2025.01.06 2025.01.06
この記事では、カナメモチの剪定について徹底解説していきます。
1年を通してさまざまな姿を見せてくれるカナメモチは、適した時期にこまめなお手入れをしていく必要があります。カナメモチは上へどんどん伸びていくため、特に生垣としてカナメモチを育てているのなら、定期的な剪定が欠かせません。
記事後半では、そんなカナメモチ剪定時のコツや注意点もご紹介。自分で作業する予定の方は、ぜひ最後までご覧ください。
目次
カナメモチの剪定に適した時期は?【年2~3回】
上にどんどん伸びていくカナメモチは、年に2~3回、こまめなお手入れが必要です。
- 3~4月頃
- 5~6月頃
- 9月頃
上記のうち、3~4月頃の剪定は、必要に応じて実施しましょう。生垣としてカナメモチを育てているのなら、3~4月頃にも剪定するのがオススメです。
真夏や真冬に剪定すると樹木そのものが弱ってしまうため、適切な時期に剪定しましょう。
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カナメモチ剪定時の便利道具【6つのアイテムを揃えよう】
カナメモチの剪定を始める前に、使用する道具を揃えておきましょう。
- 剪定用手袋
- 剪定バサミ
- 庭木バサミ
- 刈り込みバサミ
- 脚立
- 癒合剤(ゆごうざい)
上記6つは、揃えておくと安心です。特に、剪定用手袋はケガを防ぐためのアイテムなので、忘れずに用意しておきましょう。
剪定バサミは、さまざまな庭木を剪定できる万能アイテムです。手に馴染む使いやすい剪定バサミを用意しましょう。また、細かい部分の剪定では、庭木バサミが活躍します。あわせて用意しておくと安心です。
生垣の剪定や樹形を整えるために広範囲を一気に刈り込む予定があるなら、刈り込みバサミもあると便利。高所作業が想定される場合は、脚立も用意しておく必要があります。
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カナメモチの剪定方法【適切なお手入れの仕方は?】
カナメモチの剪定方法は、下記2つが基本です。
- 透かし剪定
- 刈り込み
それぞれのやり方を見ていきましょう。
透かし剪定
透かし剪定とは、不要な枝を中心に枝を切り、全体的に枝を間引く方法です。枝の数を減らすと、全体的に日当たりや風通しが良くなり、病気や害虫の発生を予防しやすくなります。
透かし剪定では、下記の枝を中心に切っていきます。
- 枯れている枝
- 弱っている枝
- 伸びすぎている枝
- 内側に伸びている枝
- 下向きに伸びている枝
- 交差している枝
- 混み合っている枝
全体的なバランスを見ながら、不要な枝などを間引いて全体的にボリュームダウンしましょう。
刈り込み
刈り込みは、樹形を整える際に有効な剪定方法。刈り込みバサミなどを使って全体的に樹形を整える場合や、生垣の剪定で有効なお手入れ方法です。
刈り込みでは、透かし剪定のように「どの枝を切るか」などを考えず、樹形を整える目的で一気に刈り込んでいくのが特徴です。生垣の場合は、平らになるように刈り込みましょう。
カナメモチ剪定時のコツ【4つのお手入れポイント】
カナメモチの剪定をするなら、ここでご紹介する4つのお手入れポイントを押さえておきましょう。
- 仕上がりをイメージして確認しながら剪定する
- こまめにお手入れする
- 枝を切りすぎない
- 生垣は水糸を張って剪定する
カナメモチの魅力を最大限活かすためのコツなので、覚えておくと効果的です。
仕上がりをイメージして確認しながら剪定する
剪定を始める前に、どんな樹形にするのかしっかり仕上がりをイメージしておきましょう。特に刈り込みをする場合は、最初に完成形を決めておくのが大切です。
こまめにお手入れする
どんどん生長するカナメモチは、こまめにお手入れしていくのも重要なポイント。こまめにお手入れせず、一気に強い剪定をすると枯れてしまう危険があるためです。
また、剪定せず放置してしまうと、お手入れが難しいほど高くまで伸びてしまうケースもあります。そのため、最低でも年に2回はお手入れが必要です。
枝を切りすぎない
幹や、太い枝をたくさん切るような強剪定でないとしても、枝を切りすぎるとカナメモチにとっては大きな負担になります。
透かし剪定のつもりでも気が付いたら枝を多く切ってしまうケースもあり得るでしょう。剪定時は、時々全体的なバランスを確認し、切り過ぎていないかをチェックするのが大切です。
どうしても太い枝を切る必要がある際は、短くしすぎず、多くの枝を切りすぎないようにしましょう。
生垣は水糸を張って剪定する
生垣の剪定では、平らにまっすぐ剪定すると美しく仕上がります。
まっすぐ剪定する際は、刈り込み前に、水平になるよう水糸を張っておくのが便利です。剪定する目安の水糸があれば、水平にまっすぐ刈り込みやすくなります。
カナメモチを剪定しないとどうなる?
