2025.12.29 2025.12.29
この記事では、ドラム式洗濯機の分解掃除のポイントや、自分でできる掃除方法をわかりやすく解説します。
ドラム式洗濯機は構造が複雑で、内部に皮脂汚れやカビがたまりやすく、放置するとニオイ残り・乾燥不良・電気代の増加につながることも。とくに年末の大掃除では、徹底的に汚れを取りたい方が多いはずです。
記事後半では、自分では難しい分解掃除の範囲、やりがちなNG行動、プロに依頼した場合の料金相場も紹介します。洗濯物のニオイや乾燥性能が気になっている方は、ぜひ参考にしてください。
目次
ドラム式洗濯機の分解掃除の正しい手順

ドラム式洗濯機の分解掃除は、ポイントを押さえて進めれば必要以上に難しい作業ではありません。ただし構造が複雑なため、無理な分解や誤った手順は故障リスクにつながります。ここでは、自宅で対応できる範囲を前提にした基本の流れを、ステップごとに解説します。
- 分解前の準備と安全確認
- 外せるパーツを取り外して洗浄する
- 洗濯槽クリーナーで内部のカビ・汚れを落とす
- 乾燥フィルター・排気ダクトの汚れを確認する
- 仕上げの拭き取りとニオイを残さない日常メンテ
以下、それぞれのポイントを解説します。
1. 分解前の準備と安全確認
作業前に、必ず電源プラグを抜き、本体が完全に停止している状態を確認します。洗濯槽やドアまわりに水が残っている場合は、軽く拭き取ってから作業を始めると安心です。洗剤やクリーナーの使用方法も事前に確認し、機種対応のものを準備しておきましょう。
2. 外せるパーツを取り外して洗浄する
糸くずフィルター、乾燥フィルター、洗剤投入口など、ユーザーが外せるパーツを順に取り外します。外したパーツは中性洗剤で洗い、汚れが強い場合はつけ置き洗浄が効果的。力を入れすぎず、やわらかいブラシやスポンジを使うのが基本です。
3. 洗濯槽クリーナーで内部のカビ・汚れを落とす
パーツ清掃後は、洗濯槽クリーナーを使って内部の洗浄に進みます。投入量や投入場所は製品ごとに異なるため、必ず説明書に従って設定してください。
運転中は途中停止せず、最後まで完了させて洗浄効果を最大限引き出しましょう。
4. 乾燥フィルター・排気ダクトの汚れを確認する
乾燥機能付きのドラム式では、乾燥フィルターやその周辺にホコリや皮脂汚れが溜まりやすくなります。フィルター表面だけでなく、差し込み口付近もチェックし、見える範囲の汚れを取り除きましょう。排気ダクト内部への水かけは避け、あくまで乾拭き中心が基本です。
5. 仕上げの拭き取りとニオイを残さない日常メンテ
すべての洗浄が終わったら、ドアパッキンや槽の縁、投入口まわりを乾いた布で拭き取ります。作業後はドアをしばらく開けて内部を乾かすと、ニオイ予防に効果的。使用後に軽く拭く、フィルターをこまめに確認するといった習慣が、汚れの蓄積を防ぐポイントです。
「黒カビ汚れをしっかり落としたい」「塩素系は使いたくない」という場合は、オキシクリーンを使った掃除方法も一つの選択肢です。
さらに詳しく知りたい方はこちら
オキシクリーンでドラム式洗濯機掃除!黒カビ取りに効く?【オキシ漬けの手順も解説】
2024.10.07 2024.12.05
ドラム式洗濯機の掃除でやりがちなNG行動【故障リスクあり】

