キッチンの排水溝を掃除するシーン

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キッチンの排水溝掃除方法は?ヘドロや臭いを解消する手順も!【重症度別に徹底解説】

2023.07.02 2024.08.30

キッチンの排水溝を掃除したい人必見!今回の記事では、水回りの中でもキッチンの排水溝の掃除方法について解説します。

キッチンの排水口では、生の食材のはし切れだけでなく油や洗剤など様々な要因が混ざり合い、ヘドロや汚れ、においの元にも。放置する時間が長くなるほど、掃除が大変になるのですぐ対策しましょう。

汚れ具合によっておすすめの洗剤も異なります。毎日簡単にできる掃除やプロに依頼するメリットなどについても解説しますので、ぜひ掃除前に参考にしてみてください。

キッチン排水溝掃除の全体像!状態別のおすすめアイテムも

キッチンの排水溝を掃除する人

キッチンの排水溝掃除手順や使用すべき洗剤は、汚れ具合によっても変わります。

適切な方法で掃除していきましょう。

排水口の状態 おすすめの洗剤 掃除方法
①軽いぬめり・においが気になる 発泡タイプ洗剤 洗剤から発生した泡で汚れを浮かして流す
②ヘドロのような汚れがたまっている 液体パイプクリーナー・塩素系漂白剤 液体パイプクリーナーを流して排水溝のヘドロを溶かす
③水が詰まり気味になるほど放置してしまった 重曹とクエン酸 重曹とクエン酸から発生した泡で汚れを浮かして流す

ここからは、重症度①〜③の状態別に、おすすめの掃除方法を詳しく解説していきます。

【状態別】キッチンの排水溝掃除方法

状態別のキッチンの排水溝掃除方法は以下の通りです。

【重症度①】軽いぬめり・においが気になる

軽いぬめりやにおいは、発泡タイプの洗剤を使って掃除しましょう。

キッチンの排水溝に軽いぬめり・においが発生している場合、食べカスや油、洗剤などが原因です。

残飯は事前に袋に捨てるようにしていても、みじん切りの材料や調味料に入っている材料など、細かい食材はどうしても排水溝に流れてしまいがち。また、油のついた鍋やフライパンを洗う際も、完全にシートで油を拭ききることは難しいでしょうこのような食べカスや油は洗剤と混ざり合うことでぬめりを発生させ、においの元となります

発泡タイプの洗剤がこれらに効くのでおすすめ。

  • 錠剤タイプ
  • スプレータイプ

排水溝の奥から徹底的に掃除したい場合は「錠剤タイプ」、一部の軽いぬめりやにおいを落としたい場合は「スプレータイプ」がおすすめです。

発泡タイプの洗剤としては「カビハイター」や「清潔リセット」などが簡単に手に入り、触らずに掃除もできて便利です。

洗剤をキッチンの排水溝に入れ、少し水をかけて待つだけで掃除ができますが下記には注意しましょう。

  • 発泡中は換気を徹底する
  • 洗剤の使用時間はしっかり守る(シンクや排水溝を傷めてしまう)

