2023.11.29 2024.09.04
この記事を読めば、どの箇所をどのくらいの頻度で掃除すればいいかわかります。また、掃除せずに放置してしまった場合の適切な対処方法も解説しています。
目次
洗濯機の適切な掃除頻度は部分ごとに異なる
洗濯機の掃除と一言で言っても、どの程度の頻度で掃除すればいいかは掃除個所によって変わります。必要な掃除頻度ごとにまとめました。
月1回の掃除 | 週1回の掃除 | 使うごとに掃除 | |
---|---|---|---|
洗濯機の箇所 | 洗濯槽(ふちやパッキンも)
洗剤投入口 洗濯パン 排水口 |
排水フィルター
槽乾燥 |
乾燥フィルター
糸くずフィルター |
月に1回の頻度で掃除した方がいい洗濯機の個所
洗濯機の多くの部分は、月に1回の掃除で十分。月に1回、洗濯機をピカピカにする日を作りましょう。
洗濯槽の掃除
洗濯槽は掃除せずにおくとカビが生えてしまうことも。一度カビが生えるとなかなか落ちず、洗濯物に臭いがついてしまうこともあります。
洗濯槽を掃除する際は洗濯槽クリーナーを月に1回使うのが一般的。余計な手間をかけたり、洗濯機を傷めないためにも用法や用量をしっかり守りましょう。
洗濯機によっては純正の洗濯槽クリーナーがあることもあるので、一度調べてみるといいでしょう。
洗濯槽のふちやパッキンの掃除
洗濯槽のふちのプラスチック部分やパッキンなども月に1回の頻度で掃除するのがおすすめです。
水垢や洗剤カスがたまったり、カビが生えたりしやすい部分です。いらない歯ブラシなどでこすって汚れを落とします。
洗剤投入口の掃除
洗剤投入口も汚れやすい箇所です。汚れを放っておくと雑菌の温床になってしまいます。
月に1回程度の頻度が目安ですが、家族が多いなど、洗濯をする回数が多い場合は2週間に1回程度の頻度での掃除もおすすめです。
洗濯パンの掃除
洗濯機の下に敷いてあるのが洗濯パン。放っておくとほこりや髪の毛などがたまっていきます。さらにそれを餌にしてカビも繁殖しやすい環境に。
洗剤パンと洗濯機の隙間の掃除は、狭いところを掃除できるワイパーなどを使うとさっと掃除ができます。
排水口の掃除
排水口はパイプ用クリーナーや薄めた洗剤などを使って掃除しましょう。排水口のタイプによっては自分では掃除が難しいものもあります。
排水口の掃除については以下の記事で詳しく解説しています。参考にしてください。
さらに詳しく知りたい方はこちら
【洗濯機の排水溝(排水口)】掃除の仕方を徹底解説!おすすめの頻度と予防策も
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週に1回掃除した方がいい洗濯機の箇所
週に1回程度の掃除が必要な箇所もあります。定期的な掃除を心掛けて、カビの繁殖やつまりなどを防止しましょう。
排水フィルター(ドラム式)の掃除
排水フィルターは排水を行う際にゴミがたまるため、週に1回程度の掃除が大切です。放っておくと、ごみが詰まって水が流れにくくなります。
一部の洗濯機には、排水フィルターの掃除時期を教えてくれる機能もついています。
槽乾燥も週1の頻度で
ドラム式洗濯機などで槽乾燥の機能がある場合は定期的に槽乾燥を行いましょう。槽乾燥の機能がない洗濯機の場合、洗濯機を使っていないときはふたを開けておくなどして、湿気をためないことが大切です。
使うごとに掃除した方がいい洗濯機の箇所
ゴミがたまりやすい箇所は、洗濯機を使うごとに掃除をするのをおすすめします。特にゴミがたまりやすいのが以下の2か所です。
乾燥フィルターの掃除
乾燥時に糸くずなどをとってくれる乾燥フィルター。
使うごとの掃除がおすすめです。放っておくと乾燥に余計な時間がかかったり、うまく乾燥が行われなかったりする不具合が生じます。さらにそれも放置してしまうと、乾燥系全体にゴミが入り故障の原因となります。
糸くずフィルターの掃除
糸くずフィルターも洗濯するごとにゴミを取り除きましょう。
ゴミを放置すると、臭いなどの原因となる雑菌が繁殖します。糸くずフィルターにゴミがたまった状態が続くことで、手の届かない場所にもい糸くずなどのゴミが蓄積し、故障の原因となることもあります。
前回いつ掃除したかで洗濯槽の洗剤を変える
定期的な掃除が必要な洗濯機ですが、つい面倒で掃除をさぼってしまったり、うっかり忘れてしまうこともあります。前に掃除をしてからどのくらい時間が空いているかで、洗濯槽の洗剤の種類を変えると効果的に洗濯槽の掃除ができます。
