掃除済のベランダ

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ベランダ・バルコニー掃除の仕方を徹底解説!水を使わない方法もご紹介

2024.05.07 2024.12.05

この記事では、ベランダ・バルコニーの掃除方法について徹底解説します。

ベランダやバルコニーには、ホコリや土だけでなく、鳥のフンやカビ、コケなどが付着します。時間が経つと落としにくくなる汚れもあるため、正しい方法で掃除することが大切です。

ここでご紹介する掃除方法を参考に、自宅のベランダやバルコニーをキレイな状態にしていきましょう。水を使わない掃除方法も紹介するので、ぜひ記事を参考に掃除に取り組んでみてください。

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ベランダ・バルコニー掃除の基本手順【簡単!清掃の仕方】

掃除する予定のベランダ

まずは、さっとできるベランダの基本的な掃除方法を見てみましょう。

  1. 水に濡らした雑巾で手すりを拭きあげる
  2. ブラシノズルを付けた掃除機で床のゴミを吸い取る
  3. 使用後、ブラシノズルはしっかり水洗いする

掃除機でゴミを吸い取る際、鳥のフンは吸い込まないようにします。
鳥のフンには病原菌が含まれることがあるため、直接触らず新聞紙などを使って除去します。

ベランダ掃除で使用したブラシノズルは、必ず水洗いしておきましょう。水洗いが手間に感じるなら、ベランダ掃除専用のブラシノズルを用意しておくのもおすすめ。
専用のノズルがない場合は、トイレットペーパーの芯で代用すると使い捨てできて衛生的です。

芯の片側を斜めにカットして、掃除機先端に差し込むだけ
代わりに細い切り込みを多数入れれば、細かい隙間のゴミ吸い取りに大活躍!(ベランダに出る扉のサッシレール掃除にも)

ベランダ・バルコニーの大掃除なら【おすすめの清掃方法】

本格的な掃除は、下記の手順がおすすめです。

  1. ベランダを何もない状態にする
  2. 目立つゴミや鳥のフン、汚れを取り除く
  3. 鳥のフンがあった場所にはアルコールスプレーをしておく
  4. サッシを拭きあげる
  5. 床を薄めた中性洗剤とデッキブラシなどで掃除する
  6. 排水口にたまったゴミを取り除く
  7. 排水口に残った汚れをブラシでこすり洗いする
  8. 水で流す

掃除の前に、ベランダに置いてあるプランターや床のウッドパネルなどを外し、何もない状態にしておきます。
物があると汚れの程度が分からず、効率的に落とせなくなるためです。

何もない状態になったら、ゴミやホコリ、鳥のフンなどを除去しましょう。
鳥のフンは、素手で触らないことが大切です。
こびりついてしまっている場合は、濡らした新聞紙を乗せ、柔らかくなったらそのまま新聞紙で取り除く方法がおすすめです。最後にアルコールスプレーで除菌しておきましょう。

土埃が蓄積しやすいサッシを拭き上げたら、薄めた中性洗剤を使って床を掃除します。
この時、モップや雑巾など柔らかい素材のアイテムを使うと効果的。

排水口もキレイにし、最後に全体的に水で流せば、ベランダの基本的な掃除は終了です。

ベランダ・バルコニー掃除を水なしで!【マンションもOKの方法】

マンションなどの集合住宅の場合、ベランダ掃除で水を使えないこともあります。
階下に配慮し、「水を使わずに掃除したい」というケースもあるでしょう。
そのような場合には、下記の方法がおすすめです。

  1. 新聞紙2~5枚ほどを水に濡らし、ちぎって丸める
  2. ベランダ全体にばら撒く
  3. 散らばった新聞紙を、ほうきとちりとりで集める
水に濡らした新聞紙を使うことで、床のゴミやホコリを吸着し、手軽に掃除できます。

