「ほっカラリ床」のラクラク掃除法!TOTO式快適清掃法を徹底解説

2024.01.23 2024.01.23

この記事では、TOTO「ほっカラリ床」の掃除方法を徹底解説します。

TOTOのほっカラリ床は、快適な生活を実現する新次元の床材です。日々のお手入れや定期的にメンテナンスをしっかり行って、長持ちさせましょう。

ここではお手入れの手順から頑固な汚れへの対処法、長くキレイに使うためのメンテナンスまでを紹介します。

お風呂を長くキレイに使いたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

「ほっカラリ床」とは?掃除しやすい?その特徴を知ろう

「ほっカラリ床」は掃除の手間を削減し、毎日の生活をより楽にすることをコンセプトとして開発されており、多くの家庭での採用が進んでいます。

なぜ掃除しやすいのか、具体的に見ていきましょう。

TOTOのほっカラリ床の特徴・メリット

TOTOの「ほっカラリ床」には下記のような優れたポイントがあります。

  • 柔らかさ
  • ヒヤッとしない
  • 汚れが落ちやすい

ひざをついても痛みを感じない「ほっカラリ床」では、床掃除の際も膝をついて作業できます。バスルームの低い部分の掃除がしやすいでしょう。床を室温とほぼ同じ温度を維持し、足裏からの冷気をシャットアウトしヒヤッとしないのも「ほっカラリ床」の大きな魅力です。冬場の掃除では助かりますね。

また、凹凸感が足裏にフィットしてすべりにくいので、床が濡れて転倒するリスクも減少。クッション層により、うっかり掃除道具を落としてしまったときも、衝撃を吸収してくれるでしょう。

そして一番のポイントは、表面の汚れが落ちやすく、お掃除嫌いな人でもお手入れしやすい点。特殊な表面処理により、汚れと床の間に水が入り込み、汚れが落ちやすい仕様になっています。軽くブラシで擦るだけでピカピカになりますよ!

通常の床材との比較

通常の床材との違いをまとめました。ぜひ参考にしてみてください。

TOTO「ほっカラリ床」 通常の床材
表面の柔らかさ 膝をついて作業できる 膝をつくと痛い。低いところの掃除がしにくい
ヒヤッとしない W断熱構造によって冷気をシャットアウト。冬場のバスルーム掃除も快適 断熱材が入っていないため素足で作業しづらい
汚れが落ちやすい 汚れと床の間に水が入り込む仕様。スムーズに汚れを洗浄可能 皮脂汚れが床の隙間に付着し、水で洗い流してもなかなか取れない

なにより、汚れを落としやすいのが「ほっカラリ床」の魅力でしょう。

「ほっカラリ床」なら、掃除嫌いな人でもお手入れできそうですね!ここからは具体的な方法をご紹介しますので、ぜひ実践してみてください。

「ほっカラリ床」掃除のキホン【日常のお手入れ方法】

お風呂掃除用のブラシと洗剤

ほっカラリ床は、中性洗剤と床ブラシがあれば、簡単にお手入れできます。

日々床の状態を把握し、汚れがひどくなる前に、定期的にお手入れをしましょう。

手の届きにくい場所もしっかりケアすることも「ほっカラリ床」を長持ちさせるコツです。毎日の浴槽洗浄ついでに、さっと済ませてしまいましょう。

日々の掃除のポイント

日々のお掃除には「ほっカラリ床」に適した掃除道具と、お手入れの手順を踏むことが大切です。

用意するのは、中性洗剤と柔らかい樹脂製の床ブラシ。この二つを使って下記の手順でお手入れをしましょう。

  1. 軽い水流で床を流し、表面の埃や小さなゴミを洗い流します。
  2. 洗剤を全体に均等に吹きかけ、油汚れや一般的な汚れを分解させます。
  3. 床の溝に、軽い力でブラシを縦・横方向にかけ、汚れをしっかり取り除きましょう。
  4. 十分に洗い流します。このとき洗剤が残らない等に注意してください。
  5. 水を流したあと、水が全体に広がるように水が残っているか確認しましょう。