以前掃除したのがいつなのかわからない、掃除した覚えがないという場合は酸素系と塩素系のクリーナーを両方使うやり方がおすすめです。
おすすめの洗濯槽クリーナー | |
---|---|
以前掃除したのが1か月前 | 酸素系 |
以前掃除したのが半年前 | 塩素系 |
以前掃除したのが1年前 全いつ掃除したかわからない |
酸素系と塩素系を両方使う |
1か月前に洗濯槽を掃除したなら塩素系洗剤
定期的に洗濯槽の掃除をしているのであれば手や環境にやさしい酸素系の洗濯槽クリーナーがおすすめです。
酸素系クリーナーはこびりついた汚れをはがす力に長けたクリーナー。水垢や石鹸カスなどの汚れをしっかりはがしてピカピカにしてくれます。
半年前に洗濯槽を掃除したなら塩素系洗剤
洗濯槽を掃除したのが半年前だと、カビや汚れがある程度ついてしまっている可能性があります。そんなときは塩素系の洗濯槽クリーナーがおすすめです。
塩素系のクリーナーはばい菌やカビを分解する殺菌効果に優れています。臭いなどの原因となるカビやばい菌をしっかり分解除去してくれます。
塩素系クリーナーは、つんとした刺激臭が強いので、使う際はしっかりと換気をしましょう。
1年以上間が空いているなら2種類を組み合わせて
1年以上間があいている場合は酸素系と塩素系のクリーナーを両方とも使って汚れも菌も洗い流しましょう。
最初に酸素系のクリーナーを使い、汚れを落とします。酸素系クリーナーをよく洗い流したあとに塩素系のクリーナーを使ってカビなどの菌を殺菌します。
注意してほしいのは、2種類のクリーナーを混ぜるのは危険だということです。有毒なガスが発生して、最悪の場合命にかかわる大事故になります。
さらに詳しく知りたい方はこちら
掃除したことない洗濯槽はカビだらけ?【洗濯機汚れ放置のリスク〜簡単お手入れ方法】
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洗濯機を掃除しないとどうなる?
洗濯機の掃除をせずに放っておくと様々な不具合がおきやすくなります。どのようなことが起きるのでしょうか。
カビが発生する
洗濯機は非常にカビが発生しやすい家電製品です。見えるところはピカピカでも、洗濯槽の裏など見えないところにカビが繁殖しているケースも多々あります。せっかく洗濯をしても洗濯機が汚れていては元も子もなくなってしまいます。
洗濯ものが臭くなる
カビや雑菌が繁殖した洗濯機で洗濯物を洗うと、洗濯物にカビや菌などのにおいがついてしまいます。しっかり干しているのになんとなく洗濯物が臭う、その理由は洗濯機の汚れかもしれません。
茶色いカスが洗濯物につく
洗濯機を掃除しないと、洗剤カスや糸くずなどがたまっていきます。それが洗濯物に付着すると茶色いカスのように見えるのです。もし洗濯物にカスがつくようならすぐ洗濯機の掃除をしましょう。
自分で掃除しても洗濯機の臭いやカビがとれないならクリーニング業者に依頼
においやカビが気になるようであれば、一通り洗濯機の掃除をしてみましょう。1回では完全に菌を落とせなくても、数回掃除すれば臭いなどは改善されることも多くあります。
自分で掃除しても、臭いやカスがとれない。カビが完全には取れていない感じがする。その場合はクリーニング業者に掃除を依頼しましょう。クリーニング業者なら分解掃除をしてくれて洗濯機がピカピカになります。
洗濯機の掃除頻度は月1でOK?【放置期間ごとのおすすめクリーナーも】のよくある質問
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Q. 一人暮らしではどのくらいの頻度で洗濯機を掃除したらいいの?
A.一人暮らしで洗濯機を回す回数が少なくても、上記の通りの頻度で掃除をしましょう。毎日洗濯機を回すより、2~3日に1回の方がカビは繁殖しやすいという研究結果もあります。
-
Q. 洗濯槽クリーナーをやりすぎるとどうなるの?
A.洗濯槽クリーナーは、用法や用量を守っていれば回数を多くやっても洗濯機に悪影響はありません。しかし濃すぎたり、時間を置きすぎたりすると、洗濯機の金属部分を傷めることがあるので注意しましょう。
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