…土を掘ったり、運んだりする
- 鍬(くわ)…硬い土を耕したり、大きな塊を砕いたりする
- レーキ(熊手)…土の表面をならしたり、ゴミを集めたりする
- 水平器…地面が水平になっているかを確認する
- 水糸・杭:正確な高さを出すための基準線として使う
- 砂・土…低い部分を埋めたり、土壌改良に使ったりする
- 防草シート…整地後の雑草対策として使用する
- バケツ…土や不要物を運ぶ
- 軍手・長靴…作業時のケガ防止や汚れ対策に活用する
スコップや鍬は、土を掘り起こすのに必須です。よりキレイな仕上がりを目指すなら、水平器や水糸などといった道具も揃えましょう。その他、防草シートや砂などもあると便利です。
上記の道具は、いずれもホームセンターなどで手に入ります。特に、自力で整地する場合は道具をしっかり揃え、安全に配慮して作業を進めましょう。
でこぼこの庭を平らに整地する方法【DIY手順】

DIYで庭を平らに整地する基本的な手順は以下の通りです。
STEP1:表面の不要物を取り除く
まず、庭の表面にある石や雑草、ゴミなどの不要物を徹底的に取り除きます。特に大きな石や木の根などは、後の整地作業の妨げになるため、しっかりと取り除きましょう。
このとき、鋭利なもので怪我をしないように軍手を着用するのがおすすめです。庭にはガラス片などが落ちていることも多いので、注意しながら作業を進めてください。
STEP2:土を耕して均一にする
続いて、スコップや鍬を使って30cmほどまで土を深く耕し、硬くなっている部分をほぐします。この際、土の塊を細かく砕き、均一な状態にしましょう。
土の中に残っている小さな石や根も、可能な限り取り除くと後の作業が楽です。根っこは後から伸びてきて、地面をでこぼこにする原因にもなります。
STEP3:全体をならして平らにする
水糸と杭を使って、整地の基準となる「完成の高さ」を設定します。
水糸に合わせてスコップやレーキを使って土を移動させ、高い部分を削り、低い部分に土を足して全体を大まかに平らにしていきましょう。
低い部分には、新しい土や砂を補充して調整してください。
STEP4:転圧機などで押し固める
全体が平らになったら、以下のいずれかの方法で土をしっかり押し固める作業が必要です。
- 転圧機(プレートコンパクター)を使う
- タンパー(手動の突き固め道具)を使う
- 足で踏み固める
転圧機は広い面積を効率よく固めることができ、ホームセンターなどでレンタルも可能ですが、重いので扱いには注意が必要です。タンパーは、小規模な整地や転圧機が使えない隅の部分などに使います。
道具がないときは、足で踏み固める方法が有効です。ただし、均一に整えにくいのがデメリットなので、様子を見ながらお調整しましょう。転圧を行うと地盤が安定し、雨が降った後の沈下や水たまりの発生を防げます。
転圧機は怪我・事故に注意!
自力ででこぼこの庭を平らに整地する際の注意点

DIYで整地を成功させるために、特に注意すべきポイントを確認しておきましょう。
水平器などで地面の水平を確認する
整地作業において、正確な水平(または適切な勾配)を出すことが最も重要です。目で見て平らに見えても、実際には傾斜しているケースが多々あります。
必ず水平器(水準器)や水糸を使い、基準の高さを設定した上で作業を進めてください。特に広い庭の場合、水糸を張って土の高さを調整することで、ムラなく整地できます。
わずかな傾きでも雨が降った際に水たまりができたり、水が建物の基礎に向かって流れ込む排水トラブルの原因になったりするため、細心の注意を払って確認しましょう。
土や砂はしっかり押し固めて安定させる
土をならして平らにしただけでは、地盤が不安定なままです。この不安定な状態で放置すると、時間が経つにつれて土が沈下し、せっかく平らにした部分が再びでこぼこになったり、水たまりができたりする原因になります。
そのため、土や砂を敷いた後は転圧機やタンパーなどを使って、全体を均一に強固に押し固める作業が不可欠です。転圧を怠ると、歩行によって地盤が動き、足を取られてケガをするといった危険性も高まるため、しっかりと安定させるようにしてください。
土壌改良や水はけ対策をしっかり行う
整地作業は単に「平らにする」だけでなく、庭の土壌環境を改善する絶好の機会でもあります。
特に粘土質などで水はけが悪い土壌の場合は、そのまま整地しても植物が育ちにくかったり、地面が常に湿った状態になって苔が生えやすくなったりします。整地時に砂(川砂など)や堆肥、腐葉土などを混ぜ込み、土壌を改良しましょう。
また、勾配をつけて水をスムーズに流す、あるいは暗渠(あんきょ)排水を設置するなど、水はけ対策を合わせて行うことで、長期的に快適な庭を保てます。
上記のとおり、凸凹した庭をきれいに平らへ整地するには、相応の手間や労力に加えて、専門的な技術や経験も求められます。そのため、DIYで気軽にできる作業ではありません。
業者に依頼すべきケースを参考にしながら、DIYするかどうかを判断しましょう。
でこぼこ庭を平らに整地する際にかかる費用相場

