コンクリートの上に敷いた人工芝

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コンクリートの上に人工芝を敷くメリット・デメリットを徹底解説!手順や失敗しない選び方もご紹介

2025.05.20 2025.05.20

この記事では、コンクリートの上に人工芝を敷く場合についてメリットや注意点を徹底解説していきます。

コンクリートの上に人工芝を敷くのは安定しやすく非常に向いています。自宅の庭や土間などに人工芝を敷くなら、得られるメリットとあわせて注意すべきデメリットも知っておくと安心です。デメリットをカバーする対策を講じつつ施工すれば、安全性も高くなります。

記事の後半では、コンクリートの上に人工芝を敷く手順についても徹底解説していきます。これからコンクリートの上に人工芝を敷こうと考えている方は、ぜひ最後までご覧ください。

コンクリートの上に人工芝を敷くのはアリ?【メリット4つ】

コンクリートの上に敷いた人工芝の上で遊ぶ子どもたち

コンクリートの上に人工芝を敷くのには、以下4つのメリットがあります。

  • 施工が簡単
  • 費用が抑えられる
  • 手間なく緑を楽しめる
  • 子どもやペットのケガのリスクが減る

人工芝を敷く目的を考えながら、メリットを見てみましょう。

施工が簡単

人工芝を敷く際には、まず下地を整える必要があります。しかし、コンクリートなら下地処理が必要なく、簡単に施工できるのが大きなメリットです。

土の場合は雑草や小石をすべて除去し地面を平らにして下地を作るなどの「整地」をしなければなりませんが、コンクリートなら掃除をしてから人工芝を敷いて固定するのみ。施工期間も短いのが魅力です。

費用が抑えられる

整地の必要がない分、施工費用を抑えられるのもメリットの1つです。業者へ依頼した場合には1m²あたり3,500~7,000円ほどが相場で、土の上に人工芝を敷く際の費用相場である1m²あたり6,000~13,000円よりも安くなります。

DIYする場合も、基本的には素材代のみなので費用を抑えられるでしょう。

手間なく緑を楽しめる

人工芝を敷けば、芝刈りや雑草抜きなどの手間をかけずに1年中緑を楽しめます。肥料や水も必要なく、マンションやアパートのベランダなどでも手軽に緑を取り入れられます。

コンクリート面はどうしても無機質になりがちですが、人工芝を敷けば景観が良くなるのもメリットです。

子どもやペットのケガのリスクが減る

人工芝を敷くと、クッション性ができるので子どもやペットが転んだり滑ったりした際にケガをリスクが低くなります。裸足で歩けるのも特徴で、寝転んで遊べるほど安全度が高いです。

高齢者がいる家庭でも、足腰への負担が少なくなり歩きやすく転倒してもケガをしにくい点でメリットが大きくなります。

さらに詳しく知りたい方はこちら

コンクリートの上に人工芝を敷く際の注意点【覚えておきたい7つのデメリット】

コンクリートの上に人工芝を敷くデメリット

魅力的なメリットが多い「コンクリートの上に人工芝」ですが、覚えておくべきデメリットもあります。主な8つのデメリットを見てみましょう。

  • 固定しないとズレたり飛んだりする
  • 接着剤を使うと跡が残りやすい
  • 排水しにくくなる
  • 静電気が発生しやすい
  • 夏場に熱くなりやすい
  • 人工芝の上で火を使うと溶ける
  • 駐車場に人工芝は不向き
  • 賃貸の場合は許可が必要になるケースもある

施工してから後悔しないよう、それぞれの注意点をご紹介します。

固定しないとズレたり飛んだりする

硬いコンクリートの上に人工芝を敷く場合、地面と違いピンなどで固定できない点に注意しなければなりません。しかし、ピンが使えないからと固定せずにおくと、歩く度にズレたり風で飛んだりしてしまいます。

歩いている時にズレるとケガする危険があるので、固定するなどの対策が必要です。

接着剤を使うと跡が残りやすい

固定のために接着剤を使うと、剥がした際、コンクリートに跡が残りやすい点にも注意が必要です。基本的にはFRPアセトンなどを使うと落とせますが、コンクリートの状態や接着剤の種類によっては跡がくっきり残ってしまうケースもあります。跡が残るのが気なるなら、接着部分を最小限にしたり、滑り止めシートを使ったりと工夫が必要です。

