太陽光パネルの掃除メンテナンス完全ガイド!清掃頻度や使える洗剤・道具も解説

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太陽光パネルの掃除メンテナンス完全ガイド!清掃頻度や使える洗剤・道具も解説

2025.03.10 2025.03.10

この記事では、太陽光パネル(ソーラーパネル)の掃除について徹底解説します。

長時間屋外で雨風にさらされている太陽光パネルには、必然的に汚れが蓄積します。土ぼこりといった空気中の汚れ以外にも、鳥のフンや落ち葉が気になるケースもあるでしょう。

「太陽光パネルは自分で掃除しても良い?」
「汚れと発電量の減少は関係ある?」
「掃除のタイミングや適切な頻度は?」

上記のような疑問やお悩みにお答えしていきます。太陽光パネルの汚れが気になる方やソーラー発電の効果を最大限に引き出したい方は、ぜひ参考にしてください。

太陽光パネルは掃除必須!清掃・メンテナンスの2大メリット

太陽光パネル清掃・メンテナンスの2大メリット

最初に、太陽光パネルの掃除やメンテナンスから生まれるメリットをご紹介します。

  • 発電効果が下がるのを防ぐ
  • 「ホットスポット現象」を回避する

上記2点を、解説していきます。

発電効果が下がるのを防ぐ

太陽光パネルは、パネルの総面積と発電量が比例しています。パネル上に、鳥のふんや落ち葉などの汚れやゴミがたまると、その分太陽光に当たる量が減るので、発電効率が下がってしまいます。

業務用太陽光パネルを掃除すると、発電効率は7~8%回復する実証結果が出ています。この結果を、一般家庭用の主流である出力5kWの太陽光パネルに置き換えて考えると、数年に1度の掃除で約12,000円も電気代が浮く計算に。

定期的に掃除する価値は十分にあると言えますね。

「ホットスポット現象」を回避する

落ち葉などの不透明な物体が太陽光パネルに貼りついた場合、陰になった部分で「ホットスポット現象」が発生するケースがあります。

ホットスポット現象とは、陰になったパネルの一部分が高温になり、パネルの性能が著しく低下してしまう現象。現在流通している太陽光パネルは、ホットスポット現象を回避する部品が取り付けられている製品が多く、過剰に心配する必要はありませんが、悪影響には注意したほうがよいでしょう。

太陽光パネル掃除を自力でやる方法【3つの簡単お手入れ】

太陽光パネル掃除を自力でやる3つの方法

では、自力でできる太陽光パネルのお手入れ方法を解説していきます。

  1. ガラス用洗剤を薄めて洗浄液を作る
  2. 枯れ葉やごみなどを取り除く
  3. マイクロファイバーモップなどでパネルを拭く

シンプルな作業なので、安全性を確保しながら早速お手入れしてみましょう。

STEP1:ガラス用洗剤を薄めて洗浄液を作る

まず、太陽光パネル表面の洗浄用に、洗浄液を作りましょう。

パネル表面には「弱アルカリ性洗剤」を薄めて使うのがおすすめ。ソーラーパネル専用の洗剤も販売されていますが、結構高価なので、ガラス用などの弱アルカリ性洗剤を薄めて使っても問題ありません。

STEP2:枯れ葉やごみなどを取り除く

太陽光パネル表面に枯れ葉などのごみが付着している場合は、トングなどを使用しながら取り除いておきます。

太陽光パネル表面には、風などで飛ばされてきた枯れ葉や虫・その他ごみ類がどうしても付着してしまいます。通常、ほとんどは雨によって流されるものの、ずっと同じ場所にこびりついている状況は良くありません。頑固に蓄積する前に、必要に応じて除去するようにしましょう。

注意喚起アイコン

自力での汚れ除去には感電・パネル損傷のリスクも!感電防止のため、ゴム手袋着用必須!

