エアコンのフィルター掃除のやり方・手順徹底解説!【掃除頻度を減らす裏ワザも】
2023.06.08 2024.07.01
エアコンのフィルター掃除のやり方を知りたい人必見!今回の記事では、自分でエアコンのフィルターを掃除するやり方について解説します。
エアコンのフィルターは自分でも掃除できる部品ですが、やり方がわからないと掃除中の故障や健康リスクに繋がる可能性もあります。エアコンのフィルター掃除で用意するものや掃除の頻度を減らす裏ワザなども徹底解説。ぜひチェックしてみてください!
エアコンフィルター掃除のやり方【手順解説】
最初に、エアコンのフィルター掃除のやり方について解説します。
①掃除道具を用意する
エアコンのフィルター掃除にあたっては、まず以下のものを用意しましょう。
- ゴム手袋
- マスク
- 新聞紙
- 掃除機
- 水(浴室シャワーでOK)
- 使い古しの歯ブラシ
- 汚れてもいいタオル
- (中性洗剤)※エアコンに油やヤニが付着している場合
②エアコン直下の床に新聞紙を敷く
掃除前のエアコンのフィルターには、ホコリがびっしり。
フィルターを取り外した際に大量のホコリが落ちてくる可能性が高いので、あらかじめエアコンの下の床には新聞紙などを敷いて、床が汚れるのを防ぎましょう。
③エアコンのコンセントを抜く
エアコンのフィルターを取り外す際の感電防止のため、コンセントを抜きます。
④エアコンのフィルターを本体から外す
フィルターを本体から外す前に、ホコリ対策のため、マスクと手袋を着用しましょう。
エアコンのカバーを両手で開き、中のフィルターを外します。
フィルターは枠の爪が本体に引っかかっている状態なので、爪が壊れないよう慎重に取り外しましょう。
掃除機でホコリを取る場合はフィルターを床に置く必要がありますが、ハンディ掃除機があれば取り外し前に掃除機をかけることもできます。これで、ホコリが舞うリスクをだいぶ減らせるでしょう。
⑤エアコンのフィルターに掃除機をかける
新聞紙の上などに取り外したフィルターを置き、掃除機をかけます。
掃除機はフィルターのホコリが付着している面からかけましょう。
ホコリが付着している面がエアコンの外側(部屋側)の面で、反対の面(エアコン内部側)から吸ってもホコリが取れません。
掃除機はゆっくりと動かし、全体的にホコリを取りましょう。
⑥エアコンのフィルターを水洗いする
掃除機で全体的にフィルターのホコリが取れたら、浴室などに持っていき水洗いします。
シャワーでフィルターを水洗いする際は、掃除機の場合とは反対に、裏側(エアコン内部側)から水を当てましょう。
表面に付いているホコリを、裏側から水圧で落とすイメージです。
シャワーの水でフィルターのホコリが全体的に落ちたら、残っているホコリを歯ブラシで優しくこすって落としましょう。
強くこすりすぎるとフィルターが傷んでしまうので、フィルターを磨くというより、残ったホコリをなで落とすようにやさしく洗いましょう。
水だけでも十分エアコンのフィルター掃除は可能ですが、油などの汚れがひどい場合は薄めた中性洗剤を歯ブラシにつけて軽くこすってください。
⑦タオルで水気をふき取ってから自然乾燥させる
エアコンのフィルターの水洗いが終わったら、タオルで水気をふき取ってから自然乾燥させます。
日陰で数時間放置し、水分が残っていない状態にしてください。
掃除後に水分が残っていると、エアコン内部でまたすぐカビが発生します。
⑧フィルターをエアコン本体に戻す
しっかり乾燥させたあと、フィルターをエアコン本体に戻します。
以上でエアコンのフィルター掃除は完了です。
エアコンのフィルター掃除の注意点
エアコンのフィルター掃除をする際には、以下の3点に注意してください。
掃除機や水洗いの際はフィルターの正しい面から掃除する
エアコンのフィルター掃除では、表面と裏面をよく見てから掃除しましょう。
掃除機は表面(部屋側)からかけなければ、ホコリを吸い取れません。
反対に水洗いは裏面(エアコン内部側)からしなければ、水圧によってホコリを押し出せません。
「掃除機をかけているのになかなかホコリが取れない」「水洗いをしてもホコリが取れない」という場合は、フィルターの面が正しいかチェックしてください。
エアコンのフィルターをドライヤーで乾かすのはNG
エアコンを水洗いした後、必ず自然乾燥で水分を飛ばしましょう。
自然乾燥は時間がかかりますが、乾燥時間を短縮するためにドライヤーを使用してはいけません。
ドライヤーの熱によってフィルターが変形してしまい、エアコン本体に戻せなくなります。
フィルター掃除後すぐにエアコンを使用したい場合は、タオルなどでできる限り水気を取り除いてからエアコンに取り付けてもOKです。
ただし、水分が残った状態で放置するとカビの繁殖に繋がるため、すぐにエアコンを運転させて乾燥させましょう。
消臭剤や漂白剤を使用しない
エアコンのにおいや汚れ対策として、消臭剤や漂白剤を使用するのはNGです。
消臭剤の水分や成分によってフィルターにカビや異臭が発生しやすくなります。
また、カビ用洗剤のような強い漂白剤はエアコンやフィルターの部品のサビ・腐食の原因になります。絶対に使用しないでください。
エアコンフィルターの掃除頻度を減らすコツ・裏ワザ3選!