また、FRPアセトンが使えない場合もあるので、人工芝を剥がすなら接着剤の種類やコンクリートの状態をチェックして適切な薬剤を使いましょう。

排水しにくくなる

土と違い水はけが悪いコンクリートは、排水しにくくなる点も対策しなければなりません。排水がスムーズにできないと、カビや虫が発生する場合があります。

排水しにくさを解消するためには、こまめに掃除をして排水穴をふさがないのが大切です。また、排水穴があり排水性が高い人工芝を選ぶのも効果的です。

静電気が発生しやすい

化学繊維でできている人工芝は、摩擦や乾燥により静電気が発生しやすいです。またコンクリートも電気を通しやすいため、コンクリートの上に人工芝を敷くと静電気がより発生しやすくなります。

静電気の発生を抑えるには、静電気を発生させにくい素材を使った人工芝を使うなどの方法が有効です。バージン原料のみでできた人工芝は静電気を発生させにくいとされているので、購入時にチェックしてみましょう。

夏場に熱くなりやすい

コンクリートは夏場に熱くなりますが、人工芝も同様です。一見涼しそうに見える人工芝ですが、熱を吸収しやすく高温になるため、夏場に裸足で歩く際は注意しなければなりません。

夏場には定期的に水を撒いたりシェードを作ったりすると、温度上昇を抑えられます。

人工芝の上で火を使うと溶ける

化学繊維や樹脂で作られている人工芝は、熱に弱い点にも注意しなければなりません。たとえば、BBQなどは人工芝の上ではできません。人工芝が溶けたり燃えたりするため、大きなトラブルになる可能性があります。

火気を使用する喫煙なども、人工芝上では避けましょう。

駐車場に人工芝は不向き

駐車場部分に人工芝を敷くのは、あまりオススメできません。タイヤ部分との摩擦で芝が擦り切れたり、タイヤと接する部分の芝が倒れて劣化が早まるためです。

駐車場部分は、タイヤが通る部分だけコンクリートにするなど、人工芝を部分的に使うのが良いでしょう。

賃貸の場合は許可が必要になるケースもある

賃貸物件の場合は、施工前に管理会社に許可が必要なケースがあります。退去の時に撤去するとは言え、コンクリートに跡が残る場合もありトラブルの元になる場合があるためです。

また、購入済のマンションであっても、ベランダ部分などで所有権が管理会社にある場合は、施工前に管理会社に許可を取る必要があります。

コンクリートの上に敷く人工芝選びのポイント4選【デメリットをカバーするコツ】

コンクリートの上に敷く予定の人工芝

コンクリートの上に敷くなら、以下4つのポイントを踏まえて適切な人工芝を選びましょう。

  • 水はけの良さ
  • 耐久性
  • 重量
  • 芝の毛足

デメリットをカバーしてメリットを活かすために、人工芝も厳選するのが大切です。

水はけの良さ

コンクリートは水はけが悪いため、なるべく水はけが良い人工芝を選びましょう。排水穴の設置間隔が狭く、数が多い種類を選ぶと排水がスムーズです。

また、ナイロン製の人工芝は吸水性が高いため避け、ポリエチレン製やポリプロピレン製を選ぶと水はけ性能が高くなります。

耐久性

一般的な人工芝は、耐用年数10年ほどです。しかし、なかには2~3年ほどしか持たない種類や20年ほどの耐用年数を誇る種類もあります。

耐久性が高く耐用年数が長い人工芝なら、張り替えの手間を少なくして長く使えます。価格は高くなりがちですが、長く使える点をふまえるとコスパが良いでしょう。

重量

土と違いピンで固定できないコンクリート状に設置する人工芝は、重量がありズレたり飛ばされたりしにくい種類がベストです。重量があればあるほどコンクリートと密着するため、動きにくくなります。

重量があると施工の手間がかかりますが、パイル密度が高くリアルな芝感が楽しめる種類が多いです。

芝の毛足

芝の毛足は、種類によってさまざま。硬いコンクリートの上に施工するなら、毛足が長くクッション性が高い人工芝が良いでしょう。

特に、子どもやペット、高齢者がいる家庭では、クッション性が高い人工芝のほうがケガのリスクを下げられます。

コンクリートの上に人工芝を敷く手順【基本の6ステップ】

コンクリートの上に人工芝を敷く手順を教える人の手

コンクリートの上に人工芝を敷く作業は、以下の手順で進めるのが基本です。

  1. コンクリートを掃除する
  2. 人工芝を仮置きする
  3. 人工芝をカットする
  4. 人工芝を繋げる
  5. コンクリートに接着する
  6. はみ出した接着剤を除去する

作業自体はシンプルですが、施工面積が広ければ広いほど手間も時間もかかります。また、ズレないよう固定しつつ隙間なく敷くのは簡単ではありません。

人工芝を長く使っていくなら、プロの業者へ施工を依頼するのがオススメです。

>> 近くの芝業者を探す

1.コンクリートを掃除する

最初に人工芝を設置するコンクリートを掃除しましょう。土や石、ホコリ、落ち葉などのほか、虫の死骸やカビなども徹底的に落としておくのがポイントです。ゴミや汚れが残っていると、人工芝がズレやすくなるので注意しましょう。

