2025.02.04 2025.02.04
本記事では、バーチカルブラインドの掃除方法について解説します。
縦型のルーバーが特徴のバーチカルブラインドは、スタイリッシュなデザインや見た目が魅力的な一方で、正しいお手入れ方法が気になるところですよね。
- 縦型のブラインドはお手入れが大変?
- キレイな状態を維持するにはどうしたら良い?
- バーチカルブラインドもクリーニングに出せる?
上記のような疑問に向けて、素材別にお手入れ方法をご紹介します。キレイに長持ちさせるコツなどにも触れていますので、ぜひ参考にしてください。
目次
バーチカルブラインドは洗える?掃除前にお手入れ表示をチェック!
縦型ブラインドは、主に柔らかい布素材で作られています。1枚1枚ルーバー(羽根部分)が分かれているため、ウォッシャブル素材であれば自宅の洗濯機で丸洗いが可能。
いちばん端のルーバーに洗濯表示のタグが付いているケースが多いので、まずは表示内容をチェックしてみましょう。
なかには、洗濯NGなブラインドもあります。もし、お手入れ方法を含めてバーチカルブラインドの購入を検討中の方は、洗濯可能か否かも選択肢のひとつにすると良いですね。
洗えるバーチカルブラインドの掃除方法【お手入れグッズも紹介!】
まず、自宅で洗濯が可能なバーチカルブラインドの掃除方法をご紹介しましょう。事前に用意する洗剤なども踏まえて、洗い方を解説していきます。
事前に用意する洗剤・グッズ
洗濯するにあたって、用意すべきアイテムは以下の通りです。
- 酸素系漂白剤
- 網目の細かい洗濯ネット
- 水洗いできるひも
洗剤は、色柄でも問題ないオキシクリーンなどの漂白剤がおすすめ。ひもは、冊子などをまとめるつづりひものような、細くて丈夫なものが適役ですよ。
バーチカルブラインドの洗い方
実際に、洗濯機を使用してバーチカルブラインドを洗っていきましょう。
- ルーバーと下部分についているウェイト(重り)を外す
- ルーバーを束ねて上部の穴にひもを通し、上部を結ぶ
- ひもで結んだ部分を中心にして、ルーバーを巻いていく
- バケツなどに水を溜め、洗剤を入れて20〜30分つけ置きする
- つけ置き後、洗濯ネットに入れ、巻きが崩れないようにゴムでしっかり縛る
- 洗濯機に入れて「手洗いモード」で洗う
- 洗濯が終わったら30秒ほど脱水し、レールにつけて乾かす
流れに沿って、解説していきます。
STEP1:ルーバーと下部分についているウェイト(重り)を外す
ルーバーの下には、1枚1枚ウェイトがついているので、1つずつ外しましょう。ウェイトをはずしてからルーバーをはずすと、まとめやすいはず。また、ルーバーの裏表を揃えておくと、束ねる時にスムーズです。
次の行程に進む前に、軽くほこりをはらっておくと良いでしょう。
STEP2:ルーバーを束ねて上部の穴にひもを通し、上部を結ぶ
ルーバー10枚くらいを目安に、1つのひもでまとめていきましょう。あまりたくさんの枚数を1つに束ねると、まとめにくくなります。
STEP3:ひもで結んだ部分を中心にして、ルーバーを巻いていく
ひもで結んだ上部を中心に、ルーバーをくるくるとまるめていきます。ルーバーにしわなどがよらないように、丁寧に巻いていきましょう。この時点でずれたりしわが寄ったりすると、汚れがキレイに落ちないだけでなく、洗濯後の手間も増えてしまうので、要の行程と言えます。
STEP4:バケツなどに水を溜め、洗剤を入れて20〜30分つけ置きする
巻いた状態が崩れない程度に敷き詰めて、つけ置きしてください。この一手間を加えるだけでも、汚れが落ちて綺麗になります。
STEP5:つけ置き後、洗濯ネットに入れ、巻きが崩れないようにゴムでしっかり縛る
目の細かい洗濯ネットに入れて、巻いた状態を保てるように、洗濯ネットの上からヘアゴムなどでしっかり縛りましょう。あとは、そのまま洗濯機に入れるだけ。
STEP6:洗濯機に入れて「手洗い」モードで洗う
