ステンレスの掃除方法!ピカピカに戻せる?【後悔しがちな作業時の注意点も解説】
2024.02.09 2024.02.15
この記事では、ステンレスの掃除方法について詳しく解説していきます。
金属の中ではさびにくい特徴から、キッチンや浴室などの水まわりでよく使われるステンレス素材。汚れや水垢が目立ち、掃除に苦労している方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、ステンレス掃除におすすめのアイテムと、汚れ別の掃除方法を紹介。汚れの原因や掃除の頻度、日々のお手入れについても解説しているため、ぜひ参考にしてください。
目次
ステンレス掃除に必要なアイテム【準備】
まずはステンレス掃除に必要なアイテムを用意しましょう。
必要なアイテムは以下の通りです。
アイテム用途 | |
---|---|
スポンジ/やわらかい布/歯ブラシ | 汚れを磨くために使用 |
マイクロファイバークロス | 水回りの掃除に |
洗剤/クエン酸/重曹 | 汚れ、くすみ、ぬめりを落とす |
具体的にどう使うのか、どのようなシーンで役立つのかを詳しく解説していきます。
スポンジ/やわらかい布/歯ブラシ
スポンジ・やわらかい布・歯ブラシは、汚れの状況で使い分けられるとベストです。
ウレタンスポンジは、軽い汚れや水垢の除去におすすめ。メラミンスポンジは素材の表面を研磨して汚れを落とすので、ステンレスの光沢を失わせてしまう場合があります。なるべく使用を避け、使う場合もすみっこで光沢の様子を見つつ優しく使いましょう。
頑固な汚れには、アルミネットで包まれたウレタンスポンジやナイロンスポンジの硬い部分を使用することで、効果的に汚れを落とせます。
また、細かい部分の掃除には歯ブラシが役立ちます。これらのアイテムを使うことで、ステンレス製品を傷つけることなく掃除できるでしょう。
マイクロファイバークロス
マイクロファイバークロスは、ポリエステルやナイロンで作られた細かい繊維のクロス。吸水性に優れているのが特徴です。料理や洗い物のあと、ステンレスシンクの水滴を拭き取るのに効果的でしょう。
水滴を素早く拭き取ることで、水垢の付着を防ぎ、シンクを清潔に保てます。また、マイクロファイバークロスは細かな繊維が汚れを効率的に拾い上げるため、洗剤を使わずに軽い汚れを除去するのにも適しています。
洗剤/クエン酸/重曹
ステンレス製品の掃除は、洗剤の選択も重要です。日常的な汚れは食器用洗剤が効果的で、シンクに残る水垢や石鹸汚れを防げます。
頑固な汚れやくすみに対しては、重曹やクエン酸が有効。クエン酸は水垢の除去に効果的で、スポンジで擦ることで汚れを簡単に落とせるでしょう。重曹は粉末状で、ステンレスに振りかけることで頑固な石鹸汚れを除去するのに役立ちます。
ステンレスの掃除方法【汚れ別に解説】
ここでは、ステンレスの汚れに多い以下3つの掃除方法を詳しく解説していきます。
- 水垢
- 石鹸汚れ
- サビ
ステンレスシンクや洗面所、浴室などの掃除に役立ててください。
水垢の掃除方法
水垢の効果的な掃除方法は、以下の通りです。
- クエン酸水を作る(水100mlにクエン酸小さじ1/2を混ぜる)
- ステンレスにクエン酸水を吹きかける(特に水垢が目立つ部分には、キッチンペーパーを敷く)
- 浸透するまで待つ(通常30分程度で、頑固な水垢は2時間程度放置)
- クエン酸水を追加する(必要に応じて※乾燥を防ぐためラップを使うのもよい)
- 水垢を落とす(食器用洗剤をつけたスポンジでこする)
- 水滴を拭き取る(マイクロファイバークロスでしっかりと拭き取る)
クエン酸水を使用したステンレス掃除は、適切な時間浸透させる工程がカギです。浸透と除去の工程で、キッチンペーパーやラップを使うと、乾燥を防ぎながらクエン酸水の効果を最大限に発揮できます。
最後に水滴をしっかり拭き取り、水垢の再付着を防ぎましょう。
石鹸汚れの掃除方法
ステンレス製品についた石鹸汚れは、黒ずみやベタつきの原因となります。効果的に除去するための手順は、以下の通りです。