水が弾いている部分が点在している場合、2〜5の作業をもう一度繰り返してみましょう

汚れを予防するコツ

ほっカラリ床は細かい溝があり、湯垢や汚れがたまりやすいです。汚れが溜まると、水の流れが悪くなります。予防のためには次のポイントを確認しましょう。

ポイント1:週に1度お手入れする
定期的なお手入れが床を清潔に保つポイントです。汚れがたまるのを防ぎましょう。

ポイント2:手の届きにくい場所の掃除
目に見える部分以外の掃除は、キレイに保つ秘訣です。

ポイント3:床表面の水流を確認
水を流したとき、水がところどころ弾いている状態ではなく、全面に広がっていればOKです。

・砂や小石がある場合は、よく洗い流しましょう。
・バケツを使用する際は下にタオルなどを敷いてください。摩擦でキズが付く可能性があります。
・コーキング部の掃除はブラシを使わない。

「ほっカラリ床」の頑固な汚れ落とし【掃除で落ちないシミやカビは落とせる?】

掃除が簡単な「ほっカラリ床」ですが、頑固な汚れに頭を悩ませることもあるでしょう。

ここでは、日頃のお手入れでは取り除けないシミやカビができてしまったときに効果的な掃除法をご紹介します。

床を清潔に保つだけでなく、床材を長持ちさせるポイントにもなるので参考にしてみてください。

しつこい汚れの落とし方

こびりついた水垢や皮脂などの汚れが残るようでしたら、いつもより時間をかけてお掃除しましょう。

用意するのは、中性洗剤と柔らかい床ブラシ。しつこい皮脂汚れには浴室用クリームクレンザーを使うと効果的です。

手順は以下になります。

  1. スポンジに浴室用中性洗剤をつけて、こすり洗いします
  2. 汚れが落ちないときは、浴室用ブラシやたわしなどを試しましょう。皮脂汚れの場合は、浴室用クリームクレンザーを使うと効果的です
  3. 洗剤成分を水でしっかりと洗い流し、水分を拭き取りましょう

ブラシを使ったお風呂掃除

「頑固なシミ」の落とし方

白髪染めやヘアカラーを自宅で行う方が増えています。

髪の毛を染める染料は強力なので、床などに付着すると通常の洗剤ではなかなか落ちません。

頑固なシミができてしまったときは無水エタノールが効果的です。時間が経過するほど落ちにくくなるので、汚したらすぐに対応しましょう。

以下の手順で掃除をしてみてください。

  1. 2~3枚のティッシュペーパーに無水エタノールを染みこませる
  2. シミが付いた箇所にティッシュペーパーを貼り付け、約10分放置する
  3. まだらに跡が残った場合は、再度同じ手順を繰り返す

無水エタノールは薬局で入手できます。手に入らなかった場合は、エタノールや消毒用エタノールでも代用可能です。

「黒カビ」の落とし方

ほっカラリ床から黒カビを発生させないためには、定期的な掃除と換気が欠かせません。入浴後に簡単に洗い流すだけではどうしてもカビはでてきてしまいます。

しかし、忙しい現代人にとって毎日欠かさず掃除をするのは至難の業。カビが発生してしまった時は以下の手順で掃除をしてみましょう。

  1. クエン酸を溶かした水、またはクエン酸スプレーをカビの発生箇所に吹きかける
  2. 重曹を粉のまま振りかけ、泡が発生するまで待つ
  3. 柔らかい床ブラシを使って軽く擦り、傷つけないよう注意する
  4. 水でしっかりと洗剤を流して水気を拭き、換気する

