2024.09.19 2024.09.19
この記事では、洗濯機(洗濯槽)のカビについて徹底解説していきます。
毎日使用する洗濯機は掃除をしないままだと、カビ臭さが気になったり、ワカメのような黒いカビ汚れが発生したりすることも。カビが発生した洗濯機では洗濯物が思うようにキレイにならないため、早めに掃除して除去しなければなりません。
ここでは、カビを落とす方法を洗剤別に3つご紹介します。洗濯槽のカビを予防するためのコツもご紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
洗濯槽のカビの取り方
洗濯槽のカビ取りは、「洗濯槽カビキラー」などの専用洗剤を使う方法が一般的。専用洗剤は、規定量を入れて洗濯機を回すだけと、大変手軽に使えることが魅力です。
一方で、洗濯槽専用の洗剤を使わなくても洗濯槽は掃除できます。
方法 | メリット | デメリット |
---|---|---|
重曹とクエン酸を使う方法 | ナチュラル洗剤で人にも環境にも優しい | 洗浄力は高くない |
酵素系漂白剤を使う方法 | こびりついた汚れを剥がせる | 殺菌力は弱い |
塩素系漂白剤を使う方法 | 殺菌力が高く汚れも落ちる | ニオイが強いため、よくすすぐ必要がある |
それぞれの掃除方法を、詳しく見てみましょう。
重曹とクエン酸を使う方法
人にも環境にも優しい重曹とクエン酸なら、小さな子どもがいる家庭でも安心して使えます。
- 洗濯槽いっぱいに、40度くらいのお湯を溜める
- 300gほどの重曹と、100gほどのクエン酸を入れる
- 「洗い」のみで洗濯機を回す
- 4~12時間放置する
- 浮いてきたゴミや汚れをネットですくって除去する
- 浮いてくるゴミや汚れを取りながら、1~2回「洗い」コースで洗濯機を回す
- 2~3回すすぎ脱水する
- 洗濯槽の底に溜まった汚れは雑巾で水拭きする
- 洗濯機のフタを開けたままにして乾燥させる
ただし、ドラム式洗濯機には重曹を使えない場合があるため、事前にチェックしておきましょう。
酵素系漂白剤を使う方法
酵素系漂白剤は、強い発泡力で汚れを剥がして落としてくれる洗剤です。
- 50度くらいのお湯を洗濯槽いっぱいに溜める
- 酵素系漂白剤を400mlほど入れる
- 「洗い」のみで洗濯機を回す
- 4~12時間放置する
- 浮いてきたゴミや汚れをネットですくって除去する
- 浮いてくるゴミや汚れを取りながら、1~2回「洗い」コースで洗濯機を回す
- 2~3回すすぎ脱水する
- 洗濯槽の底に溜まった汚れは雑巾で水拭きする
- 洗濯機のフタを開けたままにして乾燥させる
お湯が熱すぎると洗濯機にダメージを与えてしまうことがあるため、温度には注意が必要です。また、酵素系漂白剤も、ドラム式洗濯機には使えない場合があります。
塩素系漂白剤を使う方法
塩素系漂白剤を使うと、手軽にしっかり洗濯槽を掃除できます。
- ゴミ取りネットなどのパーツを外す
- 水を洗濯槽いっぱいに溜める
- 洗濯槽に塩素系漂白剤を規定量入れる
- 「標準コース」もしくは「槽洗浄コース」で洗濯機を回す
ニオイが気になる場合には、上記の後に、洗剤を入れずに標準コースで何度か洗濯機を回します。
塩素系漂白剤は、熱すぎるお湯を入れると有毒なガスが発生することがあるので避けましょう。
また、塩素系漂白剤は、しっかり換気しながら使用する必要があります。
塩素系漂白剤を使った洗濯機の掃除方法は、以下もご覧ください。
さらに詳しく知りたい方はこちら
洗濯機を塩素系漂白剤(クリーナー)で掃除!方法や注意点を解説
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洗濯機にカビが発生する2つの理由
洗濯機にカビが発生する理由は、主に下記2つです。