- まずは水や中性洗剤を使って軽く洗う
- ステンレス全体に重曹を振りかける(粉末状の重曹を使用)
- 放置して重曹を浸透させる(30分から1時間程度)
- スポンジで石鹸汚れをこする(クエン酸水を吹きかけるとより効果的)
- 水で洗い流す
- マイクロファイバークロスで水滴を拭き取る
この方法では、重曹の洗浄力を活用しています。はじめにステンレスを軽く洗うことで、重曹の効果を高め、汚れを柔らかくしておきます。重曹を均一に振りかけ、適切な時間放置することで汚れに浸透しやすくなります。
こすり落とすときは、スポンジとクエン酸水を使うことでより綺麗に汚れを取り除けるでしょう。最後に水で洗い流し、水滴をしっかり拭き取ってください。
サビの掃除方法
ステンレス製品に発生したサビは、以下の手順で取り除きましょう。
ステンレスの掃除しにくい5大汚れ【原因から把握してピカピカに!】
ステンレスは見た目が美しく清潔感がありますが、さまざまな汚れが付着しやすい素材でもあります。特に以下の5大汚れは、ステンレスの美観を損なう主な原因となります。
- 油汚れ
- 水垢
- 石鹸汚れ
- サビ
- ぬめり
これらの汚れを効果的に取り除くために、原因と特徴を理解しておきましょう。
油汚れ
調理や食器洗いから発生する油は、ステンレスシンクに付着しやすく、放置すると酸化やほこりの付着により悪臭の原因となります。油汚れはほかの汚れと異なり、水だけでは落ちにくいため早めの掃除を心がけましょう。
水垢
水道水に含まれるミネラルやカルシウムが蒸発し、ステンレスの表面に残ることで水垢が形成されます。白い水垢は放置すると硬化し、取り除くのが難しくなります。定期的な拭き取りや適切な洗剤の使用が効果的でしょう。
石鹸汚れ
石鹸汚れは、水道水中のミネラルと洗剤成分が結びついてできる汚れで、ステンレスに付着しやすい性質があります。石鹸汚れが原因でシンクがくすんだり、汚れが目立つようになります。こまめな掃除で予防し、発生した場合は迅速に対処しましょう。
サビ
ステンレスは錆びにくい素材ですが、特定の条件下ではサビが発生することもあります。主に水分や汚れの残り、化学物質による影響で発生し、見た目にも影響を与えるため、早期発見と対応が重要でしょう。
ぬめり
油汚れや石鹸汚れ、生ごみ、雑菌などが混ざり合ってぬめりを形成します。ぬめりは雑菌の温床となり、悪臭や害虫の原因となるため、発見次第こまめに掃除するようにしましょう。
ステンレス掃除の際の3つの注意点【後悔しがちなポイント】
ステンレス製品、特にステンレスシンクを掃除するときは、以下3つの注意点を意識してください。
- ステンレスシンクは目に沿って擦る
- 強く擦りすぎない
- 塩素系漂白剤の使用はNG
ステンレスは耐久性が高く、見た目も美しいですが間違った掃除方法で傷つけてしまう可能性があるのです。ここでは、ステンレスシンクの掃除における3つの注意点について詳しく解説します。
ステンレスシンクは目に沿って擦る
ステンレスシンクの表面には「目」と呼ばれる線が入っており、その目に沿って掃除するようにしてください。目に逆らって擦ると、シンク表面に細かな傷をつけてしまう可能性があり、さらなる汚れの原因に。
目の方向が分かりにくいときは、光を当ててみるとよいでしょう。
強く擦りすぎない
ステンレスシンクのくすみやサビを取り除きたいからといって、硬いブラシやタワシで強く擦るのはNG。強く擦ることで汚れは落ちるかもしれませんが、シンクに傷がつきやすくなり、長期的に汚れが付着しやすくなってしまいます。
そのため、メラミンスポンジのような柔らかい素材を使用し、やさしく丁寧に洗いましょう。
塩素系漂白剤の使用はNG
ステンレスシンクの汚れを落とすため、漂白剤の使用を検討する方もいるでしょう。もし使用する場合は塩素系漂白剤を避け、酸素系の漂白剤を選んでください。
塩素系漂白剤はステンレスの膜を剥がす可能性があり、サビの原因になります。
ステンレス掃除のおすすめ頻度は?