また、ホコリなどが舞い上がらず掃除機の音も響かないので、近隣へ配慮しながら掃除できることがメリットです。

ベランダ・バルコニー掃除でしつこい汚れ落とし【汚れ別の対処法】

掃除する予定のベランダにいる鳥

ベランダでしつこい汚れになりやすいのは、主に下記の汚れです。

汚れの種類 汚れがたまりやすい場所
土や砂 全体
鳥のフン 手すりなど
黒ずみやカビ 排水口
コケ 雨があたる場所
排気ガスによる汚れ 全体
ゴミ 床と排水口

それぞれについて、詳しく見ていきましょう。

土や砂

土や砂は、ベランダで一番多い汚れ。
特に風があたりやすい場所、床、そして排水口にたまってしまうことが多いでしょう。また、ベランダで植物を育てていると、より土や砂がたまりやすくなります。

土や砂は細かく、ほうきで取り切れないことも多いもの。
放置するとこびりついて落としにくくなったり、排水口を詰まらせてしまったりするため注意が必要です。

土や砂の汚れを効率的に取るのなら、新聞紙を使った方法がおすすめ。

  1. 新聞紙を水に濡らし、ちぎって丸める
  2. ベランダ全体にばら撒く
  3. 散らばった新聞紙を、ほうきとちりとりで集める
細かい土や砂も、濡れた新聞紙ならしっかり吸着できるので効率的に掃除できます。

鳥のフン

手すり部分などには、鳥のフンが付着することも多いでしょう。
鳥のフンは、時間が経つと乾いて取りにくくなります。また、フンにはサルモネラ菌やクラミジアなどの病原菌が含まれることもあるので、扱いに注意しなければなりません。
アレルギーの原因になることもあるため、見つけたらすぐに除去すると安心です。

鳥のフンを除去する際は、マスクと手袋を着用して菌を取り込まないようにしましょう。

乾いてしまったフンは、お湯で濡らしたキッチンペーパーを使うと取りやすいです。
それでも取れない場合は、下記の方法を試してみましょう。

  1. 濡らした新聞紙をフンの上に置く
  2. 新聞紙の上から、ぬるま湯を少量かける
  3. そのまま放置し、フンが柔らかくなるまで待つ
  4. 新聞紙でフンを拭き取る
  5. 中性洗剤をつけたブラシでこすり洗いする
  6. ぬるま湯ですすぐ
  7. アルコールで除菌する

また、水200mlにクエン酸小さじ1杯を混ぜたクエン酸水をフンにかけて5分ほど放置しても取りやすいです。

フンを放置すると、鳥が再度やってきてフンをするようになるため、早めの対処がおすすめです。

黒ずみやカビ

雨水にさらされる黒ずみやカビも、ベランダ全体で発生する汚れです。
黒ずみ汚れには、重曹を使いましょう。

  1. 粉末状の重曹を黒ずみ部分に振りかける
  2. 重曹の上に少量の水をかける
  3. ブラシでこすり洗いする
  4. 水で洗い流す
研磨剤の役割も果たす重曹なら、黒ずみ汚れも落としやすいです。