自分で汚れを落とす際は、事故や破損に気を付けながら、くれぐれも慎重に取り除いてください。

STEP3:マイクロファイバーモップなどでパネルを拭く

雨などで流れ落ちなかった汚れは、マイクロファイバーモップやクロスを使用してパネル表面から拭き取ります。1.で作成した洗浄液をクロスに塗布して拭いていきましょう。

きめの粗い雑巾などで太陽光パネルを拭いたり、研磨剤の含まれる洗浄剤を使用したりすると、パネル表面に傷が付きます。また、ミネラル成分の含まれる水道水も、水アカの発生につながるので避けましょう。

設備への接触は感電事故につながる恐れも否めません。雨や薄めた洗浄液などで落ちない汚れは、無理して落とさず、専門業者へ掃除を依頼して安全性を確保してください。

太陽光パネルの掃除頻度と清掃に適した時期・タイミング

太陽光パネルの掃除頻度と清掃に適した時期・タイミング

太陽光パネルの掃除頻度や、適したタイミングにも触れていきます。

おすすめの清掃頻度

太陽光パネルの清掃頻度は、年に1~2回程度が推奨されています。場所や気候、環境条件など様々な要素によって変わりますが、季節などを決めて毎年清掃計画を立てると良いでしょう。

おすすめの掃除時期は、次で解説します。

おすすめの掃除時期・タイミング

一般的に、梅雨が明けて本格的な暑さに突入するまでの7月頃が、太陽光パネルの掃除に適した時期とされています。

1~5月頃は黄砂や花粉が飛散する時期で、太陽光パネルを掃除してもすぐに汚れが付着するので避けましょう。しかも、パネルの掃除直後は表面が濡れているため、より花粉や黄砂が付着しやすくなって悪循環です。

また、冬場の場合は雪が積もりやすく除雪作業が発生するので、パネルの清掃タイミングとは言えません。

太陽光パネルを掃除する際の5つの注意点

太陽光パネルを掃除する際の5つの注意点

太陽光パネルを掃除する時に、注意すべき点を確認していきましょう。

  • 太陽光パネルの上に乗って作業しない
  • 雑巾がけなどでパネルを傷付けないように
  • 水道水で洗わない
  • 春先の洗浄は避ける
  • 感電事故に注意する

以下、順番に解説していきます。

太陽光パネルの上に乗って作業しない

太陽光パネルの上に直接乗ると、ガラス面にひびが入ったり、内部のセルが破損する恐れがあります。見た目に異常がなくても、微細なダメージが発生すると発電効率が低下する原因にもなるので、パネル上に乗るのは避けましょう。

また、パネルは滑りやすく、転倒や落下事故のリスクが高いため、安全面でも乗るべきではありません。掃除の際は、長柄のブラシやホースを使い、地上や足場のある安全な場所から作業してください。

一般的な戸建ては、屋根にソーラーパネルを設置している世帯がほとんど。屋根上での作業は大変危険なので、くれぐれも登るようなことがないようにしましょう。

注意喚起アイコン

屋根の上のソーラーパネル清掃は、高リスク!必ず業者へ!

雑巾がけなどでパネルを傷付けないように

太陽光パネルの表面は特殊なコーティングが施されています。雑巾などで強くこすると傷がつき、発電効率が低下する結果を招くことも。乾いた雑巾や硬いブラシでゴシゴシ拭くのは避け、柔らかいマイクロファイバークロスなどを使用しましょう。

汚れがひどい場合は、中性洗剤を薄めた水で優しく洗い流すか、業者に相談するようにしてください。

水道水で洗わない

パネルを、水道水で洗うのは避けましょう。

水道水には、カルシウムやマグネシウムなどのミネラル成分が含まれています。洗浄後に水滴が乾燥すると白い水アカが発生するケースがあり、水アカが原因で発電効率を低下させかねません。

洗浄には純水や雨水を使用するのが理想的です。どうしても水道水を使う場合は、汚れを流した後、柔らかい布で水滴を拭き取ると水垢の発生を抑えられますよ。

春先の洗浄は避ける

春先は花粉や黄砂が多く飛散し、洗浄後のパネルにすぐ汚れが付着します。せっかく掃除したにもかかわらず、すぐに花粉や砂ぼこりが積もって発電効率が落ちてしまうのは避けたいですよね。

タイミングの箇所でもお伝えしましたが、春の洗浄はできるだけ避け、花粉や黄砂が落ち着いた初夏以降に行うのが効果的です。

感電事故に注意する

発電中の太陽光パネルは、清掃時に濡れた手や金属製の道具で触れると感電する危険性があります。特に、雨の日や湿気が多い日は、電流が伝わりやすくなるため要注意。清掃は必ず晴れた日に、絶縁手袋を着用して、安全対策を怠らないようにしましょう。