ステンレスがよく使われている場所のおすすめ掃除頻度は、以下を確認してください。
掃除頻度 | |
---|---|
キッチンのステンレスシンク | 毎日(少なくても週1回) |
ステンレス製の排水口 | 週2回〜毎日 |
ステンレス製の換気扇 | 週1回〜数ヶ月に1回 |
キッチンのステンレスシンクは、毎日掃除するのが理想的。料理や洗い物をした後にスポンジで軽くこする、または水滴を拭き取るだけでも、長期間にわたり綺麗な状態を保てます。毎日の掃除が難しい場合は、少なくとも週に1回のペースで掃除を徹底しましょう。
お風呂の排水溝も日々水や洗浄成分が流れるため、毎日掃除すべきです。難しい場合は、週2回の掃除を目標にしてください。
キッチン換気扇は、油の使用頻度が高いなら週1回、少なければ数ヶ月に1回程度で十分です。各場所の掃除については、以下の記事も参考にしてみてください。
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ステンレス掃除はこれで減らせる!【予防・お手入れ方法】
ステンレスは予防とお手入れにより、サビや汚れを大幅に減らせます。特にサビを防ぐことは、ステンレスの寿命を延ばす上で非常に重要なのです。
ここでは、サビを防ぎ、ステンレスを常に清潔に保つための効果的な方法をご紹介します。
水気をしっかり拭き取る
サビは、水分と鉄が酸素と反応することで発生します。ステンレスシンクなどは常に水がつく場所なので、サビが発生しやすい環境です。
そのため、使用後は乾いた布やタオルでシンク内の水分をこまめに拭き取ってください。洗い物を終えた後や水を使った作業後は、すぐにシンクを乾かすことで、サビの発生を防げます。
鉄製・金属製品は放置しない
フライパンや包丁、アルミ缶など鉄製や金属製の調理器具をステンレスシンク内に長時間放置すると、「もらいサビ」が発生します。これらの調理器具は使用後すぐに洗い、シンク内には放置しないようにしましょう。
洗った後のアルミ缶なども、すぐにシンクから取り除いてください。
ステンレスの掃除しても落ちない汚れには…
この記事では、ステンレスの掃除方法について詳しく解説してきました。
適切な掃除方法と道具により、ステンレスは美しい状態を保てます。この記事で紹介した方法を活用し、ステンレスの輝きを長持ちさせましょう。
しかし中には、どうしても落ちない汚れもあるでしょう。そんなときは、ハウスクリーニング業者への依頼がおすすめです。セーフリーでは、素材の扱いに詳しいハウスクリーニングのプロを多数紹介しています。気になる掲載業者があれば、まずは相談してみてください。
ステンレスの掃除方法!ピカピカに戻せる?【後悔しがちな作業時の注意点も解説】のよくある質問
-
Q. ステンレスの光沢は取り戻せる?
A.日々の掃除を徹底し、専用のメンテナンス道具を使えば光沢は取り戻せます。
-
Q. 撥水コーティングは汚れ防止になる?
A.撥水コーティングは水垢がつきにくくなり、汚れやカビを防いでくれます。
-
Q. ステンレスシンクの悪臭は汚れが原因?
A.ステンレスシンクの悪臭は、汚れが主な原因でしょう。
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