デメリットを調べている庭の砂利

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庭に砂利を敷くってどう?10のデメリットと失敗例を解説【メリットや成功のコツも】

2025.05.20 2025.05.20

この記事では、庭に砂利を敷くデメリットについて徹底解説していきます。

庭に砂利を敷くのを検討しているなら、よくあるデメリットや失敗例を知っておくべきでしょう。砂利敷きのメリットを活かすためには、デメリットをカバーするポイントを押さえておくのが大切です。

記事後半では、ほかの素材との比較もご紹介。理想的な庭にしたい人は、ぜひ最後までご覧ください。

庭に砂利を敷くデメリットとは?10の失敗事例

庭に砂利を敷くデメリット

知識なしに庭に砂利を敷くと、さまざまなデメリットを被る場合があります。ここでは、庭に砂利を敷いて失敗した10の事例を見てみましょう。

  • 殺風景になった
  • 砂利が流れ出たり飛び散ったりする
  • 枯れ葉の掃除に手間がかかる
  • 白い石は汚れやすい
  • 車や自転車のタイヤが空回りする
  • 歩きにくい
  • 子どもやペットを遊ばせにくい
  • 夏は砂利が熱くなる
  • 猫のトイレ場所になる
  • 撤去コストが高額になる

同じ失敗をしないよう、どのような状況だったのかを知っておくのが大切です。

殺風景になった

身近でよく見かける「砂利」ですが、庭に敷いただけでは殺風景になるケースが多いです。

  • 色がなく殺風景な庭になった
  • 駐車場みたいな雰囲気になった
  • 季節感がなく自然な感じもなくなった

上記をはじめ、思っていた以上に殺風景な仕上がりになる事例が多くあります。

計算され尽くしたデザインで施工し、こまめなお手入れをする前提であれば、砂利でオシャレな庭を作れるでしょう。しかし、ただ一様に砂利を敷くと、殺風景になりやすいです。

砂利が流れ出たり飛び散ったりする

砂利は、敷くだけで固定しないのが特徴。そのため、雨や風で流れてしまったり飛び散ったりする点もデメリットです。特に、小さく軽い砂利は、ちょっとした雨でも簡単に流されてしまいます。

流れた砂利は、排水溝に詰まってしまったり道路や隣接する住宅に流れてしまったりするケースがあります。一度掃除しても、雨や風で何度も流れたり飛び散ったりしてしまうのが、砂利の特徴です。

流れたり飛び散ったりすると、庭の砂利が少なくなってしまう点もデメリットですが、近隣住民とのトラブルになりやすい点にも注意しましょう。

枯れ葉の掃除に手間がかかる

庭には枯れ葉をはじめとするゴミが溜まるため、定期的に掃除する必要があります。コンクリートなどは掃き掃除だけでゴミを除去できますが、砂利の上の掃除には手間がかかるので注意が必要です。

ほうきを使うと砂利も一緒に除去してしまい、ブロワーを使うと砂ぼこりが立ちやすくなります。

そのため、手作業で枯れ葉などのゴミを一つずつ除去するのが一般的です。

白い石は汚れやすい

さまざまな色の砂利があり、明るく清潔な印象を与える「白系」の石も人気があります。しかし、白などの明るい色の砂利には、汚れがつきやすいのがデメリットです。

コケやカビのほか、落ちてきた木の実などで汚れる場合もあるでしょう。白系の砂利が汚れると、庭の印象にも大きく影響するのでこまめにお手入れしなければなりません。

高圧洗浄すると汚れは落とせますが、こまめに洗浄するとなると手間もかかります。

車や自転車のタイヤが空回りする

砂利を敷いた上に車や自転車を停める場合、タイヤが砂利の上で空回りしてしまう危険もあります。空回りして砂利が飛散すると、車や自転車、歩行者に当たってしまうケースもあるので注意しなければなりません。

また、車いすやベビーカーも動かしにく、家への出入りに苦労するケースが多いです。

歩きにくい

砂利の上は安定性が低く、つまずきやすくなっています。赤ちゃんや高齢者は特に、砂利の上は不安定で歩きにくいでしょう。また、ハイヒールを履いているとつまずきやすいので、砂利で転倒しやすくなります。

家族に赤ちゃんや高齢者がいなくても、来客が転倒したり砂利が足に当たってケガをしたりするケースも報告されています。

子どもやペットを遊ばせにくい

砂利の庭では、小さな子どもが砂利を口に入れてしまったりペットが砂利を掘ってしまったりするリスクがあります。

犬が砂利を誤って食べてしまうケースもあるかもしれません。子どもが遊び半分で石を投げ、物を壊したり人にケガをさせてしまったりする危険もあります。

また、子どもやペットが転倒してケガするリスクがある点もデメリットです。

夏は砂利が熱くなる

砂利は、夏に気温が上がると熱くなってしまうのも失敗例として挙げられています。特に黒などの濃い色の砂利を敷くと、日光を吸収して庭が全体的に熱くなってしまいます。

庭の温度が上がると体感温度が上がりやすい点はデメリットですが、誤って子どもやペットが触るなどして火傷する危険がある点にも注意しましょう。

猫のトイレ場所になる

砂利がある場所は、猫に「トイレ」として認識されやすいです。糞をしたら砂で隠す習性があるため、糞があるのに気付かず、悪臭が発生するケースもあります。

また、猫は一度トイレと認識した場所を繰り返し利用する点にも注意が必要です。野良猫はもちろん、一人で外を散歩する飼い猫が近くにいる場合も気をつけなければなりません。