- カビが好む湿気が多いから
- カビが好む洗剤カスや洗濯物の汚れが残っているから
それぞれについて、詳しく見てみましょう。
カビが好む湿気が多いから
カビは、湿度が多い環境で増殖しやすくなります。洗濯機の中は水を多く使い風通しも悪いため、湿気が溜まりやすい状態です。特に、洗濯物などが入ったままの状態が続くと、湿度が高くなりカビが発生しやすくなります。
カビが好む洗剤カスや洗濯物の汚れが残っているから
洗濯機は、洗剤カスや洗濯物に付着していた皮脂汚れなどが残りやすさがあります。洗剤カスや皮脂汚れなどはカビにとって栄養素となるため、多く残っていればいる程増殖しやすくなるわけです。
洗面所の黒カビにお悩みなら、以下も参照ください。
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洗面台の黒カビを落とす方法を徹底解説!放置するリスクや予防策もご紹介
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洗濯機のカビを放置するリスク
洗濯機のカビを放置すると、どんどん増殖してさまざまな弊害が発生します。
- 洗濯してもニオイが気になるようになる
- 洗濯した後の衣服に、黒いカスのようなカビ汚れが付く
- カビが付着した衣服をクローゼットなどに入れると、そこでカビが増殖する
- カビ汚れが付着した衣服を着用すると、アレルギー症状が出ることがある
洗濯したのにニオイが気になったり、洗濯したのに黒いワカメのような汚れが付着したりしているなら、洗濯槽の中でカビが発生している可能性があります。一見キレイに見える洗濯機でも、洗濯槽の奥でカビが発生しているケースが多いため注意しましょう。
洗濯槽のカビを予防する【コツ7つ】
衣類などをキレイにするための洗濯機は、常にキレイな状態にしておきたいもの。カビを予防するためには、下記のコツが有効です。
- 洗濯物は洗濯機に入れておかない
- 洗剤は正しい容量で使用する
- 時間が経った残り湯は使用しない
- 洗濯が終わったらすぐに干す
- 洗濯機のフタは閉めっぱなしにしない
- 週に1回「槽乾燥」する
- 月に1回「槽洗浄」する
できることから着手して、カビの発生を予防しましょう。
洗濯物は洗濯機に入れておかない
「これから洗濯するから」と汚れた衣類を洗濯機に入れておくと、洗濯機内は湿気が溜まってしまいます。また皮脂汚れなどがカビの栄養源となり増殖を早めるリスクもあるため、専用の洗濯カゴを使って洗濯物を入れておくのがベストです。
洗剤は正しい容量で使用する
洗濯物をキレイにしたいと思うと、洗剤を多く入れてしまうこともあるでしょう。しかし、洗剤を入れすぎると溶け切らずに洗濯槽内に残ってしまいます。残った洗剤はカビの栄養分となってしまうため、正しい容量で使うことが大切です。
時間が経った残り湯は使用しない
お風呂の残り湯を使うと節水になりますが、残り湯には皮脂汚れが多く含まれるため、カビが繁殖している可能性が高くなります。カビが繁殖していなくても皮脂汚れは多く含まれるため、残り湯で洗濯すると洗濯槽に汚れが付きやすくなるので注意しましょう。
残り湯を使うなら、その日のうち、もしくは翌朝までと考えておくと安心です。
洗濯が終わったらすぐに干す
洗濯が終わったら、すぐに洗濯物を出して干すようにしましょう。放置してしまうと、洗濯機内は湿度が高い状態が続くことになり、カビが繁殖しやすくなります。すぐに干すのは難しい!という場合には、洗濯物を洗濯カゴに出しておくなどして、洗濯機内に残さないようにしましょう。
洗濯機のフタは閉めっぱなしにしない
回した後の洗濯機内は、水分が多く残っている状態です。フタを閉めると湿気の逃げ場がなくなり、カビが繁殖しやすくなるので注意しましょう。洗濯機のフタは閉めず、開けて湿気を飛ばして乾燥させると効果的です。
