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お風呂掃除にはクエン酸が効く!【使える箇所・手順・コツ徹底解説】

2024.01.08 2024.01.14

この記事では、クエン酸でお風呂の掃除をする方法を徹底解説します。

クエン酸は、天然成分で安全性が高いうえ、頑固な汚れを落とすことができるため、掃除に使う人が急増中です!

しかし、初めてクエン酸でお風呂の掃除をする時は、どのようにして使えばよいかわからないですよね。

そこで、今回は、クエン酸を使ったお風呂の掃除の方法や注意点を徹底的に解説します。

クエン酸で落ちる汚れ・落ちない汚れ、キレイにならない時の原因や対処法もご紹介しますので、クエン酸を使ってお風呂の掃除をしたい方は必読です!

お風呂掃除でクエン酸を使うのはこんな時!【落とせない汚れも】

クエン酸でキレイに掃除したお風呂

近年、お風呂の掃除にクエン酸を使う人が急増中。

しかし、クエン酸には得意な汚れとそうでない汚れがあるのです!

そこで、まず最初に、お風呂の汚れのうち、クエン酸で落ちる汚れ、そして落ちない汚れを解説します。

クエン酸が効果的な汚れの種類

お風呂の汚れのうち、クエン酸が効果的なのは以下です。

  • 水垢
  • 石鹸カス

水垢は、カルシウムやマグネシウムといった水道水に含まれているミネラル分が石灰化したものです。

水垢はアルカリ性なので、酸性の成分を持つクエン酸が有効

また、蛇口や排水口の口に白く固まっている石鹸カスも、アルカリ性ですのでクエン酸が効果的です。

そして、クエン酸はお風呂だけでなく、シンク周りのカルキ汚れや、トイレの頑固な尿石も溶かして落とす効果まであります。クエン酸を使ったトイレ掃除の方法は、以下の記事を参考にしてくださいね!

さらに詳しく知りたい方はこちら

クエン酸では落ちないお風呂の汚れ

クエン酸は、水垢・石鹸カスには効果的ですが、湯垢は十分に落とすことができません。

湯垢は、いわゆる「皮脂汚れ」です。

シャンプーした時や、身体を洗ったりする時は、皮脂汚れがシャンプーや石鹸、ホコリなどと混ざり、そこに雑菌が繁殖して、ドロドロとした汚れになります。

そして、湯垢は酸性なため、同じ酸性であるクエン酸では汚れを落とすことができないのです。

水垢と湯垢は、名前が似ているため混同しがちですが、見分け方は簡単です。

  • 水垢:白く石灰化している
  • 湯垢:浴槽や鏡にウロコ状に付着している

水垢には、アルカリ性洗剤が効果的ですが、安全性が気になる方やコストを抑えたい方は、セスキや重曹を使った手作り洗剤もおすすめです。

セスキを使った洗剤の作り方については、下記記事で解説していますので、ぜひ参考にしてくださいね!

さらに詳しく知りたい方はこちら

クエン酸でお風呂掃除をする方法4選!

クエン酸でお風呂の掃除をしている人の手

クエン酸は、お風呂の汚れの大部分を占める水垢と石鹸カスに効果があることがわかりました。

ここでは、お風呂掃除にクエン酸を使う方法をご紹介します!

お風呂の汚れに直接ふりかける

クエン酸は、お風呂の汚れが特に気になる場所に直接ふりかけて使うことができます。

ポイントは、ふりかける部分を適度に濡らすこと。1~2分待つと汚れが浮き出してきますので、スポンジや使い古した歯ブラシを使って汚れを擦り取りましょう。

直接汚れにふりかける方法は、お風呂の床や浴槽の底などに特におすすめです。

クエン酸スプレーにする

お風呂の壁や浴槽の垂直面など、クエン酸を直接ふりかけるのが難しい場合は「クエン酸スプレー」がおすすめです。

クエン酸スプレーの材料は以下です。

  • クエン酸粉末
  • スプレーボトル

材料は上記の3つのみです。

クエン酸スプレーの作り方は、以下を参考にしてください。

  1. スプレーボトルの中にクエン酸の粉末を小さじ1杯を入れる
  2. 水100mlを注ぐ
  3. 蓋を閉めてよく振る
  4. クエン酸が完全に溶けたら完成

クエン酸は冷たい水には溶けにくいため、ぬるま湯を使うのがポイントです。

汚れが目立つ場所にスプレーしてから、スポンジで軽く擦れば汚れがキレイに落ちますよ!

