屋根掃除のやり方完全ガイド!清掃手順と注意点【作業NGの判断基準も解説】

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屋根掃除のやり方完全ガイド!清掃手順と注意点【作業NGの判断基準も解説】

2025.04.10 2025.04.10

この記事では、各種屋根の掃除方法について徹底解説します。
屋根の汚れは、美観だけでなく耐久性にも影響します。とは言え、具体的な掃除方法がわからず、途方に暮れるケースがほとんどでしょう。

「高所で、あきらかに自分で掃除するのは危険」
「だいぶ汚れがたまっているように見えるけれど、こすって落ちるような汚れ?」
「何を使って掃除すべき?」
といった疑問をお持ちの方も必見!

記事後半では、屋根の素材別の注意点や、自分でやってはいけない状況、屋根の寿命に影響するケースまで詳しく解説します。

屋根の汚れが気になっている方は、ぜひ最後までご覧ください!

屋根掃除は必要?すべき状況とタイミング

屋根掃除のタイミング

そもそも、屋根掃除はどのような時に必要なのでしょうか?掃除方法を解説する前に、屋根掃除する理由やタイミングをお伝えします。

屋根掃除する理由

屋根掃除が必要な理由として、以下が挙げられます。

  • 外観の美化につながる
  • 屋根のメンテナンスがしやすくなる
  • 建物の劣化を遅らせる

屋根は、意外に人目につく場所。もし屋根に汚れがあると、家自体が全体的に汚い印象を与えかねません。美観に直結する点だけでも、掃除が必要と言えますね。

物理的にも、適切な頻度で掃除すれば屋根や建物の劣化が防げます。掃除していない屋根には、カビやコケが繁殖し、屋根材にダメージを与えます。屋根の劣化が進行すると、雨漏りや建具全体の劣化など、大きなトラブルに発展するでしょう。海に近い地域では塩害を防ぐ意味でも、掃除は必須。

美観だけでなく、メンテナンスの一環としても、屋根掃除は重要と言えるのです。

屋根掃除のタイミング

屋根掃除の適切なタイミングは、屋根の状態や季節によって異なります。季節の変わり目や、屋根に劣化の兆候が見られるときには、掃除の計画を立てましょう。

春と秋は、落ち葉や花粉、ホコリなどが屋根に蓄積しやすい時期。放置していると、カビや苔の繁殖を促進し、屋根材の劣化を招きます。特に、屋根にたまった落ち葉は雨樋をつまらせるので、こまめに除去する必要があるでしょう。

屋根材に色褪せやヒビなどを発見した時にも、早めの清掃と補修が重要です。劣化部分に汚れが溜まると、さらに劣化が進行するので、放置は厳禁!補修が必要な場合は、屋根補修業者に相談すればあわせて清掃もしてくれるはずです。

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屋根掃除の基本的な手順【4ステップ!】

屋根掃除の基本的な手順

では、屋根掃除の基本的な手順をご紹介します。必要な道具を含め、解説していきます。

必要な道具

まず、屋根掃除に必要な道具をあげていきます。

道具 役目
トング 手が届きにくい雨どいの落ち葉やゴミをつかんで取り除く
ほうき 屋根表面の枯葉や砂ぼこりを掃き出すために使用
ブラシ 屋根材の細かい汚れや苔をこすって落とす
滑り止めつき軍手 トゲ・釘・汚れから手を保護する
太めの針金(ハンガー等) 細かい箇所のゴミなどを除去する
土のう袋・ゴミ袋 屋根の上のゴミや落ち葉を入れる
高圧洗浄機 屋根の苔・カビ・こびりついた汚れを水の力で除去

屋根への上り下りを極力減らせるように、事前に用意しておきましょう。

水圧の調整が必要な高圧洗浄機は、屋根の上で使用するのは難易度の高い作業。もし、持っていないなら、道具を揃える前に、専門業者に依頼したほうが安心です。

自分でできる範囲の掃除の流れ

道具が揃ったら、自分でできる範囲の掃除方法をチェックしましょう。

  1. ほうきやトングで屋根や雨樋のゴミを掃除する
  2. こびりついている汚れをブラシで落とす
  3. 細かいところにつまった汚れは針金を使う
  4. 高圧洗浄機を使って洗い流す

鳥の糞などのこびりついている汚れは、衛生上素手で作業するのは避けましょう。落ち葉などは濡れてたまっているケースが多いので、排水できる土のう袋に入れるのがおすすめです。

注意喚起アイコン

高所での作業は、危険と隣り合わせ。高圧洗浄機を屋根の上に持って行くだけでも大変なうえ、屋根材の破損で雨漏りなどのトラブルにも!