ほっカラリ床の掃除に適した道具

「ほっカラリ床」の掃除にピッタリの道具を使えば、日々のお手入れもラクラク。定期的に使うものなので、使いやすいのも大事なポイントです。

ここでは、「ほっカラリ床」をきれいに保ち、お掃除が苦手な人でも使いやすく、簡単に日々のお手入れができる道具をご紹介します。

掃除道具の選び方

汚れが落ちやすく乾きやすい「ほっカラリ床」。この特徴を十分に活かしながら長持ちさせるには、床材に適した掃除道具を選ぶのがポイントです。

「ほっカラリ床」は傷つきやすいので、柔軟な素材のブラシやスポンジを選びましょう。ブラシだと、毛先が柔らかいポリプロピレンなどの樹脂製のものがおすすめです。

さらに、汚れを効率的に落とせる機能性と、扱いやすさも日々の掃除を楽にしてくれます。収納に場所を取らないアイテムであれば、より便利。床の水を拭き取るクロスなどもあると、より丁寧なお手入れができるでしょう。

おすすめ掃除グッズ

「ほっカラリ床」のような柔らかい素材は、硬すぎず、床を傷つけない素材でできたアイテムで掃除をするのが良いでしょう。

ここではおすすめのグッズを2つ紹介します。

1.TOTO「らくらく床ブラシ」

TOTOが「ほっカラリ床」の掃除道具としておすすめしている床ブラシ。手にすっぽり収まるちょうどいいサイズで、ハンドル付きで使用勝手がGOOD。毛先が柔らかく、ピンクカビがよく落ちると評判です。

2.Tidi「プラタワフォーバス 」

「ほっカラリ床」を掃除しやすいと評判のアイテムです。特殊配合のポリエチレン製で、先が細くなっており、ぐにゃぐにゃ曲がるので使い勝手が抜群。床の凸凹に沿って磨きやすく、ゴムのように柔らかいので、床を傷つけずにお掃除ができます。

ほっカラリ床なら普段の掃除に+α!【定期メンテナンスのススメ】

「ほっカラリ床」は少しの注意とお手入れで長く清潔を保てます。

定期メンテナンスをしていれば、時間経過によるダメージを早期に発見でき、すぐに修復に取り掛かれます。日々メンテナンスは、床の寿命は圧倒的に伸ばすでしょう。後々、大きなトラブルに発展することもないので安心です。

定期的な掃除で見落としがちなポイント

日々の忙しさの中で、定期的にお風呂の床掃除をするのはなかなか大変です。

「ほっカラリ床」は掃除を簡単に済ませてしまえる分、「まだきれいだから大丈夫」とついついサボってしまいがち。しかし、放っておくと掃除がどんどん大変になってしまいます。

特に、お風呂場の隅や、風呂椅子や風呂桶など小物周辺は、掃除が行き届きにくい部分です。あっという間に汚れが溜まってしまうエリアなので、敢えて定期的にブラッシングをしたり、水が溜まってないか確認したり、念入りにケアして行きましょう。

メンテナンスサイクルとその方法

「ほっカラリ床」のメンテナンスサイクルは、TOTOによると1年に1度、コーキング部の劣化や洗い場のひび割れの確認が推奨されています。

使用状況や汚れの程度にもよりますが、ご自身でも3〜6ヶ月に一度は、汚れが残っていないか確認しましょう。目に見える汚れはしっかりと拭き取り、落ちないようでしたら中性洗剤をスポンジやブラシなどに直接つけて汚れが落ちるか試してください。

頑固な汚れを発見したら、浴室用クリームクレンザーで優しくこすり取るのがベスト。仕上げに水で洗剤をしっかりと洗い流すのも重要なポイントです。

最後は水分をしっかりと拭き取り、換気を行いましょう。

ほっカラリ床を長持ちさせるコツ

「ほっカラリ床」は、高い耐久性とお手入れのしやすさが特徴です。しかし「ほっカラリ床」を長持ちさせるためには、日常の心がけが大切。しっかり長持ちをさせるコツを押さえて、床の美しさと機能を長期間保ちましょう。