また、水垢や石鹸カスの頑固な汚れがこびりついている場合は、スプレーを吹きかけた後にラップやキッチンペーパーでパックするのがおすすめです。スプレーしてから10分程度蓋をして待つことで、頑固な汚れも落としやすくなりますよ!

パックする時は、しっかり密着させてスプレーが垂れ流しにならないよう気を付けましょう。

ちなみに、クエン酸スプレーは作ってから1~2週間程度は使えますが、なるべく早めに使い切ることをおすすめします。

ペースト状にして塗る

お風呂の浴槽と床の隙間、パッキン、細かい溝にできてしまった汚れには、クエン酸をペースト状にして塗るのがおすすめです。

クエン酸ペーストの作り方は、以下を参考にしてください。

  1. 水とクエン酸を1:1で用意する
  2. ペースト状になるまでしっかりかき混ぜる

汚れが気になる部分にペーストを塗ったら、30分程度放置してからスポンジで汚れを擦り取ります。

クエン酸ペーストは、保存ができないため、使用する分量だけを作りましょう。

浸け置き

お風呂の掃除にクエン酸を使う方法には、漬け置きもあります。

漬け置きは、浴槽全体の掃除、シャワーヘッド、ボトル、お風呂の椅子などの汚れを落とすのに効果的でしょう。

浴槽全体の掃除は、お風呂に入った後のお湯を利用すると無駄がありません。

浸け置き洗いの方法は以下です。

  1. 浴槽のお湯にクエン酸を1カップ程度入れる
  2. しっかりかき混ぜて粉末を溶かす
  3. 一晩放置する
  4. お湯を抜く
  5. 汚れが残っている場合はスポンジや歯ブラシで除去する

シャワーヘッドや椅子なども洗いたい場合は、そのまま浴槽に入れてしまいましょう。一晩放置した後、お湯を抜いて浴槽や浸け置きしたもの水洗いするだけと非常に簡単です。

もし、汚れが残っているようならスポンジや歯ブラシなどを使ってこすりましょう。

ちなみに、漬け置きしたにも関わらず、汚れが取れない場合は、汚れの主成分が水垢ではなく皮脂汚れ、いわゆる湯垢である可能性があります。

皮脂汚れは、クエン酸では落ちませんので、クエン酸のかわりにセスキや重曹を使いましょう。

クエン酸を使ったお風呂掃除の注意点3選

クエン酸でお風呂掃除をする際の注意を喚起するイラスト

安全かつリーズナブルにお風呂掃除ができるクエン酸ですが、使用する時には注意点があります。

クエン酸を使ったお風呂掃除の注意点は、以下の3つです。

  • お風呂の素材を確認してから使う
  • クエン酸と塩素系洗剤を同時に使わない
  • 強く擦らない

お風呂の素材を確認してから使う

クエン酸は安全ですが、お風呂の素材によっては劣化・変色・サビの原因となってしまうこともあるため、事前に確認しましょう。

クエン酸を使用できない素材は以下です。

  • 大理石
  • 天然木
  • コンクリート
  • 鉄や銅などの金属

お風呂に追い焚き機能がある場合は、配管の一部に銅が使われている可能性があるため注意が必要です。お風呂に使用されている素材が明確でない場合は、目立たない場所にまずは少量のクエン酸を振りかけて様子を見ると良いでしょう。

クエン酸を塩素系の洗剤を同時に使わない

クエン酸でお風呂掃除をする際は、塩素系洗剤の使用は厳禁!

塩素系洗剤は、酸性のものと反応すると、人体に有害な塩素ガスを発生させるため。

塩素系洗剤は、市販のものだと以下があげられます。

  • キッチンハイター(花王)
  • 漂白剤除菌タイプブリーチ(モノタロウ)
  • ドメスト(ユニリーバ・ジャパン)
  • サンボールV(大日本除虫菊)
  • アクティブ酵素で落とす洗たく槽カビキラー(ジョンソン)
  • 除菌トイレクリーナー(ミツエイ)
  • ワイドハイター(花王)

「黒カビ除去剤」や「漂白剤」は、塩素系洗剤にあたります。
お風呂掃除の際に、上記の商品を使われている方も多いと思いますが、クエン酸を使う際は注意しましょう。

カビ取りは単独で別の日に行うと安心ですよ!