撤去コストが高額になる

砂利から芝やコンクリート、土などへ変更したいと思った際、撤去コストが高額になるのも、デメリットの1つ。処理費用が高いだけでなく、砂利を撤去するのも一苦労なのも覚えておきましょう。

砂利の処分には、1kgあたり30~45円ほどかかるケースが多いです。1m²あたり50~80㎏ほど砂利を使った場合、1m²あたり1,500~3,600円ほどの処分費用がかかる計算です。

庭に砂利を敷くメリット5つ【デメリットだけじゃない!】

デメリットをカバーしながら砂利を敷いた庭

庭に砂利を敷くのには、デメリットだけでなくメリットもあります。

  • 砂利の色によって雰囲気を変えられる
  • 防犯対策になる
  • 施工コストが安い
  • 泥はねを防げる
  • 雑草対策になる

メリットについても、それぞれ見てみましょう。

砂利の色によって雰囲気を変えられる

砂利には、さまざまな色・形があります。明るい色や暗い色、小さな石や大きな石もあります。どんな庭にしたいのかによって適切な砂利を選べば、雰囲気を自在に作れるのがメリットです。

和風な庭はもちろん、洋風な雰囲気やカラフルでオシャレな雰囲気にもできるでしょう。植物と組み合わせて施工すれば、庭のアクセントとなり素敵な雰囲気に仕上がります。

防犯対策になる

芝やコンクリート、土と違い、砂利の上を歩くとどうしても音が発生します。そのため、庭に侵入者がいると分かりやすく防犯対策に役立つのがメリットです。

特に、防犯対策に優れた「防犯砂利」を取り入れれば、歩いた時の音が大きくなります。センサーライトなどと合わせて利用すると効果的です。

防犯対策については、以下の記事もお役立てください。

施工コストが安い

砂利を敷くためのコストは安価で、DIYもしやすい点も魅力です。整地をしたり除草シートを敷いたりするのがオススメですが、砂利を購入してそのまま敷くだけの施工も可能です。

また、砂利も手頃な価格で手に入ります。

泥はねを防げる

土のままの状態よりも、砂利を敷いた場合のほうが泥がはねにくくなります。水たまりもできにくくなるので、雨の日にも快適に庭を通れるようになります。

雑草対策になる

砂利を敷くことで、土だけの場合に比べて雑草が発生しにくくなります。雑草はあっという間に大きくなるので、お手入れにとても手間がかかります。その点、砂利を敷いておくだけで簡単に雑草対策ができるのが大きなメリットです。

ただし、防草シートを併用しないと砂利の隙間から雑草が生えてきてしまうケースがほとんど。雑草対策として砂利を活用するなら、防草シートとあわせて活用しましょう。

デメリット解消!庭に砂利を敷く際の5つのポイント【成功のコツ】

デメリットを解消して庭に砂利を敷く際のポイントを教える人

デメリットも多い反面、大きなメリットもある、砂利。デメリットを解消するためのコツを知っておけば、砂利を効果的に活用できるでしょう。

  • 【雰囲気対策】理想の雰囲気に合う色や形の砂利を選ぶ
  • 【車や自転車対策】タイヤが通る場所はコンクリートにする
  • 【流出対策】庭の端や排水口まわりはコンクリートにする
  • 【飛び散り対策】飛び散り防止剤を散布する
  • 【歩きにくさ対策】飛び石を設置する

上記、5つのコツをご紹介します。

【雰囲気対策】理想の雰囲気に合う色や形の砂利を選ぶ

殺風景にしないためには、どんな庭にしたいのかをあらかじめしっかり決めておくのが大切です。理想の庭にするためには、どんな色・形の砂利が良いかを考えて選ぶとイメージに近くなります。

また、庭全面に敷くのではなく、ポイント使いをするとオシャレに仕上がるケースも。レンガを使うとナチュラルで暖かい雰囲気に、タイルを使えばスタイリッシュな雰囲気にもなります。

砂利のメリットを活かすために、さまざまなパターンを考えてみましょう。

【車や自転車対策】タイヤが通る場所はコンクリートにする

車や自転車のタイヤは、どうしても砂利の上で滑ってしまいます。そこで、車や自転車の通り道および車イスやベビーカーが通る場所は砂利ではなくコンクリートを使いましょう。