ここでは、長持ちさせるコツの、具体的な方法をご紹介していきます。

長持ちさせるための日常ケア

「ほっカラリ床」の寿命は、どれくらいだろう?と疑問に思った方も少なくないでしょう。長い間、美しく清潔に使っていれば、日々のバスタイムも気持ちよく過ごせますよね。

「ほっカラリ床」は使用方法やメンテナンス方法によって、その耐久性に大きな違いがあります。床が乾きにくくなっていないか、黒ずみやカビはないか、日々チェックを怠らないようにしましょう。

床が乾きにくくなっている場合は、換気がしっかりできていない可能性があります。浴室内で換気扇を使ったり、窓を空けたり、空気の流れを確保しましょう。

また、週1度は簡単な掃除をし、3〜6ヶ月に1度は浴室用クリームクレンザーを使った徹底な汚れ退治が寿命を延ばします。

床材の保護のためにできること

ほっカラリ床の素材は傷つきやすいため、適切な保護が必要です。

以下、床材の保護のためにできる具体的な対策を3つ紹介します。

  • 重たいものを引きずらない
  • 床との設置面は大きめに
  • ガラスや金属製は避ける

それぞれ詳しく見ていきましょう。

重たいものを引きずらない

水の入ったバケツなど重いものは引きずらず、持ち上げるようにしましょう。床材への衝撃を軽減できます。

床との設置面は大きめに

椅子やシャンプーラックは、床との設置面が直径25mm以上、500円玉程度の大きさのものを選びましょう。通気性のいいものはカビの発生を予防するので、よりおすすめです。

ガラスや金属製は避ける

ガラスや金属製の硬いものなどとの接触は避けましょう。先端にゴムキャップ付きのものを使用すると床の負担が軽減します。

「ほっカラリ床」の掃除術まとめ!毎日のお手入れで長寿命

ハイターでは難しいお風呂の掃除を業者に依頼した後の画像

TOTOの「ほっカラリ床」は柔らかなクッション層と特殊表面処理で快適さと掃除のしやすさを兼ね備えています。日常のお手入れを欠かさず、適切な掃除道具を使って定期的なメンテナンスをしましょう。

床材を傷つけない工夫と日常のケアで、「ほっカラリ床」は長寿命化させることも可能です。また、忙しくてケアができない…という方は、ハウスクリーニングの業者さんに頼むのも一案。

セーフリー」では、お風呂掃除や水回りの頑固な汚れ落としが得意な業者を多数掲載しています。プロにお任せすればスッキリきれいに。快適なお風呂で日々の疲れを取りましょう。まずはご相談ください。

「ほっカラリ床」のラクラク掃除法!TOTO式快適清掃法を徹底解説のよくある質問

  • Q. 「ほっカラリ床」では、なぜ掃除がラクなのですか?

    「ほっカラリ床」は特殊な表面処理により親水効果を発揮し、汚れが落ちやすい仕様です。表面の特殊な処理により、軽くブラシで擦るだけで汚れが簡単に落とせます。親水性に優れ、日常の掃除が手軽に行えるのが大きな利点です。

  • Q. 「ほっカラリ床」の掃除でおすすめのお掃除グッズはありますか?

    日常のほっカラリ床の掃除には、中性洗剤と柔らかい樹脂製の床ブラシがおすすめ。TOTOは「ほっカラリ床」の掃除道具としてTOTO「らくらく床ブラシ」を紹介しており、Tidi「プラタワフォーバス 」も使いやすいと評判です。

  • Q. 「ほっカラリ床」を効率的に掃除するための時短テクニックはありますか?

    日々床の状態を把握し、週に1度は中性洗剤を床にまき、さっと床ブラシでこすると良いでしょう。汚れがひどくなる前にお手入れをすることがポイントです。