人工芝を敷くとコンクリート部分の掃除はできなくなるため、高圧洗浄機などを使い隅々まで汚れはしっかり落とすのが大切です。

2.人工芝を仮置きする

コンクリートがキレイになったら、人工芝を仮置きしてどこにどのように敷くのかを決めていきます。

仮置きの際は、人工芝の向きをそろえ、繋ぎ目が目立たないようしっかり敷き詰めるのがポイント。テープや重石などを使って仮止めしておくと分かりやすいです。ロールタイプの場合は、特に丸まってしまいやすいため、仮止めするのと良いでしょう。

芝は、葉が寝ている先の部分を、一番目にする方向にすると美しい景観に仕上がります。

3.人工芝をカットする

設置場所が決まったら、不要な部分をカットします。まずはカットする部分をマーカーやマジックで印を付けておきましょう。

カットする際は、人工芝の裏側から縫い目に沿ってカッターで切っていくのがコツ。表面から切ったりハサミで切ったりすると芝も切れてしまうので、必ず裏側からカッターで切りましょう。

ただし、曲線を切る際や毛足が短い人工芝を切るなら、ハサミでも問題ありません。

4.人工芝を繋げる

カットが終わったら、人工芝同士をつなげていきます。繋ぎ目部分に専用のジョイントシートを敷いて接着剤で固定しましょう。

繋げる際は、隙間ができないように密着させるのが重要です。繋ぎ目部分がなるべく分からないように、丁寧につなげましょう。

5.コンクリートに接着する

いよいよ、コンクリートに接着する手順です。強力でしっかり固定できる人工芝専用の接着剤や両面テープを使いましょう。人工芝専用ではない接着剤や両面テープでは、剥がれてしまう危険があるので避けたほうが安心です。

また、重石などで固定すると、風で飛んでしまうリスクが高いです。また、人工芝とコンクリートの間に隙間ができやすいため、できるだけ専用の接着剤や両面テープを使いましょう。

賃貸や集合住宅などで退去時に原状復帰が必要な場合には、全面的に接着せず一部分だけ固定したり、大きめの重石や家具などを使って固定したりする方法も有効です。

6.はみ出した接着剤を除去する

最後に、はみ出した接着剤が固まる前に除去します。除去専用のスプレーを使ったり、塗料を薄める専用液、アルコールなどを使うとスムーズに除去できます。なかなか取れない場合は、ヘラなどを使うと良いでしょう。

あわせて、接着剤が完全に固まる前に人工芝の継ぎ目部分がズレていないかを最終確認し、微調整すると美しく仕上がります。

調整が完了したら、ブラシなどで継ぎ目部分の芝を起こして継ぎ目を目立たなくしておくのがオススメです。

仕上げにほうきや掃除機を使って抜けたパイルやホコリなどのゴミを除去して、作業は完了になります。

コンクリートの上に人工芝を敷くならしっかり固定!芝選びも重要!

人工芝を敷けば、転んでもケガするリスクは低くなります。子どもやペットがいる家庭なら、安心して遊べる点もメリットです。ただし、しっかり固定しないとズレたり飛んだりしてしまう点や、夏に熱くなりやすい点には注意しましょう。

コンクリートの上に人工芝を敷くなら、安全性を高めるために専門業者へ依頼するのもオススメです。コンクリートに適した人工芝を選んでくれたり、水はけ対策をしっかり行ってくれたりと長く人工芝を楽しめます。きれいで安全性の高い人工芝を望むなら業者依頼も検討してみましょう。

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コンクリートの上の人工芝に関するよくある質問

  • Q. コンクリートの上に人工芝を敷くのはアリ?

    A.

    コンクリートの上に人工芝を敷くと、施工が簡単で費用が抑えられます。他にもメリットが複数あるので、以下で確認してみましょう。

    コンクリートの上に人工芝

  • Q. コンクリートの上に人工芝を敷く際の注意点は?

    A.

    コンクリートの上に人工芝を敷くと、固定しないとズレやすく、排水しにくくなるなどのデメリットがあります。夏場は熱くなりやすいので注意が必要です。コンクリートの上に人工芝を敷く際の注意点

  • Q. コンクリートの上に敷く人工芝の選び方は?

    A.

    コンクリートの上に敷く人工芝を選ぶ際は、以下のポイントをチェックしましょう。

    ・水はけの良さ
    ・耐久性
    ・重量
    ・芝の毛足

    コンクリートの上に敷く人工芝の選び方

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