2025.06.06 2025.06.06
この記事では、高くなりすぎた木の剪定料金について詳しく解説します。
「高所の剪定は相当高くつく?切り落とす枝の量も多いのでは…」
「足場はどうする?何mまで脚立で届くもの?」
「安く済む方法は?いっそ切ってしまった方がいい?」
などとお考えの方も多いでしょう。
戸建て2階に相当する高さ、6mを超えるような木の剪定は、料金が高くなりがちです。そんな大きくなりすぎた木の剪定料金について、高額になる要素や実例をまじえて解説していきます。
記事後半では、成長しすぎた木の剪定料金を安く抑えるコツもご紹介。高額出費が心配な方は、ぜひ最後までご覧ください。
目次
高くなりすぎた木の剪定費用【3つの料金体制】
木の剪定は2つの料金体制があり、職人さん1人1日あたりの料金で換算する「日当/時給制」と、木1本あたりの高さで料金を決定する「単価制」です。具体的な3つの料金相場は次のようになります。
- 日当制:職人1人1日あたり15,000〜30,000円
- 時給制:職人1人1時間あたり2,000〜3,000円
- 単価制:高木(5〜7m未満)16,000円〜、7mを超える場合は別途見積り
剪定業者へ依頼すると、1本あたりの単価制で設定されることが多く、木の大きさ(樹高)によって料金が異なります。例えば、3m未満の低木なら1本あたり8,000円ほどで済みますが、家の2階に届くような6mほどの高さなら、1本あたり16,000〜となり高額です。1本いくらなので費用の目安が把握しやすいでしょう。
一方、植木屋さんなど職人さんに依頼する際は、日当制が主流です。職人さんの力量によって作業スピードが異なるため、一概にいくらと把握しづらい面があります。また、割高になるケースが多いため、見積もりを取って比較しましょう。
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高くなりすぎた木の剪定にかかる料金総額とは?見積もっておくべき付随費用3つ
前述した剪定作業以外に付随してかかりやすい費用はつぎの3つです。
- 幹や枝葉の処分費用
- 駐車場代、出張料金
- 剪定後の消毒費用
詳しく解説します。
幹や枝葉の処分費用
処分費用は剪定料金に含まれていないことが多いため、事前にいくら掛かるか確認しておきましょう。一般的にゴミの処分費用は、軽トラック1台分で6,000〜10,000円くらいが相場。高木やボリュームの多い木であれば、相場以上に処分費も高くなります。
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駐車場代・出張料金
自宅に駐車場がない場合は駐車場代、業者が対応エリア外の遠方から来る場合は出張費がかかることがあります。
駐車場代は一般的に2,000円/日ほどですが、コインパーキング料金がそのまま請求されるケースもあります。業者によってはかからないケースもあるため、事前に確認しておきましょう。
また、剪定業者によって対応エリアが設けられており、エリア外の遠方の場合は出張費がかかります。距離や交通手段によって変動しますが、3,000円〜程度。ただし、エリア外の場合は依頼を断るケースもあるので、なるべく費用がかからないエリア内の業者を見つけましょう。
剪定後の消毒費用
剪定後に害虫などから木を守るため、庭木の消毒をオプションにしている業者もあります。木の剪定後は切口から雑菌などが侵入しやすい状態になっており、それが原因で木が枯れてしまわないようにするためです。例えば、強剪定など切口が大きい場合は、傷口を保護する癒合剤(ゆごうざい)を塗布するのが一般的です。
消毒費用は木の高さによって異なります。
- 低木(〜3m未満):1,800円〜
- 中木(3〜5m):4,000円〜
- 高木(5〜7m):8,000円〜
剪定が害虫発生が原因なら、消毒していたほうが安心です。
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高くなりすぎた木の剪定料金が高額になりやすいケース【5つの要因】
高くなりすぎた木は、通常の剪定よりも次のような要因で費用が相場よりも高くなります。
- 重機の使用が必要なケース
- 枝や幹が太い
- 周囲に障害物がある
- 剪定本数が多い
- 扱いづらい種類の樹木である
詳しく解説します。
重機の使用が必要なケース
木の高さが高くなるほど必要な道具や重機が増え、高額になります。個人宅の樹木で重機を使うことは稀ですが、通常のはしごでは届かない場所や、足場が不安定な場所、危険な場所などは重機を使います。
重機の相場は、高所作業車・ユニッククレーン車が30,000〜60,000円/日、ラフタークレーン車は50,000〜100,000円/日です。