強く擦らない

クエン酸を使ってお風呂掃除をする時は、強く擦らないようにしましょう。

クエン酸を塗布した後に、軽く擦るのはOKですが、強く擦ると細かい傷がついてしまうことがあるからです。

お風呂掃除でもメラミンスポンジが人気ですが、表面を研磨するためお風呂を傷つけてしまう恐れもあります。タイルの床や壁のカビ取りにピンポイントで使うのがおすすめですよ!

クエン酸でのお風呂掃除でキレイにならない時の理由・対処法

クエン酸でキレイにならないお風呂の掃除方法を紹介する男性

お風呂掃除に効果的なクエン酸ですが、中には、クエン酸で掃除してもキレイに汚れが落ちない場合があります。

ここでは、クエン酸でキレイにならない時の理由と対処法をご紹介します。

クエン酸では落ちない汚れである

クエン酸が得意な汚れは、水垢や石鹸カスなどのアルカリ性の汚れです。

お風呂の汚れは、さまざまなタイプの汚れが入り混じっているものですが、主成分が酸性だと、クエン酸では落とすことができません。お風呂の汚れがヌメヌメして黒ずんでいる場合や、ウロコ状の汚れがこびりついている場合は、湯垢が主成分の可能性が高いでしょう。

また、ピンク汚れやカビなどもクエン酸では不十分です。

この場合は、今回ご紹介したクエン酸を使ったお風呂掃除の方法のやり方はそのまま、クエン酸をセスキか重曹に置き換えてみましょう!

また、頑固な黒カビをすぐに落としたい場合は、市販のカビキラーもおすすめです。

カビキラーのおすすめの使い方や注意点は、下記記事でご紹介していますのでぜひ参考にしてくださいね!

さらに詳しく知りたい方はこちら

クエン酸の量が十分ではない

クエン酸の量が十分でない場合、一度ではお風呂の汚れが落ちないことがあります。

その場合は、パックしたり、漬け置きしたりして、クエン酸を十分に浸透させるようにしましょう。お風呂汚れの正体が水垢や石鹸カスであれば、キレイに落ちるはずです。

浴槽や壁の垂直の面は、液だれしてしまうため、粘度が高めのクエン酸ペーストがおすすめですよ!

汚れが頑固すぎる

お風呂汚れを長期間放置して汚れが蓄積されている場合は、クエン酸だけで落とすのが難しいケースもあります。

その場合は、プロの業者に依頼するのも一つの方法です。1度完璧にキレイな状態にしてもらえば、あとはその状態をキープするだけ!

頑固な汚れを自力で落とすよりはるかに簡単でしょう。お風呂の掃除の目安は1.5~2時間程度で、浴槽、床、壁、天井、鏡など気になる箇所が全部キレイになりおすすめですよ!

クエン酸はお風呂掃除に効く!自力で難しい場合は…

クエン酸では難しいお風呂の掃除に業者を依頼した様子

今回は、クエン酸でお風呂掃除をする方法や注意点を解説しました。

クエン酸はお風呂の水垢や石鹸カスに非常に効果的です。

しかし、中には時間がなくてなかなかお風呂掃除の時間を取るのが難しい方もいらっしゃるでしょう。

自分では難しいと感じたら、ハウスクリーニング業者への依頼がおすすめです!

セーフリー掲載のハウスクリーニング業者なら、自力では難しい汚れやクエン酸だけでは落ちない汚れもスピーディーにキレイにしてくれますよ。お風呂掃除でお困りの方は、まずは相談から始めてみましょう。

お風呂掃除にはクエン酸が効く!【使える箇所・手順・コツ徹底解説】のよくある質問

  • Q. クエン酸で落ちないお風呂の汚れはある?

    A.

    クエン酸は、水垢・石鹸カスには効果的ですが、湯垢は落ちません。湯垢には、アルカリ性洗剤かセスキがおすすめです。

  • Q. クエン酸を使ってお風呂の掃除をする際の注意点は?

    A.

    塩素系洗剤と混ぜると、有毒なガスが発生する恐れがあるため注意が必要です。

  • Q. お風呂の掃除に使うクエン酸はいくら?

    A.

    クエン酸は100均で購入可能です。手作りのクエン酸スプレーはボトル代込みでも200円前後で作成可能でしょう。

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