汚れた洗面所の掃除

洗面所掃除は部位ごとに適切な方法で!【簡単お手入れから徹底解説】

2023.12.04 2023.12.04

 

この記事では、洗面所の掃除方法を詳しくご紹介していきます。

毎日使用する洗面所の黒ずみや黄ばみ、表面のぬめり、悪臭などは、どれも日々蓄積した汚れが原因。不快な汚れや臭いは、洗面ボウルや蛇口、キャビネット、排水口など、部位に応じた適切な対処方法があります

この記事では、洗面所掃除に効果的な方法を部位ごとに解説。誰でも実践できますので、ぜひ参考にしてください。

洗面所汚れの原因【6種類】

汚れが蓄積しやすい洗面所

洗面所を汚す原因は様々ですが、代表的な汚れは以下に示す6種です。

  • 黒カビ
  • 赤カビ
  • サビ
  • 水垢
  • 油汚れ(皮脂・化粧品・整髪料・歯磨き粉など)

それぞれ詳しく見ていきましょう。

鏡台や照明器具などの表面に溜まる汚れです。

掃除を怠るとすぐに蓄積する汚れであり、定期的な除去が必要です。

黒カビ

黒いシミのような見た目が特徴的なカビです。

洗面ボウルや蛇口周辺など、水が直接触れる部位に発生・増殖します。

赤カビ

高温多湿な環境を好んで繁殖するカビです。

赤やピンク色で、水さえあれば増える強い繁殖力を持っています。

サビ

サビ汚れは、空気中の酸素と水が金属と化学反応を起こして発生します。

洗面台や周辺部位など、水に晒されている金属はサビ発生リスクが高くなります。

水垢

水道水にはミネラルなどの栄養素が含まれています。

水道水の成分が洗面ボウルや蛇口周辺に残留し、固形化したものが水垢の正体です。

油汚れ(皮脂・化粧品・整髪料・歯磨き粉など)

人間の皮脂や、化粧品、整髪料、歯磨き粉などには、油分が含まれています。

これらが洗面所に蓄積し、油汚れとなります。

洗面所の効果的な掃除方法【部位別】

汚れが溜まっている洗面所

洗面所に発生する汚れの種類は、部位によって異なります。洗面所の汚れを効率よく落とすには、部位ごとに効果的な対策を選択しなければなりません。

照明器具

照明器具を汚す主な汚れは、「埃」です。

蓄積した埃を除去するためには、クイックルワイパーやモップがおすすめです。

掃除手順

  1. 窓を開けて換気
  2. 洗面所の電源を落とす
  3. クイックルワイパーやモップを使用して、表面の汚れを落とす
  4. 照明カバーなどが取り外せる場合には、取り外して単独掃除する(方法は同じ)
  5. 落とし切れない汚れは、水拭き(雑巾やタオル)で除去する
  6. 乾拭きで表面の水分を取り除く

鏡・キャビネット

鏡やキャビネットには、「埃」や「水垢」がこびりついています。

キャビネット掃除には雑巾やウエットシート、鏡の水垢にはクエン酸水が有効です。

掃除手順

  1. キャビネットを空にする
  2. 溜まった埃を雑巾(水拭き)やウエットシートを使用して取り除く
  3. 鏡も同様に雑巾(水拭き)やウエットシートで拭く
  4. 頑固な水垢には、クエン酸水を使用。鏡全体にクエン酸水を吹きかけ、10〜15分程度放置
  5. 雑巾やタオルで汚れごと拭き取る
  6. 乾拭きでキャビネットや鏡表面の水分を取り除く
  • クエン酸水の作り方:水200mlに対し、クエン酸小さじ2分の1を混ぜる

蛇口

洗面所の蛇口には、主に「水垢」や「カビ」、「サビ」汚れが発生します。

軽度な汚れには中性洗剤を使用しましょう。水垢が目立つ場合にはクエン酸水、カビやサビの除去には重曹水が効果的です。

掃除方法

  1. スポンジや雑巾に中性洗剤を含ませ、蛇口全体を拭く(隙間や溝には歯ブラシなどが有効)
  2. 中性洗剤で落ちない汚れには、クエン酸水や重曹水を吹きかけ、スポンジや雑巾、歯ブラシで磨く(サビは蛇口を構成する部品の接続部などを中心に発生する)
  3. 水拭きで汚れや洗浄剤を拭き取る
  4. 乾拭きで蛇口全体の水分を取り除く
  • 重曹水の作り方:水100mlに対し、小さじ1杯程度の重曹を混ぜる

洗面ボウルと周辺スペース

洗面ボウルは水垢やカビ、油汚れなど、様々な汚れが最も蓄積しやすい部位です。

目視で確認できる汚れには、下記の効果的な洗浄剤を使用してください。

  1. スポンジや雑巾に中性洗剤を含ませ、洗面ボウル全体の汚れを拭き取る。(隙間や溝には歯ブラシなどが有効)
  2. 水垢にはクエン酸水カビ・サビ・油汚れには重曹水を使用し、汚れを取り除く(歯ブラシ置きやハンドソープの裏側などには、赤カビが繁殖しやすい。赤カビにはセスキ炭酸ソーダ水が有効)
  3. 水拭きで汚れや洗浄剤を拭き取る
  4. 乾拭きで洗面ボウル全体の水分を拭き取る
  • セスキ炭酸ソーダ水の作り方:水500mlに対し、小さじ1杯のセスキ炭酸ソーダを混ぜる

排水口

排水口の中には、汚れがぬめりとなって蓄積しています。

手の届かない位置の汚れを落とすには、パイプクリーナーが有効です。

  1. 排水カバーやヘアキャッチャーを取り外す
  2. 規定量のパイプクリーナーを排水口に流し込む
  3. 一定時間(30分程度)放置
  4. 水を流してパイプクリーナーの成分と汚れを洗い流す

洗面所の部位ごとに蓄積しやすい汚れとは?