【重症度②】ヘドロのような汚れがたまっている

排水口のヘドロ掃除には、液体パイプクリーナー・塩素系漂白剤の活用がおすすめです。

キッチンの排水溝のぬめりを放置していると、ドロドロのヘドロになります。ヘドロ状態になると、ぬめりと比べて掃除が大変になってしまううえに、見た目も不潔ですよね。

触りたくないヘドロは溶かしてしまうといいでしょう。液体パイプクリーナー・塩素系漂白剤の使用がおすすめです。

濃縮ハーバルスリーパイプクリーナー」や「キッチンハイター」を使用すると、ヘドロを触らずに溶かせます。

使用量を守り、キッチンの排水溝にパイプクリーナーをかけて待ちます。この際、肌荒れを防ぐために手袋を着用し、ガスを吸い込まないように換気もしましょう。

その後、キッチンハイターで汚れを流します。

キッチンハイターは汚れを流すだけでなく、漂白や殺菌作用もあるので、定期的に使用するとヘドロの発生を未然に防げます。

【重症度③】水が詰まり気味になるほど汚い

水の詰まりを解消するためには、重曹とクエン酸を使って掃除しましょう。

水の詰まりの原因は、上記で述べたヘドロやその他固形物が原因です。

ヘドロが排水溝だけでなく水道管にまで発生していると、水の流れが悪くなり、シンクに水が溜まってしまいます。

この場合、重曹とクエン酸の使用がおすすめ。

重曹200グラムを排水溝にかけて、クエン酸100グラムを溶かしたお湯をかけます。

すると泡が出始めるので、10分ほど放置すればヘドロが溶けて水の詰まりが解消されるでしょう。

重曹とクエン酸を使っても水の詰まりが解消されない場合は、ヘドロの量が多すぎる・他の固形物が詰まっているなどの原因が考えられます。

【キッチンの排水溝掃除】汚れを防ぐための日ごろの簡単クリーニング

キッチンの排水溝は自分で掃除できる方法があっても、できる限り汚れやヘドロを見たくない・触りたくないもの。

汚れを防ぐための日ごろの簡単クリーニングとして、以下の方法があります。

丸めたアルミホイルを排水溝に入れる

アルミホイルを直径1~2センチ程度に丸めて1~2個キッチンの排水溝に入れておくと、ぬめり防止効果があると言われています。

アルミホイルの金属イオンの抗菌効果によってぬめりを抑えられるからです。

アルミホイルにぬめりや汚れが付き始めたら、新しいものと交換しましょう。

ただし、アルミホイルはぬめりを抑えるだけで完全に除去するわけではありません。

こまめに洗剤を使っての掃除も心がけましょう。

ゴミ受けに使い捨てネットをセットする

ゴミ受けに使い捨てネットをセットすると、細かい食材や固形物などが水道管や排水溝に付着しづらくなります。

キッチンを使用するたびにネットを捨てることで、ネットが汚れてにおいやぬめりの原因になることも防げます。

使い捨てネットは排水溝のサイズや形に合っていないと、かえって水が溜まりやすくなるので、排水溝のサイズや形に合ったものを選びましょう。

ぬめり取りアイテムをセットする

キッチンの汚れやヘドロを触りたくない場合、排水溝に入れておくだけで事前にぬめりを防いでくれるアイテムを利用しましょう。

例えば、「レック 排水口のヌメ落ちくん」は排水溝に吊るすまたは置くだけで、ぬめりやヘドロを予防できる塩素系カビ除去剤です。

一度セットすると1ヶ月程度効果が期待できるので、手間もかかりません。

製品によっては併用を禁止されている洗剤やアイテムもあるので、注意事項を守ったうえで使用してください。

キッチンの排水溝が改善されない……プロに依頼すべきケース

キッチンの排水溝を掃除する業者

上記の掃除方法でキッチンの排水溝の汚れやヘドロが解消されない場合、プロに任せるのも一つの手段です。

以下のような4つのケースに当てはまる場合、すぐにプロに依頼することをおすすめします。

どこまでは自分で掃除できるか、どの程度の汚れであればプロに依頼するかを把握しておくと、後述する様々なリスクを未然に防げるでしょう。

自分で排水溝掃除することに抵抗がある

「洗剤が発泡して触らずに掃除できるけれど、どうしても汚れを見たくない!」「ぬめりの付いた排水溝に触りたくない!」という人は、できるだけ早くプロに相談しましょう。