カビには塩素系漂白剤が効果的ですが、材質によってはダメージに。まずは中性洗剤とブラシを使ってみて、それでも落とせない場合は塩素系漂白剤を使いましょう。

  1. 塩素系漂白剤をカビ部分にスプレーする
  2. 2~3分放置したら水で洗い流す

塩素系漂白剤が目などに入ってしまう危険があるため、ブラシなどでこするのは避けましょう。

コケ

コケは増殖するとベランダの材質を劣化させることがあるため、発見したらすぐに対処することが大切です。
コケは、少しふやかすと落としやすくなります

  1. 45度くらいのお湯をコケにしっかりかける
  2. ブラシでこすり洗いする
  3. 水ですすぐ

この時、熱すぎるお湯を使うとベランダにダメージを与えてしまうため、温度には注意しましょう。
上記の方法で落ちない頑固なコケには、塩素系漂白剤も効果的です。

  1. 塩素系漂白剤をカビ部分にスプレーする
  2. 2~3分放置したら水で洗い流す

塩素系漂白剤を使う場合は、ブラシを使わないようにしましょう。

排気ガスによる汚れ

特に道路に面しているベランダには、排気ガスによる汚れが付着しやすいです。
排気ガスには油分が含まれるため、放置すると落としにくくなってしまうので注意しましょう。

一般的な排気ガス汚れは、中性洗剤をつけたブラシでのこすり洗いで落とせます。

中性洗剤で落ちない汚れには、下記の方法がおすすめです。

  1. 水100mlに対して重曹小さじ1杯を混ぜた重曹水を汚れ部分にスプレーする
  2. ブラシでこすり洗いする

重曹の代わりに、水500mlに小さじ1杯のセスキ炭酸ソーダを混ぜた、セスキ炭酸ソーダ水を使うこともできます。

ゴミ

ホコリなどのゴミも、床や排水口に日々たまっていきます。
特に、排水口にはゴミがたまりやすく、詰まる原因にもなるため注意してみていかなければなりません。

  1. できるだけゴミを取り除く
  2. 重曹100gとクエン酸50gをふりかける
  3. ぬるま湯をかける
  4. 発泡したら5~10分放置する
  5. ブラシでこすり洗いする
  6. 水で洗い流す

重曹とクエン酸を混ぜると出てくる泡によって、汚れを浮かせる方法です。
泡は有害なものではありませんが、掃除の際はゴム手袋を着用しましょう。

ベランダ・バルコニー掃除の注意点【5つのポイント】

掃除が終わったベランダ

ベランダ掃除では、以下5つのポイントを覚えておくと安心です。

  • 湿度の高い日に実施
  • こすりすぎない
  • 鳥の巣やフンには触らない
  • 集合住宅なら水の使用はなるべく控える
  • 近所へ配慮しながら進める

それぞれ詳しく解説します。

湿度の高い日に実施

ベランダで多いホコリや砂などの汚れは、ちょっとした風で舞い上がってしまいます。
そこで、湿気で軽い汚れが舞い上がらなくなる「湿度の高い曇りの日」がベストタイミングです。

カラカラに晴れた日は汚れが乾燥して舞い上がり、雨が降っていると水分で汚れを落としにくくなります。
風が強いと汚れが飛んで散乱してしまうため、雨が降り出す前の曇りの日を選んで掃除しましょう。

こすりすぎない

頑固な汚れはブラシでごしごしとこすりたくなるものですが、こすりすぎると素材を傷つけてしまうことがあります。
そのため、こすり洗いする際でも、力を入れすぎず優しく作業することが大切です。

鳥の巣やフンには触らない

鳥の巣やフンには、サルモネラ菌などの病原菌が含まれることがあります。
アレルギー症状を引き起こす原因になることもあるため、素手で触らないようにしましょう。

また、ベランダにつばめなどの鳥の巣が作られていても、自分で除去してはいけません
鳥獣保護法により、勝手な除去は禁じられているためです。自治体によっては撤去可能な場合もありますが、まずは自治体に相談してみると良いでしょう。

集合住宅なら水の使用はなるべく控える

マンションやアパートなどの集合住宅の場合、ベランダで水を使用すると隣の部屋や階下の部屋に影響する場合があります。

また、ベランダの防水加工はあくまでも雨水を想定した作りになっているため、大量の水を使用すると水漏れする可能性もあるため注意が必要です。
そこで、水は最小限の使用に控えて掃除することが大切です。

場合によっては、大量の水を流すことを規約などで禁じている集合住宅もあるため、むやみに水を使わないようにしましょう。

近所へ配慮しながら進める

水の使用もそうですが、掃除機を使う場合は「音」に、強い洗剤を使う場合は「ニオイ」に、ほうきを使う場合は「砂ぼこり」などについて、近隣への配慮も忘れてはいけません

  • 事前に掃除する旨を伝えておく
  • なるべく短時間で済ませる
  • 強い洗剤を極力使わない
  • 周辺で洗濯物が干されていない時間帯に掃除する

上記をはじめとする配慮をしながら、キレイなベランダを目指しましょう。

ベランダ・バルコニー掃除のおすすめ頻度は?