上に向かって伸びていくカナメモチは、剪定しないととにかく大きくなってしまいます。25mほどの樹高にまで生長するケースもあるため、お手入れが難しくなるだけでなく、倒木の危険も出てくるでしょう。
また、大きく育ちすぎたカナメモチは、下部分がスカスカになり枯れてしまいやすいです。
生垣の場合も、上にどんどん伸びると下部分が枯れてスカスカになり、目隠しの役割を果たせなくなります。
カナメモチ剪定は業者に任せるのもおすすめ!プロ依頼のメリットと費用感
こまめな剪定が必要なカナメモチは、お手入れに手間がかかりがちです。特に、大きく生長したカナメモチは、お手入れ時に落下の危険もあるため、専門の業者に任る方法も検討してみましょう。
ここからは、カナメモチの剪定を業者へ依頼するメリットと費用相場をご紹介します。
業者へ依頼するメリット
自分でも剪定できるカナメモチですが、業者へ依頼すると下記のメリットが得られます。
- キレイな樹形に仕上がる
- カナメモチを健康に育てやすくなる
- 適切な剪定で害虫や病気の発生リスクを下げられる
- ケガなどのリスクがない
- 剪定にかける時間を割かなくて良い
専門知識と専用のアイテムを駆使してくれるプロの業者なら、仕上がりが美しいだけでなくカナメモチを長く健康に育てやすくなります。
費用相場
カナメモチの剪定を業者へ依頼した場合の費用相場は、下記のとおりです。
- ~3m:約3,000~5,000円
- 3~5m:約6,000~8,000円
- 5~7m:約15,000~20,000円
このような樹高による料金ではなく、職人1人あたりの料金制度を取り入れている業者もあります。職人1人あたりの料金の場合の相場も、見ておきましょう。
- 時給制の場合:2,000~3,000円/時
- 日当制の場合:15,000~30,000円/日
ただし、状況や地域によって費用は変動します。実際の費用については、見積もりを取ってみると良いでしょう。複数社から見積もりを取ると、比較検討できるのでオススメです。
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カナメモチの剪定はこまめに!プロの手も借りてみよう!
年2~3回と、こまめなお手入れが必要な、カナメモチ。一気に剪定しすぎると枯れてしまう場合があるため、欠かさずに剪定していきましょう。
「剪定している時間がない」「手間をかけずにキレイな庭を維持したい」「美しい生垣を維持したい」という場合は、プロの業者に依頼するのがオススメです。
セーフリーには、カナメモチの剪定を依頼できる業者が多数掲載されています。希望に合う業者を条件検索で絞り込めるので、依頼先を見つけやすいのが特徴です。
まずは自宅近くの業者を検索し、複数社から見積もりを取って比較検討してみましょう。
- カナメモチを剪定している時間がない!
- 手間をかけずにカナメモチを楽しみたい…
- カナメモチを上手に剪定できない…
カナメモチは生長が早い!
剪定はプロに依頼すれば
手間なく1年中カナメモチを楽しめる!
カナメモチの剪定に関するよくある質問
-
Q. カナメモチの剪定時期はいつ頃がベスト?
A.カナメモチの剪定時期は、下記がベストです。
・5~6月頃
・9月頃
・3~4月頃 -
Q. カナメモチの剪定手順は?
A.カナメモチの透かし剪定手順は、下記のとおりです。
1.不要な枝を剪定する
2.全体的なバランスを調整しながら混み合った枝を切る
3.樹形を整える -
Q. カナメモチ剪定時のコツは?
A.カナメモチ剪定時のコツは、下記4つです。
・仕上がりをイメージして確認しながら剪定する
・こまめにお手入れする
・枝を切りすぎない
・生垣は水糸を張って剪定する