メーカーによって仕様や表示が異なりますが、「手洗い」モードなどを利用して、優しく洗いましょう。強いモードで洗うと痛む恐れがあります。
STEP7:洗濯が終わったら30秒ほど脱水し、レールにつけて乾かす
脱水時間は30秒ほどにとどめるのがポイント。長く脱水すると、生地のほつれやしわ・傷みの原因になるので要注意です。脱水後は、すぐにレールにつけて、そのまま乾かしましょう。はずしたウェイトを取り付けておけば、重みでしわが残らずキレイな状態に復活しますよ。
ブラインド全般の掃除方法は、以下記事で詳しく解説しています。
さらに詳しく知りたい方はこちら
ブラインド掃除のキホン!日常の清掃方法〜汚れない裏ワザまで徹底解説
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洗えないバーチカルブラインドの掃除方法【素材別のお手入れのコツも】
洗えるバーチカルブラインドが存在する一方で、素材によっては水洗いできないブラインドもあります。
- 特殊加工されたバーチカルブラインド
- 天然木のバーチカルブラインド
- ハウスクリーニングを依頼するのもおすすめ
洗えないバーチカルブラインドの、素材別のお手入れ方法を参考にしてください。
特殊加工されたバーチカルブラインド
ルーバーの両面をPVCラミネート加工したバーチカルブラインドも注目されています。
PVCラミネート加工とは、塩化ビニール樹脂のフィルムを布地に特殊加工したもの。表面がつるっとしていて水抜きできるので、丸洗いこそできないものの扱いやすいと言えるでしょう。
ただし、水拭きした後は、しっかりと乾拭きするのをお忘れなく。長時間水分が残ったままにしておくと、樹脂素材の内部に浸透する恐れがあります。
天然木のバーチカルブラインド
天然木のバーチカルブラインドは、圧倒的な高級感を演出しつつも、独特の温もりを感じられる点が魅力。
天然木は水分を嫌うため、掃除方法としては、ハンディモップでほこりをはらうか、タオルで乾拭きするにとどめましょう。木製のブラインドは静電気が発生しにくく、布形状に比べてほこりや汚れがつきにくい特徴があります。日々のお手入れを怠らなければ、キレイな状態を維持しやすい素材なのです。
ハウスクリーニングを依頼するのもおすすめ
バーチカルブラインドの汚れを落とすために、ハウスクリーニングを利用する方法もあります。
プロのハウスクリーニング業者なら、バーチカルブラインドの素材にあわせた掃除方法でクリーニングしてくれるので、色落ちや生地の収縮などの心配も無用。
なにより、バーチカルブラインドだけでなく、お部屋全体も同じタイミングで清掃を依頼できる、嬉しい付加価値もありますよ。
バーチカルブラインドの普段の掃除【3つのお手入れ方法】
バーチカルブラインドを日頃からキレイに保つ、普段のお手入れ方法もご紹介しましょう。
- ほこりの取り方
- レールや操作棒の拭き方
- 部分的な汚れの取り方
上記3点について、解説していきます。
ほこりの取り方
ルーバーの表面にたまるほこりは、柔らかいハンドモップや静電気クロスで軽く拭きましょう。また、ルーバーを同じ方向に揃えた状態で掃除機のブラシノズルを使うと、羽根に付いた細かいほこりも吸い取れます。
頻繁にほこりを除去するだけで、見た目の美しさも格段に変わるでしょう。
レールや操作棒の拭き方
レールや操作棒は、乾いた布やマイクロファイバークロスを使用し、表面の汚れやほこりを拭き取りましょう。
もし、頑固な汚れがある場合は、中性洗剤を薄めた水で布を湿らせて拭き取り、その後、しっかり乾拭きしてください。特にレール部分は滑りが悪くならないように、汚れを溜め込まないようにしましょうね。
部分的な汚れの取り方
部分的に汚れや変色が目立つなら、バーチカルブラインドの素材に応じた方法で対処してください。
布地のシミは、中性洗剤を水で薄め、柔らかい布でたたくように拭き取ります。日焼けによる変色は残念ながら復活は難しいですが、ルーバーのみ交換してくれるメーカーもありますよ。