整地にかかる費用は、自分で行うか業者に依頼するかで大きく異なります。
自分で行う場合
DIYで行う場合、費用は主に道具や資材の購入費、および転圧機のレンタル代となります。
| 項目 | 費用相場 |
|---|---|
| スコップ、鍬、レーキなどの道具 | 5,000円〜20,000円程度 |
| 土、砂利、防草シートなどの資材 | 10,000円程度 |
| 転圧機レンタル | 3,000円〜7,000円程度/日 |
上記の合計は、18,000円~37,000円程度です。転圧機のレンタルを数日する場合であっても、おおよそ50,000円以内には収まるでしょう。
ただし、選ぶ道具の種類や仕上がりのクオリティによっては、上記以上に費用がかかるケースも多々あります。業者への依頼とも比較し、検討しましょう。
安すぎる道具は作業効率が落ちる可能性も。
業者に依頼する場合
業者に依頼する場合は、整地の方法やでこぼこ庭の面積、土の処分量などによって費用が変動します。おおよその相場は、以下の通りです。
| 項目 | 費用相場 |
|---|---|
| 整地・均し作業(1m²あたり) | 1,000円〜3,000円程度 |
| 重機使用料 ※必要に応じて |
20,000円〜50,000円程度 |
| 残土処分費(1m³あたり) | 5,000円〜15,000円程度 |
金額は自分で行うよりも割高ですが、その分だけ仕上がりが丁寧です。プロが使う道具と専門的な技術で整地をしてくれるので、長持ちもしやすいでしょう。
金額は35,000円~数十万円と幅広いので、複数の業者を比較検討するのがおすすめです。手間をかけずに確実な仕上がりを求めるなら、プロへの依頼を検討しましょう。
自分で対応して状態が悪化すると依頼費用がかさむ可能性もあるので、少しでも不安がある場合は最初から依頼するのがおすすめです。
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\庭作りまで一気に依頼できる/
でこぼこ庭の整地を業者に依頼すべきケース

以下のようなケースでは、体力的な負担や仕上がりの確実性を考慮すると、プロの業者に依頼するのがおすすめです。
- 時間や体力がない
- 土が硬すぎて耕せない
- 異物が多く埋まっている
- 広範囲の整地がしたい
- 水はけや勾配に専門的な知識が必要である
整地作業は重労働で時間がかかるため、忙しい方や体力に自信のない方は業者への依頼を検討しましょう。土が硬くて掘れなかったり、明らかに異物が多かったりするときもプロの業者を頼るのがおすすめです。
また、庭全体など広範囲の整地をする際も、プロへの依頼が基本となります。業者に依頼すれば重機を用いて、庭の状態に合わせた整地をしてくれるでしょう。
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でこぼこ庭を平らに整地後の作業・仕上げ

整地が完了したら、次は仕上げ(舗装や植栽)や整地で出た廃棄物の処理を考えましょう。
このような作業も整地と合わせてプロに依頼すると、庭作り全体をスムーズに進められます。以下で詳しい内容を解説します。
整地後に出た廃棄物・残土の処理方法
整地で出た石・雑草・過剰な土(残土)などは、自治体のルールに従って適切に処分する必要があります。特に残土は産業廃棄物扱いとなる場合もあり、業者に整地と合わせて引き取りを依頼するのが最も手間がかかりません。
基本的に、土や石などは自治体で捨てられないので、処分の際は注意しましょう。勝手に処分すると、不法投棄を疑われる可能性もあります。
整地後におすすめの仕上げ方法
整地後、庭をどのように利用するかによって仕上げ方法を選びます。
- 砂利敷き:手軽で水はけが良いので雑草対策にもなる
- 芝生(天然芝/人工芝):見た目が美しいので景観が良くなる
- 防草シート+人工芝/砂利:雑草の発生を効果的に抑制する
- コンクリート・インターロッキング:強度が必要な場所に適している
でこぼこ庭を平らにした後は、その後のメンテナンスや活用法を踏まえ、上記のような仕上げを行いましょう。プロの業者に施工を依頼すれば、仕上げまで完璧に行ってくれます。
また、地盤などもあわせて確認し、適した方法を提案してくれるのもメリットです。
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でこぼこの庭を整地して平らにするには、DIYでも可能ですが、キレイな仕上がりを求めるならプロへの依頼がおすすめです。
業者に依頼すれば、排水や勾配なども考慮した正確な整地ができ、後の沈下やトラブルを防げます。
業者選びに迷う場合は、セーフリー掲載の業者がおすすめです。料金や口コミで比較し、自分の希望に合う実績豊富な業者を選べます。
\でこぼこ庭もキレイに/
- でこぼこの庭をなんとかしたい…
- 理想の庭作りの第一歩を踏み出したい
- 自分で整地するには体力がない

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でこぼこの庭を平らに整地する方法に関するよくある質問
-
Q. 庭の整地にかかる費用はどれくらいですか?
A.自力なら数千円から数万円、業者への依頼なら庭の広さによって数万円から数十万円がかかります。
-
Q. でこぼこの庭を自分で平らに整地することはできますか?
A.自力でも対処できますが、状態の悪い庭の場合はプロへの依頼がおすすめです。
-
Q. 整地の際に注意すべきポイントはありますか?
A.怪我や事故を防ぐために水平に仕上げたり、全体を安定させたりする必要があります。



























