掃除を見ているペット

ペットのお掃除方法をまとめて解説!抜け毛・粗相・ケージや注意点を紹介

2024.08.21 2024.08.21

この記事では、ペットに関連する掃除方法について徹底解説していきます。

ペットの抜け毛や粗相など、掃除が上手く行き届きにくいもの。しかし、正しい掃除方法やコツを知っておくと効率的にキレイにできます。

また、ペットの生活空間となるケージも手順に従って掃除すれば、衛生的な環境を維持するのも可能です。記事後半では、掃除の注意点やニオイ・汚れ予防策についても紹介します。ぜひ最後までご覧ください。

【掃除方法】ペットの抜け毛を効率的に除去するには?

掃除する予定のペットの抜け毛

ペットによっては日常的に抜け毛があり、いくら掃除してもどこからともなく毛の塊が出てくるのは珍しくありません。特に、夏前や冬前のタイミングには、抜け毛が多くなりやすいです。

そこで、まずはペットの抜け毛を効率的に掃除する方法を見てみましょう。

  • 掃除手順
  • 掃除のコツ

具体的な掃除手順に加えて、効率的に除去するためのコツもとらえておくと安心です。

掃除手順

ペットの毛は、下記手順で掃除すると効率的に除去できます。

  1. フロアー用ワイパーや粘着シートを使う
  2. 掃除機を使う

最初から掃除機を使うのではなく、最初にある程度抜け毛を取っておくのがポイント。それぞれの手順について、詳しく見ていきましょう。

1.フロアー用ワイパーや粘着シートを使う

床に落ちた抜け毛にはフロアー用ワイパー、ソファやカーペットなどには、粘着シートを使います。

ポイントは、抜け毛を舞い上げないよう、静かにゆっくり掃除すること。

丁寧に集めれば、一回の掃除で効率的に抜け毛を多く集められます

2.掃除機を使う

ある程度抜け毛を集めたら、掃除機で一気に掃除していきましょう。最初から掃除機で手軽に掃除したいところですが、掃除機の風で抜け毛が舞い上がってしまうため、最後に使うのがポイントです。

ただし、掃除機を使うと、毛が内部に溜まって排気のニオイが気になる場合があります。排気のニオイが気になるなら、掃除するごとに掃除機内部のゴミを捨てると良いでしょう。

掃除のコツ

抜け毛を掃除する際のコツは、下記3つです。

  • 上から下、部屋の隅から掃除する
  • ほうきは使わない
  • 朝一番のタイミングで掃除する

効率的に抜け毛を集めるには、上から下、部屋の隅から掃除していくことが大切です。ただし、ほうきを使うと毛が舞い上がりやすいので避けましょう。

朝一番は、家族もペットも起きたばかりで空気中に舞っていた毛やゴミが床に落ちています。このタイミングで掃除できれば、効率的に抜け毛を除去できます。

 

【掃除方法】ペットの粗相をしっかり片付けるには?

しつけをしていても、ペットが粗相をしてしまうことはあるもの。粗相は不快なニオイの元になるだけでなく、時間が経つとシミや汚れの原因になるため、早めに対処することが大切です。

  • 洗える布製品の場合
  • ラグやカーペットの場合
  • ソファやベッドの場合
  • フローリングの場合

ここからは、上記4つの状況ごとに、粗相の片付け方をご紹介します。

洗える布製品の場合

毛布やおもちゃなど、洗える布製品なら下記の手順で洗濯します。

  1. 粗相した箇所に酵素系漂白剤をぬりこむ
  2. ぬるま湯をかけ、30分ほどつけ置きする
  3. 濯がず、そのまま単体で洗濯機で洗う
  4. 天日干しする

酵素系漂白剤は、ニオイ取りにも効果的です。ただし、製品によっては色落ちする場合があるので注意しましょう。

ラグやカーペットの場合

洗濯できないラグやカーペットでの粗相は、下記の手順で掃除します。

  1. 粗相部分の裏にペットシート、表にはキッチンペーパーを複数重ねて当てる
  2. ギュッと押さえて水分をできるだけ吸い取る
  3. 尿の色が付かなくなるまで、キッチンペーパーを変えながら吸い取り続ける
  4. 表面の水分が取れたら、表面部分にキッチンペーパーを重ねて乗せ、さらにビニールを乗せる
  5. ビニールの上に乗って体重をかけて残りの水分を出す
  6. ペットシート、キッチンペーパーを取り外して水拭きする
  7. 乾燥させる