屋根掃除の注意点【素材別にチェック!】

屋根掃除の注意点

屋根掃除の注意点を見ていきましょう。素材別に紹介するので、自宅の形状にあわせてチェックしてください。

  • 瓦屋根の注意点
  • トタン屋根の注意点
  • スレート屋根の注意点
  • ポリカーボネート屋根の注意点

それぞれ、解説していきます。

瓦屋根の注意点

瓦屋根は耐久性が高いものの、漆喰部分が劣化しやすい特徴があります。掃除の際は、高圧洗浄機の使用を避け、柔らかいブラシやスポンジで優しく汚れを落とすようにしてください。

また、瓦のズレや割れがないかも確認し、必要に応じて専門業者による点検や補修を検討しましょう。

トタン屋根の注意点

トタン屋根は金属製で錆びやすいのが難点。成分の強い洗剤は、金属部分の色褪せや劣化を促進するので、中性洗剤を使用したほうが無難です。

また、塗装がはがれるとサビの発生につながるので、適切なタイミングで再塗装するのも大切。屋根を掃除する時に、塗装の劣化を発見したら、あわせて塗装も検討すべきと言えるでしょう。

スレート屋根の注意点

スレート屋根は割れやすく、劣化しやすい素材です。掃除の際は、高圧洗浄機の使用を避け、柔らかいブラシで優しく汚れを落としましょう。

また、足元に十分注意しながら作業しないと、掃除中にスレートが割れたり欠けたりする恐れがあるので、清掃難易度の高い屋根と言えます。

ポリカーボネート屋根の注意点

ポリカーボネート屋根は透明性があり、耐衝撃性にも優れていますが、強い化学薬品や溶剤は素材を劣化させる恐れがあるため、中性洗剤を使用しましょう。表面を傷つけないように、柔らかいブラシやスポンジを使用してください。

ポリカーボネート素材の多いカーポートの屋根掃除との共通点と、あわせて参考にしてみてください。

さらに詳しく知りたい方はこちら

屋根掃除は自分でできる?業者に依頼する?

屋根掃除は自分でできる?業者に依頼する?

屋根掃除を実施するにあたって、自力で掃除するか業者に依頼すべきか、迷われる方も多いはず。この項では、自分で掃除する場合と業者に依頼する場合、それぞれを比較していきます。

(比較項目) 自分で掃除する 業者に依頼する
費用 洗剤や道具代のみ 作業費用が発生する
安全性 高所作業のリスクが伴う 専門知識と安全対策が施されている
作業品質 限られた技術や知識のみ 経験豊富なプロによる高品質な仕上がり
時間 時間がかかる 効率よく完了する
追加サービス 他の部分の点検やメンテナンスは難しい 屋根全体の点検や必要な修理もアドバイスしてくれる

上記の表を参考にしつつ、詳しく見ていきましょう。

自分で掃除できるケース

自分で掃除できるケースは、平屋などで屋根が比較的低く位置している場合や、勾配が少ない場合が挙げられます。洗剤や道具代に限られるのみなので、名目上は安価に済ませられるでしょう。

ただし、屋根の素材別の知識や技術に不安点がぬぐえないだけでなく、高所での作業はかなりの安全リスクが伴います。天候にも注意が必要で、プロの業者でも作業してはいけない規則も存在するほど。

(悪天候時の作業禁止)
第五百二十二条 事業者は、高さが二メートル以上の箇所で作業を行う場合において、強風、大雨、大雪等の悪天候のため、当該作業の実施について危険が予想されるときは、当該作業を行わせてはならない。

引用元:厚生労働省「労働安全衛生規則」

プロでも難しい作業を、慣れない素人が実施するのは、おすすめできません。

注意喚起アイコン

雪の日やその後の凍結、雨の日や翌日濡れているうちは絶対NG!晴れの日の朝露で濡れているタイミングも大変危険!!

業者に依頼すべきケース

迷わず業者に依頼すべきケースとして、2階以上の住居の屋根や、傾斜が急な形状が挙げられます。1m行く間に60cm高くなる勾配「6分勾配(こうばい)」が上れる限界として定められています。

また、労働安全衛生規則では、高さが2m以上に位置する屋根は、足場を組み立てる必要があると明記されています。

(作業床の設置等)
第五百十八条 事業者は、高さが二メートル以上の箇所(作業床の端、開口部等を除く。)で作業を行なう場合において墜落により労働者に危険を及ぼすおそれのあるときは、足場を組み立てる等の方法により作業床を設けなければならない。

