2025.01.30 2025.03.01
この記事では、ペットが死んだら何をすべきかについてまとめています。
大切なペットが死んだ場合は深い悲しみと喪失感がやってきますが、ペットが安心して旅立っていけるよう、お見送りを進めなければなりません。
何をすべきか分からない方向けに、死んだ後のお見送り手順を紹介します。
葬儀方法や費用相場、注意点も解説するため、ペットをお見送りする際の参考にしてください。
目次
ペットが死んだらとるべき4つの手順
ペットが死んだ時は心の整理をつけるのにも時間がかかりますが、安らかな眠りについてもらうためにも、以下4つの手順を進めていきます。
このように、供養までに自分たちでいくつかとるべき手順があるため、感謝の気持ちと誠意を持って適切な方法で進めてください。
それぞれの手順は以下の見出しで詳しく解説します。
ペットのご遺体の清め方
まずは、ペットのご遺体をきれいに清めます。清めるといっても難しいことをするわけでなく、汚れを落としたり、毛並みを整えてあげれば問題はありません。
ご遺体を清めた後は安置するため、それに向けた準備と考えておきましょう。ご遺体の清め方の手順は、主に以下の流れになります。
1.遺体の姿勢を整える
はじめに、遺体の姿勢を整えます。ペットの遺体も人間と同様に死後硬直が起こり、そのままの姿勢で長時間放置すると筋肉が硬直してしまいます。
目安として、死後硬直は死後2時間程度で始まります。
遺体は棺や箱に入れて葬儀まで安置する形になるため、棺箱に収まる姿勢に整えてあげなければなりません。
バスタオルなどの柔らかい布を床に敷いて、その上にペットを仰向けに寝かせた後は、目や口を閉じて手足を優しく折り曲げてあげましょう。
仰向けに寝かせることで、口・鼻から体液が漏れ出しにくくなります。
2.遺体を拭く
遺体の姿勢を整えた後は、タオル・シーツ等を使ってペットをきれいに拭いてあげます。
遺体を拭く際はゴム手袋を装着の上、以下の手順で進めましょう。
- ぬるま湯に浸した清潔なタオルで目や鼻の粘膜を拭き、背中からお腹、足の順番で丁寧に拭いていく
- 体液が漏れ出している場合は、ガーゼを使って拭きとる
- 乾いたタオルで体全体を拭いて水分を取り除く
無理に力を加えて拭くと手足の骨が折れてしまう恐れもあるため、優しく拭いてください。
水分を拭き取った後は、ブラッシングで全体的に毛並みも整えてあげましょう。
3.口・鼻・おしりに脱脂綿などを詰める
ペットの遺体は、そのままの状態だと口・鼻・おしりから体液や排泄物が漏れ出すことがあります。
漏れを防ぐためにこれらの部位に脱脂綿を詰めて、体が汚れないようにしてあげましょう。
脱脂綿が手元にない場合はティッシュを詰めるだけでも漏れを防ぐのに効果的です。
ペットの安置手順
清めた後は、葬儀が始めるまで自宅に安置しておきます。お清め後のペットの遺体安置手順は、以下の通りです。
- 棺や箱、シーツ等を用意する
- ペットの遺体を保冷する
- 供物を備える
- 涼しい場所に安置する
遺体は腐敗の進行を遅らせるためにも、ドライアイスや保冷剤などを使ってしっかりと保冷して、涼しい場所に安置することが重要です。
遺体を収める棺や箱の中には、生前ペットが好きだったおもちゃやお菓子を供物として備えてあげましょう。
より詳しくご遺体の安置方法を知りたい方はこちらをご覧ください。
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2025.01.30 2025.03.01
ペットが死んだ時の葬儀方法
ペットが死んだ時の葬儀方法は、主に以下の二通りに分けられます。
- 土葬する
- 火葬する
それぞれで特徴やメリットも異なるため、どちらの葬儀方法を選ぶべきかは慎重に判断してください。各葬儀方法の詳細を解説します。
土葬する
土葬は棺に入れたりシーツに包んだペットの遺体を、そのまま土の中に埋める方法です。
多数の国で一般的な葬儀方法として執り行われており、国内でも小型動物であれば土葬が選ばれるケースは多いです。
所有する土地や自宅の庭など土葬できる場所は限られますが、身近な場所に埋葬することで、ペットの存在を近くに感じて悲しみを緩和できるメリットがあります。
また、火葬に比べて費用を安く抑えられる点も特徴です。
しかし、埋めたことによる害虫・悪臭の発生についても対策が必須で、周囲の迷惑にならないよう配慮しなければなりません。
そのためにはかなり深めの穴を掘る必要があるなど、手間がかかる点は把握しておきましょう。
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ペットの埋葬方法について紹介!選択可能な種類と手順・注意点を解説
2024.12.19 2025.03.01
火葬する
ペットの遺体を葬儀業者に預けて、お骨を取るために焼いてもらうのが火葬です。
火葬後は遺骨が残り、飼い主自身が手元で供養するか、霊園での納骨によって供養を進めていきます。ペットを火葬する主な手段は以下の通りです。