粗相の量が多かった場合は、水拭きの代わりに下記の方法もおすすめです。

  1. 尿の水分が出てこなくなったら、70~80度ほどのお湯をコップ1杯分、粗相部分にかける
  2. ペットシートとキッチンペーパーを使って水分を吸い取る
  3. 薄めた中性洗剤を染み込ませた雑巾で、粗相部分をトントン叩く
  4. 乾燥させる

ただし、ラグやカーペットの素材によってはお湯で痛む場合があるので注意しましょう。

ソファやベッドの場合

ソファやベッドなど、洗えない大きなアイテムに粗相してしまった場合の片付け方です。

  1. ペットシートやキッチンペーパーをギュッと押し付け、できるだけ水分を除去する
  2. 水分が抜けたら、薄めた中性洗剤を付けた雑巾で粗相部分をトントン叩く
  3. 水拭きする
  4. 乾燥させる

中性洗剤の代わりに、クエン酸水をスプレーしてから水拭きする方法も有効です。クエン酸水は、水100mlに対して小さじ半分のクエン酸を混ぜて作りましょう。

フローリングの場合

フローリングは、放置すると尿が仕込んでしまうため、なるべく早く対処することが重要です。

  1. ペットシートやキッチンペーパーなどを使って水分をしっかり拭き取る
  2. フローリング用もしくはペットの粗相用の洗剤を使って拭き掃除をする
  3. 水拭きをして乾燥させる

フローリング用やペットの粗相用の洗剤がない場合は、水100mlに対して小さじ半分のクエン酸を混ぜたクエン酸水を使うのも良いでしょう。

ペット臭対策は、以下の記事も参考にしてください。

【掃除手順】ペットのケージも正しく手入れしよう!

掃除後のケージでくつろぐペットの猫

ペットの家となるケージも、正しく手入れしましょう。1週間に1回ほどを目安にして掃除すると、キレイなケージを維持しやすくなります。拭き掃除のみの簡単な掃除は、できれば毎日しましょう。

  1. ケージ本体を拭き掃除する
  2. トレー部分をキレイにする
  3. フードトレーや給水皿をキレイにする

それぞれの手順について、詳しくご紹介します。

1.ケージ本体を拭き掃除する

最初に、ケージ本体を拭き掃除します。水拭きでも良いですが、ペット用の洗剤を使うと汚れを落としやすいだけでなく、ペットが舐めてしまっても安心です。

ペット用洗剤がなく、中性洗剤を使う場合は、拭き掃除の後に水洗いして洗剤成分を残さないようにします。

拭き掃除後は、できれば外干ししてしっかり乾燥させましょう。

2.トレー部分をキレイにする

ケージの底にあるトレーは、特に汚れが溜まりがち。毎日1~2回ほど、こまめにペット用ウェットティッシュで拭き掃除すると安心です。あわせて、1週間に1回ほどは中性洗剤でしっかり洗ってから水洗いして乾燥させましょう。

3.フードトレーや給水皿をキレイにする

ケージの中にある給水皿や給水ボトル、トイレやベッド、フードトレーなども掃除が必要です。給水皿やフードトレーなどは水洗いし、ベッドなど洗えるものは洗濯しましょう。

ペットがいる家庭での掃除のポイント3つ

ペットがいる家庭では、掃除の際に気をつけたいポイントが3つあります。

  • ペットのトイレは念入りに掃除する
  • ベッドやソファの下などの隙間も隈なく掃除する
  • ペット用のベッドなどの布製品も定期的にキレイにする

それぞれのポイントについて、詳しくご紹介します。

ペットのトイレは念入りに掃除する

ペットのトイレは、特に毎日汚れが蓄積する場所です。こまめに掃除するのはもちろん、ペットシートは都度交換するなどして清潔を保ちましょう。

ベッドやソファの下などの隙間も隈なく掃除する

特にペットの毛は、ベッドやソファの下などの隙間に入り込みやすいのが厄介なところ。気付いたら毛の塊がごっそり溜まっていることもあるため、家具の隙間などの細かい部分も隈なく掃除する必要があります。

ペット用のベッドなどの布製品も定期的にキレイにする

ペット用のベッドや毛布、おもちゃなどの布製品も、こまめに洗濯などしてキレイにしておきます。清潔にする以外にも、ニオイ対策やダニ・ノミ対策になるので、忘れずに掃除しましょう。