最後に、エアコンのフィルター掃除の頻度を減らすコツ・裏ワザについて解説します。
エアコンのフィルター掃除の頻度は、2週間に1回程度が理想的と言われています。
しかし、これだけの頻度で定期的にエアコンのフィルター掃除を続けるのは難しいという人も多いでしょう。
以下の方法で、エアコンのフィルター掃除の頻度は減らせるのでぜひ実践してみてください。
部屋を定期的に掃除・換気する
エアコンは部屋の空気中を漂うホコリや汚れと一緒に空気を吸い込みます。
そのため、部屋の空気が汚れていると、エアコン内部に溜まるホコリの量も増加してしまいます。
エアコンのフィルターや内部にホコリを取りこまないように、部屋を定期的に掃除しましょう。
床に掃除機をかける・家具や家電のホコリをふき取るなど、部屋のホコリを減らすようにしましょう。
部屋の掃除よりも簡単な方法として、1時間に5分から10分程度の部屋の換気が挙げられます。
部屋の窓を開けたり空気清浄機を使用したりすることで、部屋の空気中のホコリを想像以上に減らせます。
なかなか部屋の掃除をする時間が取れない場合は、最低限部屋の換気をしましょう。
エアコンの内部クリーニング機能をこまめに活用する
エアコンは製品によって、内部クリーン機能が付いています。
内部クリーン機能とは、エアコン内部を乾燥させる機能です。
エアコンを使用するごとに内部クリーン機能も使用すると、エアコン掃除の頻度を減らせるでしょう。
内部クリーン機能をエアコン使用後に活用することで、使用後に残る水分からカビが発生するリスクを抑えられます。
エアコンクリーニング業者に依頼する
手間や時間をかけずエアコン本体やフィルターの掃除をする方法として、エアコンクリーニング業者への依頼があります。
業者依頼のメリット①:隅々まで掃除できる
業者に依頼することによって、自分で掃除しなくてもいいというメリットだけでなく、本格的にクリーニングできるというメリットもあります。
エアコンのフィルターは先述した手順でセルフクリーニングもできますが、あくまでも一時的・部分的な掃除のため、完全に綺麗にはできません。
どれだけ自分で掃除をしてもエアコンがカビ臭い・ホコリっぽいにおいがする場合は、フィルター以外の部分が汚れている可能性が高いです。
自分で掃除できない部分は無理にエアコンを分解せず、プロに依頼しましょう。
業者依頼のメリット②:エアコンの不具合発生を回避できる
エアコンクリーニング業者への依頼は企業によって異なりますが、1回あたり10,000円程度が相場です。
エアコンをセルフクリーニングで対応できない程度までカビや汚れを放置した場合、エアコンの買い替えが必要となります。
エアコンは本体の費用だけでなく工事費なども含めると、安くても30,000円程度、広い部屋用であればもっとコストがかかるでしょう。
エアコンクリーニング業者に定期的なメンテナンスを依頼することで、エアコン買い替えのタイミングを遅らせることが可能です。
また、エアコン内部のホコリや汚れを放置していると、体調不良や故障などのリスクにも繋がります。
汚れたエアコンの空気を吸い込むことで、アレルギーや喘息を引き起こすリスクは否めません。
さらに詳しく知りたい方はこちら
エアコンのカビで病気になる?!咳は要注意!今日からできる予防法を紹介
2023.06.06 2023.10.06
さらに、ホコリやカビが部品にこべりつくことで、エアコン本体の機能も低下してしまいます。
エアコン不具合の発生リスクを回避するためにも、エアコンクリーニング業者への依頼がおすすめです。
エアコンのフィルター掃除のやり方【まとめ】
今回の記事では、自分でエアコンのフィルターを掃除するやり方について解説しました。
エアコンのフィルターを掃除する際には、フィルターを効率的に綺麗にするだけでなく、故障を防ぐためにもやり方を事前に把握しておきましょう。
また、「エアコンのフィルターを自分で掃除する時間や手間を節約したい」、「エアコンを完璧に綺麗にしたい」という場合は、プロへの依頼がおすすめです。
フィルターだけでなく、エアコン内部全体をきれいに掃除してもらって、カビやホコリを感じないきれいなエアコンと室内環境を実現しましょう!
エアコンのフィルター掃除のやり方・手順徹底解説!【掃除頻度を減らす裏ワザも】のよくある質問
-
Q. エアコンのフィルター掃除のやり方は?
A.エアコンの電源を切ってから、ゴム手袋をしたうえでフィルターを外します。掃除機で表面から大方のホコリを吸い取り、残りは浴室で水洗いします。
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Q. エアコン掃除におけるフィルターの乾燥方法は?
A.自然乾燥がおすすめ。時間が無い場合は、タオルで拭いたあと、すぐエアコンに取り付け、冷房・暖房・送風などで運転して水気を吹き飛ばすと良いでしょう。
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Q. エアコンのフィルター掃除の頻度は?
A.2週間に1回程度が理想的です。頻度を下げたい場合は部屋の掃除や換気、内部クリーン機能、業者の依頼がおすすめです。
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