また、こういった重機を使う場合は、作業員の増員やガードマン費などが発生するため追加で必要になります。
枝や幹が太い
枝や幹が太い木では剪定に手間がかかります。例えば、ケヤキのような枝分かれて広がっている木や、カシのような太い枝や幹の木です。
手作業だけでなく、チェーンソーなどの道具が必要になりますし、安全に剪定するために、経験豊かな職人が必要になるため、その分の費用が高くなります。
周囲に障害物がある
木の周囲の環境や剪定の難易度によって料金が高くなります。周囲に建物や電線などの障害物がある場合、重機を使ったり、スタッフの増員、交通整理などが必要なったりします。
また、足場が組めないところでは吊るし切りなどの特殊な作業になるため、どの業者でも対応できるわけでありません。1日で終わらず数日かけての作業になると、その分の費用も上昇します。
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剪定本数が多い
1本の木を剪定するよりも生垣や庭全体を剪定するほうが、料金が高くなるでしょう。本数が多いと処分する量も多くなるので、処分費もかかります。本数が多い、生垣などの剪定料金については、次の記事を参考にしてください。
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扱いづらい種類の樹木である
剪定に特別な技術や知識が必要になったりする木は料金が高くなります。代表的な樹木では、松・梅・桜・クスノキなどです。
多くの剪定業者では、松の木の剪定は別料金に設定していますが、その理由は小枝が多く、切るべき枝の見極めが難しいこと、剪定を誤ると枯れてしまう恐れがあるためです。4mを超えるような松の木の剪定は1本あたり、30,000〜80,000円程度かかることもあります。
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また、桜や梅のように病気になりやすい、枯れやすいといった特質があるもの、トゲがあって剪定しづらいもの、成長が早すぎて剪定にリスクが伴うものも剪定料金が高くなります。
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高くなりすぎた木の剪定料金と事例
高くなりすぎた木の剪定を依頼する前に「いくらいになるのか」をイメージしやすいよう、3つの例から料金実績を紹介します。
- 高さ12mのクスノキを重機を使って剪定:120,000円
- 6mのハナミズキを3mに剪定:15,000円
- 家の2階まで伸びる複数本の木を剪定:35,000円
詳しい作業内容を見ていきましょう。
事例1:高さ12mのクスノキを重機を使って剪定
電線の近くに生えている高さ12mのクスノキを剪定作業した事例です。電線近くにあるため、リフトの重機を使っての剪定が必要でした。リフトの使用相場は1時間あたり10,000〜30,000円。更に、作業員が2名必要になるため、その分の人件費もかかります。
また、このときに出たゴミは2tトラック1台分。剪定から後片付けまで作業員2名が丸1日かかる作業で、トータルの費用は12万円です。
このように電線側の樹木を重機を使って剪定すると通常よりも10万円以上という、高額出費になるケースがあります。
事例2:6mのハナミズキを3mに剪定
庭のハナミズキが高くなりすぎて、枝葉が家の壁にあたっている状態を剪定しています。1本の庭木なら職人1人で十分に対応できるほどの作業。切った後は切り口に保護剤を塗って、病害虫を防止します。処分費も含め職人1人2時間で15,000円の料金です。
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事例3:家の2階まで伸びる木を数本剪定
家の2階まで伸びる木を3〜4本ほど剪定したケースです。枝葉もそれほど大きくはないですが、数本あるため、職人1人で丸1日かかります。処分費や保護剤の費用などを含めると、35,000円でした。
高くなりすぎた木の剪定料金を安く抑える3つのコツ
高くなりすぎた木を剪定するためには、ボリュームや難易度、道具が必要になるなど、さまざまな条件で高くなる傾向にあります。そんな高額の費用を少しでも安く抑えるコツを3つ紹介します。
複数業者から見積もりを取る
剪定料金といっても定価がないので、業者によって設定金額が異なります。そのため、複数の業者で見積りを取るのは非常に大事です。相場感が把握でき、より条件のよい業者を選べるからです。
ただし、あまりにも安すぎる業者は品質が悪かったり、トラブルが起きても誠実に対応してくれなかったりする心配があるので、口コミも確認しておきましょう。
木材の処分など自分でできる範囲を行う