ドラム式洗濯機は構造が複雑なため、自己流の掃除や誤った方法で手入れをすると、故障や不具合につながるリスクがあります。「きれいにしたい」という気持ちが裏目に出ないよう、避けたいNG行動を事前に把握しておきましょう。
無理な分解で配線・パーツを壊す
内部まで徹底的に掃除したくなりますが、ユーザーが分解することを想定していない箇所も多くあります。配線やセンサー、内部ユニットを誤って外すと、元に戻せなくなったり、動作不良の原因になったりするケースも。ネジ止めされている部分や奥のパーツに汚れが見える場合は、無理せず業者対応が安全です。
乾燥経路や内部に直接水をかける
「流せば汚れが落ちそう」と思っても、乾燥経路や内部に直接水をかけるのはNG。水分が残ることでカビやニオイが悪化したり、機種によっては故障につながる恐れがあります。ドラム式は水が入らない前提の構造部分もあるため、拭き掃除が基本です。
強い洗剤・漂白剤を多量に使いすぎる
汚れやニオイを落とそうとして、洗剤や漂白剤を多めに使うのも逆効果。洗剤残りによるニオイ戻りやパーツ劣化につながることがあります。特に塩素系は、使い方を誤るとゴム部品や金属部分に負担がかかるため、必ず用量・使用方法を守りましょう。
パッキンやゴム部分をこすりすぎて傷つける
ドアパッキンやゴム部分は汚れがたまりやすい反面、非常にデリケート。硬いブラシやメラミンスポンジで強くこすると、傷から汚れが入り込みやすくなり、水漏れやニオイの原因になることもあります。洗剤で汚れをゆるめ、やわらかい布でやさしく拭き取るのが基本です。
ドラム式洗濯機の正しい掃除方法や注意点をまとめて確認したい方は、以下の記事も参考になります。
さらに詳しく知りたい方はこちら
ドラム式洗濯機の洗濯槽を掃除する方法を徹底解説!注意点も紹介
2024.04.08 2024.12.05
ドラム式洗濯機の分解掃除を業者に依頼するべきケース【自分では落ちない汚れ】

ドラム式洗濯機は、日常的な掃除や槽洗浄である程度の清潔さを保てますが、汚れの状態によっては家庭での対応だけでは限界があります。無理に掃除を続けると、故障や状態悪化を招くこともあるため、「プロに任せたほうがいいサイン」を知っておくのが大切です。
黒カビ・皮脂汚れが奥までこびりついている
槽洗浄をしても黒い汚れが出続ける、ドアパッキンの奥に黒カビが見えるといった場合、表面だけでなく洗濯槽の裏側や内部パーツまで汚れが入り込んでいることも。こうした汚れは市販クリーナーでは落としきれず、分解洗浄が必要になるケースが多めです。
ニオイや乾燥不良が改善しない
掃除や槽洗浄をしても、生乾き臭が取れない、乾燥時間が以前より長く感じる場合は、乾燥経路や内部に汚れが被膜状に残っているパターンが考えられます。フィルター掃除だけでは改善せず、内部まで洗浄しないと根本解決にならない場合も多いです。
内部の詰まりやダクト汚れが疑われる場合
排水エラーが出る、乾燥時の風量が弱いと感じる場合は、糸くずやホコリ、皮脂汚れが内部のダクトや経路に詰まっているケースも。これらの箇所はユーザーが触れない構造になっていることも多く、無理な掃除は避けたいところ。安全面を考えても、専門業者への依頼が安心です。
洗濯槽の掃除頻度や、どのタイミングで業者を検討すべきか迷う方は、以下の記事も参考になります。
さらに詳しく知りたい方はこちら
洗濯機の掃除頻度は月1でOK?【放置期間ごとのおすすめクリーナーも】
2023.11.29 2024.12.05
ドラム式洗濯機の分解掃除を業者に頼んだ場合の料金相場

ドラム式洗濯機の分解掃除を業者に依頼する場合、「どこまで分解するか」「汚れの重さ」によって料金に差が出ます。構造が複雑な分、縦型洗濯機よりも費用はやや高めですが、内部までしっかり洗浄できる点が大きなメリットです。
以下は、ドラム式洗濯機クリーニングの一般的な料金目安です。
| サービス内容 | 料金相場 |
|---|---|
| ドラム式洗濯機の部分分解クリーニング | 約18,000円~25,000円 |
| ドラム式洗濯機の完全分解クリーニング | 約25,000円~30,000円 |
| 乾燥ダクト清掃(オプション) | 約3,000円~8,000円 |
| 防カビ・抗菌コート(オプション) | 約2,000円~5,000円 |
軽度の汚れやニオイ対策であれば、部分分解クリーニングで十分なケースもあります。一方、黒カビが目立つ場合や乾燥不良が続いている場合は、完全分解クリーニングを提案されることも少なくありません。
また、乾燥ダクト清掃や防カビコートはオプション扱いになることが多いため、見積もり時に作業範囲と追加料金の有無を確認しておくと安心です。
洗濯機クリーニング全体の費用感や、ドラム式洗濯機に特化した料金相場を詳しく知りたい方は、以下の記事も参考になります。
さらに詳しく知りたい方はこちら
洗濯機クリーニングの料金はいくら?安く抑えるコツと業者の選び方も解説!
2025.04.27 2025.04.27
さらに詳しく知りたい方はこちら
ドラム式洗濯機分解掃除の料金相場は高い?【有料オプションの価格もチェック】
2025.03.30 2025.03.30
ドラム式洗濯機の分解掃除で費用を抑えるコツ【お得に依頼する方法】