洗面所の汚れを落とす女性

洗面所では、部位ごとに蓄積しやすい汚れの種類が決まっています。部位と汚れの関係性を把握しておけば、掃除の効率はグッと向上します。

以下に、洗面所の部位と蓄積しやすい汚れの種類をまとめました。掃除の際には、参考にしてください。

照明器具 鏡・キャビネット 蛇口 洗面ボウルと周辺スペース 排水口
蓄積した埃やちりなど 埃・水垢、飛び散った化粧品や整髪料の成分など 水垢・カビ(黒・赤アビなど)・サビなど 水垢・カビ(黒・赤アビなど)・サビ・油汚れなど ぬめり(排水口に流れ込んだ油汚れや、蓄積した髪の毛など)

洗面所を掃除する際の注意点【4つのポイント】

注意点を守りながら洗面所掃除掃除を実践する人の手

洗面所を掃除する際には、事前に知っておきたい注意点が4つあります。

どれも重要なポイントですので、掃除前には必ず確認しておきましょう。

換気を怠らない

掃除の際には、埃やカビの胞子が空気中に飛散します。室内を汚さないためにも、掃除前には窓を開けるなど、換気を徹底しましょう。

酸性洗剤と塩素系漂白剤は併用しない

酸性の洗浄剤と、塩素系漂白剤を併用してはいけません。酸性と塩素系の洗浄剤を混ぜ合わせると、人体に害を及ぼすガスが発生する可能性があります。

掃除の際には、使用する洗浄剤の性質や成分を必ず確認してください。

可能な範囲の掃除に留める

自分自身だけで実践できる掃除範囲は限られています。排水口奥の配管や、蛇口本体は分解掃除も可能ですが、相応の手間とリスクを伴います。

洗面所掃除の際には、無理なく可能な範囲に留めましょう。

汚れの種類を決めつけない

洗面所に蓄積している汚れの種類は様々です。中には、一見しただけでは判断しづらい汚れもあるでしょう。

汚れの種類を決めつけてはいけません。掃除の際には、掃除部位や発生しやすい汚れの特徴を確認し、正体を見極めましょう。

洗面所掃除に必要な道具

洗面所掃除に使用する道具

洗面所掃除には、様々な道具が必要です。以下に、この記事で紹介した掃除方法に必要になる道具をまとめました。

どれも簡単に手に入る道具ばかりですので、掃除前には準備しておきましょう。

洗面所掃除の必須道具 照明器具掃除に必要な道具 鏡・キャビネット掃除に必要な道具 蛇口掃除に必要な道具 洗面ボウルと周辺スペース掃除に必要な道具 排水口掃除に必要な道具
雑巾・タオル(ナイロンタオル)
スポンジ
マスク
ゴム手袋
クイックルワイパー
モップ
はたき
ウエットシート
クエン酸水
中性洗剤
クエン酸水
重曹水
ブラシ(歯ブラシなど)
中性洗剤
クエン酸水
重曹水
セスキ炭酸ソーダ水
ブラシ(歯ブラシなど)
パイプクリーナー
ブラシ(歯ブラシなど)

洗面所掃除のオススメ頻度

頻度も守りながら洗面所を掃除する人

日常的に簡易的な掃除(気になる部分だけをその都度掃除する方法)を実践している場合には、「2週間に1度」を目安に丁寧な掃除を実践しましょう。

簡易的な掃除の暇が取れない方は、「1週間に1度」の丁寧な掃除がおすすめです。

いずれの場合も、長期間に渡って汚れを放置してはいけません。賃貸物件の場合には、退去時に清掃費用が発生する可能性もあります。必ず定期的な掃除を心がけましょう。

洗面所掃除で落ちない汚れは専門業者へ

洗面所掃除業者の女性

洗面所の汚れは、原因や対処方法を知っておけば自分で対応可能です。ただし、汚れの原因や程度によっては、自分で対処できない事例もあります。

洗面所掃除に不安や限界を感じた際には、ハウスクリーニングの専門業者への依頼がオススメです。

専門業者であれば、素人には対処できない汚れもきっちり綺麗にしてくれます。気になる方は、相談してから検討してみてはいかがでしょうか?

洗面所掃除は部位ごとに適切な方法で!【簡単お手入れから徹底解説】のよくある質問

  • Q. 洗面所汚れの原因はなんですか?

    蓄積した埃やカビ、水垢などが主な原因です。

  • Q. 洗面所の掃除方法は部位によって違いますか?

    異なります。部位ごとに効果的な方法を実践してください。

  • Q. 洗面所のカビは取れますか?

    程度によりますが、軽度〜中度程度の汚れであれば、問題ありません。