玄関へのアプローチも、コンクリートにすると歩きやすくなります。

コンクリートの業者依頼については下記の記事を参考にしてください。

さらに詳しく知りたい方はこちら

【流出対策】庭の端や排水口まわりはコンクリートにする

砂利は雨でどうしても流れてしまうため、庭の端や排水口まわりにはコンクリートを施工しておくのがオススメです。コンクリート部分でせき止められれば、道路や隣家、排水口に砂利が流れにくくなります。

【飛び散り対策】飛び散り防止剤を散布する

飛び散り防止剤を散布すると、砂利が固定されて飛び散りにくくなります。スプレーで吹きかけるだけと簡単です。飛び散るとケガをする危険があるので、特に小さな砂利を使用する際は飛び散り防止剤もあわせて使用するのがオススメです。

【歩きにくさ対策】飛び石を設置する

玄関へのアプローチに砂利を使うなら、飛び石を設置して歩きやすくするのが効果的です。一面砂利を敷いても、飛び石があれば歩きやすさは大幅にアップします。

コンクリートを敷きたくないなら、飛び石で利便性を上げるのがオススメです。

砂利を敷くのにオススメの場所【デメリットをカバー!】

砂利のある庭

アプローチや駐車場、子どもやペットが遊ぶスペースは、砂利敷きに向きません。花壇も砂利があると手入れしにくくなるので、避けたほうが良いでしょう。

砂利を敷くのにオススメなのは、以下の場所です。

  • 家の外周
  • 勝手口のまわり
  • 植木まわり
  • 余白になる部分

建物の外周であまり住民が歩き回らない場所は、砂利敷きにオススメです。勝手口まわりは防犯対策として敷いておくと良いでしょう。植木まわりに砂利を敷けば、雑草対策に役立ちます。

庭に人工芝やコンクリートなどを施工しているなら、余白となる部分を土そのままではなく砂利敷きにしておくとオシャレです。

外観が良くなるだけでなく、水たまりが発生しにくくなる点もオススメポイントです。

庭に砂利はデメリットばかり?芝やコンクリートとの比較

芝生のある庭

砂利のほかにも、庭にはさまざまな素材を施工できます。

素材 メリット デメリット
砂利 ・安価で施工が簡単
・防犯対策になる
・雑草対策になる
・殺風景になりやすい
・砂利が流れ出たり飛び散ったりする
・枯れ葉の掃除に手間がかかる
・車や自転車のタイヤが空回りする
・歩きにくい
・夏は砂利が熱くなる
・撤去コストが高額になる
天然芝 ・美しい緑が楽しめる
・施工費用が安い
・子どもやペットを遊ばせやすい
・手入れに手間がかかる
・冬は枯れる
・雑草が生えることもある
人工芝 ・1年中緑が楽しめる
・手入れがほぼ必要ない
・年間管理コストもかからない
・雑草対策になる
・施工コストが高い
・季節感がなくなりやすい
・定期的に張り替えが必要
・火気厳禁
コンクリート ・車や歩行者が通りやすい
・メンテナンスが必要ない
・スタイリッシュに仕上がる
・雑草対策になる
・夏場は熱くなる
・ヒビ割れする場合がある
・自然な雰囲気には向かない

上記が、素材それぞれの主なメリット・デメリットです。どのような庭にしたいのかによって、素材を使い分けると良いでしょう。

庭の砂利はデメリットもメリットも考慮して上手に使おう!

庭に砂利を敷くと、歩きにくかったり流れ出てしまったりといったデメリットがあります。一方で、防犯対策になるなどのメリットもあるため、上手に活用するのがオススメです。

庭づくりの専門業者は、砂利のメリット・デメリットを上手に活かしたり、芝生やコンクリートなど別のものを提案したりといった適切なアドバイスが可能です。理想的な庭づくりなら、ぜひ、専門業者へ相談してみましょう。

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庭に砂利を敷くデメリットに関するよくある質問

  • Q. 庭に砂利を敷くとどんなデメリットがある?

    A.

    庭に砂利を敷くデメリットでは、砂利が飛び散ったり、掃除の手間や子どもが歩きにくかったりがあります。詳しくは以下でご覧ください。

    庭に砂利を敷くデメリット

  • Q. 庭に砂利を敷くメリットは?

    A.

    庭に砂利を敷くメリットは、以下です。

    ・砂利の色によって雰囲気を変えられる
    ・防犯対策になる
    ・施工コストが安い
    ・泥はねを防げる
    ・雑草対策になる

    庭に砂利を敷くメリット

  • Q. 砂利を敷くのにオススメの場所は?

    A.

    砂利を敷くのにオススメの場所は、以下が挙げられます。

    ・家の外周
    ・勝手口のまわり
    ・植木まわり
    ・余白になる部分

    砂利を敷くのにオススメの場所

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