ドラム式洗濯機の分解掃除は、依頼内容や業者選び次第で費用に差が出やすいサービスです。以下のポイントを押さえて、無駄な出費を防ぎましょう。
- 相見積もりを取って料金の差を確認する
- どこまで分解が必要か事前に相談する
- 予約の混雑時期を避けて依頼する
- 追加サービスは必要な分だけにする
- 口コミで仕上がりの評価をチェックする
特に重要なのは、「完全分解が本当に必要かどうか」を事前に確認すること。汚れの状態を写真や使用年数とあわせて伝えると、過剰な作業を避けやすくなります。
また、年末や引っ越しシーズンなどの繁忙期を避けると、予約が取りやすく、料金面でも条件がよくなるケースがあります。仕上がりに関しては、価格だけでなく口コミや実績もあわせて確認すると安心。
条件に合う業者を効率よく探したい場合は、対応内容や口コミをまとめて比較できるサービスを活用するとスムーズです。
お住まいのエリアから
ピッタリの業者が見つかる
さらに詳しく知りたい方はこちら
洗濯機・洗濯槽の分解掃除は難しい?リスクはある?安全で確実なのは業者依頼!
2024.11.22 2024.12.05
さらに詳しく知りたい方はこちら
ドラム式洗濯乾燥機のクリーニング業者おすすめ4選!費用相場と選び方も徹底解説!
2025.10.18 2025.10.18
ドラム式洗濯機の分解掃除は無理せずプロに任せよう!
ドラム式洗濯機は構造が複雑で、家庭での掃除では「ニオイが残る」「乾燥に時間がかかる」「カビが奥まで取り切れない」と感じることも少なくありません。とくに乾燥ダクトや内部の皮脂汚れは素人では対処しにくく、無理に分解すると故障につながる恐れもあります。
「セーフリー」なら、ドラム式洗濯機の分解クリーニングに対応した業者を、料金・口コミ・対応エリアから比較可能。初めて依頼する方でも、自宅に合った業者を選びやすいのが安心です。
汚れが気になるときや年末の節目など、プロへ任せてしっかりリセットしましょう。
さらに詳しく知りたい方はこちら
大掃除におすすめの業者5選!費用相場や安く抑えるコツもまとめて解説!
2025.10.18 2025.10.18
- 洗濯物のニオイがなかなか消えない…
- 槽洗浄しても黒カビが再発してしまう
- 乾燥に時間がかかって電気代が気になる

ドラム式洗濯機の内部汚れ
プロの分解クリーニングで
奥までしっかり除去!
ドラム式洗濯機クリーニングに関するよくある質問
-
Q. ドラム式洗濯機の分解掃除は自分でどこまでやっていい?
A.自分で対応できるのは、フィルター類やドアパッキン、見える範囲の拭き掃除までが目安です。内部ユニットやダクト部分の分解は故障リスクがあるため、無理をせず業者対応を検討しましょう。
業者に依頼すべきケースはこちら -
Q. 洗濯物のニオイが取れないとき、分解掃除すべき?
A.槽洗浄やフィルター掃除をしてもニオイが改善しない場合、内部に汚れが残っている可能性があります。その場合は分解掃除を検討すると、根本的な改善につながりやすくなります。
-
Q. ドラム式洗濯機の分解クリーニングはどのタイミングで頼むべき?
A.使用年数が3〜5年以上でニオイや乾燥不良が出てきたら、一度プロに依頼するタイミングといえます。定期的なリセットとして、数年に一度の分解クリーニングを検討するのも安心です。
ドラム式洗濯機クリーニングの料金相場はこちら