また、パネル周辺の配線や接続部分には触れず、無理な作業は避けることが大切です。

清掃時の感電リスクが大きいソーラーパネルの掃除は、基本的に「業者依頼」を前提に検討してください。

太陽光パネル掃除はリスク大!プロの清掃メンテナンスのメリットと洗浄方法

太陽光パネルをプロが洗浄する方法

太陽光パネルの掃除に関する注意点から、ソーラーパネルの掃除は、リスクが隣り合わせである点をおわかりいただけたでしょうか。繰り返しになりますが、太陽光パネルの掃除は、基本的にプロの清掃業者に依頼してください。

業者に依頼すべき理由や、具体的な洗浄方法をご紹介します。

業者に依頼すべき理由

住宅用の太陽光発電システムは、ほとんど屋根の上に設置されるケースが多く見受けられます。日照効果が一番得られる一方で、メンテナンスのために屋根の上にあがってソーラーパネルを掃除するのは、かなり難しいと言えるでしょう。

誤った方法で太陽光パネルを破損したり事故を起こしたりすると、太陽光パネルに付帯している補償の対象外になるケースもありえます。安全性の確保やイレギュラーな出費を抑えるためにも、太陽光パネルの掃除は、専門業者に依頼しましょう。

場数を踏んだ専門業者なら、パネルや電気系統、屋根などに損傷を起こしてしまう心配がありません。専用のツールを使って作業するので、作業も効率よく進むでしょう。

業者による洗浄方法

最後に、業者が実施する洗浄手順をご紹介しましょう。主に以下の流れで作業が行われます。

  1. <事前点検>パネルの破損や配線を事前点検し、異常の有無や安全対策を実施する
  2. <洗浄準備>専用の純水や洗剤、高圧洗浄機などの専門機器を準備する
  3. <洗浄作業>低圧で水をかけ、柔らかいブラシで汚れを落とす
  4. <すすぎと乾燥>純水で洗剤を流し、自然乾燥させる
  5. <最終確認>汚れの落ち具合をチェックし、発電量の変化を確認する

専用の純水(不純物を含まない水)や環境に優しい洗剤で、高圧になりすぎないよう注意しながら汚れを落とします。洗剤を使った場合は、やはり純水ですすいで水アカなどを発生させない徹底ぶり。

業者による太陽光パネルの清掃は、安全を確保するのはもちろん、発電効率を維持する観点からも得策です。定期的な清掃によって、発電効率の低下や故障リスクを軽減できるのです。

屋外の清掃業者は、屋根だけでなく屋外のさまざまな箇所もくまなく掃除してくれます。この機会にあわせて依頼してみてはいかがでしょうか。屋外掃除の例は、以下の記事を参考にしてください。

さらに詳しく知りたい方はこちら

太陽光パネル掃除・メンテナンスは重要!清掃業者に相談しよう

太陽光パネル(ソーラーパネル)の掃除方法やタイミングなどをご紹介しました。

太陽光パネルは、日照効率の良い屋根に設置されているケースがほとんど。屋根に上るだけでも危険なうえに、自力で太陽光パネルを掃除するのは至難の業です。適切なタイミングでプロの業者に依頼しましょう。

セーフリーは、全国の清掃業者から絞り込み検索が可能。太陽光パネルの清掃に特化した業者も簡単に探し出せますよ。気になる業者に、まずは見積もり依頼してみましょう!屋外の清掃業者を探してみる>

  • 太陽光パネルは自分で掃除できる?
  • 汚れと発電量の減少は関係ある?
  • 掃除を依頼するタイミングが難しい…

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太陽光パネルの掃除に関するよくある質問

  • Q. 太陽光パネルが汚れると発電量は下がりますか?

    A.

    空中のほこりや鳥のふん、花粉などが表面に付着すると、光が遮られて発電効率が低下します。特に長期間放置すると、汚れがこびりつき、さらに影響が大きくなるケースも。

    定期的に清掃や点検を実施すれば、発電量の低下を防ぎ、太陽光パネルの性能を維持できるでしょう。

  • Q. 太陽光パネルは自分で掃除できますか?

    A.

    太陽光パネルは自分で掃除できるとは言え、安全対策が必須。特に、屋根の上での作業は転落や感電の危険があるため、素人が掃除するのはおすすめできません。

    汚れがひどい場合も、専門業者に依頼するのが安心です。

  • Q. ソーラーパネルの掃除はハウスクリーニングで依頼できますか?

    A.

    ソーラーパネルの掃除は、一般的なハウスクリーニング業者でも依頼できる場合がありますが、対応可能か事前に確認が必要です。

    セーフリー』で、屋外掃除や太陽光パネル清掃の実績がある業者を選ぶと良いでしょう。

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