アルミ製の縦型ブラインドや金具部分にサビが発生したら、サビ取り剤で優しくこすり落としましょう。金属部には油分を少し含む布で拭くと、サビ予防にもなります。いずれの場合も、素材を傷つけないよう注意しながら作業してください。
バーチカルブラインドを長持ちさせるお手入れのコツ
最後に、バーチカルブラインドを長持ちさせるための、お手入れのコツをお伝えします。
- こまめに手入れする
- 頻繁に洗いすぎない
- 無理に操作しない
それぞれ、参考にしてください。
こまめに手入れする
日頃のこまめなお手入れこそ、バーチカルブラインドを長持ちさせるコツ。
一度ほこりが溜まると汚れが定着しやすくなるため、週に1回程度、柔らかい布やハンディモップで表面のほこりを取り除きましょう。汚れがついた場合は、布地に染み込む前に早めに対処してください。
日頃からこまめに掃除していれば、丸洗いする手間も減らせるでしょう。
頻繁に洗いすぎない
丸洗いできる素材のバーチカルブラインドも、洗いすぎると素材が劣化したり変形したりする恐れがあります。過度に負担をかけないように、部分的な汚れは、ピンポイントでシミ抜きするのもおすすめ。
また、梅雨時期などの湿気が多い時期は、バーチカルブラインドが乾きにくく、カビの繁殖につながるので、丸洗いは極力避けた方が良いと言えます。
無理に操作しない
無理な力で操作すると、バーチカルブラインドのレールやルーバーが損傷し、修理が必要になる場合があります。ルーバーの開閉時だけでなく、洗濯のためにルーバーを外す際も、丁寧に取り扱いましょう。
動きが悪くなったら、無理に動かさず、レール部分に汚れや異物がたまっていないか確認してください。
バーチカルブラインド掃除で困ったら窓まわりのハウスクリーニング等もおすすめ!
バーチカルブラインドの掃除方法について解説しました。
丸洗いできるモデルも多いバーチカルブラインドですが、縦型の形状ならではの取り外しの難しさや、素材的に洗濯できないケースもあります。手っ取り早く清潔感を取り戻したい、ついでにサッシや窓ガラスも掃除したい、などとお考えの場合には、ハウスクリーニング業者がおすすめです。
セーフリーでは、近隣のハウスクリーニング業者を簡単に絞り込み検索できます。無料で見積もり対応してくれる業者も多いので、まずは気になる業者に問い合わせてみましょう!
- バーチカルブラインドって洗っていいの?
- 特殊加工の縦型ブラインドのお手入れ方法は?
- 面倒だからクリーニングを依頼したいな・・・
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掃除が面倒なら、
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バーチカルブラインドの掃除方法についてよくある質問
-
Q. バーチカルブラインドは洗濯できますか?
A.素材にもよりますが、丸洗いできるバーチカルブラインドは多く存在します。
一番端のルーバーに洗濯表示が記載されているケースが多いので、チェックしてみてください。
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Q. 洗えないバーチカルブラインドは、どのようなお手入れをすべきでしょうか?
A.表面がつるっとした特殊加工のバーチカルブラインドなら、水拭きすればたいがいの汚れが落ちるでしょう。
反対に、木製の縦型ブラインドは水分を嫌います。乾いた布で、ほこりや汚れをこまめにはらうようにしてください。
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Q. バーチカルブラインドの掃除はハウスクリーニングに依頼できますか?
A.ブラインド全般は、ハウスクリーニングに清掃を依頼できます。
バーチカルブラインド本体に加えて、窓まわりから床や壁などの部屋全体に至るまで、あわせて清掃を依頼できますよ。