ペットがいる家庭の掃除で注意すべき点

掃除済の部屋でおもちゃで遊ぶペット

ここからは、ペットがいる家庭の掃除における注意点もご紹介します。

  • ペットに安全なアイテムを使う
  • 洗剤を残さない
  • 強いニオイのアイテムを使わない

大切なペットの健康を害さないためにも、注意点は細かくチェックしておきましょう。

ペットに安全なアイテムを使う

掃除に使う洗剤やスプレーは、ペットの体に影響がない安全なものを選ぶ必要があります。一般的な洗剤やスプレーにはペットに有害な成分が含まれる場合があるためです。

特に、アルコールや塩素系漂白剤はペットの体に入ると危険です。ペットの安全のために、ペット用のアイテムを使うか、重曹やクエン酸、中性洗剤などの安全性が高い洗剤を選びましょう。

洗剤を残さない

ペット用の洗剤や中性洗剤などであっても、掃除の後は水拭きや乾拭きをして洗剤成分を残さないようにしましょう。健康なペットには無害な洗剤でも、体調を崩していたり体質的に合わなかったりすると、体に影響する場合もあるためです。

強いニオイのアイテムを使わない

ペットのニオイを解消したいといっても、強いニオイのアロマや人工香料などを使うのはおすすめできません。不快なニオイと相まってさらにイヤなニオイになりやすいためです。

また、犬などの嗅覚に優れたペットの場合、自分のニオイが付いた場所にいることで安心感を得ます。そのニオイを上回る強いニオイが充満すると、不安になるだけでなく体調不良を起こす危険があるので注意しましょう。

ペット関連の掃除をラクに!日頃からできるニオイや汚れ予防策5つ

ペット関連の掃除は手間がかかるため、日頃から汚れやニオイがつかないように工夫しておくと良いでしょう。

  • こまめに換気する
  • 消臭スプレーや消臭剤を使う
  • 空気清浄機を使う
  • 定期的にシャンプーと歯磨きをする
  • こまめにブラッシングする

上記をはじめとするちょっとした予防策を実践することで、掃除の手間を減らせます。ぜひ、できることから実践してみましょう。

こまめに換気する

窓を開けて換気すると、室内にこもったニオイや空気中を舞っていた抜け毛を排出できます

窓は2ヶ所以上開けて、風通りを良くすると効率的です。

消臭スプレーや消臭剤を使う

ニオイは、こまめなケアが大切。ペット用の消臭スプレーや置き型の消臭剤などを使い、部屋全体の消臭を心掛けましょう。無香や微香タイプを選び、置き型の場合はペットがイタズラできない場所に設置することも重要です。

空気清浄機を使う

空気清浄機を使うと、室内のニオイや空気中の汚れを効率的に除去できます。ただし、フィルターに汚れが溜まりやすいので、こまめにフィルターを掃除しましょう。

定期的にシャンプーと歯磨きをする

ペットを定期的にシャンプーして歯磨きすると、汚れやニオイを軽減できます。1ヶ月に1回はシャンプーしてあげるだけでなく、散歩後はしっかり拭きあげてあげると良いでしょう。

歯磨きも、できれば毎日、難しければ2~3日に1回を目安にすると安心です。

こまめにブラッシングする

こまめにブラッシングすると、毛の間の汚れや抜け毛を効率的に落とせます。ブラッシングは、毛並みを揃えたり健康状態をチェックしたりするためのものだけでなく、ペットの「キレイ」を維持するためにも効果的です。

日頃からケアしていてもペットのニオイが気になるなら、ハウスクリーニングでニオイを除去してもらうのもおすすめです。ペット臭に対応している業者ならば、徹底的にニオイ除去が可能です。

ペットと人間双方が快適に過ごすために、業者利用もぜひ検討してみましょう。

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掃除でペットに快適な環境を整えよう!

ペットの抜け毛や粗相、ケージの掃除方法や注意点を解説しました。

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ペットのお掃除方法をまとめて解説!抜け毛・粗相・ケージや注意点を紹介のよくある質問

  • Q. ペットの抜け毛を効率的に掃除する方法は?

    ペットの抜け毛は、下記の手順で掃除すると効率的です。

    1.フロアー用ワイパーや粘着シートで抜け毛を取る
    2.掃除機をかける

  • Q. ペットの粗相をしっかり掃除する方法は?

    ペットの粗相は、下記の手順での掃除が基本です。

    1.ペットシートやキッチンペーパーを使ってできるだけ早く吸い取る
    2.薄めた中性洗剤をつけた雑巾でトントン叩く
    3.水拭きする

    洗濯できるアイテムの場合は、酵素系漂白剤を使ってつけ置きしてから洗濯するのも効果的です。

  • Q. ペットのケージの正しい掃除方法は?

    ペットのケージは、下記手順で掃除します。

    1.ケージ本体を拭き掃除する
    2.トレー部分をキレイにする
    3.フードトレーや給水皿をキレイにする

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