- ペットの葬儀専門業者に依頼する
- 自治体に依頼する
- ペット霊園で火葬してもらう
あらゆる手段で実施できますが、費用や火葬後の流れには違いがあるため、予算や状況を踏まえた後悔しない葬儀にしてください。
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2025.01.27 2025.03.01
葬儀後のペットの供養方法
ペットの葬儀後の供養方法は、主に以下の二通りに分けられます。
- 手元供養
- 納骨
手段によって遺骨の取り扱いも異なるため、それぞれのメリットを把握しつつ最適な方法を選びましょう。各供養方法の詳細について解説します。
手元供養
火葬後の遺骨を、文字通り自身の手元に安置して供養する方法です。手元供養では、以下のような方法がとられます。
- 骨壷に遺骨を入れて、祭壇や仏壇に納める
- 遺骨をアクセサリーに納めたり、粉骨してアクセサリーそのものを製作する
手元供養のメリットは、ペットの存在を身近に感じて悲しみを抑えられる点です。
骨壷に納めておけば毎日手を合わせられて、アクセサリーを身につけることでペットと一緒にいるように感じられます。
ただし、遺骨の管理スペースや飼い主死亡後の取り扱いについては事前に考えておき、家族や残された方々の負担とならないようには注意しなければなりません。
また、遺骨は管理状況が悪いとカビが生える恐れもあるため、定期的に状態を確認する必要もあります。
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納骨
火葬後の遺骨をペット霊園や特定の施設に納めるのが納骨です。
お墓や納骨堂の利用料など、手元供養に比べると費用はかかるものの、丁寧に供養できたと感じられて心の整理を付けやすいのが納骨のメリットです。
また、お墓の管理を施設側に一任できるため、永代供養してもらえる場合は飼い主が通えなくなった場合でも安心できます。
葬儀業者やペット霊園によっては、火葬後にそのまま納骨を済ませてくれるサービスも提供しており、手間が掛からないのもポイントです。
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後悔しないペットのお見送りを
大切なペットが死んだ時は気持ちの整理もしばらく付けられず、葬儀の準備にまで気が回らない方も多いです。
ですが、ペットに安らかな眠りについてもらうためにも、遺体のお清めや安置を適切に実施して後悔のないお見送りにしましょう。
ペットの遺体の取り扱いやお見送り方法で不明な点があれば、葬儀業者への相談もおすすめです。
信頼できる葬儀業者探しには、ぜひセーフリーをご活用ください。数あるペット葬儀業者の中から、条件や費用に応じた最適な業者を探し出せます。
- 葬儀までにやるべきことが分からない
- ペットの適切なお見送り方法が分からない
- ペット死亡後の供養方法を知りたい
ペットの適切なお見送り方法が分からないおすすめの供養方法を知りたいそんな時はペット霊園への相談が最適
ペットが死んだらやるべきことに関するよくある質問
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Q. ペットが死んだら必ず死亡届を出す必要がありますか?
A.ペットが死んだ場合、必ず死亡届を出す必要はないです。
ただし、犬が死んだ場合は死亡届を提出しなければなりません。
犬の死亡届は狂犬病予防法に基づいて、死後30日以内の提出が定められています。
死亡届を提出し忘れている場合、20万円以下の罰金に処される恐れもあるため、必ず用意の上提出しましょう。
また、飼育に市町村の許可が必要な特定動物についても、死亡届の提出が必要となるので注意してください。
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Q. 葬儀業者は連絡したらすぐに対応してもらえますか?
A.ペットの葬儀業者は、連絡したら即日対応してくれる所も多いです。
ただし、夜遅い時間の場合は翌日からの対応となる業者もあるため、各葬儀業者の営業時間については事前に要確認です。
公式サイトやお問い合わせから、どの時間帯なら駆けつけてもらえるか調べた上で、最適な業者を選択してください。
緊急時や夜間でも対応できる24時間対応の葬儀業者もあるため、探してみましょう。
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Q. ペットが死んだ時にやってはいけないことは何ですか?
A.ペットが死んだ時は、そのままの状態で放置をしてはいけません。
放置してしまうと腐敗の進行が早まるのはもちろん、死後硬直の進行で四肢が硬くなり、箱や棺に収められなくなります。
なるべく硬直が始まる前に遺体を清めて姿勢を整えて、安らかに眠れるよう安置してあげてください。
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