ただし、小さな子どもがいる家庭ではドラム式洗濯機のフタが開いていると危険なので、専用のドアストッパーがあると安心です。
週に1回「槽乾燥」する
湿気が溜まりやすい洗濯槽は、定期的にしっかり乾燥させる必要があります。フタを開けておく以外にも、「槽乾燥コース」がある洗濯機の場合は、週1回を目安に乾燥させると効果的です。
月に1回「槽洗浄」する
洗濯槽の洗浄は、発生したカビを除去するだけではなく、予防にも効果的です。月に1回を目安に洗濯槽洗浄すると、カビの増殖を防ぎやすくなります。洗濯槽専用の洗剤や重曹・クエン酸、酵素系漂白剤、塩素系漂白剤を使って、定期的に洗濯機内をキレイにしましょう。
洗濯機とともにお風呂の黒カビにお悩みなら、以下の記事も役立ちます。
さらに詳しく知りたい方はこちら
お風呂のカビ取りから予防方法まで完全網羅!【おすすめのお掃除アイテムも】
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洗濯機のカビ除去は業者依頼がおすすめ【費用相場をチェック】
定期的に洗濯槽を掃除していても、槽の裏側でカビが増殖しているケースもあります。また、洗濯槽を何度洗浄してもカビ汚れが取れないケースもあるでしょう。
そのような場合には、プロの業者へ依頼して徹底的に掃除してもらうのがおすすめです。プロによる分解掃除なら、普段手が届かない洗濯槽の奥までしっかり掃除してもらえます。
業者へ依頼する場合、1台あたりの費用相場は、下記のとおりです。
- 縦型洗濯機:12,000~17,000円
- ドラム式洗濯機:20,000~30,000円
ただし、依頼する業者や洗濯機の状況によっては、費用が異なる場合があります。見積もりを取り、現状での相場を確認するのがおすすめです。
洗濯機のカビは予防が大切!頑固な汚れは業者におまかせしよう!
洗濯機はカビが発生しやすい環境になりやすいため、日頃から湿度を溜めないように工夫しつつ、こまめに掃除することが大切です。カビを放置すると洗濯した衣類にもカビが付着してしまうので、定期的に手入れしましょう。
「定期的な掃除まで手がまわらない」「洗濯槽裏の見えないカビ汚れを落としたい」などお悩みなら、プロの業者へ依頼するのもおすすめです。
洗濯機のクリーニング業者を探すなら、セーフリーをご活用ください。多数の業者が掲載されているので、希望に合う業者を見つけやすくなっています。洗濯機と合わせてお風呂や洗面所などをセットでクリーニング依頼もできるので、まずは無料の見積もりを依頼してみてはいかがでしょうか。
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【洗濯機の掃除】洗濯槽のカビ取り方法3選!毎日の予防法も徹底解説のよくある質問
-
Q. 洗濯槽裏の見えないカビはどのようにして除去する?
A.洗濯槽裏の見えないカビまで徹底的に落とすなら、洗濯機清掃業者へ分解洗浄を依頼するのがおすすめです。
-
Q. 洗濯機のカビを落とす方法は?
A.洗濯機のカビを落とすなら、下記の洗剤を使った掃除が効果的です。
・市販の洗濯槽専用洗剤
・重曹とクエン酸
・酵素系漂白剤
・塩素系漂白剤 -
Q. 洗濯槽のカビを予防する方法は?
A.洗濯機のカビを予防するには、下記の方法が有効です。
・洗濯物は洗濯機に入れておかない
・洗剤は正しい容量で使用する
・時間が経った残り湯は使用しない
・洗濯が終わったらすぐに干す
・洗濯機のフタは閉めっぱなしにしない
・週に1回「槽乾燥」する
・月に1回「槽洗浄」する
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