ベランダ掃除のおすすめ頻度は、下記のとおりです。

  • 基本的な掃除:1ヶ月に1~2回
  • 大掃除:3~6ヶ月に1回

バルコニーが汚れやすい場合や、ものが多いなどの事情があるなら、大掃除は室内の掃除とセットで業者に任せてしまってもいいかもしれません。

基本的な掃除をしながら、鳥のフンなどの汚れを見つけた際には都度除去するようにすると汚れがこびりつきにくくなります。

ベランダ・バルコニーを掃除しないと?【2つのリスク】

ベランダ掃除を怠っていると、下記のリスクを負うことになります。

  • 排水口が詰まる
  • 賃貸の場合は退去時の費用が高くなる

ゴミは排水口に集まりやすいため、詰まってしまう危険があります。
排水口が詰まると排水されにくくなるだけでなく、悪臭やカビが発生します。

また、掃除しないで放置すると、カビができたりコケが発生したりして、ベランダの素材がどんどん傷んでしまうので注意が必要です。
賃貸住宅の退去時は現状復帰が基本となるため、ダメージが大きいほど退去時の費用は高くなります

ベランダ・バルコニー掃除の手間を軽減する3つのコツ

ベランダ掃除の手間を軽減するコツは、以下の3つです。

  • ベランダに出る時にサッと掃除する癖をつける
  • ベランダにはなるべくモノを置かない
  • 花粉が飛ぶ季節や風が強い日が続いたらこまめに掃除する

洗濯物を干す際など、ベランダに出る時にはサッと簡単に掃除する癖をつけておくとキレイな状態をキープしやすくなります。
また、必要なモノ以外なるべく置かないようにすることで、掃除がラクなるだけでなく汚れもたまりにくくなります。

汚れやすい花粉が飛ぶ季節や風が強い日の後は、簡単に掃除しておくと汚れがこびりつきにくくなるのでおすすめです。

ベランダ・バルコニーの掃除は定期的に!快適に使えるようにしておこう!

ベランダやバルコニーには日々さまざまな汚れが溜まるため、定期的に掃除するとキレイな状態を維持しやすくなります。
洗濯物を干す時に、ついでにサッと毎回掃除しておくと大掃除の手間が格段に減らせますよ。ぜひ実践してみてください。

「こびりついてしまった汚れがなかなか取れない」「徹底的にキレイにしたい」という場合や定期的な大掃除は、業者への依頼がおすすめ。
セーフリーには優良業者が多数掲載されており、ハウスクリーニング業者の比較時に大変便利です。ここで気になった業者があれば、まずは問い合わせてみましょう。

ベランダ・バルコニー掃除の仕方を徹底解説!水を使わない方法もご紹介のよくある質問

  • Q. ベランダの床を綺麗にするにはどうしたらいい?

    A.

    ブラシノズルをつけた掃除機を使うか、濡らした新聞紙をちぎって丸めて撒いておき、ほうきとちりとりで掃き掃除する方法がおすすめです。

  • Q. ベランダ掃除はどれくらいの頻度ですべき?

    A.

    基本的な掃除は1ヶ月に1~2回、大掃除は3~6ヶ月に1回が理想です。

  • Q. ベランダを掃除しないとどうなる?

    A.

    ベランダ掃除を怠ると、排水口が詰まって排水できなくなったり悪臭が発生したりします。
    また、賃貸の場合はベランダが劣化してしまい退去時の費用が高くなるリスクもあります。

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