引用元:厚生労働省「労働安全衛生規則」

規則として定められている以上、自力で足場を設置できない限り、業者に依頼する一択と言えるでしょう。

プロであれば、安全面だけでなく仕上がりも期待できます。屋根全体の点検や必要な修理もアドバイスしてくれるので、長い目で見ても安心ですよ。

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屋根掃除を業者に頼む3大メリット【プロお任せが基本!】

屋根掃除を業者に頼む3大メリット

基本的に屋根掃除は業者に依頼すべきと言えますが、決め手となるメリットもお伝えします。

  • 高所作業に慣れていて安心
  • 屋根塗装まで頼めば耐久性アップ
  • その他の場所も掃除依頼できる

それぞれ、参考にしてください。

高所作業に慣れていて安心

高所で実施する屋根掃除は、専門的な技術と安全管理が必須。その点、プロの業者は高所作業に慣れていて、専門の器具や装備を駆使して効率的に作業してくれます。

高圧洗浄機を例に挙げると、業者は水圧を適切に調整し、外壁や屋根を傷つけずに汚れを落とします。高圧洗浄の水圧調整は難しいので、屋根の上では特に、業者任せが安心。

隅々まで見落とさず、手が届かない場所や細かい部分にも確実に対応できるため、満足度も高くなるはずです。

屋根塗装まで頼めば耐久性アップ

屋根掃除とあわせて塗装を依頼すれば、屋根の耐久性を大きく向上させられるのも、大きなメリット。

屋根は紫外線や風雨、温度変化などにさらされ、時間が経つと劣化が進行します。特に、塗膜の剥がれやひび割れ、錆やカビの繁殖は、屋根の耐久性に大きな影響を与えます。

屋根が劣化すると、雨漏りや断熱効果など住居全体のダメージにつながるので、屋根の耐久性をアップさせることはとても重要です。

屋根の状態をチェックし、劣化が進んでいる部分を補修しながら塗装まで対応してもらえると、日常生活も安心感が増すでしょう。

屋根塗装は助成金が使える場合も!以下の記事で詳しく解説しています。

さらに詳しく知りたい方はこちら

その他の場所も掃除依頼できる

プロの業者に依頼する最大のメリットは、住居の屋根だけでなくカーポートの屋根、雨樋や外壁など、家全体の清掃や点検を一括して依頼できる点と言えるでしょう。

家の劣化は同時進行していくもの。外観を同時にメンテナンスすれば、見た目も大きく一新できるだけでなく、費用面でもお得に済むケースが多く見受けられますよ。

雨樋や門柱、ガレージなど、近隣からも目に付く場所の掃除は、以下記事を参考にしてください。

さらに詳しく知りたい方はこちら

さらに詳しく知りたい方はこちら

屋根掃除の効果を長持ちさせる3つのコツ

屋根掃除の効果を長持ちさせる3つのコツ

最後に、屋根掃除の高価を長持ちさせるコツをご紹介します。

  • 落ち葉を溜めないようにする
  • 防汚コーティングを活用する
  • 定期点検と早期対策を習慣付ける

日々の習慣として、ぜひ参考にしてください。

落ち葉を溜めないようにする

秋季や台風後などは、屋根や雨樋に落ち葉が溜まりやすくなります。落ち葉は水分も吸収するので、屋根上のコケやカビを誘発します。

日当たり自体も悪くなるので、定期的に落ち葉を取り除きましょう。落ち葉が乾いているタイミングで、こまめにブロワーなどで吹き飛ばすと、屋根の耐久性が大きくアップするはずです。

防汚コーティングを活用する

防汚コーティングは、屋根表面に汚れが付着しにくくする効果があります。汚れの蓄積を防ぎ、屋根の美観や耐久性を長期間保てるのでおすすめ。

清掃の頻度自体も減らせるので、費用対効果も良いと言えるでしょう。

定期点検と早期対策を習慣付ける

常に雨風にさらされている屋根は、掃除以外にも定期的な点検が不可欠です。

こまめな掃除や点検でメンテナンスしていれば、大きなトラブルを未然に防げるでしょう。都度の小さな修繕であれば、修繕費用も安価に収まりますよ。

屋根掃除は業者依頼が安心安全!『セーフリー』で業者を探そう

屋根掃除について、屋根掃除の基本的な手順や素材別の注意点などを解説しました。

自分でできる日々のメンテナンスは重要ですが、高所である屋根の掃除は専門業者に依頼するのが一番。劣化しはじめのサインなども教えてくれるので、安心してお任せできますよ。

セーフリーは、全国のハウスクリーニング・屋外清掃業者を多数掲載しています。屋根掃除特化した業者を絞り込み検索できるので、まずは見積もり依頼してみましょう!

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屋根掃除に関するよくある質問

  • Q. 屋根掃除は自分でできますか?

    A.

    屋根掃除は高所作業が伴い、経験の浅い素人ではかなり危険。仕上がりにも影響するので、足場の確保や高圧洗浄などの機材が揃っていないなら、専門業者に依頼するべきと言えます。

  • Q. 太陽光パネルがついているのですが、あわせて掃除できますか?

    A.

    ​太陽光パネルが設置されている屋根は、パネルを傷つけないように慎重に掃除する必要があります。高所であるうえに、繊細な機材を使用しているので、専門業者に清掃を依頼してください。

    屋外清掃業者なら、太陽光パネル自体もあわせて清掃してくれますよ。

  • Q. 屋根の劣化はどちらに相談すればよいですか?

    A.

    屋根の劣化に関しては、屋根の塗装や修理に長けた屋根修繕業者に相談しましょう。屋根の状況にあわせて、適切な方法を提示してくれるはず。

    登録業者であれば、自治体の助成金などを利用して、お得に塗装や補強をしてもらえるので、以下記事をチェックしてみてください。

    さらに詳しく知りたい方はこちら

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