剪定したハナミズキ

ハナミズキ(花水木)の剪定時期とお手入れ方法パーフェクトガイド【コツや失敗例も解説】

2024.09.05 2024.09.05

この記事では、ハナミズキの剪定について徹底解説していきます。

ハナミズキの剪定をするなら、適した時期に正しい手順で進めることが大切です。定期的に剪定することで樹形を維持しやすくなり、庭の美しい景観を維持できます。

ここでは、ハナミズキの剪定に適した時期をはじめ、具体的なお手入れ方法について解説します。美しく仕上げるコツもご紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。

ハナミズキの剪定に適した時期は?夏場はOK?

剪定するハナミズキ

休眠期である冬場なら枯れてしまうリスクを最小限に抑えられるため、剪定は12~2月がベストです。

ハナミズキは春に開花するので、春前には枝に花芽が付いてきます。花芽が目視できるこの時期であれば、気付かずに剪定してしまうリスクも低くなります。

夏場は、ハナミズキへの負担が大きいためおすすめできません。どうしても剪定する場合は5~7月に、混みあった枝や不要な枝などを軽く剪定する程度に留めておくと安心です。

ハナミズキの剪定・お手入れの仕方【どこを切る?】

ハナミズキの剪定・お手入れの基礎知識を、下記それぞれの項目別にご紹介します。

  • 必要な道具
  • 剪定方法
  • 切る場所

美しい花を長く楽しむためにも、正しい剪定・お手入れ方法を知っておきましょう。

必要な道具

ハナミズキの剪定では、下記の道具をそろえておきましょう。

  • 剪定用手袋
  • 剪定バサミ
  • 庭木バサミ
  • 剪定ノコギリ
  • 脚立

作業時のケガを防ぐため、剪定用手袋は必ず着用しましょう。ほか、長袖長ズボンで肌を守ることも重要です。

剪定に使うハサミは、自分が使いやすいサイズを見極めて選びましょう。

太い枝を剪定する予定がある場合は、剪定ノコギリもあると便利です。

高さがあるハナミズキの剪定では、脚立も欠かせないアイテムです。庭木の剪定で一般的な三脚タイプで、足場がしっかり安定するものを用意しましょう。

剪定方法

自然樹形であるハナミズキは、特別な剪定は必要ありません。

  • 不要な枝
  • 枯れた枝
  • 混み合った枝
  • 長く伸びすぎた枝
  • 徒長枝

上記を剪定するのが、基本です。

  1. 主幹を、希望の高さよりも少し低く剪定する
  2. 太い枝を間引く
  3. 細かい枝を間引く

上記の手順で剪定しましょう。

切る場所

主幹を切る時は、理想の高さよりも少し低い位置で切ることがポイントです。枝分かれ部分の枝元で剪定しましょう。

枝は根元から、なるべく切り口の面積を狭くするように切ります。枝に対して垂直に切り落とすと、断面積を狭くできます。

【ハナミズキのお手入れ】低くしたい場合の剪定方法

今よりも低くするための剪定するなら、新しい短い枝を残して古い枝を落とす「切り戻し」剪定が必要です。ハナミズキは枝が横へ伸びるので、コンパクトに仕上げたい場合にも有効です。

切り戻し剪定では、理想の大きさに近い場所にある、短くて新しい枝がある部分で太い枝を剪定します。長く古い枝が落ちると、残った新しく細い枝が成長します。

切り戻し剪定の時期も12~2月がベストです。

ハナミズキ剪定・お手入れをうまく仕上げるコツ

ハナミズキ剪定のコツを示す男性

ハナミズキの剪定・お手入れをうまく仕上げるためには、下記のコツを押さえておきましょう。

  • 必ず根元から剪定する
  • 花芽が付いていない枝から剪定する
  • 枝分かれ部分は根元から剪定し、「Y」字になるようにする
  • 切り口に癒合材を塗る

根元から切ることで、ハナミズキは美しい樹形を保ちやすくなります。また、花付きを悪くしないためには、花芽が付いている枝を残すことも重要です。

枝分かれ部分は、「Y」字になるよう根元からしっかり剪定することで、美しい仕上がりになります。そして、切り口には癒合材を塗布しておけば、病原菌の侵入を防ぎやすくなります。

ハナミズキの剪定・お手入れが必要な理由【失敗例も】

ハナミズキは自然樹形なので、そこまでこまめなお手入れが必要な花木ではありません。しかし、日が当たらない枝は枯れやすく、枝が増えて風通しが悪くなると病気が発生したり害虫が付いたりするリスクがあります。そのため、ハナミズキは年1回、冬場に剪定が必要です。

ただし、大きくなりすぎたハナミズキを剪定するのはとても難しいです。ケガや転倒などのリスクもあるため、十分に注意しなければなりません。

また、花芽を落としすぎてしまうと、思ったほど花が咲かなくなってしまう失敗例も少なくありません。

剪定時は、花芽があるかどうかをしっかりチェックし、剪定しすぎないようにしましょう。

ハナミズキの剪定・お手入れなら業者にお任せ!

ハナミズキは、剪定しないとどんどん成長して大きくなりすぎてしまいます。そのため、落葉後の冬場に剪定し、庭木として扱いやすいサイズ感を保っていくと良いでしょう。

すでに大きくなりすぎたハナミズキの剪定や、剪定作業に不安がある場合は、専門業者に依頼しましょう。プロの業者なら、効率的に美しく剪定してくれます。

ハナミズキの剪定業者を探す際は、セーフリーを活用しましょう。多数の掲載業者から条件での絞り込めるため、効率的に希望に合った業者が見つかります。

手間がかかりがちな庭木の剪定。まずは、お近くの業者を探してみましょう。

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ハナミズキ(花水木)の剪定時期とお手入れ方法パーフェクトガイド【コツや失敗例も解説】のよくある質問

  • Q. ハナミズキの剪定の仕方は?

    ハナミズキの剪定は、下記が基本です。

    1.主幹を、希望の高さよりも少し低く剪定する
    2.太い枝を間引く
    3.細かい枝を間引く

  • Q. ハナミズキの剪定に適した時期は?

    休眠期である冬場がベストなので、12~3月が適しています。

  • Q. ハナミズキの剪定では、どこを切るべき?

    主幹は、理想の高さよりも少し低い位置で切りましょう。枝は根元から、断面積が狭くなるように切るとベストです。

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