切り落とした枝葉を自分で処理すれば、処分費を安く済ませられます。自治体のルールに則って枝葉を細かくして、可燃物の指定袋で出せば無料です。また、燃料チップや堆肥にする事業を行っているところもあるので、リサイクル施設へ自分で持ち込めむのもよいでしょう。
ただし、処理する枝葉がかなり多い場合、自力で行うのは避けたほうが無難です。重労働のうえに、ケガをする危険性もあるため、業者に依頼しましょう。
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剪定量が少ない時期や繁忙時期を避ける
剪定量が少なくなる冬の時期や剪定の繁忙時期を避けると、剪定料金が安くなる可能性があります。
冬の時期は庭木の枝葉が少なくなるため、春や初夏の時期などに比べると剪定がしやすくなり、ゴミの処分量も減ります。
また、剪定の繁忙時期は5月〜7月の枝葉が茂り始める時期と、10月〜12月と新年に向けて庭木を手入れを済ませたい時期です。その時期を避けた1月〜3月なら依頼もスムーズで融通が利きやすかもしれません。
高くなりすぎた木の剪定も良心的な料金でやってくれる業者の選び方【見極めのコツ4選】
高くなりすぎた木の剪定には業者選びも重要です。どんな業者がよいか、4つのポイントを紹介します。
資格を保持している
高くなりすぎた木の剪定では、重機を使った作業が必要になるケースもあります。重機の種類によって運転免許やクレーンを釣り上げる玉掛け技能士などを取得しないといけません。
また、剪定に関する資格は必須ではありませんが、技術や知識を認定する1級剪定士、樹木の剪定や造園工事全般を管理する造園施工管理技士などを有していると、優良な業者の証明にもなります。業者のHPなどで上記のような資格があるか、確認したり問い合わせてみたりしましょう。
実績や経験豊富な業者である
高い木の剪定では難しい作業が多いため、その難易度に応じて高い技術と豊富な実績を持つ業者が望ましいです。とくに、電線近くや足場のないところの危険な剪定は特殊作業と呼ばれ、どの業者でもできるわけではありません。業者のHPなど写真付きで実績を載せているので、どんな実績があるのか確認しておきましょう。
見積もり内容が明確である
見積もりの内容がわかりやすく、内訳を明記している業者を選びましょう。高い木の剪定は料金が高くなりやすいため、何の作業でいくらかかっているのか、把握するのが重要です。わからない部分を質問してもきちんと答えてくれるなら、信頼できる業者と言えるでしょう。
周囲への配慮がある
剪定を行う際は、周囲への配慮が非常に大事です。具体的には、作業前に近隣へ一言声をかけておく、迷惑にならない作業時間帯を選ぶ、隣家の建物や車などダメージを与えないようにするなどを実行してくれる業者を選びましょう。このような配慮の有無は、業者の検索サイトなどで口コミを見ておくと判断しやすいです。
高くなりすぎた木の剪定料金を少しでも安くするなら業者の比較検討を!
高くなりすぎた木の剪定料金は、通常の剪定よりも手間がかかり、重機などを使ったりするケースがあるため、高額になりやすいです。しかし、剪定量が少ない冬の時期に依頼したり、ゴミの処分など自分でできることをやったりすると、安く抑えられます。また、高すぎる木の伐採は安全に作業してくれる剪定業者を選ぶことも重要です。
実績や口コミなどをチェックできるセーフリーでお近くの剪定業者を探しましょう。複数業者を検索し料金的にも納得できるよう、ぜひじっくり比較検討してみてください。
- 高くなりすぎた木を剪定してほしい
- 高くなりすぎた木は費用も高い?
- 剪定費用を抑えたい!
高くなりすぎた木の剪定は
実績豊富な業者選びが重要!
費用を抑えるなら比較検討を!
高くなりすぎた木の剪定料金に関するよくある質問
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Q. 高くなりすぎた木の伐採料金はいくらぐらいになる?
A.木の高さによって剪定料金が変わります。5〜7m未満の高木なら約2万円ほどです。
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Q. 高くなりすぎた木の剪定はどんな業者へ依頼したらいい?
A.高い木の剪定は特殊作業となるケースもあるため、高い技術や実績のある業者へ依頼しましょう。
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Q. 高くなりすぎた木の剪定料金を安くするコツはある?
A.相場感を知るためや、条件の良い業者を選ぶためにも、複数の業者で比較検討する事が大事です。
木の剪定/お手入れの
地域からおすすめ業者を探す
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