自分で掃除したくないからと放置しておくと、ますますキッチンの排水溝の汚れやヘドロは増殖し、水の詰まりや健康リスクなどに繋がります

ゴミ受けに何も入っていないのに水が詰まる

詰まりの一因として、ゴミ受けに入っているゴミや油などが挙げられます。

ゴミ受けに何も入っていない、ゴミ受けのネットを取り換えた直後にもかかわらず水が詰まる場合、水道管に問題があるかもしれません。

洗剤では溶かせない固形物が水道管に入り込んでいる可能性があり、自分で取り出すことは難しいでしょう。

すぐに水の詰まりを解消するには、プロの力を借りるのが効果的です。

生臭い・下水管のような悪臭が取れない

キッチンの排水溝や水道管が劣化すると、うまく水が流れなくなります。

その結果、水道管の中で水が腐敗し、生臭い・下水管のような悪臭に繋がります。排水溝や水道管の劣化による悪臭は、自分では解消できません。

悪臭にはカビや有害物質などが混じっているため、吸い込みながら生活するような事態を避けるためにも、すぐにプロに修理を相談しましょう。

キッチン以外の排水溝にも異変が見られる

キッチンの排水溝だけでなく、風呂や洗面台からも異臭がする場合、家全体の排水溝に異常がある可能性が高いです。

家全体の排水溝の掃除や原因特定は、自力ではできません。

放置しているとにおいや水の詰まりなどの問題が深刻化するため、すぐにプロのクリーニングを検討しましょう。

ハウスクリーニングサービスを依頼すると、排水溝全体の問題を解決できるでしょう。

キッチンの排水溝を掃除せず放置するリスクは?

水が逆流する

キッチンの排水溝を掃除せず、汚れやヘドロが増殖すると、水が流れなくなります。

その結果、水が逆流してシンク内に水が溜まり、最悪の場合シンクから水が漏れてしまいます。

汚れた水がシンクから漏れてしまうと、キッチンの設備や床の腐敗などにもつながりかねません。

ハエなどの害虫が増える

汚れた水やヘドロを放置していると、ハエや害虫などが集まってきます。

ハエは見た目が気味悪いだけでなく、様々な病原菌を持っており、健康的にもデメリットが多いです。

ハエなどの害虫を寄せ付けないためにも、キッチンの排水溝は清潔にキープしましょう。

カビや悪臭などによる健康リスクに繋がる

汚れた水やヘドロには、カビや悪臭などが含まれています。

不快なにおいだけでなく、カビや悪臭を吸い込んでいると喘息やアレルギーなど様々な健康リスクにも繋がります。

特に小さな子供や高齢者は重症化しやすいため、キッチンの排水溝の汚れやヘドロは健康や命を左右すると言っても過言ではありません。

健康リスクが出てからでは遅いため、キッチンの排水溝の汚れやヘドロは早急にプロに依頼しましょう。

まとめ

キッチンの排水溝の掃除方法について解説しました。キッチンの排水溝は、食材以外にも油や洗剤などによってヘドロやにおいが発生しやすい箇所です。ヘドロやにおいの元を洗剤などで一気にセルフクリーニングできますが、日ごろから清潔に保つことが大切です。セルフクリーニングで対応できない場合は、衛生面や健康面からプロに依頼しましょう。キッチン以外の排水溝掃除方法をチェックしたい人は、こちらの記事もお読みください。

キッチンの排水溝掃除方法は?ヘドロや臭いを解消する手順も!【重症度別に徹底解説】のよくある質問

  • Q. キッチンの排水口(排水溝)の掃除の仕方は?

    A.

    液体パイプクリーナー・塩素系漂白剤、重曹とクエン酸などを使用し、触らず掃除できます。洗剤を排水溝にかけて待つと、洗剤が汚れやヘドロを溶かして流してくれます。

  • Q. キッチンの排水溝を掃除しないとどうなる?

    A.

    排水溝がにおうだけでなく、水道管が詰まってしまい、水漏れの原因にもなります。

  • Q. キッチンの排水溝を掃除のおすすめ頻度は?

    A.

    理想は2~3日に一度、少なくとも1週間に一度は掃除しましょう。自分で掃除する時間や手間をかけたくない場合は、未然にぬめりを防ぐアイテムを活用しましょう。

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